検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

バーベナの育て方ガイド!地植えが育てやすい?咲かない理由や水やりの注意点を解説!

バーベナは開花時期の長い育てやすい植物です。バーベナの特徴、日当たり、水はけ、用土、肥料などを含めた育て方を解説していきましょう。また、地植えや鉢植えでの栽培方法、増やし方、咲かない理由、水やりでの注意点なども紹介しますので、バーベナに興味のある人は必見です。
2021年6月3日
tsumiki7
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

バーベナは長い期間楽しめる美しい花

品種が豊富なバーベナは草丈もいろいろ

Photo byJamesDeMers

バーベナは熱帯地域などに生息する美しい花で、なんとその品種は200~250以上。草丈は20cm程度の低めのものから160cm程度のものまで幅広く栽培されています。

熱帯地域では宿根草として扱われるのですが、耐寒性が低いことから日本で改良された品種には一年草のものも存在します。その場合は栽培方法が少し違うと認識しておきましょう。

バーベナは開花時期が長い

Photo byMrsBrown

バーベナは品種改良が進み、現在では清楚な白、シックな青や紫、強い赤やオレンジ、その他に黄色やピンクとカラーバリエーションが増えました。ほのかにレモンの香りがして嗅覚も癒してくれます。

耐寒性がやや弱いものの耐暑性が強く炎天下でも元気よく咲き誇る特徴があり、初夏5月~晩秋11月頃までと開花時期が長いため、長期間花を楽しめる点でも人気です。

バーベナは色ごとに花言葉が違う

Photo by suneko

バーベナはカラーバリエーションが豊富な植物ですが、花言葉も色ごとにあって興味深いです。バーベナそのものの花言葉には、ミステリアスな「魔力」やバーベナの見た目そのものである「魅力」があります。

ピンクの花言葉はファミリー向けの「家族仲良く」、紫の花言葉は悲哀のある「後悔」、赤の花言葉は見た目の色の強さそのものである「団結」であり、幅広い花言葉にも注目してみてください。

バーベナの育て方のコツ7つとは

バーベナの育て方のコツ①栽培環境を整える

Photo bybernswaelz

バーベナは育てる環境が最も大事です。水はけと風通しがよい場所を選んでください。一年草よりも耐寒温度が低い宿根草の方が丈夫であり場所によっては越冬できる場合もあります。

バーベナの耐寒温度は6~7度程度なので、それより下回らないようにしましょう。一年草は温度や湿度によって移動させられる鉢植えがよいですが、宿根草は防寒対策はいるものの地植えでも問題はありません。

バーベナの育て方のコツ②日に長時間あてる

Photo byLarisa-K

一年草でも宿根草でも、日当たりが重要なのは変わりません。花つきをよくしたいなら、長時間日光に当て続けることが大事だと意識してください。日当たりが悪いと花つきが悪くなりかねません。
 

特に宿根草の場合は一年草タイプよりも日光を必要とします。真夏の炎天下でも問題なく咲くくらいですので、強い日差しを好む花だと覚えておきましょう。

バーベナの育て方のコツ③植え付け時期注意


Photo by NakaoSodanshitsu

バーベナの植え付け時期は春先から初夏前(3月下旬から5月頃)です。その時期になると苗が販売されるようになるので、そのタイミングで赤玉土などを使用して水はけのよい用土を作り植え付けをするようにしましょう。

密集すると風通しが悪くなり生育に影響がでますので、間隔は20cm程度開けて植え付けるようにしてください。植え替える場合は、鉢植えなら株よりも大きめの鉢に植え替えることが必要です。

バーベナの育て方のコツ④用土は通気性を重視

Photo byFree-Photos

バーベナは用土選びが非常に大事です。水分過多の状態は生育に悪影響を及ぼすため、水はけや通気性がよい用土が望ましいでしょう。赤玉土な水はけのよい土を用意します。

赤玉土や腐葉土、パーライトなどを配合して用土作りをするのもよいですが、用土作りに自信がなければ観葉植物用の用土を購入し、苦土石灰を混ぜて酸性土壌にならないようにだけしてください。

バーベナの育て方のコツ⑤夏の水やりに注意

Photo by sorarium

地植えのバーベナの場合、乾燥が続かない限り水やりはほぼ要りません。鉢植えの場合も、土を手で触って乾燥していたら与えるようにしていれば問題はないです。

しかし、真夏は水やりをしないとすぐに乾燥してしまうでしょう。朝にたっぷりと与え、水が蒸発してしまった後の夕方にもう一度水やりをするようにするとよいです。日中の水やりは土中で水温が上がる危険があるため避けてください。

バーベナの育て方のコツ⑥冬の水やりも注意

Photo byChristopherPluta

冬は土が乾燥していると感じた時だけで充分です。また、地植えの場合は降雨があれば問題ありません。生育が盛んではなくなる冬の時期に水やりして根腐れすることのないようにしてください。

しかし、まったく水やりをしなくてもよいというわけではありません。乾燥していると感じたり、降雨がまったくないと感じた場合は土の状態を確認し判断します。

バーベナの育て方のコツ⑦液肥で追肥する

Photo byFree-Photos

バーベナは開花時期が長くその分、肥料もたくさん必要になる植物です。地植えでも鉢植えでも、緩効性化成肥料を元肥として与え、2週間に1度程度液肥で追肥するようにすると花つきもよくなり元気に咲いてくれます。

元肥や追肥が必要なのは、地植え・鉢植えともに変わりません。花つきをよくしたい、長く花を楽しみたいと思っているなら、栽培する間は液肥などを使用した追肥を忘れないようにしてください。

バーベナが注意したい病気や害虫

バーベナに多い病気「うどんこ病」

Photo byHans

白いうどん粉をまぶしたような症状が出る「うどんこ病」にかかるバーベナが多いです。湿気が溜まらない風通しがよい場所に置いて、水分過多で蒸れた状態になるを避けるようしてください。

窒素が多い肥料を使っている、日当たりがよくないなどの理由でもうどんこ病は発生します。発症したら農薬などで対処する必要が出てきますので、予防対策を取っておくべきです。


天敵の害虫

Photo byzdenet

バーベナは、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ、ナメクジ、オンシツコナジラミなどがつきやすいと言われています。特にハダニは葉を枯らしたり花つきを悪くして開花時期が短くなったりします。

また、アブラムシは養分を吸うことで葉を小さくしてしまったり生育不良の原因を引き起こすこともあり得ますので、病害虫を見つけたら早めに農薬などで駆除するようにしてください。

バーベナの増やし方

バーベナの増やし方①宿根草は挿し木で増やす

Photo bymarkusspiske

簡単な挿し木という園芸法がありますが宿根草であれば対応可能です。挿し木は初心者でもできる増やし方なので覚えておいてください。時期は春先3月下旬~5月、初秋の9月前後ですが、真夏と冬を避ければ問題はありません。

まずは弱っていない茎を5cm前後、30分程度吸水させます。挿し木用の培養土を市販で購入し、そこに挿しておけば、早いと2週間程度で発芽するはずです。発芽したら適切な場所に植え替えてください。

バーベナの増やし方②一年草は種まきで増やす

Photo byMyriams-Fotos

宿根草は挿し木という増やし方で対応できましたが、一年草の増やし方は種まきになります。バーベナから種子を採取したらぬるま湯につけるなど不要物を取り除くようにしてください。

春先の4月前後か、初秋の10月前後がまき時で、約1ヶ月弱程度で発芽するでしょう。根付いて葉も育ってきたら適切な場所に植え替えていきます。種まきでの増やし方も難しくはありません。

バーベナを美しく咲かせる方法:2選

バーベナを美しく咲かせる方法①花がら摘みをする

Photo byFoto-Rabe

バーベナの開花時期が長いことを説明しましたが、1つの花が延々と咲き続けるわけではありません。花が咲き終わりこれから枯れるという時期になったら、花を茎から切り取り、花がら摘みを忘れないようにしておきましょう。

そうすることで、これから咲く花に養分が行きわたりますし、株も弱ることはありません。花がら摘みをしている場合は、しない場合よりも花つきが必ずよくなりますのでこまめに行うようにしてください。

バーベナを美しく咲かせる方法②切り戻しをする

Photo byfrancok35

バーベナは明らかに伸びすぎている茎を切り戻すことで株が若返り、長い開花時期の間美しく咲いてくれますし、また風通しもよくなることで生育環境が整います。

バーベナの切り戻しの時期は8月くらいと言われていますが、見た目まとまりがなくなってきたと感じた時にしてください。上から1/3、もしくは思い切って1/2ほど切り戻すと1週間程度でわき芽が見えてきます
 

バーベナが咲かない3つの理由とは

バーベナが咲かない理由①日照不足になっている


フリー写真素材ぱくたそ

本来、バーベナは育てやすく元気に成長してくれるはずですが、必ずしも花が咲くわけではないのです。もしバーベナを植え付けた場所の日当たり環境に問題があるなら、それが原因で咲かないのかもしれません。

バーベナは強い日差しの中でも問題なく元気に育ちます。バーベナにとって日当たりは非常に大事なものですので、日当たりを見直し、鉢植えなら移動させるなどしてください。

バーベナが咲かない理由②根詰まりを起こしている

Photo byAntranias

鉢植えは地植えとは違い、成長につれ植え替えが必要になってきます。宿根草の栽培だとさらに根がよく伸びるため、毎年株と用土が余裕で入るくらいの鉢に植え替えましょう。

植え替えをしないことで、伸びるはずの根が詰まってしまう可能性が出てきます。そうなると、花が咲かない原因になりますので、株が鉢に対して大きくなりすぎていないか注意してください。

バーベナが咲かない理由③肥料が足りない

Photo byHans

バーベナは開花時期が長いことから、肥料を必要とする植物だと説明しました通り、元肥だけではなく2週間に1度程度追肥も必要です。肥料が足りないと花つきにも当然悪影響が起こります。

花がうまく咲かない、花つきが悪い気がする、そう感じた場合は実際に与えている肥料が足りているかどうかを見直してみましょう。

バーベナはコツをつかめば長く楽しめる植物

Photo bySanjayB

バーベナは開花時期も長く、色鮮やかで美しい花であることが分かりました。ここで紹介した水やりや液肥など肥料の与え方、赤玉土などの用土の選び方などを参考にして栽培に挑戦してみましょう。

注意するべき点をおさえながらバーベナを育てて、花の美しさとともに心癒される時間を過ごしてください。

バーベナ以外にも長く咲く花に興味がある人はチェック!

すぐ散ってしまう花にも素敵な花はありますが、どうせ栽培するならバーベナのように長い開花時期を楽しめるものがおすすめです。バーベナ以外に開花時期が長い植物をピックアップしました。

下記の記事を参考に、気になる植物の栽培を始めてみましょう。