スウェディッシュトーチ カンタン着火セット付
ラージサイズ【京都産ヒノキ】スウェーデントーチ
ウッドキャンドルとは
ウッドキャンドルとは丸太に直接火をつける焚き火方法のことで、ほかにも「スウェーデントーチ」「スウェディッシュトーチ」「丸太ストーブ」などの名称でも呼ばれています。1600年代のヨーロッパから始まり、スウェーデンの兵士たちが物資のない遠征先で暖をとったり、調理に利用したという伝承があるようです。
ウッドキャンドルの作り方
自然の丸太を使う
ウッドキャンドルの作り方は丸太にチェーンソーで十字に切り込みを入れるだけです。場所を決めたあと安全のために10cmほど地面に埋めます。それからチェーンソーで切り込みを入れるのですが、地面から10cmの部分は切り込みを入れず残しておきましょう。
切り込みの本数は燃焼効率を左右するのですが、2~4本程度で多く入れる必要はありません。
トーチセットを使う
自然の丸太やチェーンソーを用意するのが難しい場合はどうすればいいかというと、インターネットで「スウェーデントーチセット」を購入する方法があります。最初から丸太が加工されているので購入してすぐにウッドキャンドルを楽しむことができるうえ、着火剤や着火支援材が付属している製品もあるのでウッドキャンドルが初めての方におすすめです。
材料の丸太について
ウッドキャンドルの材料となる丸太ですが焚き火で使用する薪と同じように考えることができます。針葉樹であるマツやスギだと火が着きやすいですが、燃焼時間は短いです。対して広葉樹のナラ、ケヤキ、ブナだと火持ちはよいですが固い樹木のため自分で加工する際は注意が必要となります。
よく乾燥しているのがうまくいく第一条件で焚き火を楽しむなら針葉樹、調理をするなら広葉樹といった選び方でよいでしょう。
ウッドキャンドルのサイズ
直火でやるウッドキャンドルがやりやすいサイズは直径30cm程度、長さが50cmぐらいで燃焼時間2時間が目安となります。10cmは固定するために埋める計算なので実質30cmぐらいが燃える範囲です。
直径が半分の15cm程度で燃焼時間も半分の1時間ぐらいになりますが、思っているより燃え続けることもあるので初めての方は小さめのウッドキャンドルから挑戦してみるのがよいでしょう。
丸太を使わないウッドキャンドル
丸太を使わなくても廃材、もしくはホームセンターで購入できる角材を利用すれば可能です。その際は長さを40~50cm、十字の切り込み、中心に直径20mmの穴をあける加工をお願いしましょう。ほかにも枝を数十本集め針金でくくるだけで、りっぱなウッドキャンドルになります。
ウッドキャンドルに着火しよう
焚き火台の上にウッドキャンドルを設置します。直火OKなキャンプ場ならそのままで問題ないですが、地面保護の観点からも焚き火台はなるべく使用するのがよいでしょう。また崩れ落ちた際のダメージを減らす意味でも焚き火台と共に防護シートを利用するのをおすすめします。
着火のやり方
丸太の中央に着火剤や新聞紙、小枝などの焚き付けをセットします。トーチセットの場合着火支援材も付属していることもあるので、もれなく使用してください。切り込みからの空気流入と煙突効果ですぐに丸太に火が移るので、通常の焚き火のようになかなか火が着かないということもありません。
ウッドキャンドルは風にも強く火が着いてしまえば途中で消えることもないので安心して焚き火を楽しめます。
ウッドキャンドルを楽しもう
幻想的な炎
ウッドキャンドルと通常の焚き火との違いは薪を追加する必要がないこと、火が消える心配もせずにゆったり焚き火の炎を楽しめます。ときに豪快に、ときに繊細に表情を変える幻想的な炎はいつもと違った焚き火の暖かさや美しさ、落ち着きを感じさせてくれるでしょう。特に日が落ちた後の煌々とした炎はインスタ映え間違いなしの情景となります。
強火力で調理
ウッドキャンドルの上面は平らなので、そのまま調理器具を置くことが可能です。バーナーと比べると火力は高くなるので沸かす、焼くなどの行為に向いています。時間が経って燃焼が進むと倒壊の可能性がでてくるので、調理する時間は燃焼初期がおすすめです。
後片付けは?
ウッドキャンドルの下部の切り込みがない部分は燃え尽きることはありません。燃え残った部分は細かくして次の焚き火の材料にすることができます。捨てる場合は完全に消化したあとに、キャンプ場のルールやお住まいの自治体ルールにしたがって適切に処理してください。直火で楽しんだ後は最低限のマナーとして整地もしておきましょう。
おしゃれプランターに
別の使い方として燃え残った部分をプランターの代わりに使用するおしゃれな方もいるようです。木材の自然な風合いと燃え尽き方によって変わる無二の形状が魅力の素敵なプランターに早変わりします。ご家庭で観葉植物を楽しんでいる方におすすめです。
ウッドキャンドルの注意点
時間に余裕を持つ
ウッドキャンドルは丸太まるごと燃焼するので燃え尽きるまでにかなりの時間を要します。サイズにもよりますが2時間近くは軽く燃え続けるのでキャンプ場の消灯時間を逆算して余裕を持ってスタートしてください。途中で火を消すときはアルミなどをかぶせて酸素の供給を止めるか、水につけるなどの方法をとりましょう。
ちなみに途中で消化しても、しっかり乾燥させたら後日使うこともできます。
燃焼中に崩れる
ウッドキャンドルは燃焼が進むと切り込み部分から分かれて崩れ落ちてきます。油断していると落下して地面に飛び散ってしまう可能性もあるので焚き火の終盤は火ばさみなどで先に崩してしまうと安心です。思わぬ事故につながるときもありますので十分注意してください。
おすすめのトーチセット2種
スウェディッシュトーチ(swedish torch)カンタン着火セット付
スウェディッシュトーチ カンタン着火セット付
直径15~18cm、長さ40cmのナラ(広葉樹)の丸太に着火剤や支援材もついています。説明書も付属しているのでウッドキャンドルが初めての方にも安心しておすすめできる商品です。サイズから1時間以上は燃え続けるのが予想されますのでたっぷり楽しむことができます。
ラージサイズ【京都産ヒノキ】スウェーデントーチ スウェディッシュトーチ 鞍馬の丸太 丸太ストーブ おまけの着火剤付
ラージサイズ【京都産ヒノキ】スウェーデントーチ
こちらの商品は直径25cm以上のヒノキ(針葉樹)のウッドキャンドルです。ラージサイズなので調理器具が置きやすく、時間もたっぷり2時間は楽しむことができます。もちろん着火剤付きですので初心者からベテランまでおすすめできるものです。
まとめ
アウトドアの雰囲気ぴったりのウッドキャンドル(スウェーデントーチ)はいつもと違った焚き火を楽しめる方法です。ウッドキャンドルとはコンパクトなキャンプファイヤーのようなもの、大人数で楽しむキャンプのメインイベントとして最高ではないでしょうか。
特に普通の焚き火しか見たことない人たちや、子どもたちにはおおいに喜ばれるはずなのでぜひ挑戦してみましょう。
もっと焚き火を楽しみたい方はこちらもチェック!
当サイトでは「ウッドキャンドル(スウェーデントーチ)の作り方!着火性が良い丸太やサイズを解説!」以外にもいろいろな焚き火に関する記事を掲載しています。ウッドキャンドルのようないつもと違う焚き火を楽しみたい方はぜひ読んでみてくださいね。
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出典:https://www.photo-ac.com