サーフィンの始め方を徹底解説!
サーフィンを始めたいけれど始める方法が分からないという初心者の方は多いのではないでしょうか。実はサーフィンは道具さえ揃えてしまえば、誰でも気軽に始めることが出来るスポーツです。
体力づくりや健康維持にもなるサーフィン。楽しく始めるためにも、基本的な始め方を理解しておきましょう。
サーフィンのルールやマナーを理解しよう!
初心者の方はサーフィンを始める前に海の注意点やサーフィンの基本的なルールやマナーを知っておきましょう。海は危険な場所がたくさんある上、サーフィンを始める前に覚えておかないといけないルールやマナーもたくさんあるのです。
ルールやマナーを知らないと、事故などの原因にもなります。サーフィンを気軽に安全に行うためにも始める前に、海の知識やサーフィンのルールなどは理解しましょう。
潮の流れに関する注意点
サーフィンを始める際、最も注意が必要なことの1つが潮の流れです。潮の流れは基本的に2種類ある上、障害物などがある場所では別の流れが発生します。
これらの流れについて把握しなければ、沖の方まで流されることもあるのです。ここからはそんなサーフィンを始める上で重要な潮の流れについて解説します。
潮の流れの注意点①2種類の流れ
海には沖側から岸川に向かう流れと、岸側から沖側に戻る流れがあります。基本的にサーフィンは岸から沖に向かう流れに乗り、沖まで出て、沖から岸に向かう波に乗って行うスポーツです。
波が大きくなればなるほど流れは強くなるため、初心者の方はその流れを知らないと、沖まで流されて大事故にもつながります。
海の流れの注意点②障害物付近の流れ
テトラポッドや防波堤などの障害物があるところにも流れが発生するので注意してください。この箇所には障害物に向かって引き寄せられる流れと、障害物にそって沖に向かう2種類の流れが存在しています。
そんな障害物に当たり怪我をしたり、沖まで流されてしまったりすることもあるので注意しましょう。
絶対厳守!サーフィンのルールやマナー
サーフィンを始める際に必ず守らなければならない基本的なルールやマナーについて解説します。特に初心者の方は知らない間にルール違反やマナー違反を行うことがあるため注意が必要です。
ルールやマナーを守らないと自分自身の危険や周りの方の迷惑やトラブルの原因にもなります。中には知らなかった、では済まされないこともあるため、必ずルールやマナーは把握しておきましょう。
波や潮の流れを把握する
サーフィンを始める前には必ず潮の流れや波の高さなどを把握しなければなりません。特に波が高い日や風が強い日は注意が必要です。
潮の流れは最初はわかりにくいかもしれませんが、一度海の中に入ってみて少し沖まで出てみればすぐにわかります。
1つの波に乗れるのは1人だけ
サーフィンでは基本的に一つの波に乗れるのは一人のサーファーだけです。誰かが乗っている波には乗ってはいけません。また、波は沖の方から先に崩れ始めるので奥から乗ってくる人が優先です。
通常、うねりは沖から流れてくると、浅くなった地面にぶつかって崩れ始めるので、その波に乗ります。つまり、浅瀬から沖に向かう途中で波に乗ることはできないため、沖に行くまでは波に乗らないようにしましょう。
沖に流された場合の対処法
万が一、離岸流につかまり急に沖にまで流されてしまった場合、まず落ち着きましょう。慌てて岸の方にパドリングしても、ただ疲弊するだけです。一度流れに身を任せて、落ち着きましょう。
落ち着いたら岸に向かって横、もしくは斜め前にパドリングを行います。横向きにパドリングすれば、離岸流から抜けることができ、岸にまで戻ることができますよ。
海を汚さないようにしよう
サーフィンを始める際の基本中の基本です。サーファーとして持ってきたものは持ち帰りましょう。キレイな海で安全にサーフィンを行うためにも、一人一人が心がけて海を汚さないようにしてください。
初心者におすすめのサーフィンの始め方
海の構造やサーフィンを始めるためのルールなどを知ったら実際にサーフィンを始めましょう。そんなサーフィンを気軽に始める方法について解説します。比較的始めやすい方法を紹介するので初心者の方はぜひ始める際の参考にしてください。
サーファーの友人とサーフィンを行う
友達や知り合いにサーフィン経験者がいる人は、サーフボードを借りて一緒に海に行って始めると始めやすいですよ。サーフィン経験者がいることで、より安心して練習もできます。
サーフィンを始める方法やルールなども教えてもらっておけば次からは1人でも気軽に行きやすくなるでしょう。
サーフショップのスクールに入会して始める
サーフィンを基礎からしっかり学びたい人は、サーフィンのスクールから始めることをおすすめします。サーフショップのインストラクターは、経験も豊富で技術もあり、教え方も上手です。
サーフィンは基礎から始めることが大事なのでインストラクターさんに気軽に教わってください。
マニュアル本や動画などで勉強して始める
3つ目の始め方は動画やマニュアル本、DVDなどで自分で勉強するという方法です。気軽に知識を養うことができますが、すべての知識を学べるかというと不完全でしょう。そのため、スクールに通いつつ、独自で勉強する、という方法がおすすめです。
サーフィンに使用する道具について
次にサーフィンを始めるために使用する道具について解説します。初心者の方はすべて自分で選ぶのは難しいと思うのでまずは、ショップ店員からアドバイスをいただきながら選びましょう。
サーフィンに必要な道具①サーフボード
サーフィンを始めるにあたり、サーフボード選びは一番重要なポイントになります。注意点としては自分の身長、体重によってサーフボードの長さや幅、厚みなどが変わってくることです。
そのため、お店の店員とよく相談して、自分にあったサーフボード選んでください。
ショートボード
5フィートから6.4フィート(約152cm~約195cm)サーフボードです。スピード感がありアグレッシブなサーフィンをしたい人におすすめのサーフボードとなります。安定感が低く、波に乗ることが難しいとされているため、上級者向けのボードです。
そのため、サーフィン初心者の方は次に紹介するロングボードでサーフィンを始めることをおすすめします。
ロングボード
長さが9フィート(約274cm)のサーフボードでノーズが丸くなっており、ボードの幅も厚みもあるため、安定して波に乗ることができる初心者向けのボードです。
また、波が小さな時にも乗ることができるため、はじめはロングボードでテイクオフの練習を始めることをおすすめします。
サーフィンに必要な道具②ウエットスーツ
次に自分にあったウエットスーツ選びましょう。サーフィンは一年中できるため、自分がサーフィンをしたい時期に適したスーツを選ぶようにしましょう。
フルスーツ
長袖長ズボンのスーツで春・秋・冬用のタイプになります。フルスーツは一年で一番長く使うタイプです。そのため、オーダーして自分の体に合ったものを購入しましょう。
シーガル
半袖半ズボンのスーツで春・初夏・秋用のタイプになります。気温が高くても、水温の低さが気になる方におすすめのウエットスーツです。
ロングスリーブスプリング
長袖半ズボンのタイプでシーガルと同様春・初夏・秋用のウエットスーツになります。水温は気にならないが、外気温が気になる方におすすめのウエットスーツです。腕が隠れているため日焼け防止になり、女性にも人気があります。
スプリング
半袖半ズボンのタイプで夏用のウエットスーツになります。男性が夏に一番着用することが多いです。女性は日焼けを防止するためにもロングスリーブスプリングをおすすめします。
シーガルと同様の形状ですが、こちらの方が薄めになっているため、気温が高くても冷気を感じやすいタイプです。
サーフィンに必要な道具③その他の道具
サーフィンは基本的にボードとスーツが揃っていれば始めることは可能です。ここでは必須ではありませんが、あれば便利という道具をその他の道具として紹介します。
また、これらの道具を揃える際も時期やボードなどに適したものがあるため、ショップの店員さんに相談してください。
リーシュコード
サーフボードと自分の足とをつなぎ、サーフボードが流されないようにするためのコードです。初心者は転倒することがよくあります。転倒するとボードが流されて、誰かに当たり怪我をさせてしまうかもしれません。
そのため、サーフィンを始める際にはリーシュコードを装着しておきましょう。コードは長さや太さがサーフボードや、波のサイズなどで変わってくるため、こちらも始めはショップ店員さんに相談して下さい。
ワックス
ワックスはサーフボードに塗り、波に乗る時の滑りを防ぐ効果があります。ワックスは主にサーフボードに塗る下地のワックスのベースコートとその上から塗るトップコートの2つのタイプがあるため両方とも購入しなければなりません。
また、トップコートワックスは温度、季節によって使い分けが必要になるため、その時期にあったワックスを購入して使用して下さい。
その他の道具
その他の道具はサーフボードを保護するケースやフィン、デッキパッド、ワックスケースなど細かい物を挙げるとたくさんあります。自分が必要なものを選んで店員さんに相談して揃えてください。
サーフィンをする場所によっては水浴び用のポリタンクなども必要になります。
海に行ってサーフィンを始めよう
自分の道具を揃えたらさっそく海に行きサーフィンを始める準備を行いましょう。自分の揃えた道具で始めるサーフィンは一味違います。ここからはそんな実際に海に行ってサーフィンを始める方法について紹介するのでぜひ参考にしてください。
サーフィンを始める方法①海の状態を確認する
海でサーフィンを始める前にまず、波の大きさ、カレント、障害物、人の多さなどを確認した上でサーフィンを始めるポイントを決めましょう。よい波が立っている場所には上手なサーファーがいます。
そのため、初めの方は比較的人が少ない、波が立っている波打ち際から始めると始めやすいですよ。また、波のサイズが大きい時は、無理をせず岸などから見学して下さい。観察することも上達への近道です。
サーフィンを始める方法②柔軟体操
サーフィンを始める際には柔軟体操を必ず行うようにして全身の筋を伸ばしておきましょう。特に足腰のストレッチは入念にしてください。足が攣ってしまうと動けなくなり溺れてしまうこともあります。
サーフィンを始める方法③波打ち際で練習を始める
海に入ったらまずは波打ち際で練習して下さい。基本的に沖の方には多くのサーファーがいます。そのため、初心者の方が初めてサーフィンを始める際は波打ち際でテイクオフなどの練習を行いましょう。
スープ(白い泡の波)にはパワーがあるため、テイクオフの練習には最適です。
上達したいなら海以外でも練習しよう
サーフィン初心者の方が効率よく上達するためには、海以外での練習も必要です。サーフィンの技術を上げる基礎練習などは陸上でも十分練習できます。
また、海の情報を知ることも重要です。海の情報を知れば、サーフィンを始める予定が立てられる上、安全にサーフィンを始めることも可能です。そんな海以外でのサーフィンの上達法について解説するので参考にしてください。
トレーニングや柔軟体操をする
サーフィンは全身の筋力を使います。腕立伏せ、腹筋、背筋など筋力トレーニングと全身の柔軟体操してください。特に足腰の柔軟と筋力トレーニングは重点的に行いましょう。
サーフィンは上半身のスポーツと思われがちですが、バランス感覚を鍛えるためにも足腰の筋力、柔軟性が重要になります。よいパフォーマンスをするためにも家などでのトレーニングは欠かさずに行いましょう。
筋力や柔軟性はサーフィンを始める際には非常に重要なのです。
動画や資料などで勉強する
サーフィンを始める方は、上手な人の動画をたくさん観ることをおすすめします。サーフィンスタイルはスピード重視の人や回転重視の人など様々です。自分の気に入った人などの動きをマネして下さい。
基礎の動きの動画も観て、パドリング、テイクオフなどを練習すると早く上達します。短時間で非常に多くの知識を得ることができますよ。
イメージトレーニング
動画や上手なサーファーを観たら、隙間時間にイメージトレーニングをすることをおすすめします。足腰、上半身の使い方など上手な人になりきってください。陸上では簡単にマネできることでしょう。
波に乗っている姿がイメージできなければ上達は遠のいてしまいます。そのため、しっかりイメージトレーニングをしてサーフィンを始めるようにしましょう。
波の情報を確認する
インターネットなどを活用することでリアルタイムで波の情報が入手できます。明日のポイント(海の場所)時間ごとの波情報や風の情報、1週間の波予測などサーフィンを始めるために必要な情報を家などで、いつでも確認しておきましょう。
そういった情報を元に次のサーフィンポイントを選ぶこともサーフィンを始める上では重要なのです。
サーフィンが上達したいなら海に行こう
サーフィンは気軽に始めることができるスポーツであるため、サーフィンを始めたい、という方でも練習すれば必ず上手になります。初めてテイクオフできた時は感動すら覚えるでしょう。
しかし、海でサーフィンを行う際には厳守するべきルールやマナーなどがあります。安全にサーフィンをするためにもルールは必ず守らなければなりません。サーフィンはみんなで楽しく行いましょう。
サーフィン初心者の方はこちらの記事もチェック
サーフィン初心者の方はテイクオフの練習方法やサーフボードの選び方など把握しなければならないことが豊富にあります。そんなサーフィンを始めたての初心者の方はこちらの記事もチェックしてみてください。
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