初心者がテント泊を楽しむために!
初心者が登山や縦走などアウトドア楽しむために事前に知っておくべきことがあります。特にテント泊などでは開放的な気分になりがちですが、マナーやルールを知り守ることで、キャンプ場にいる他の人たちに迷惑をかけずに楽しく過ごすという心掛けです。
テント泊のマナーとルールを守ろう!
キャンプ場によってはテント泊について厳密にマナーやルールを決めているところもありますが、テント泊に共通する基本的なルールがあります。テントは指定地の中に設営する、夜遅くまで騒いだり音楽などの音量で迷惑をかけない、ゴミは持ち帰るという当たり前なことです。
テント泊の楽しみ方
登山や縦走などでテント泊する場合は明るいうちにテントを張り終わらせ、仲間と話を弾ませながら調理の時間と食事をゆっくり楽しむことができます。夜はテントから外に出て普段はお目にかかれない満点の星空を眺めることです。テントの中ではランタンをつけたおしゃべりも楽しい思い出になります。
一人の場合には普段の忙しい日常から離れ、マイペースでゆっくり過ごし夜は天体観測や風の音など自然を全身で味わうことができることです。
テント泊用ザックと山小屋泊用ザックの違い
アウトドアでの登山などで利用するバックパックには本体の容量や機能に違いがあります。テント泊用ザックと山小屋泊用ザックではザックに入れる荷物の量の違いからバックパックの容量が違うのが一般的です。また本体の容量はリットル(Lとかl)で表現され選ぶ時の目安にすることができます。
テント泊用ザックとは?
テント泊用ザックとは必要な荷物にテントとシュラフがプラスになっても間に合う容量の50lや60l(リットル)の大型ザックです。テント泊の日数や季節によって荷物の量やボリュームも違ってきますので荷物の量に合わせた容量(リットル)が必要となります。
またテント泊用ザックの商品の違いからザックの外側に衣料品やスコップなどをゴムや紐で取り付けられるようになっており使い方も簡単で便利です。
山小屋泊用ザックとは?
山小屋泊用ザックとは基本的にテントやシュラフが入らない分テント泊用ザックより小さい50l(リットル)のザックです。また山小屋でも食事が利用できるところでは調理道具や食材も不要となり、もっと小さい容量(リットル)のザックで間に合わせることもできます。
テント泊に必要な装備とは?
アウトドアで初心者が山行するときの服装やテントがあっても、初めてテント泊する場合に悩むのが必要な装備品のことです。ガスバーナーがあっても肝心なガスがなかったりして慌てなくて済むように、テントや寝るのに必要な装備品や食事に関する装備品などの台帳を作り、しっかりチェックし準備しておく必要があります。
テント泊の基本的な装備
テント泊の基本的な装備をテントやテント内に関する装備・食事に関する装備・身につける装備・その他の4つに分けて整理しておくと便利ですがここでは代表的なものを紹介します。
テントやテント内に関する装備
テント泊のための装備としてテントに泊まる人数の広さのテントとテントをロープで張るときの金槌、テントの中に敷くテントマット、寝るときのシュラフマットやシュラフです。また夜はテントの中に明かりを灯すための小型ランタンが必要となります。
食事に関する装備
テント泊の食事に関しての装備は食材のほかに、お湯を沸かしたり煮炊きをするためのガスバーナーとガス、食材を入れるコッヘルや鍋、食材をカットするためのまな板があります。また調理した食べ物を取り分けるお玉や食器、コーヒーなど熱い飲み物を入れるマグカップなどです。
身につける装備
身につける装備としては山行して汗をかいたときなどの着替えとして肌着上下や靴下、雨などの対策にレインウェアがあります。またテントを張るときの手袋や夜になるとかなり冷え込むことがありますので防寒着も必要です。
その他必要な物
その他テント泊に必要な物としてキャンプ地のアクセスマップやスマートフォン、水筒やタオル類があります。また夜テントの外に出るときや道に迷ったりしたときに役立つヘッドライト、山行しているときに急な雨に折り畳み傘、そして保険証や常備薬などです。
テント泊用ザックを選ぶ時のチェック内容
アウトドア初心者がテント泊のために重い荷物を背負って長時間の登山や山行には、テント泊に合ったザックを選ぶ必要があります。今持っているザックで間に合うか、間に合わない時にはどのような内容をチェックして選ぶかなどの情報を得てから選ぶことです。
チェック1.ザックの容量
テント泊用のザックを選ぶ時に大事なのがザックの大きさを表す容量(リットル)です。ザックには荷物のボリュームに合わせて選ぶため、あらかじめ荷物のボリュームを確認しておく必要があります。初心者の場合にはザックに入れるときのパッキングが慣れていないので少し大きめの容量(リットル)の方がいいです。
チェック2.ザックの機能
ザックの機能はメーカーやザックの容量によって違う場合があります。チェックする機能は荷物の重量を肩やウエスト分散させたりするショルダーハーネスやウエストハーネスなど、また身体に合わせて調整できるタイプもありチェックする大事な機能です。
その他背中の汗に対する機能や、荷物の整理方法として2気室タイプやザックの上方部分で荷物を整理する拡張タイプ、急な雨に素早く対応できるレインカバーなどがあります。
ザックの身体へのフィット感とは?
フィット感とは登山や山行で長い時間重い荷物を背負って歩いたときに身体にどのように感じるかです。フィット感はアウトドア初心者にとって今後のテント泊などで継続して利用するために大事になります。
確認方法としてザックの中にある程度の重量をかけて実際に背負ってみることです。ハーネスやベルトが肩や腰に対し違和感や重量の片寄りがなく背負い心地がよいことを実際に確認します。
テント泊用大型ザックの仕様
大型ザックには小型ザックにない仕様が求められておりメーカーによっても違いがあります。ショルダーハーネスやウエストハーネスは自分の身体に合わせ調整でき、ショルダーやヒップベルトのパットも厚くクッション性が高いのが大型ザックの仕様です。
そのほか長い時間の登山でも背中が蒸れないようにザック本体と背中に直接あたるメッシュパネルとの間にスペースを設け通気性が良くなるよう工夫されています。
テント泊用ザックのパッキングの仕方
初心者がテント泊用ザックに荷物の入れ方で迷うことがあります、パッキングの仕方で身体への感じ方が違いますので無駄なくバランスよく収納することが大事になります。そのためにはザックの2気室タイプや拡張タイプそれぞれに合わせたパッキングの仕方が必要です。
2気室タイプのパッキングの仕方
ザックの内部が上下に分かれた収納スペースがある2気室タイプでは、ザック全体のバランスを良くするために下の収納スペースに軽くてかさばるシュラフやダウンなどをしっかり詰め込むことです。上の収納スペースには缶詰や水の入ったペットボトルなど重いものを入れます。
拡張タイプのパッキングの仕方
拡張タイプとは一つのバックで容量が50lや60l(リットル)などのように荷物の容量に合わせサイズを調整できるザックです。パッキングの仕方は重い物は身体に近い位置で軽い物は身体から遠い位置、頻繁に使わない物は下で左右の重さが同じようになるようにします。
初心者におすすめのテント泊用大型ザック3選
アウトドア初心者が1泊2日のテント泊での場合には大型ザックでも55l~65lが中心となり、最低でも50lは必要です。 機能が備わり背負ってもフィット感がある大型ザックの中からおすすめしたい人気の3選を紹介します。
おすすめしたい人気のミレーの マウントシャスタ65
マウントシャスタ 65
口コミ | 5 |
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容量 | 65L |
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マウントシャスタ 65の特徴は本体部分が軽量で摩耗性に優れ、内部は上下2気室構造でポケットも大小様々あり荷物の収納や取り出しが簡単にできます。また背面の長さは身体に合わせて調整でき、背面のクッション材は湿気を逃せることです。
その他メインの収納部分が ダイレクトアクセスとなって大きく開くことができ、おすすめしたいザックとして人気があります。
おすすめしたい人気のグレゴリーの バルトロ65
バルトロ65
口コミ | 5 |
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容量 | 65L |
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バルトロ65の特徴は重い荷物を長い時間背負って歩いても身体へのフィット感が抜群です。カスタムフィッティングということでショルダーハーネスやウエストベルトなどを身体に合わせることができます。またバランスよく背中やウエストに馴染み、重さや疲れを感じさせないフィット感が特徴になりおすすめしたい人気商品です。
おすすめしたい人気のオスプレーの イーサーAG 60
イーサーAG 60
口コミ | 5 |
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容量 | 60L |
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イーサーAG 60の特徴はショルダーハーネスやヒップベルトを身体に合わせ熱成型することで高いフィット感があります。また独自のサスペンションシステムにより重い荷物を背負っていてもザックが浮くように感じられるのも大きな特徴でおすすめしたい人気商品です。
テント泊を楽しむための山行計画
テント泊には予測もつかないことが起こりえる自然が相手です。特に初心者がアウトドアとして安全で楽しくテント泊をするためにはしっかりした山行計画と準備が必要になります。山行計画を立てるためには縦走や登山の経験、自分の現在の体力やレベルなどを考え無理のない計画を立てることが必要です。
テント泊場所の情報収集
テント泊するキャンプ場や山小屋のテント場が決まったらその場所の情報をしっかり収集することです。キャンプ場までのアクセス経路や標高差、主なポイントまでの歩行時間、水場やトイレなどの情報などが必要になります。目的地までの到着時間は明るいうちにテントを張り終わるようにするために、出発時間やアクセスルートを検討するため必要です。
アクセスマップの必要性
キャンプ地までのアクセスルートが決まっていても、途中でがけ崩れや倒木などで通行できないということもあり得ます、そのような時にアクセスマップを持っていると安心です。アクセスマップがあるとキャンプ地まで迂回できる新たなアクセスルートを慌てず冷静に探すことができます。
まとめ
テント泊が気になる方はこちらもチェック!
テント泊用のバックパックにはメーカーによりサイズや機能に違いがあります。初心者の場合にはバックパックに関する情報を収集してから、現物を実際に背負って比較確認しながら自分の身体に適した商品を選ぶことです。

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