スーパーライトツエルト1
ピコシェルター
UL透湿防水タフツェルト
ディスタンスシェルター
パーソナルツェルトVITA
フライクリークHV・UL2・EX
ライトツェルト
エマージェンシーツェルト
エム・シェルター1ウルトラ・ライト
簡単に使えるおすすめのツェルトが満載!
キャンプに使う一般のテントと特別して、避難用の小型テントのことを「ツェルト(ドイツ語でテントの意味)」と呼んでいます。軽量で小さく折りたためるものが多く、登山などのハードなアウトドアにもおすすめのアイテムの一つです。
トレッキングポールを使って自立させる簡易立ち上げができるものや、タープの不要な2重構造のツェルトもあります。また、素早い避難ができるかぶるだけのものなど、バリエーションも豊富です。そんなおすすめのツェルトを、9つ厳選してピックアップしていきます(本記事は2021年5月24日時点の情報をもとにしています)。
おすすめのツェルト9選!
ここからは具体的におすすめ品をピックアップします。最初にスペックなどの概要を述べ、組み立て方やおすすめの活用法などを述べる形式です。場面に応じてさまざまな使い方ができますので、楽しみながらご一読ください。
1:スーパーライトツエルト1
おすすめのツェルトの概要
スーパーライトツエルト1
設営サイズ | 間口90×奥行200×高さ90cm |
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収納サイズ | 10×10cm |
重量 | 280g |
人数 | 1~2人 |
スーパーライトツエルト1は、テントなどを手掛ける老舗・アライテントが提供しています。イエローの緊急時にも目立つ色が特徴で、設営時の大きさは間口90cm・奥行200cm・高さ90cm、定員は1名から2名です。
収納すれば直径10cm・長さ10cmほどの手のひらサイズになり、280gと軽量なのもおすすめ点になります。15デニールの極細の糸を格子状に織り込んだ生地は強度が抜群、ウレタンコーティング加工により雨にも強いしっかりとしたつくりです。値段は9500円ほどと安いのもうれしいポイントになります。
ツェルトの設営&おすすめの活用法
このセットだけでも緊急時には、頭からかぶったり、くるまって横たわったりすることができます。別売りのポールセットで設営すれば、テントと同じような快適さです。各辺にたるみがないようにペグを打ち、ポールで立ち上げてから張り綱のバランスを調整します。わかりやすいマニュアルもあるので、初心者にもおすすめです。
他にもベンチレーター(換気穴)にロープを通し、立ち木に結んで張るなどの簡易設営もあり、組み立て時間も5分程度とお手軽にできます。専用のフライシート(タープ)もおすすめのオプション品で、ツェルトを補強するアイテムとしても人気です。
2:ピコシェルター
おすすめのツェルトの概要
ピコシェルター
設営サイズ | 間口75×幅120×高さ95cm |
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収納サイズ | 11.2×9.2×6.6 cm |
重量 | 120 g |
人数 | 1~2人用 |
兵庫県神戸市に本社がある、アウトドア用品メーカー・ファイントラックから販売されているおすすめのツェルトになります。森の中でも目立つオレンジ色で、120gと軽量なので持ち運びにも便利です。
組み立てると間口75cm・幅120cm・高さ95cmほどになり、横に並べば2人用のシェルターとして使えます。天頂部には「イザナス」という高強度の繊維を使い、ほかの部分はナイロン生地に防水コーティングを施しているのが特徴です。11550円ほどの安い価格帯もおすすめ点になります。
ツェルトの設営&おすすめの活用法
ツェルトのベンチレーターは頭を出せるサイズのため、頭からかぶってポンチョのように使うのが使い方の一つです。また、ビバーク時のテントとしても活用できるのも、このアイテムのおすすめ点になります。
設営はシンプルで、4隅をペグで固定し、周辺にある立ち木を利用し天頂部を立てたら組み立て完了です。10分以内で設営できるという口コミもある、いざというときに頼りになるおすすめツェルトになります。ペグやロープは付属していませんので、必要に応じて事前にご準備ください。
3:UL透湿防水タフツェルト
おすすめのツェルトの概要
UL透湿防水タフツェルト
設営サイズ | 間口100cm×奥行200cm×高さ100cm |
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収納サイズ | 直径10×高さ18.5cm |
重量 | 355g |
人数 | 1~2人 |
UL透湿防水タフツェルトは石川県に本社があるアウトドアメーカー・オクトスが取り扱うツェルトです。ペグなどセットで355gと軽量なども売りになっています。透湿性の高いナイロン素材を使用しているので、ツェルト内が蒸しにくく快適なのもおすすめ点です。
遠目にも目立つマスタードカラーで、ノーマルタイプは設営すると間口100cm・奥行200cm・高さ100cm、奥行が220cmのロングタイプもあります。どちらも1人から2人用で、収納サイズは直径10cm・高さ18.5cmとコンパクト、値段は17600円ほどになります。
ツェルトの設営&おすすめの活用法
このツェルトも立ち上げは比較的簡単です。トレッキングポールや張り網などをあらかじめ準備します。4隅をペグダウンし、ポールを生地と一体にして持ち上げます。
慣れてくれば5分程度で立ち上げられる、初心者にもおすすめのアイテムになります。別売りでタープのラインナップもあり、2重にすれば防水性が上がり快適です。出入り口のファスナーを上下どちらからも開閉できる構造で、換気がしやすく頭を外に出して過ごすこともできます。
4:ディスタンスシェルター
おすすめのツェルトの概要
ディスタンスシェルター
設営サイズ | 奥行241×幅147×高さ104cm |
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収納サイズ | 13x30cm |
重量 | 725g |
人数 | 2人 |
アメリカに本社がある登山用品の有名ブランド・ブラックダイヤモンドが販売するツェルトです。奥行241cm・幅147cm・高さ104cmで大人2人がゆったりと就寝できる広さがあります。
折りたためば直径13cm・長さ30cmまで小さくなり、携帯性が良いのもおすすめできるところです。素材は30デニールの強度のあるポリエステルで、風などにも強いのもメリット、天頂部はヘッドランプを取り付けられるポケット付きになります。重さは725gほどと比較的軽量、31680円ほどと取り上げるなかでは高級な商品です。
ツェルトの設営&おすすめの活用法
このツェルトは市販のトレッキングポールをフレームに使えるので、持ち物がかさばらないのもおすすめ点になります。4箇所にペグを打ち、2本のポールで支えるスタイル、2本使いなので安定性が良いと口コミでも評判です。
また、ツェルトの頭側は立ち上げ角度があるので、圧迫感が少なく過ごしやすくなっています。コーナー部にはスペースがあり、荷物置き場が広いのもおすすめ点です。また、天頂部とツェルト下部に換気口をあり、空気の通りがよいので結露なども比較的少なめになります。
5:パーソナルツェルトVITA
おすすめのツェルトの概要
パーソナルツェルトVITA
設営サイズ | 90×70×90cm |
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収納サイズ | 11.8x9.5x6.7cm |
重量 | 130g |
人数 | 1 |
エアモンテが提供するおすすめのツェルトです。テントとして用いる場合は、間口90cm・奥行70cm・高さ90cmというコンパクトサイズで1人用になっています。オレンジにベンチレーター(換気口)が青と、青地にベンチレーターがオレンジの2種類のカラーです。
折りたためば11.8cmx9.5cmx6.7cmまで小さくなり、130gと超軽量なのもおすすめのポイント、一般的なポンチョの数分の一の軽さの口コミもあります。20デニールのしっかりしたナイロン生地」で保温性も十分、7480円ほどと安い価格帯です。
ツェルトの設営&おすすめの活用法
このツェルトはストック2本を流用して組み立てるスタイル、隅をペグで固定し、周辺の立ち木などにロープで固定します。小ぶりなので扱いやすく、初心者でも比較的簡単に作業可能です。
防水性を上げたい場合は、タープで覆うのもおすすめの方法になります。1泊程度のビバークのほか、防寒や防風、防雨などのさまざまな場面で活用可能です。緊急時以外にも野外での着替えや、トイレの目隠しにも使える便利なツェルトになります。
6:フライクリークHV・UL2・EX
おすすめのツェルトの概要
フライクリークHV・UL2・EX
設営サイズ | 幅102×長さ218×幅:132(107cm) |
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収納サイズ | 14×35cm |
重量 | 1160g(1040g) |
人数 | 2人(1人) |
アメリカにあるテントの有名ブランド・ビッグアグネスが提供する商品になります。ここで取り上げるEXシリーズは、日本の気候に合わせてカスタマイズした商品です。
インナーをノーメッシュ仕様にした保温性のある構造も特徴で、入口はナイロンとメッシュの2種類を準備し、使うシーンに応じて選べるのもおすすめのポイントになります。高さ102cm・長さ218cmで幅は132cm(2人用)と107cm(1人用)の2種類です。直径14cm×35cmと収納はコンパクトで、52470円ほどの比較的高級なツェルトになります。
ツェルトの設営&おすすめの活用法
このツェルトは組み立てがシンプルなことでも人気になっています。3ヶ所に付属のポールを挿入し、立ち上げた後にペグで固定すれば出来上がり、4つ足のテントと比較しても作業時間が短く、軽いので女性にもおすすめです。
オリーブグリーンの色はおしゃれで普段使いでも違和感がありません。インナーとフライの重ね構造のため、タープなどでの補強が必要ないのもおすすめ点です。出入口は垂直に近い立ち上がりでゆっくりと座れるスペックで、本を読むなどの団らんスポットにもなります。
7:ライトツェルト
おすすめのツェルトの概要
ライトツェルト
設営サイズ | 間口90×奥行200×高さ100cm |
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収納サイズ | 直径9×長さ18cm |
重量 | 460g |
人数 | 1~2人 |
人気アウトドアブランドのモンベルから販売中のおすすめのツェルトになります。460gと軽量ですが、30デニールのナイロン素材は伸びにくく、暴風雨でも耐えられる頑丈さはモンベルならではと口コミでも評判です。
間口90cm・奥行200cm・高さ100cmで、2人までの緊急時のビバークにもおすすめ、1人ならキャンプでの宿泊用にも流用できます。収納すれば直径9cm・長さ18cmほどになり、登山にもかさばらずに持ち運びが可能、カラフルなシトロンイエローで価格は15730円ほどの安い価格帯です。
ツェルトの設営&おすすめの活用法
モンベルの公式サイトではさまざまな使い方が紹介されています。別売りのポールやフライシートを使ったテントに近い機能をもった設営方式のほか、トレッキングポールを使った簡単スタイルや、入口のジッパーを全開にしてタープのような使い方があり、初心者からベテランまで幅広い層におすすめです。
また、緊急避難の場合は換気口から頭を出して、風雨から身を守ることもできます。生地は防水だけでなく燃えにくい加工処理済み、気密性が高いので換気をしっかりと行うのが快適に過ごすコツです。
8:エマージェンシーツェルト
おすすめのツェルトの概要
エマージェンシーツェルト
設営サイズ | 間口80・幅190・高さ90cm |
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収納サイズ | 直径6.5×15cm |
重量 | 230g |
人数 | 1~2人 |
長野県に本社がある登山用品メーカー・ヘリテイジが扱うツェルトになります。10デニールの細いナイロン糸は強度が高く、透湿性のコーティングも施された、もしもの時に備えたおすすめアイテムです。
森の中でも目立つレスキューオレンジの色も特徴、間口80cm・幅190cm・高さ90cmの1人から2人向けのツェルトになります。折りたためば直径6.5cm・長さ15cmとジュースの缶ほどになり、230gと軽量で持ち運びにも便利です。15000円ほどの安い価格帯も、おすすめポイントになります。
ツェルトの設営&おすすめの活用法
このツェルトは急ぎの場合、立ち木にロープを結んで吊るす方法や、ストックをポール替わりに立ち上げるスタイルが基本になります。専用のポールやロープは別売もされているので、初心者は事前に練習して出かけるのがおすすめです。
設営時にはアンカーとツェルト間のロープを、しっかりと張るのが快適に過ごすコツ、内部空間が広くなり、風雨の影響も受けにくくなります。1人用ならゆったりと横たわることが可能、2人でも頭を上下にすれば無理なく就寝可能です。
9:エム・シェルター1ウルトラ・ライト
おすすめのツェルトの概要
エム・シェルター1ウルトラ・ライト
設営サイズ | 120x 60x高さ90cm |
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収納サイズ | 直径9x長さ12cm |
重量 | 100g |
人数 | 1から2人 |
埼玉県に本社のあるジュウザから提供中のユニークなツェルトです。かぶるだけというシンプルさが売りで、初心者でも簡単に使いこなせます。組み立てが不要なので、緊急の際にも素早く対応できると口コミでも話題のおすすめ商品です。
設営サイズは縦120cm・横60cm・高さ90cmで1人から2人用、収納サイズは直径9cm・長さ12cmとリュックにいれてもかさばりません。ナイロン100%の防水・透湿性のある素材を、採用しているのセールスポイントです。重量は100gと軽いのも特徴、値段も12480円ほどと安いのもおすすめ点です。
ツェルトの設営&おすすめの活用法
このツェルトは、シートの底面両端にある黒い部分に重いものを置き、安定させるのがポイントです。1人の場合は片方に人が座り、もう一方にはザックなどを置きます。
2人なら、向き合うようにして座るスタイル、ツェルトが張るように外側(背中側)に重心をかけ、テンションをかけるのが安定させるコツになります。ほかにも換気口が顔の近くにあり息がしやすいことや、内部で煮炊きするスペースがあるなどの特徴もあり、長丁場の避難にも耐えられるおすすめのツェルトです。
おすすめツェルトの比較表
商品 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
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商品名 | スーパーライトツエルト1 | ピコシェルター | UL透湿防水タフツェルト | ディスタンスシェルター | パーソナルツェルトVITA | フライクリークHV・UL2・EX | ライトツェルト | エマージェンシーツェルト | エム・シェルター1ウルトラ・ライト |
設営サイズ | 間口90×奥行200×高さ90cm | 間口75×幅120×高さ95cm | 間口100cm×奥行200cm×高さ100cm | 奥行241×幅147×高さ104cm | 90×70×90cm | 幅102×長さ218×幅:132(107cm) | 間口90×奥行200×高さ100cm | 間口80・幅190・高さ90cm | 120x 60x高さ90cm |
収納サイズ | 10×10cm | 11.2×9.2×6.6 cm | 直径10×高さ18.5cm | 13x30cm | 11.8x9.5x6.7cm | 14×35cm | 直径9×長さ18cm | 直径6.5×15cm | 直径9x長さ12cm |
重量 | 280g | 120 g | 355g | 725g | 130g | 1160g(1040g) | 460g | 230g | 100g |
人数 | 1~2人 | 1~2人用 | 1~2人 | 2人 | 1 | 2人(1人) | 1~2人 | 1~2人 | 1から2人 |
商品リンク |
上の表はこれまでリストアップしてきた、おすすめ商品をまとめたものです。組み立て後と収納の際のサイズや重量、使用人数なども付記し、比較できるようになっています。
値段は10000円弱から60000円ほどまでと幅広く、大きめのものやポールなどのオプション品付きが高価になる傾向があります。カラーリングも目立つものからおしゃれなものまで多彩です。お気に入りが見つかったら、商品サイトで詳細情報もご確認ください。
魅力的なツェルトで万全の準備を!
初心者からベテランにまでおすすめの商品を、リストアップしました。「UL透湿防水タフツェルト」などは、トレッキングポールや立ち木を使うなどして、簡易立ち上げできるおすすめ点です。
また、2重構造の「フライクリークHV・UL2・EX」は結露なども少なく、快適に過ごせるキャンプ場にも使えるアイテム、「エム・シェルター1ウルトラ・ライト」はかぶるだけの機能に特化しているユニークな商品になります。登山や天気の変化しやすい山のキャンプの場合は、このようなおすすめのツェルト持参で、万全のアウトドアをお楽しみください。
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