室内で観葉植物を育てる前に
観葉植物を室内で育てるメリット
自宅の室内で観葉植物を育てたいと感じる理由は何でしょうか?日ごろあまりグリーンを観賞する機会がないからとか、室内に飾ってかわいいし癒されそうだからなどいろいろな理由があるでしょう。
観葉植物には、光合成による空気清浄や調湿、リラックスや疲れ目を癒す効果などがあります。お部屋の雰囲気づくりのアクセントにもなりますね。観葉植物は私たちの心身を整えるメリットがあるので積極的に取り入れましょう。
自宅室内の観葉植物の選び方
たくさん種類がある観葉植物のなかからどれを選べばよいか迷いますよね。まずは選び方を知っておきましょう。ただ気に入った植物を選ぶのもよいのですが、自宅やお部屋の環境に合わせることで栽培しやすくなります。
また、初心者さんの選び方でおすすめなのは、手軽でお手入れが簡単、強い、枯れない植物です。定番で人気があるのはそこそこ育てやすいですよ。それ以外にも選ぶ際に必要なポイントを2つご紹介します。
選び方:寸法や飾るところ
観葉植物は大きめからかわいい小さめまでいろいろな寸法があります。自宅室内のどこにどんな寸法の観葉植物を置きたいかイメージしてみましょう。観葉植物は明るい室内窓辺に飾るのが多いですが、窓辺の大きさによっても寸法が決まってきます。
部屋と観葉植物のバランスを考えることも大事です。室内のコーナーや背の高い家具や低い家具、無機質になりがちなテレビやパソコンなどのコンピュータの近くに合うのはどれかを考えます。
選び方:室内の日の当たり方や性質
日なただけでなく、日かげが好きな観葉植物もあります。例をあげると、室内の窓辺の日なたではゴムノキやクロトンなどが適切です。また、やや弱い光を好むポトスやアフェランドラは窓辺から離れた室内に飾ります。あまり光が入らない自宅の玄関やトイレに飾るのはテーブルヤシやアジアンタムなどです。
夏は日かげに冬は日なたに飾るなど季節によっても条件があるので、性質を知ってお部屋にぴったりの植物を選んでくださいね。
室内におすすめの小さめ観葉植物8選!
①強い観葉植物「ガジュマル」
かわいい立ち姿の観葉植物として人気があるガジュマルは、小さめの鉢植えだと手軽に自宅室内に飾ることができます。生命力が強いので初心者でも育てやすいですよ。選び方は気根がどっしりしている植物にしましょう。
直射にならない日が当たる室内に飾ります。お手入れは、土のかわきどきに水をよくあたえ、葉水もあたえましょう。葉水とは霧吹きで葉に水を吹きかけることです。穏やかな効果が続く置肥を2カ月に1回ほど施します。
②定番の観葉植物「パキラ」
パキラは定番の観葉植物です。幹が三つ編みになっており、元気に開いたような葉の形はインテリアとして人気があります。小さめは手軽で初心者でも自宅で育てやすいですよ。
日が当たり風通しのよい室内の窓辺に飾ります。お手入れは、春から秋にかけては土がカラッとしてきたら水をあたえ、冬はかわかし気味にしましょう。定期的に葉水をあたえると虫を防げます。肥料は春から秋の2カ月に1回穏やかな効果が続く肥料を施しましょう。
③育てやすい観葉植物「コーヒーノキ」
ツヤツヤとした光沢の葉が美しいコーヒーノキは、その名の通りコーヒー豆がなる木です。自宅でコーヒーノキを観賞しながらコーヒーを飲むのは楽しいですよ。苗の選び方は葉の艶がよい株にします。初心者でも手軽で育てやすいです。
日が当たる環境が好きですが、夏場は半日かげの室内に飾ります。お手入れは、土がカラッとしたら水をあたえ、冬はかわかし気味です。肥料は春から秋まで2カ月に1回穏やかな効果が続く肥料を施します。
④簡単お手軽観葉植物「ハーブキッチン」
キッチンハーブは室内の観葉植物にもなります。手軽に栽培ができ気軽に始められるので、初心者さんにおすすめですよ。選び方はご自宅の料理を想像しながらいろいろ試してみてくださいね。
小さな鉢植えでお部屋の狭い窓辺にも飾って楽しめます。日がよく当たる室内に置き、土はハーブ専用土がおすすめです。お手入れは、土のかわきどきに水をよくあたえますが、やりすぎるとカビたり根が腐ったりすることがあるので気をつけましょう。
⑤定番の観葉植物「ミニサボテン」
ミニサボテンは自宅室内に飾ってかわいい雰囲気になる手軽で定番の観葉植物です。初心者さんでも簡単で育てやすいおすすめの植物になります。選び方は好きなサボテンの形がしゃんとして張りがあるのにしましょう。
直射を避けた日が当たり風の流れがよい室内が適しています。お手入れは、土がカラッとしたら水をあたえますが、やりすぎには注意が必要です。環境と水の量に気をつければ、長く栽培を楽しめます。
⑥枯れない観葉植物「フィカス プミラ」
フィカス プミラは葉の模様が綺麗で葉の形はハート型で小さめでかわいいです。つる性を利用してトピアリーに使われ人気があります。人間関係や恋愛の縁にもよく、花言葉は「あなたは私を元気づける」で贈り物としてもおすすめです。
室内の日なたに飾ります。お手入れは、土のかわきどきに水をあたえましょう。春から秋まで2カ月に1回、穏やかな効果が続く肥料を施します。0℃以上の室内で管理をしてください。枯れない強い植物です。
⑦簡単に増える観葉植物「カネノナルキ」
ぷくっとした葉が可愛いと人気で定番の多肉の観葉植物は、カネノナルキです。葉が硬貨に似ているのが名前の由来で、「幸福を招く」花言葉や綺麗な花が咲くことから贈り物としてもおすすめです。小さめはお手軽でお手入れも簡単ですよ。
日が当たる室内に飾ります。お手入れは、土のかわきどきによく水をあたえましょう。2カ月に1回、穏やかな効果が続く肥料を施します。強いので、挿し葉で簡単に増やせるのが特徴です。
⑧頑丈な観葉植物「サンスベリア」
頑丈で育てやすいサンスベリアは、鉢植えで縦にすっと伸びた葉と模様が見事な観葉植物です。室内の空気清浄効果が高いのも嬉しいですね。選び方は、虫やカビがないか確認します。また、葉が綺麗で数が多い株がよいでしょう。
直射でない日が当たる室内で育てます。お手入れは土のかわきどきに水をよくあたえましょう。冬場はあまり水を必要としません。春から秋まで2カ月に1回、穏やかな効果が続く肥料を施します。
室内におすすめの大きめ観葉植物5選!
①育てやすい観葉植物「クワズイモ」
クワズイモは葉が少なく、気持ちのよいグリーンで大きく存在感があり人気です。比較的弱い光や寒さにも耐えられる強いところも、初心者さんには育てやすいでしょう。木のフォルムが美しく室内装飾としてもおすすめです。
明るく風の流れがよい室内に飾ります。お手入れは土のかわきどきに水をよくあたえ、冬場は控えめの1週間に2回くらいまでにしましょう。2カ月に1回、穏やかな効果が続く肥料を施します。
②定番の観葉植物「モンステラ」
定番のおすすめ観葉植物といえばモンステラです。葉の色が深く羽のように切込みが入っています。この大ぶりで特徴的な葉が見事で室内装飾として人気が高いです。葉がデザインに用いられることも多いですね。
年間を通して日なた~日かげの室内に飾ります。お手入れは、土のかわきどきに水をあたえ、ヘゴ(支柱)をつける場合はヘゴにも水をかけましょう。2カ月に1回、穏やかな効果が続く肥料を施します。冬は室内を3℃以上に保ちましょう。
⑦定番の観葉植物「ドラセナフラグランス」
ドラセナフラグランスは別名「幸福の木」といい、贈り物として人気が高い定番の観葉植物です。どっしりとした幹に縦に入った模様の葉が特徴的で、お部屋の装飾にも最適です。
日なた~半日かげの室内に飾ります。お手入れは、土の表面がカラッとしたら水をよくあたえ、冬はかわかし気味にしましょう。春から秋にかけて2カ月に1回、穏やかな効果が続く肥料を施します。湿気が好きな性質のため、葉水は度々やるようにしてください。
室内で吊るす・花を楽しむ観葉植物5選!
⑨定番の観葉植物「ポトス」
美しい模様のグリーンが気持ちのよいポトスは定番の観葉植物で、吊るして楽しむことができます。それ以外にも鉢植えで置いて楽しんだり、ヘゴを使ってポトスタワーにすることもでき、室内の環境に合わせて装飾を楽しめるのが人気です。
直射を避けた日なた~半日かげの室内に飾ります。春から夏にかけて2カ月に1回、穏やかに効果が続く肥料を施しましょう。春から秋にかけて水をよくあたえ、冬は乾燥気味で栽培します。
人気の観葉植物「ハートカズラ」
ハートカズラはかわいいハート型の葉と色が特徴のつる性多肉植物です。つるが垂れて成長するので、吊るしたり室内の高いところに飾って観賞したりします。かわいいので女性に人気があり簡単に育てられますよ。
日が当たる室内が好きですが、半日かげでも枯れない強いハートカズラです。土のかわきどきに水をよくあたえます。与えすぎないことと風の流れをよくすることに気をつけて腐らせないようにしましょう。葉水は定期的にあたえます。
簡単お手軽観葉植物「エアプランツ」
エアプランツは土を必要とせず、葉から空気に含まれる水分を吸収する植物です。室内装飾としていろんなディスプレイができるのが魅力で、土が要らない分手軽で簡単です。
直射でない穏やかな日なたの室内に飾ります。水は霧吹きなどでたっぷりと全体を濡らしてその後水を切ってかわかしましょう。葉が巻いていたり元気がないときは水を張った容器にしばらく漬けておきます。冬場の水は少なめでカラカラにならない程度です。
人気の観葉植物「アンスリウム」
アンスリウムは赤い花が魅力的です。葉も花も楽しめ室内をパッと明るくしてくれる人気のおすすめ植物です。赤い広い部分は苞(ほう)で、それについて立っている棒の部分が花になります。
春から秋は明るい日かげの室内に、冬は窓辺に飾って光を当てましょう。お手入れは、土の乾燥前に水をよくあたえ、冬はかわかし気味です。葉水は度々あたえましょう。春から秋まで定期的に穏やかな効果が続く肥料を施します。
花が人気の観葉植物「グズマニア」
グズマニアは南国を思わせるような目を惹く赤や黄色の花を咲かせる人気の観葉植物です。室内を華やかに彩ってくれますね。花言葉は「理想の夫婦」「いつまでも健康で幸せ」で、家庭的で幸せなイメージがあります。
直射を避けた日が当たる室内に飾ります。春から秋は2、3日に一回水をあたえ冬は週に一度ほどにします。風の流れのよい室内に飾ることも大切です。春から秋に穏やかな効果が続く肥料を施しましょう。
室内での栽培環境と注意点
枯れないように室内環境を整える
初心者さんが観葉植物を扱う際に気をつけておくことがあります。まず園芸店などでの観葉植物の選び方は、全体がしっかりとして葉艶がよいものを選びましょう。室内では直射日光に当たると葉やけを起こしやすいので、レースカーテン越しに日を当てるのが理想です。
葉水は防虫に効果があるので、定期的にあたえます。カビが生えないように風の流れがよいことも大切です。観葉植物はエアコンの風が当たりすぎないように気をつけましょう。
自宅で観葉植物に簡単な工夫
近年、観葉植物を室内で見て楽しむのはもちろん、より装飾性を重視する傾向があります。土を使わないハイドロカルチャーは、カラフルな色が増えて初心者さんでも手軽にできると人気です。
ガラスの器に入れて一つの世界観を生み出すテラリウムも流行っていますね。鉢植えでも、ひとまわり大きい好みの鉢カバーの中に鉢植えごと入れるだけで手軽で簡単に装飾を楽しめますよ。自宅でぜひやってみてくださいね。
好きな観葉植物を室内で栽培しよう!
今回は初心者さんでも室内で簡単に育てやすい観葉植物についてご紹介しました。観葉植物はたくさんあるので、どれにしようか迷いますよね。選び方は、室内の環境や日当たり、性質などを踏まえてゆっくりとイメージして選んでくださいね。
枯れないように日の当たり方や風の流れ、水のあたえ方など注意点を抑えて、観葉植物との生活を楽しみましょう。グリーンがある室内は気持がよいですね。毎日が癒されて明るい気持ちになりますように。
観葉植物について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
気になる観葉植物があればぜひ読んでみてくださいね。

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出典:https://www.pakutaso.com