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ネギに花が咲くって知ってる?特徴と花言葉をご紹介!部分によっては食べられます!

ネギの花、というものを見たことがあるでしょうか。家庭菜園でネギを育てている人でも、花が咲く前に収穫してしまってみたことがないという人も多いでしょう。今回はネギの花とはどういったものなのか、食べ方や特徴・花言葉を詳しくご紹介します。
2021年6月28日
asakamizuki
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目次

ネギとは

ネギとは、ビタミンやカロテン、カルシウムなどを豊富に含む栄養価の高い野菜です。独特の風味もあるため、食卓で必要とされることも多いでしょう。薬味として季節を問わず必要とされていますが、とくに冬には欠かせない食材です。

開花時期には一見すると花には見えない、一風変わった花を咲かせることでも知られています。通常見かける白い花以外にも、紫色の花もあるので気になる人は画像などを検索してみるのもおすすめです。

ネギの特徴

薬効があることが、大きな特徴といえる植物です。古来よりさまざまな料理に必要とされるだけではなく、季節を問わず売られているので薬味としても重宝されています。ネギの持つ薬効は鎮静や発汗、利尿などであり、主に風邪やのどが痛いときに昔から使われていました。

そのほかにも、血糖値を下げて血圧上昇を抑えるなど生活習慣病予防にも効果的であるとされているので、気になる人はぜひ試してみてください。

食べる部分は葉

Photo by Masaru Kamikura

鍋物だけでなく炒め物にもよく使用されていて、薬味としても需要が高く食卓に常に必要とされているのではないでしょうか。育てるのが難しくなくどこでも成功するために、ほぼ1年中出回っている野菜です。

ほぼすべてが葉に分類されるネギにおいて、茎の部分はほんのわずか、根の部分もまた下の方の少しだけというのはご存じでしょうか。そのため、種類に限らず食べる部分は、ほとんどが葉になるでしょう。

ネギに実はあるのか

食べる部分と聞くと実が思い浮かぶ人も多いかもしれませんが、そもそもネギに実は存在するのでしょうか。花は画像もあり実際に育てればこれが花だといえるものが付きますが、実の画像はほぼありません。開花後は黒い種ができるので、ネギに実があるのかどうかは難しい問題であるといえるでしょう。

ネギの花とは

ネギの花は、一つ一つは非常に小さいものです。一見するとまん丸い一つの花に見えるかもしれませんが、よく見れば6片の花弁を持つ花の集合体であることがわかるでしょう。このふわふわした丸いものには、約300もの花が集合しています。

食用のネギの花ではかわいらしくても特別鑑賞するほどではありませんが、中には紫色の大きな花を咲かせる観賞用のネギもあります。そういったネギの花は、飾って楽しむのもおすすめです。

ネギに咲く花はネギ坊主

Photo byNickyPe

ネギの花はネギ坊主と呼ばれていますが、その理由はご存じでしょうか。時には1000もの花が集まって球状になるネギの花は、坊主頭を連想させるために、その名がつけられました。

また、橋などの欄干につく飾りを擬宝珠と呼びますが、その理由はご存じですか。実はネギ坊主が擬宝珠の語源であることを知っている人は、さほど多くはないかもしれません。まったく関係がないようですが、実は擬宝とはネギ坊主のことなのです。


花も食べることができる

Photo byMikeGoad

ネギ坊主は食べられるのかどうか、気になったことはないでしょうか。ネギの花はスーパーなどでは売られていないので、もし食べるとすれば自分で育てるほかありません。ネギの栽培自体はコツをつかめばできるので、花が気になるなら栽培してみましょう。

またネギ坊主は、おひたしやてんぷらにしてうまく調理すれば食べることができます。実際に一部の地域では食べられているので、気になる方はぜひ試してみてください。

花言葉を知っておこう

花言葉があるのは、有名な花だけと思っている人はいませんか。花が咲く・咲かないにかかわらず植物の多くには、花言葉が付けられています。そしてネギには、花言葉が4つもあるのでぜひどのような花言葉なのかを知っておきましょう。

花言葉は「ほほえみ」「くじけない心」「愛嬌」「笑顔」です。どれも前向きな言葉ばかりでとてもいい言葉といえるでしょう。花言葉が付けられた由来とは、どのようなものなのかを解説していきます。

花言葉の由来

花言葉の由来には諸説ありますが、ネギの場合はそのかわいらしい花の見た目から「ほほえみ」「笑顔」とつけられたとされています。ふわふわしていて笑顔になれるから、という理由です。また、ネギ坊主と呼ばれるほど愛らしい様子から「愛嬌」という花言葉が付けられたのでしょう。

「くじけない心」という花言葉は、まっすぐ葉を伸ばす様子や成長点を残しておくことで何度か再生し収穫ができる点からつけられたと考えられています。

ネギの花が咲く時期

Photo byn-k

春に開花するのが、一般的です。基本的に種まきは2つの季節にでき、収穫時期も7月から2月にかけてと長く、種まきや苗の植え付け時期によって違います。そんなネギに花が咲くのは、トウが立ったときです。

トウが立って花が咲くと成長が止まってしまうので、その前に収穫してしまいます。ただし、ネギの種を取りたい、という場合にはそのままにしておくといいでしょう。種は保存しておいて、苗を作るときに使います。

ネギの種

ネギの種は、ネギの花が咲いて枯れるとそのあとに黒いゴマのようなものができます。その黒いゴマのようなものが、種です。必要なら開花時期まで畑に放置しておくことで、種を取ることができます。

もっともネギの種は園芸店でも販売されているので、家庭菜園ではあまり必要とはされません。逆に開花時期まで放置しておくとネギ自体が固く食べられなくなってしまうので、開花するまでには収穫して食べてしまいましょう。

ネギの種類

ネギの種類は多く、植え付ける季節や収穫できる季節なども種類によって違うことがあります。それぞれ向いている食べ方がるので、もし育てたいというのであればまずはどのような種類があるのかを知っておく必要があるでしょう。

種類が違えば必要とされる用途も変わってくるので、その分活用の幅も広がるのではないでしょうか。さまざまな種類のネギをうまく活用することで、よりおいしい料理を作ることができます。

長ネギ


Photo by sayo-ts

ネギは1種類ではなく、画像で検索すると驚くほど多く出てきます。そんな中でもっともなじみのあるネギといえば、長ネギです。季節を問わず出回る長ネギは葉の部分のほとんどが白く、地域によっては白ネギや根深ネギとも呼ばれます。

青い部分も食べられますが、基本的には白い部分を食べる野菜です。生で食べると少々辛みがあり、火を通すと甘みが強く焼き鳥や鍋物に使われ、季節を問わず幅広く需要があります。

リーキ

Photo byHans

長ネギによく似たネギで、「リーキ」と呼ばれる種類のものもあります。地中海沿岸で多く栽培されているネギであり、日本ではまだそこまで多く流通はしていません。長ネギと同じく白い部分を食べるネギで、西洋ネギとも呼ばれています。

リーキの特徴は緑の葉の部分で、平たくかたい緑の葉が重なっています。長ネギの筒状で中が空洞の緑の部分とは全く違う形状なので、見分けるときは緑の葉をよく観察するといいでしょう。

赤ネギ

赤ネギは、長ネギの白い部分が紫色をしたネギのことです。とはいえ紫なのは表面だけで、切ってみると中は白くなっています。色味がよく、生のままでも薬味として利用できますが火を通すと甘みが強くなるため、栽培が盛んな地域では鍋物や炒め料理として食べられているでしょう。

赤ネギの旬季節は冬で、春になってトウが立つと開花して固くなってしまうので家庭菜園で育てる場合には開花するまでには収穫を終えてしまいます。

葉ネギ

葉のほぼすべてが緑色なのが、葉ネギと呼ばれる種類です。時期的には1年中植えられてなおかつ収穫できるので、非常に使い勝手がいいといえるでしょう。

植えるための場所も取ることなく、プランターでも庭の片隅でも植えることができ簡単に大きくなります。葉ネギは庭がない場合、ベランダでも栽培することができるでしょう。葉ネギ独特の匂いがあれば、虫もあまり寄ってこないので他の野菜と一緒に植えるのがおすすめです。

種類によって花に違いはあるのか

Photo byAlexas_Fotos

種類によって花が大きく違ってくるわけではなく、せいぜい大きさや色が違う程度です。開花時期もとくに異なるわけではないので、もし違ったネギの花を見たい、生け花に使いたいというのであれば鑑賞用のネギの花を育ててみるといいでしょう。

ネギの変色

Photo byArmbrustAnna

もともと紫色の赤ネギならともかく、長ネギなどの白い部分が紫色に変色することがあるのはご存じでしょうか。もしも白いネギが突然紫色に変色していたら、食べることはできるのかどうかも気になります。

ネギが変色した場合はすぐに捨ててしまうのではなく、よく状態を観察しておきましょう。何故なら必ずしも色が変わったから腐っているというわけではなく、変色していても食べられることもあるからです。


赤紫に変色したら

ネギが紫色に変色する原因の一つは、日光にあります。ネギは新聞紙などにくるんで日が当たらないように保存する野菜ですが、誤って日光に長く充てていた場合には白い部分が紫色になってしまうからです。

そのため表面は紫色ですが、切ってみると白かったということもよくあるのではないでしょうか。とくに異臭などがなく、日光が変色の原因であるなら問題なく食べることができるので捨てずに調理してみてください。

異臭がしたら注意

紫に変色していても、基本的には食べられます。見た目は変化していても味にはとくに違いはありません。とはいえ心配であれば生で食べるのではなく、変色した部分は向いて加熱して食べるようにしましょう。ただし、変色だけでなくもしも異臭がしたりぬるぬるしていたりすれば、それは腐っているかもしれないので食べないように注意してください。

まとめ

Photo bycongerdesign

画像ではネギ坊主を見たことがあるけど実際には見たことはない、という人も多いかもしれません。食べるだけでなく見ても面白い花を咲かせる、それがほかにないネギの面白いところだといえるでしょう。ネギ坊主からもネギ独特の香りがするのも、魅力の一つであるといえます。

万能野菜であるネギには、さまざまな魅力があふれているのでまずは一度どのような植物なのかをじっくりと考えてみるのもいいのではないでしょうか。

ネギの育て方が気になるならこちらもチェック

もしもネギの育て方も気になる、という人がいるのであれば当サイトにはいくつか栽培方法を詳しく書いた記事が掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。コツさえつかめばどこでも成功するのがネギのいいところなので、とくに無農薬で育てたい、というときには記事を読んでより詳しく知ることをおすすめします。