アウトドアで使える薪ストーブが話題!
寒い時期のアウトドアでは暖房器具が必須、そんなシーンで活躍するのが薪ストーブです。電気が不要なのでキャンプ場のフリーサイトでも使用可能、煙突などで換気をしっかりすればテント内での利用もできます。
暖炉として使えるだけでなく、天板の上でお湯を沸かしたり、鍋料理を作ったりと屋外アクティビティの幅を広げてくれるアイテムです。そんな魅力的なアウトドア向けの薪ストーブを厳選してピックアップしていきます(本記事は2021年5月20日の情報をもとにしています)。
薪ストーブの種類も豊富!
薪ストーブにはさまざまな種類があり、目的に合わせて選べます。テントの大きさに合わせてサイズや火力がフィットする商品にするのも選び方です。また、アウトドア場での移動距離により、持ち運び可能な重さなども決まってきます。
ここでは10kg程度までの比較的軽量なものを中心にピックアップしました。サイズについては市販の薪をそのまま投入できるものから、小さく薪割りして用いる小型品まで多彩、バイクに積めるほど薄く折りたためるユニークな商品もあります。
アウトドアにおすすめの薪ストーブ9選!
ここからは具体的に薪ストーブをピックアップしていきます。幅・奥行が30cm程度のコンパクトサイズから奥行80cm以上になる大きめのものまで、幅広いラインナップです。
大きさ以外にも、頑丈で火力が強い日本の老舗メーカーの商品や、海外製のおしゃれなものなどさまざまな種類があります。楽しみながらお好みの商品を探していただけると嬉しいです。
1:ステンレス時計1型薪ストーブ
アウトドアに人気の薪ストーブの概要
ステンレス時計1型薪ストーブ
サイズ | 40cm×60cm×126cm |
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重量 | 6.6kg |
素材 | ステンレス |
新潟市に本社があるホンマ製作所から提供されている薪ストーブです。このメーカーは昭和49年創業の老舗の金属加工メーカーで、アウトドア向けを含む多彩な薪ストーブやペレットストーブなどを扱っています。
サイズは幅40cm・奥行60cm・高さ34.5cmと奥行があり、大きな薪でも入れられるのも特徴です。130cmの煙突もセットなのですぐに使えるというメリットもあります。素材はステンレス製なので錆びにくく、重さは6.6kgと軽いので持ち運びにも便利です。値段も10800円ほどとリーズナブルになっています。
薪ストーブの操作&アウトドアでの活用法
この薪ストーブの使い方はシンプルです。組み立てはボルトやナットで煙突を接続すると終了します。薪ストーブのなかに新聞紙や薪などを入れ、着火したら空気口を開き、火が安定するのを待つだけです。
燃焼効率も抜群なので、体がよく温まる暖炉として口コミでも人気があります。容量も大きく、一旦薪を入れればしばらく追加が不要なのも魅力です。商品名の通り時計のような形状をしているのが特徴で、2つの料理を同時に作れるなどアウトドアでも重宝します。
2:クッキングストーブRS-41
アウトドアに人気の薪ストーブの概要
クッキングストーブRS-41
サイズ | 直径35cmx42.5cm |
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重量 | 6kg |
素材 | 鉄 |
上でご紹介した商品と同じくホンマ製作所が提供するアウトドア専用の薪ストーブになります。アウトドアでの調理をメインにした商品ですが、本体表面は300℃ほどまで上がり、暖炉としても利用可能です。
直径35cm・高さ42.5cmとコンパクトで、6kgと軽いので持ち運びも楽にできます。また、ミリタリーグリーンのおしゃれな外観も魅力です。素材は鉄なので温まりやすいのが特徴、価格は8400円ほどと取り上げる中でもコスパ最強になります。
薪ストーブの操作&アウトドアでの活用法
この薪ストーブも操作は簡単です。煙突を取り付けたら薪などを入れ着火、空気窓をあけて火を強くしていきます。本体の直径が小さい(35cm)ので入れられる薪のサイズは30cm程度、市販の薪をカットするなどして対応可能です。
天井にあるふたは5枚に分かれていて、開け方で火の大きさを調整するスタイル、ふたを全開すれば直火で焼肉などのアウトドア料理を満喫できます。窓が標準でついているのも売りで、アウトドアシーンにて炎を眺めながらゆったりと暖を取れるのも魅力です。
3:チョッパー
アウトドアに人気の薪ストーブの概要
チョッパー
サイズ | 35.1cm×48.5cm×39cm |
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重量 | 9.5㎏ |
素材 | ボンデ鋼板 |
北海道小樽市にある薪ストーブの人気メーカー・新保製作所が提供される商品になります。黒色の耐熱塗装がされていて薪ストーブらしい外観がおしゃれと口コミで評判です。
幅35.1cmで奥行48.5cm、高さ39cmほどとコンパクトで、ソロキャンプ用など小グループでのアウトドアにもおすすめ、三面に窓がついているので薪ストーブを囲んでの団らんを楽しめます。煙突は上または横から出るスタイルがあり、受注生産方式です(通常期の納期は1週間、冬期間は4週間ほど)。
薪ストーブの操作&アウトドアでの活用法
本体価格は28600円ほどで、煙突付きのキャンプセット(34000円ほど)を購入すれば組み立てるだけでアウトドアを楽しめます。34cmまでの薪が使用可能で、9.5kgと持ち運びも苦にならない重量です。
天板には3枚のふたが準備され、調理器具や火加減に合わせて取り外します。全部外せば直火でのBBQなどアウトドア料理も可能です。窓ガラスは900℃まで耐えられる特殊仕様で、ぬれたふきんを使ってのメンテナンスもできます。
4:ロコモアウトドア薪ストーブ・コンパクト
アウトドアに人気の薪ストーブの概要
ロコモアウトドア薪ストーブ・コンパクト
サイズ | 36.5cm×36.5cm×37.0cm |
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重量 | 11.5kg |
素材 | 鉄 |
「ロコモ薪ストーブ」シリーズは京都府の宇治市炭山に本社のある、マウント・スミというアウトドアメーカーが扱う商品です。ロコモとは機関車をイメージしたブランド名で、ブラックのカラーリングも名前に合っています。
ここでピックアップするコンパクト型は、幅・奥行36.5cmで高さ37.0cmの立方体形状のかわいい姿が特徴です。市販の35cmまでの薪を投入できるのも魅力、煙突などの付属品も含めてキャリーバック入りになります。値段も38500円ほどのリーズナブルです。
薪ストーブの操作&アウトドアでの活用法
こちらの薪ストーブは11.5㎏と軽量なので、ソロキャンプにもおすすめです。アウトドア場についたら、パーツを本体から付属品を取り出し、本体の脚を広げて固定します。
煙突を回しながら接続すれば組み立てが完了、火が付いたら側面にあるノブを回して空気量を調整するスタイルです。この薪ストーブは「二次燃焼」という燃焼しきれなかったガスを再度燃やす機能があり、燃えカスや煙などがほとんど出ないのもメリットです。調理も可能で、ふたをとれば直火でのアウトドア料理も楽しめます。
5:焚き火の箱G-neo
アウトドアに人気の薪ストーブの概要
焚き火の箱G-neo
サイズ | 49cm×23.5cm×38cm |
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重量 | 5.3kg |
素材 | 鉄 |
アウトドア向けの焚火用品を手掛ける「笑's」が提供する薪ストーブ、折りたたみができるのが最大の特徴です。縦横40cm×23cm、厚さ7cmに収納できる超コンパクトな商品で、バイクなどに積み込んでのアウトドアにも便利、と口コミでも話題になっています。
アウトドアで使用する際の展開サイズは奥行49cm・幅23.5cm・高さ38cmで、奥行があるので40cm近いノーマルサイズの薪を使用できるのもおすすめ点です。5.3kgほどと超軽量なのもセールスポイントで、正面扉や側面(1面)に耐熱ガラスが付いて53900円ほどになります。
薪ストーブの操作&アウトドアでの活用法
この薪ストーブには専用の折りたたみ煙突がラインナップしています。長さの種類もあるので、テントの大きさなどに合わせることが可能です。折りたたみ式のため部品数は多いですが、工具は不要で慣れてくれば5分ほどで組み立てが完了します。
ガラスを通して複数の方向から炎が見えるので、ソロだけでなく数人でのグループキャンプにもおすすめです。また、荷重が10kgほどあり、クッカーなどを用いての調理も可能、さまざまな使い方ができるアイテムになります。
6:UG-51カマド
アウトドアに人気の薪ストーブの概要
UG-51カマド
サイズ | 47cm×36cm×83cm |
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重量 | 10kg |
素材 | 鉄 |
新潟県三条市にある人気アウトドアブランド・キャプテンスタッグから提供される薪ストーブになります。角型のシックな外観で、煙突が付属しているのも便利なところ、脚や煙突の高さ調整ができるのも特徴です。
ロースタイルでは奥行47cm・幅36cm・高さ83cm、収納すると奥行48cm・幅27cm・高さ26.5cmで筐体内に煙突などの部品を入れられる仕様、重さも10kgと持ち運びにも便利です。素材は鉄で値段は38000円ほどになります。
薪ストーブの操作&アウトドアでの活用法
この薪ストーブの組み立てにはネジは不要、部品を中から取り出したら、脚を広げて煙突を取り付けると出来上がりです。脚の高さは2種類あり、「ハイ」設定は立って調理をするのに最適な高さ、「ロー」にすればテント内の暖炉としても使えます。
また、煙突は3段階の調整が可能、高い方が燃焼効率がよいですが、風が強い場合には安定のためミドルやローにするのがおすすめです。薪ストーブの天面は鍋やケトルを使って調理も可能、付属品の網を使えば焼肉などの、本格アウトドア料理も楽しめます。
7:ちびストーブ3
アウトドアに人気の薪ストーブの概要
ちびストーブ3
サイズ | 28cm×40cmx150cm |
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重量 | 5.2kg |
素材 | 鉄 |
テントなどおしゃれなアウトドア用品を手掛ける、オガワが提供する商品になります。幅28cm・奥行40cmとコンパクトで、ソロキャンプ用にもおすすめのアウトドアアイテムです。
「ちび」という名前ですが比較的奥行があり、中程度の薪なら市販品でもそのまま投入できます。重さが5.2kgと軽量、3パーツに分かれた煙突などの付属部品は全て本体に収納できるので、持ち運びも楽にできます。価格も38280円ほどとリーズナブルです。
薪ストーブの操作&アウトドアでの活用法
このアウトドア向けの薪ストーブの組み立てには工具類は要りません。脚はロックがかかるまで差し込むスタイル、煙突の3つのパーツを接続し、蝶ナットで締めると完成です。
慣れれば5分ほどで済むので、なにかと忙しいアウトドアの場面にはうれしいアイテムになります。燃焼効率は吸気口の開閉により調整、小さなガラス窓から見える炎に癒されると口コミでも評判です。天板のふたは3段階で開閉でき、中籠部には炭を入れてダブルで温めることも可能、さまざまな料理を楽しめます。
8:ペトロマックス・ロキ
アウトドアに人気の薪ストーブの概要
ペトロマックス・ロキ
サイズ | 55cm×84cm×241cm |
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重量 | 12kg |
素材 | 鉄 |
ペトロマックス社は、灯油ランタンをメインに1910年にドイツで操業した老舗です。現在はアウトドア用品の販売も手掛け、この薪ストーブはなかでも人気の商品になっています。平らな天板と下側の丸いフォルムもおしゃれと口コミでも評判です。
収納サイズは52cm×33cm×33cmになるコンパクトになります。折りたたみできる3つの脚は高さがあり地面に熱が回らないのがメリット、芝生やテントなどの上でのアウトドアにも最適です。重量は約12kgと持ち運びにも便利、値段は46200円ほどになります。
薪ストーブの操作&アウトドアでの活用法
この薪ストーブは本体に、5本の煙突などの付属部品が入った状態で提供されます。作業は煙突を組み立てれるだけなので、アウトドア初心者にもおすすめです。火を起こした後は、ふたの開け具合で空気調整をするスタイルになります。
天板部が広くなっているので、2つの料理を同時進行させることも可能、暖を取りながら料理も楽しめると口コミでも評判です。また、奥行があり市販の長い薪が使えるのも利点、一度いれたらしばらく追加する必要もありません。
9:G-STOVE・ヒートビュー
アウトドアに人気の薪ストーブの概要
G-STOVE・ヒートビュー
サイズ | 42cm×42cm×236cm |
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重量 | 9.4kg |
素材 | 鉄 |
ノルウェーに本社をおくアウトドアメーカー・G-STOVEというメーカーが販売する薪ストーブになります。1000℃の高温まで耐えられるというステンレス製の筐体は重厚で、曲線が入ったデザインもおしゃれと口コミでも話題です。
サイズは幅42cm・奥行42cmで、煙突を含め高さが236cmほどになります。本体がコンパクトなのは利点ですが、30cm以上の市販の薪が入らないので注意が必要です。煙突などもすべて本体に収納するスタイルで、アウトドア場への持ち込みも苦になりません。9.4kgと軽いのが特徴で、値段は49000円ほどになります。
薪ストーブの操作&アウトドアでの活用法
本体から付属品を取り出し、脚を広げてピンでロックし煙突をつければ組み立てが完了します。燃焼効率が高いため高温になり、煙も出にくく煤(すす)がたまりにくいのも売り、ほかの製品と比べ清掃の手間も少なめです。
付属する2枚の網は空気を通りやすくするだけでなく、パンなどを焼くアイテムとしても活躍、窓ガラスから調理状況を見ながら暖を取るのも楽しみ方になります。もちろん、天板に乗せての調理も可能、多彩な料理を一度に作れるアウトドア必携のアイテムになります。
アウトドア向け薪ストーブの比較表
商品 | |||||||||
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商品名 | ステンレス時計1型薪ストーブ | クッキングストーブRS-41 | チョッパー | ロコモアウトドア薪ストーブ・コンパクト | 焚き火の箱G-neo | UG-51カマド | ちびストーブ3 | ペトロマックス・ロキ | G-STOVE・ヒートビュー |
サイズ | 40cm×60cm×126cm | 直径35cmx42.5cm | 35.1cm×48.5cm×39cm | 36.5cm×36.5cm×37.0cm | 49cm×23.5cm×38cm | 47cm×36cm×83cm | 28cm×40cmx150cm | 55cm×84cm×241cm | 42cm×42cm×236cm |
重量 | 6.6kg | 6kg | 9.5㎏ | 11.5kg | 5.3kg | 10kg | 5.2kg | 12kg | 9.4kg |
素材 | ステンレス | 鉄 | ボンデ鋼板 | 鉄 | 鉄 | 鉄 | 鉄 | 鉄 | 鉄 |
商品リンク |
上にはこれまでピックアップしてきた薪ストーブの一覧をまとめました。サイズや重量、素材といった主要な情報を比較できる形式です。価格も1万円から6万円程度まで幅広くそろっています。
重さは10㎏前後と広いアウトドアスポットでも手で運べる程度、なかには5㎏台の超軽量モデルまで多彩です。角形のしっかりした構造のものから丸形のおしゃれなものまで外観の種類も豊富、気になる薪ストーブがありましたら、商品サイトで詳細情報をチェックしてみてくださいね。
薪ストーブでアウトドアを満喫しよう!
アウトドア向けのおすすめの薪ストーブをピックアップしてきました。ちびストーブ3は幅28cm・奥40cmの小型のアイテムですが、暖まる以外にも網を中に入れてピザを焼いたり、上で鍋料理を作ったりと多彩な料理を楽しめます。
また、ペトロマックス社のロキはおしゃれなドイツ製の薪ストーブで、横幅が84cmあるので市販の薪を使える上、天板で2つの料理を同時進行することができました。寒い時期のアウトドアや手軽なBBQなどをご予定の場合は、このような魅力的な薪ストーブも候補に入れてはいかがでしょうか。
薪ストーブが気になる方はこちらもチェック!
薪ストーブは多くのメーカーから提供されていて、上ではご紹介できなかった商品も多数あります。下にはおすすめの薪ストーブの情報のほか、アウトドアでの設置方法についての解説記事も追記しますので、あわせてお楽しみください。
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