ボートシュノーケリングは最高のスポーツ!
ボートシュノーケリングとは?
ボートシュノーケリングとは、ボートでダイビングスポットまで行き、シュノーケリングを行う人気のマリンスポーツです。プロのインストラクター付きのコースもあり、水泳は久しぶりという方でも安心して楽しめます。
シャワー室完備や器材のレンタル、海の状態を確認してくれるなど手厚いサポートが多いことも魅力的です。何よりも、ビーチで泳ぐ以上に美しい海の景色や海の生き物たちを観察できます。
ビーチシュノーケリングとの違いとは?
ボートシュノーケリングでは水深の深い沖まで行きますが、ビーチシュノーケリングはそこまで深いところには行きません。ビーチ周辺の水深の浅い場所のみです。
足がつく程度の場所まで行ったら、そこで海中での呼吸練習を行いシュノーケリングを開始します。深い場所でも水深2mから3mまでしか行きません。子ども連れの方におすすめです。
ボートシュノーケリングの特徴とは?
ボートシュノーケリングの最大の特徴は、各地のおすすめダイビングスポットに短時間で行けることです。しかし、それだけではなく他にも魅力的な特徴がたくさんあります。それらを3つに分けて紹介しましょう。
①多くの海洋生物が観察できる
ボートシュノーケリングでは、ビーチシュノーケリングと違い、沖の方までボートで行きます。そのため、水深が深い場所に生息する海洋生物を観察することができるのです。
カラフルな熱帯魚やサンゴ、稀にウミガメに出会うこともあります。ハワイやグアムなど海外でボートシュノーケリングする場合には、イルカと一緒に泳ぐことも可能です。
②スキンダイビングにも挑戦できる
スキンダイビングとは、酸素タンクなどの器材を使わずに海中に潜ることを意味します。ボートシュノーケリングはボートで水深10mから20mほどのポイントまで行くことができるため、スキンダイビングには最適です。
シュノーケリング初心者には厳しいですが、中級者や上級者ならばそこまで難しくありません。スキンダイビングでは色とりどりの魚やサンゴ、ウミガメなどを間近で見ることができます。興味のある方はインストラクターの人に習ってみてください。
③器材や荷物の持ち運びが簡単
ボートシュノーケリングは、ボートを使うので器材や荷物の持ち運びが簡単です。ビーチシュノーケリングでは器材を身につけて海中に行かなければなりません。しかし、ボートシュノーケリングならば必要な物は全てボートが運んでくれます。
海から上がった後はすぐにタオルや飲み物を用意できるため、ストレスがありません。また、万が一体調が悪くなったとしてもボートで休むことができますし、薬もすぐに服用できます。
初心者にはレベルが高い理由とは?
魅力たっぷりのボートシュノーケリングですが、初心者には少しレベルが高いことでも有名です。理由としては、次の3つが挙げられます。これらもふまえた上で、ボートシュノーケリングを選択するか決めてください。
①水深の深い海で泳ぐ必要がある
初心者にはレベルが高いといわれる最大の理由として挙げられるのは、初めから水深の深い場所で泳がなくてはならないことです。ボートシュノーケリングでは水深10m以上の場所に行くこともあります。つまり、足のつかない場所でいきなり泳ぐことになるのです。
「シュノーケリング自体が初めてだ」という方には少し難しいことかもしれません。「少し怖いな」と思う方はボートシュノーケリングを試す前に、ビーチシュノーケリングをおすすめします。
②船酔いする可能性がある
ボートシュノーケリングはボートで移動するため、船に弱い人は船酔いになる可能性を考慮しておきましょう。ボートシュノーケリングで使用するボートはツアー会社が用意またはレンタルしたものが多く、そこまで豪華ではありません。
そのため、波が高ければ揺れを大きく感じます。さらに、船内室がなく外にむき出しの場所に座って目的地まで行かなくてはならない場合もあるのです。船酔いしやすいタイプの人は酔い止め薬を持参することをおすすめします。
③費用が高め
ボートシュノーケリングはビーチシュノーケリングよりも、費用が高いです。ボートを使用するために、ボートの利用料金が上乗せされます。ツアーの種類にもよりますが、ビーチシュノーケリングよりも約2000円ほど高いと思ってください。
シュノーケルやマスクなどのレンタル料金やシャワー室がある場合は施設料金も含まれます。ただし、こちらはビーチシュノーケリングでも同じです。そのため、ボートシュノーケリングで余分にかかる費用はボート代のみといえます。
ボートかビーチ、どっちがおすすめ?
- ボートシュノーケリングは経験者やグループ向け
- ビーチシュノーケリングは初心者や家族向け
ボートシュノーケリングに必要な用具
ボートシュノーケリングに必要な用具は、レンタルで揃えることができます。用具の説明もインストラクターやガイドがしてくれますが、前知識として簡単に用具の使い方を覚えておきましょう。
シュノーケルと専用マスク
絶対に欠かせない用具がシュノーケルと専用マスクです。シュノーケルとは水中で呼吸をするための用具であり、これを使うことで水面に顔を出さなくても呼吸ができます。そして、マスクとはシュノーケル専用の水中メガネです。
この2つを使って、水中での呼吸や視覚を保つことができます。ただし、呼吸の練習が必要です。インストラクターやガイドの指示に従って、十分な練習をしてから海に入るようにしてください。
フィン
フィンとは、足につける足ひれのような用具のことです。ボートシュノーケリングの場合は素足のまま履くタイプが多く、初心者には少し履きにくいと感じるかもしれません。その場合はインストラクターの人に手伝ってもらいましょう。
ボートに乗船中や海に入る直前は、シュノーケルとマスクと一緒にフィンがきちんと履けているかも確認してください。かかとの部分が履けていなかったり、フィンの奥まで足が入っていない場合は履き直しましょう。
ウェットスーツ
ウェットスーツもボートシュノーケリングには必要な用具です。亜熱帯の海に潜るのだから水着だけでいいと思う方もいるでしょう。しかし、いくら気候が暖かいといっても冬の時期はもちろん、水深が深い場所は水温が冷たいのです。
冷たい水から身体を守るために、水着だけでなくウェットスーツの着用をおすすめします。特に子どもは体温調節が難しいため、ウェットスーツで体温の急激な低下を防いでください。
ボートシュノーケリングに必要な3つの練習
ボートシュノーケリングを安全に楽しむためには、次の3つの練習が必要です。ボートシュノーケリングはビーチより水深の深い場所で泳ぐため、不慣れなままだと思わぬ事態になりかねません。万が一に備えてしっかり練習しておきましょう。
①シュノーケルクリアをマスターしよう
シュノーケルクリアとは、シュノーケルの排水弁の部分から水を抜くことです。景色に夢中になっているとシュノーケルに水が入ることはよくあります。そのときのためにマスターしておきましょう。
シュノーケルをしたままで息を強く吐くことがコツです。吹き込む空気の量が少ないと上手く水が抜けません。焦らず落ち着いて息を強く吐き出しましょう。一度で全ての水を出せなかった場合は、再度挑戦するか水面に顔を出して手でシュノーケルから水を出してください。
②フィンを付けた泳ぎ方
フィンを付けての泳ぎは慣れていないと意外と難しいものです。プールなどで泳ぐときのようにバタバタと足を動かしても前には進みません。フィンを付けて泳ぐときは上下に足を動かし過ぎず、フィンで水を押し出すように泳ぎましょう。
綺麗な魚やサンゴ礁に早く行きたい気持ちがあり、焦ってしまうかもしれません。しかし、魚はともかくサンゴ礁は逃げませんので、しばらくフィンでの泳ぎに慣れてから彼らのもとへ行くことをおすすめします。
③呼吸の仕方やマスクの調整
呼吸の仕方やマスクの調整することも必要な練習の1つです。水中での呼吸に使うシュノーケルにはマウスピースが付いています。このマウスピースをしっかり噛んで咥え、口で呼吸しましょう。鼻呼吸はできませんので、注意してください。
マスクには市販品の曇り止めや自分のツバなどをつけて、曇り止めを施しておきます。また、海の中でマスクが外れないようにストラップを使って自分の顔に丁度いい位置に調整し、鼻まですっぽりと覆うのが必須です。
ボートシュノーケリングのおすすめスポット
ボートシュノーケリングのおすすめスポット国内外にあります。ここでは国内でも有数のダイビングスポットを選択しましたので、興味がある方は是非ツアーなどの情報をチェックしてみてください。
おすすめスポット①真栄田岬(沖縄県)
真栄田とは、沖縄県の北部にある岬です。美しい青色の海とサンゴ礁が広がる絶景スポットとして知られています。中でも海の色が青く染まる「青の洞窟」と呼ばれる場所は人気の場所です。
ただし、岩場が多いのでウェットスーツを着たうえでブーツやアクアシューズを用意しておくことをおすすめします。真栄田岬にはシャワー室が完備してあり、1回200円で温水シャワーを利用することが可能です。
おすすめスポット②浜島(沖縄県・石垣島)
浜島とは、沖縄県にある石垣島から約10kmほど行った場所に存在する無人島です。1日のうち限られた時間しか海面に現れないため、「幻の島」とも呼ばれます。シュノーケリングを楽しみつつ、浜島へ上陸してみましょう。
防水対策をしっかりとしたカメラやスマートフォンを用意し、写真を撮影するのがおすすめです。しかし、無人島なので建物がなく日差しが強いです。日焼けどめ対策は万全にしてください。
おすすめスポット③父島(東京都・小笠原諸島)
父島とは、東京都から約1000Km離れた小笠原諸島にある島です。東京港からフェリーに乗って約1日で行くことができます。父島には海岸が多くあり、海も非常に透明度が高く綺麗です。
また、ウミガメやイルカに出会えるチャンスもあります。ただし、水深が深い場所が多いこととシャワー室完備の施設が海岸近くにないことが難点です。父島でのボートシュノーケリングを選択する場合は、これらの点に注意してください。
ボートシュノーケリングで海中を楽しもう!
ここでは、ボートシュノーケリングの特徴や初心者にはレベルが高い理由などをご紹介しました。ボートに乗って沖まで行くボートシュノーケリングは確かに初心者には難しいかもしれません。
しかし、ボートシュノーケリングはビーチシュノーケリングよりも多くの海洋生物と出会い、美しい海の自然を堪能することができます。興味のある方はボートシュノーケリングに挑戦してみませんか?
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出典:unsplash.com