防災グッズ 一酸化炭素警報機
キッチン消火スプレー
Locomo 薪ストーブ 煙突ガード
メッシュ アンブレラ スタンド ホワイト
DANCHEL Outdoor
ノルディスク アスガルド19.6 テント フロア セット
薪ストーブをテント内に入れたい
冬のキャンプは薪ストーブを使いたい
冬キャンプをする場合どうしても暖炉が欲しくなります。暖炉といえばキャンパーなら誰しも憧れるものに薪ストーブがあります。暖炉にするのは石油ストーブやファンヒーターなど簡単に設置できて短時間でテント内を暖められるものもありますが、やっぱりキャンプで暖炉にするなら手間のかかる薪ストーブのほうが良いんですよね。
薪ストーブを使う際の疑問点
漠然と薪ストーブを使いたいと考えても色々疑問点が出てきます。「テントが燃えないかな?」「このテントは薪ストーブを使えるテントなのか?」「一酸化炭素中毒になる?」などが代表的な疑問点でしょう。
薪ストーブを安全に使うための設置方法
確かに扱いづらそうな薪ストーブですが、正しい方法で設置し、正しい運用方法をとれば決して危険なものではありません。今回は冬キャンパー誰しもが憧れる薪ストーブの正しい、安全な設置方法を解説していきます。
薪ストーブをテント内暖炉にする
テント内で薪ストーブを暖炉にする
テント内で薪ストーブを暖炉にする方法は薪ストーブ内に薪をくべて燃やすだけです。ですがそれだけでは暖房効率も悪いです。
薪ストーブの煙突を有効利用
薪ストーブの煙突をテント内にある程度入れておくと暖房効率が格段に上がります。煙突部分は非常に高温になり、そしてテント内の空気を暖め上昇気流を起こしてテント全体に暖かい空気を運んでくれるからです。
暖炉にする際の注意点
薪ストーブを暖炉として使用する際に注意しておきたいことは幕から少し距離を離しておくことです。薪ストーブはかなり高温になり、幕を溶かすこともよく報告されています。最悪火災などにも繋がりかねませんので30cm以上は話したほうが良いでしょう。
薪ストーブをテント内で使う危険性
薪ストーブをテント内で使う方法
薪ストーブをテント内で使う方法は《幕からある程度距離をおいたところに設置し、換気をしっかり確認し薪を燃やす》です。非常に単純ですが安全に使用するために他にも様々なルールや知識を知っておく必要があります。
薪ストーブをテント内で使う危険性
薪ストーブをテント内で使用するとき最低限必要な知識があります。それは”最悪どのような結果を招くか”ということです。下からは起きる可能性のある危険を書き出していきます。
薪ストーブの危険性①火災
キッチン消火スプレー
テント内で薪ストーブを使った際にもっとも注意しなくてはいけないことは火災です。テント生地はポリエステルやナイロン、コットンなどが代表的なものですがどれも燃えます。
そう簡単に火災になるというわけではありませんが薪ストーブを使う以上火災の危険性は常にあると考えて行動すべきです。薪ストーブを使えるテントというのも同様です。消火器の準備は必ずしておきましょう。
薪ストーブの危険性②一酸化炭素中毒
テント内で薪ストーブを使うことで酸素が不足し、一酸化炭素中毒になることがあります。一酸化炭素中毒はガスなどと違い臭いは無く、もちろん目にも見えません。自覚症状は最初寝起きのような頭がぼーっとする感覚がします。その後に頭痛が来て最悪意識を失います。就寝中にこの症状が出たら死亡する可能性が非常に高いです。
薪ストーブを使う際は油断はしない
薪ストーブは使い方を一歩間違えれば簡単に命を失う可能性があります。それらを念頭に置き、ルールを守り正しい方法で設置・運用するように心がけましょう。
薪ストーブをテント内にインストール
インストールとは【設置】の意味
薪ストーブをインストールとは”テントの中の正しい位置に設置する”ということを指します。薪ストーブを使えるテントなどはあらかじめ置く位置がある程度決まっており、そこに正しく設置して安全に、そして暖房効率を高くなるようにします。
薪ストーブをテント内にインストールする
薪ストーブをテント内インストールする場所は基本的に換気装置のそばにします。この換気装置はベンチレーターと言い、現在売られているテントには仕様は様々ありますが大体付けられています。
薪ストーブのテント内固定方法
薪ストーブをテント内で固定する方法
薪ストーブをテント内インストールしたら固定します。固定といってもガチガチに固めるわけではなく、基本的にはそのままおくだけですが注意点もあります。
出来る限り地面が平らな場所を選ぶ
薪ストーブをインストールする場所はできる限り平らな場所を選びましょう。傾いた状態で中で薪を燃やすと薪ストーブの一点に負担をかけてしまい、薪ストーブ自体の寿命を減らす可能性があるためです。
障害物は取り除く
薪ストーブをインストールする際、周りの障害物ができる限り取り除きましょう。障害物となるのは枯葉や石、準備しておいた薪なども離しておいたほうがいいでしょう。また後述しますが薪ストーブを直置きすることは止めましょう。
薪ストーブは地面に直接置かない
薪ストーブを地面に直接置かない
薪ストーブをインストールする際、地面の上に直置きするのは止めましょう。キャンプ場などのルールで芝生を燃やすような可能性のある行為を禁止している場所があることや、火災の可能性になりかねないからです。
薪ストーブを直接置くと暖房効率が下がる
また薪ストーブを直置きすると暖房効率が落ちる可能性があることも挙げられます。基本的にテントで使われる薪ストーブは直置きしても問題ないように作られていますが、暖炉として使い暖房効率を考えると少し薪ストーブ自体を上げたほうが良いと言われています。
薪ストーブの下には足場を作る
前述したとおり薪ストーブをインストールするときに少し地面から上げた位置にインストールすべきです。しかし薪ストーブ自体に足が付いているものなら出来ますが、足が付いていないものに関しては薪ストーブの下に何かしら土台になるようなものを置いて足場にする必要があります。
代表的な薪ストーブの足場
薪ストーブのインストール時、足場を作るときの土台に利用される代表的なものを書き出しました。
レンガ
薪ストーブの足場にするために利用される代表的なものでレンガがあります。頑丈で重量があり、しかも安いと手軽に利用するにはとても便利です。
【ユニフレーム】フィールドラック
薪ストーブの足場として最近よく利用されているものにアウトドアメーカーの【ユニフレーム】から出ている《フィールドラック》というものがあります。
このフィールドラックは軽く、一見するとすぐ壊れそうなくらい細いアウトドア用のテーブルですがその耐加重はなんと30kgもあり、テント用の薪ストーブなら楽に載せられます。あまりの人気のためネット通販では売れ切れ状態が続いています。
薪ストーブの煙突
何故煙突は必要なのか
薪ストーブをテントの外で使う場合に煙突を付けない人も居ますが、テント内で使用する際は必ず煙突が必要です。理由は安全のためと暖房器具として利用するのにあたり暖房効率を上げるためです。
安全のために煙突を使う
薪ストーブの煙突は安全のために使用します。安全とは前述した一酸化炭素中毒と火災の予防です。一酸化炭素中毒はキャンプ中テント内で薪ストーブを使用した際に酸素が無くなることによって起こる症状です。
また薪ストーブで作られる熱は非常に高く、簡単にテントを燃やします。以上のことを起こさないために煙突の使用は必須とされています。
暖房効率を上げるために煙突を使う
薪ストーブは冬に暖炉として使用することを考え作られています。煙突から出る熱量はかなりのもので、それを利用しテント内の暖房効率を上げます。
薪ストーブをテント内で使うための加工
薪ストーブを使うためには加工が必要な場合がある
薪ストーブをテント内で使用する際、テント自体の加工が必要な場合があります。加工する場所はテントの幕自体で、主に煙突を出すための加工です。
薪ストーブ使用想定外テントに煙突ポート加工
薪ストーブを使用する際にどうしても煙突を出す場所が必要になります。換気装置から出せばいいのですが、暖炉としての暖房効率を上げるために煙突ポート加工を施す場合もあります。
その場合はテントメーカーに加工してもらうか、自分で加工するしかありません。よほど器用な人でない限りテントの能力を下げることになるのでメーカーにお願いして煙突ポートを付けてもらうことをおすすめします。
加工が不必要なテント
基本的に薪ストーブは換気ができるテントであれば何でも大丈夫です。冬用じゃない個人用のテントのようなものでなければ換気装置は付いているのでどれを選んでも薪ストーブは使えるテントと考えて問題ないでしょう。
薪ストーブの煙突をベンチレーターから出す
薪ストーブの煙突をベンチレーターから出す
薪ストーブの煙突はテントの換気装置、ベンチレーターから出すことになります。ですが換気装置から直接煙突を出すと薪ストーブの排気熱が通った煙突の熱さにテントの素材が負け、溶けたり最悪火災に発展する場合があります。
ベンチレーターから煙突を出す際は幕よけが必要
ベンチレーターから薪ストーブの煙突を出すためには”幕よけ”というものが必要になります。幕よけというのは”テントの幕をよけるために使う道具”のことを指します。
薪ストーブ煙突の幕よけ
テントと煙突を付けないようにする”幕よけ”
煙突の幕よけは薪ストーブの煙突とテントが触らないようにするもので、熱伝導率が低い素材で出来た専用の”煙突ガード”などと呼ばれるものを使用します。
煙突ガードは基本別売り
Locomo 薪ストーブ 煙突ガード
煙突ガードは基本的に薪ストーブとは別売りで取り扱われています。煙突ガードは煙突に直接取り付けし、テントとの接触する部分に固定するように使用します。
しかし煙突の太さにはいくつか種類があり、使用できない煙突ガードもあるため注意が必要です。購入する前に直径などは必ず調べましょう。かなり単純な作りなのでアウトドア好きな人の多くはこの煙突ガード部分を何らかのものを使用し自作する人が多いです。
薪ストーブ煙突の幕よけを自作
薪ストーブの煙突ガード部分を自作する
幕よけは煙突ガードじゃなくても大丈夫です。ようは”テントに煙突が接触しなければいい”のです。アウトドア好きの人は様々な幕よけを自作していますので紹介します。
木で幕よけを自作する
木を加工し幕よけ部分を作成します。テントの下部から換気装置が使えるテントで使用でき、薪ストーブの幕よけを自作する人の多くは木で自作しています。作るのに少し手間はかかりますが、工夫次第で暖炉の暖房効率も格段に上げることができるのでおすすめです。
断熱材で幕よけを自作する
熱伝導率の低い断熱材を使用し幕よけを自作する人も多いです。基本的には上で紹介した木の幕よけと併用することをおすすめします。
傘立てを加工して幕よけを自作する
メッシュ アンブレラ スタンド ホワイト
薪ストーブの煙突の直径によりますが傘たてを加工して幕よけにする人も居ます。この場合は加工するためにサンダーなどの工具が必要になりますが、日曜大工好きな人などは煙突のサイズさえ合えば短時間で作成することも可能です。
幕よけは燃えにくい材質を使用する
幕よけを作る場合は燃えにくい材質を使うべきなので上で書いた木だけで作る方法は少し危険です。木だけで作成する場合は火の管理に十分注意を払い、消火の準備なども怠らないようにしましょう。
薪ストーブの煙突固定方法
薪ストーブの煙突は転倒する
薪ストーブの煙突は高く上に向けて立てるので風の強い季節の冬はあおられ転倒する恐れがあります。ただ転倒するだけではなく、かなり加熱された状態で転倒した場合はテントが燃えるならまだしも人に当たりでもしたら大やけどをさせる恐れがあります。なので煙突を確実に固定する転倒防止策は必ずおこないましょう。
薪ストーブの煙突固定方法
煙突の固定方法はいくつかありますが、冬キャンプの薪ストーブで一番使われる横出しの煙突ですと画像のように【ロープ張り&ロングペグ&煙突支え】のセットが安全で確実で固定力があります。
ここまですればよほどの暴風雪などが起きない限り煙突が転倒することはまずありえません。用心には用心を重ね、楽しい冬キャンプを過ごせるようにしましょう。
薪ストーブを使うなら一酸化炭素警報機も必須
薪ストーブによる一酸化炭素中毒
薪ストーブは一酸化炭素中毒になる可能性があります。換気装置が使えるテントならよほどのことがない限り起きませんが、可能性はありますのでできる限り用心するべきです。
一酸化炭素中毒になる原因
前述しましたが一酸化炭素中毒になる原因は一酸化炭素を吸い込んだ際に血液中の酸素が少なくなり、頭痛や眩暈から始まりその後意識が無くなり最悪死亡します。
一酸化炭素は無味無臭で目にも見えず、気が付いたときには手遅れという場合が多い症状です。そのため一酸化炭素中毒に危険性がある場合は【一酸化炭素警報機】を手元に置いておくことが推奨されています。
一酸化炭素警報機は購入できる
防災グッズ 一酸化炭素警報機
一酸化炭素警報機はアマゾンなどで安価で購入できます。安全で楽しい冬キャンプを過ごすためにも、用心には用心を重ねて警報機の購入を強くおすすめします。こちらの一酸化炭素警報機は壁に固定することもできるタイプなので使い方の応用が利きます。
薪ストーブを使えるテント
薪ストーブを使えるテント
薪ストーブを使えるテントというのは換気装置が付いているテントであれば基本的には大丈夫です。その中でも冬キャンプで薪ストーブを使いたい人におすすめされているテントが何点かありますので紹介いたします。
D&R 4つのシーズンコットンベルテント
DANCHEL Outdoor
【D&R 4つのシーズンコットンベルテント】は最初から横向き煙突出し薪ストーブが使えるテントで、最小限の大きさで煙突穴加工がされているテントです。幕よけの準備をせずに最初から使えるというのは本当に嬉しいです!
もちろん煙突支えなど煙突の転倒防止対策は必要ですが、寒い冬にかなり良い暖房効率が期待できるので冬キャンプにおすすめ!価格もリーズナブルなのでキャンプ初心者でも手が出せますよ。
NORDISK ノルディスク アスガルド19.6
ノルディスク アスガルド19.6 テント フロア セット
デンマークのアウトドアブランドが作るコットンテントです。コットンはポリエステルなどに比べ熱に強く結露も少ないのが強みで、冬キャンプに最適と言って良い薪ストーブを使えるテントです。
煙突の固定や幕よけなどの工夫は必要ですが、快適な冬のキャンプをするには最高の相棒になってくれます。価格は前の2つに比べかなり高くなりますが、それに見合う価値があります。
まとめ
正しい設置を行い安全な冬キャンプを
薪ストーブをテントの中で使うことは最初は怖く感じます。ですが正しい設置を行い、正しい使い方をすれば危険な行為にはなりません。もちろん予想外のことは何事にも存在しますが、それらの予測や対策をしっかりしておけば危険性は自然と低くなります。
あえて寒い時期にキャンプをおこない薪ストーブを使う、一見無駄に見える行為ですが冒険しているような感覚は夏とは比べ物になりません。この記事を読んで興味をもたれましたら是非挑戦してみてください!
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