お土産で福島の魅力を再発見!
観光のお楽しみのひとつがお土産探しですね。食べ物や工芸品などその土地の特徴をいかしたお土産は観光の忘れられない思い出になります。観光の際には自分や家族のためのお土産だけでなく、普段お世話になっている方への手土産も購入したいに違いありません。
福島県にもたくさんのお土産が販売されており、それぞれに異なる地域性が反映されています。有名観光スポットの周辺には必ずといっていいほど土産店があるので、観光の途中や帰りに立ち寄ってお土産を購入してみてはいかがでしょうか。今回の記事では福島県で購入できるお土産に最適な商品にスポットを当てていきます。
福島のお土産ランキングTOP5を発表!
それではこれから福島県のおすすめのお土産をご紹介していきましょう。本記事では観光の際にぜひお土産にしてみたい食べ物に注目します。マスメディアでも取り上げられて全国的にも知名度の高い有名なお土産や、観光客にはまだまだ知られていない隠れたお土産など、全部で10種類のお土産をピックアップします。
お菓子のお土産と名物や名産品のお土産に分けて5種類ずつのお土産をご覧いただきます。それぞれのお土産の特徴やおすすめポイント、お土産を購入できる店舗情報などをわかりやすく解説します。ランキング形式にしてみましたのでぜひご覧ください(福島県のお土産ランキングTOP5の情報は2021年4月7日現在のものです)。
福島のお土産ランキング5【お菓子系】
ランキング【5位】:ジャンボシュークリーム
桁違いの大きな風貌がマスメディアでも取り上げられて話題となった福島県いわき市の有名なスイーツ菓子です。いわき市の好間町では商工会が先頭に立ってジャンボなメニューを使って町おこしを行っており、町内のそば店やとんかつ店、精肉店などさまざまなお店では、ジャンボなグルメや大盛りのグルメを提供しています。
ジャンボシュークリームもその中のひとつで、話題をさらった最も大きな「超特大シュークリーム」は重さ約1キログラム、直径約30センチメートルと非常にジャンボです。どこから食べていいのか迷ってしまいますね。お土産用の箱ももちろんジャンボです。
このお土産を手掛けるのは?
ジャンボが話題のこの珍しい福島県のお菓子を手掛けるのは、好間町のジャンボメニューの発祥のお店ともなっている「白土屋菓子店」です。町の小さな老舗の菓子店ですが、話題のスイーツ菓子を求めて各地からスイーツ好きがやってきます。
白土屋のシュークリームは高級感よりもサイズ重視ですが、生クリームとカスタードクリームの美味しさはどのシュークリームにも負けないほどの美味しさです。生菓子ゆえに日持ちはしませんが、話題性は抜群なお土産ですね。数人で分けて食べるとコスパもなかなか良好です。人気のためお土産に購入するならぜひ予約することをおすすめします。
お土産は福島のココで買おう!
白土屋菓子店
- 住所福島県いわき市好間町上好間字南町田36-1
- 電話番号0246-36-2645
- 営業時間8:30~18:00
- アクセス常磐自動車道「いわき中央IC」より2分
ランキング【4位】:生キャラメル
濃厚な甘さと口どけ感が最高の福島県大玉村のお土産です。生キャラメルは一般的なキャラメルよりも生クリームやバターなどの含有量が多く、口に入れるとすぐにとろけてなくなり口の中に風味だけが漂います。ご紹介する福島発の生キャラメルも新鮮な牛乳と生クリームがたっぷりと使用されており、その口どけ感は半端ではありません。
フレーバーも抹茶や黒ゴマなど多彩で、中には福島県のご当地名物が練りこまれたものもラインアップされています。キャラメルは比較的日持ちするお菓子のため、たくさん購入して冷蔵庫で保存すると長い期間美味しい味を楽しむことが可能です。
このお土産を手掛けるのは?
口に入れるだけで幸せな気分にさせてくれるこの福島県のスイーツ菓子を手掛けるのは、電子部品メーカー「向山製作所」です。畑違いの企業が食べ物を販売したため、マスメディアでも取り上げられて話題となりました。
社会情勢の変化で本業の仕事量が激減したため、料理好きであった社長が試行錯誤を繰り返してレシピを開発して食品事業部を立ち上げて今に至っています。キャラメルとしては安い値段ではありませんが、高級感のあるパッケージで手土産としても自信を持っておすすめできるお菓子です。今や定番化している福島生まれの話題のお菓子をぜひお土産にしてみましょう。
お土産は福島のココで買おう!
向山製作所 大玉ベース
- 住所福島県安達郡大玉村大山字新田8-1
- 電話番号0243-24-7297
- 営業時間9:00~19:00
- アクセス東北自動車道「本宮IC」より10分
ランキング【3位】:家伝 ゆべし
スイーツなのに醤油の風味をほのかに感じる福島県郡山市の定番のお土産です。モチモチ感の出る独特の生地でこし餡を包み込み、三方をつまみ上げて蒸した素朴な味わいの食べ物で、手土産の定番菓子として福島県民の間で広く利用されています。
醤油風味に加えケシの実の香ばしい香りもこのお菓子の魅力となっており、羽を広げた鶴に似せた独特の形が高級感を演出しています。スタンダードは普通のこし餡ですが、餡に福島県のご当地名物を盛り込んだ季節限定のゆべしも販売されるので楽しみですね。値段も比較的安いので観光土産として選びやすいのではないでしょうか。
このお土産を手掛けるのは?
素朴でありながらも上品なこの福島県のお菓子を手掛けるのは、安政7年創業という老舗菓子メーカー「かんのや」です。時代の流れによって手作業から機械での製造に変わりましたが、老舗の味はしっかりと受け継がれています。
もし文字通りの老舗の味をお土産にしたいならかんのやの本店がおすすめです。こちらでは手作業でこしたえた貴重なゆべしをお土産にすることが可能です。通常商品は6個入りのものからコスパ抜群の24個入りのものまでありますが、生菓子のため日持ちはそれほどよくありません。観光土産にする際には一週間を目安に食べきるようにしましょう。
お土産は福島のココで買おう!
かんのや 本店文助
- 住所福島県郡山市西田町太田字宮木田39
- 電話番号0247-62-2016
- 営業時間9:00~17:00
- アクセス東北自動車道「郡山東IC」より6分
ランキング【2位】:ままどおる
食べるとミルクの風味が口いっぱいに広がる福島県郡山市の有名なお土産です。こちらのご当地スイーツも福島県民の定番菓子となっており、自宅で食べたりおつかいものにしたりと多くの県民に愛されています。バターたっぷりの生地でミルク味の餡を包み込んだ焼き菓子で、しっとりとした食感とミルキーな甘さは一度食べれば必ずクセになります。
特別高級なお菓子ではありませんが、コーヒーにも緑茶にもよく合うので手土産にしても喜ばれるに違いありません。賞味期限が8日ほどとそれほど日持ちしないため、観光土産にする際には早めの消費がおすすめですね。
このお土産を手掛けるのは?
値段も手ごろで美味しいこの福島県のお土産を手掛けるのは、昭和21年創業の老舗菓子メーカー「三万石」です。「技術の前に良質な原料あり」という創業者の精神を反映したお菓子づくりを行っており、ままどおるにもその精神がしっかりといかされています。
ままどおるは5個入りのものから36個入りのものまでありますが、一番小さな5個入りが最もコスパが良好となっています。小さいサイズのほうが安いというのは珍しいですね。安い5個入りのものをいくつも購入してばらまきするのもおすすめです。福島県を代表するご当地スイーツをぜひ観光土産にしてみましょう。
お土産は福島のココで買おう!
三万石 郡山本店
- 住所福島県郡山市駅前2-2-13
- 電話番号024-932-1661
- 営業時間10:00~18:00
- アクセス東北自動車道「郡山IC」より20分
ランキング【1位】:薄皮饅頭
日本三大饅頭のひとつとして有名な福島県郡山市の人気のお土産です。「福島観光のお土産ならコレ!」と決めている人も多く、福島県内の随所でこのご当地スイーツが販売されています。その名の通り饅頭の皮は薄めで、中には甘さもほどよいこし餡がたっぷりと詰め込まれています。
薄皮には黒糖が使用されていてほんのりと甘さを感じます。特に厳選した小豆を使用した餡の味は絶品で、この餡の美味しさがこの食べ物の価値を大いに高めていますね。福島県には揚げ饅頭というご当地名物がありますが、福島県民の中にはこの薄皮饅頭を油で揚げて食べる人も多くいます。
このお土産を手掛けるのは?
しょっぱいものが欲しくなるこの福島県のお土産を手掛けるのは、嘉永5年創業という老舗菓子メーカー「柏屋」です。宿場町であった郡山で旅人たちが立ち寄る茶屋を営業したのが柏屋の始まりで、旅人たちに薄皮の饅頭を提供したのが今の薄皮饅頭のルーツとなっています。
東北では薄皮のこし餡饅頭は珍しかったためたちまち人気となり、中にはわざわざ遠回りしてこの饅頭を食べる人もいました。手土産には高級なお菓子もおすすめですが、この柏屋の薄皮饅頭なら値段は安くても自信をもって贈り物にすることができるでしょう。抹茶など他のバージョンもぜひどうぞ。
お土産は福島のココで買おう!
柏屋本店
- 住所福島県郡山市中町11-8
- 電話番号024-932-5580
福島のお土産ランキング5【名物・名産品系】
福島お土産ランキング【5位】:いか人参
ご飯のおかずにも酒の肴にもグッドな福島県福島市の定番のお土産です。福島市のある中通り地方で昔から食されてきた郷土料理で、名前の通りイカとニンジンが主な材料となっています。福島近海でも生イカは名産品となっていますが、この食べ物に使用するのは干したスルメイカです。
醤油ベースの漬け汁に千短冊切りにしたニンジンと細く切ったスルメを漬け込んでつくります。歯ごたえのあるニンジンとちょっとしょっぱいスルメがベストマッチな食べ物ですね。マスメディアでも福島県の名物グルメとしてこの食べ物が紹介され多くの人の知るところとなりました。
このお土産を手掛けるのは?
素朴で美味しいこの福島県のお土産を手掛けるのは、福島県の名産野菜を使った美味しい漬物が人気の「福島りょうぜん漬本舗」です。旬の名産野菜を昔ながらの方法で乳酸発酵させて漬物を製造しており、いくつもの漬物のヒット商品を生み出しています。
福島りょうぜん漬本舗のいかニンジンは、スルメのダシがたっぷりときいた醤油ベースの漬け汁が特徴で、ニンジン独特の風味が打ち消されていてニンジンの苦手な人にもまったくといっていいほど抵抗感がありません。今や福島県の誇る名産品となったこの漬物をぜひ観光土産にしてみましょう。
お土産は福島のココで買おう!
福島りょうぜん漬本舗 本店
- 住所福島県福島市大波字星の宮32
- 電話番号024-586-2345
- 営業時間9:00~18:00
- アクセス東北自動車道「福島西IC」より30分
福島お土産ランキング【4位】:いわきワイン
観光客にはまだあまり知られていない福島県いわき市のお土産です。福島県といえば果物が名産品ですが、このワインはブドウの産地ではない浜通りのいわき市でつくられています。丘の上の広大な土地にマスカット・ベーリーAやメルローなどのブドウの木を植えて栽培し、収穫したブドウからワインをつくっています。
このワインプロジェクトがスタートした矢先に東日本大震災が起きましたが、さまざまな問題を克服して平成26年についにいわき産ワインが誕生しました。ブドウの収穫から瓶のラベル貼りまでをすべて手作業で行っていて、文字通りのいわきの名産品となっています。
このお土産を手掛けるのは?
隠れた名品ともいえるこの福島県の名産ワインを手掛けるのは、身体にハンディキャップを持った人々を支援する福祉法人団体が設立した「いわきワイナリー」です。ブドウ栽培の作業はそうした人たちによって行われており、その並々ならぬ努力が美味しいいわきワインを生み出しました。
いわきワイナリーにはガーデンテラスとワインショップがあり、ブドウ畑を眺めながらワインの試飲も楽しめます。ショップには常に25種類ものワインが販売されていて、10種類ほどのワインを一杯300円で試飲できます。値段と相談しながらお気に入りの一本をお土産にしてみましょう。
お土産は福島のココで買おう!
いわきワイナリー
- 住所福島県いわき市好間町中好間字半貫沢34-72
- 電話番号0246-36-0008
- 営業時間11:00~16:00
- アクセス常磐自動車道「いわき中央IC」より5分
福島お土産ランキング【3位】:さんまのぽーぽー焼風蒲鉾
浜通りに伝わる郷土料理の要素を盛り込んだ福島県いわき市の魚介グルメです。いわき市の魚港では秋になるとサンマが多く水揚げされており、漁港近くの家々では昔からサンマを使ったさまざまな料理が食されてきました。ポーポー焼きもそんな郷土料理のひとつで、サンマのすり身に刻みネギやショウガなどを入れてそれをハンバーグのようにして食べます。
このヘルシーで美味しいグルメを蒲鉾にしたのがさんまのぽーぽー焼風蒲鉾で、サンマの形をしていて見るからにユニークです。蒲鉾にはサンマの身が50%も入っていて、本物のポーポー焼の味わいを堪能できます。
このお土産を手掛けるのは?
中身からパッケージまですべてがサンマ尽くしのこの福島県のお土産を手掛けるのは、昭和38年の創業以来変わることなく蒲鉾をつくり続ける「貴千」です。蒲鉾専門店だけにそのラインアップは多彩で、蒲鉾で数々の賞も受賞しています。さんまのぽーぽー焼風蒲鉾は骨が気になって魚が嫌いという子供でも食べやすいのが魅力ですね。
形もインパクトのあるユニークなデザインなので、子供のいる家族への手土産にしても喜ばれるに違いありません。本物のポーポー焼きよりも美味しいという声も。ある程度保存のきく蒲鉾は、生の魚介類よりもお土産にしやすいに違いありません。
お土産は福島のココで買おう!
貴千 永崎工場直売所
- 住所福島県いわき市永崎川畑25
- 電話番号0246-55-7005
- 営業時間10:00~16:00
- アクセス常磐自動車道「いわき湯本IC」より25分
福島お土産ランキング【2位】:元祖ラジウム玉子
福島県の有名温泉地で誕生した福島県福島市のお土産です。飯坂温泉といえば福島県きっての人気温泉地ですね。温泉街にはたくさんの旅館やホテルが立ち並び、福島県外からもたくさんの観光客が訪れます。この温泉を使ってつくられているのがこの食べ物で、半熟のとろりとした玉子はそのまま食べても料理にのせて食べても絶品です。
飯坂温泉はラジウムが発見された日本で初めての温泉地であることから、ラジウム発祥の地として元祖を名乗っています。温泉宿の朝食にもこの食べ物が提供されるようになり、人気が高まって今では飯坂温泉の名物のひとつになりました。
このお土産を手掛けるのは?
値段も手ごろで購入しやすいこの福島県の名物グルメを手掛けるのは、飯坂温泉で長きにわたってラヂウム玉子をつくり続けている「阿部留商店」です。この名物グルメは初代店主が茹で玉子をつくろうと共同浴場に卵を持ち込んだ際に、話に夢中になってそれを忘れてしまったことから偶然出来上がった食べ物でした。
今ではこだわりをもってこの名物グルメは製造されており、源泉100%の天然温泉でラヂウム玉子専用の卵を使って商品をこしらえています。美味しさももちろん人気の理由ですが、飯坂温泉のシンボル「十絹橋」が描かれた包装紙も福島らしさを演出してくれます。
お土産は福島のココで買おう!
阿部留商店
- 住所福島県福島市飯坂町湯野字橋本5
- 電話番号024-542-2680
- 営業時間8:00~19:00
- アクセス東北自動車道「福島飯坂IC」より10分
福島お土産ランキング【1位】:喜多方ラーメン
自宅でご当地B級グルメを味わえる福島県喜多方市のお土産です。喜多方ラーメンはあまりにも有名なご当地名物グルメですね。喜多方市内だけでも100店以上のラーメン店が喜多方ラーメンを提供しており、一年を通じて多くの観光客が喜多方を訪れてラーメンの食べ歩きを楽しんでいます。
「平打ち熟成多加水麺」と呼ばれる水分が多く含まれた麺が喜多方ラーメンの特徴で、喜多方市内に湧き出す飯豊山の豊富な伏流水を使って美味しい麺が常に製造されています。持ち帰り用の喜多方ラーメンのセットも販売されていて、それをお土産にすれば家庭でその味を楽しむことが可能です。
このお土産を手掛けるのは?
有名ご当地グルメの味を手軽に自宅で堪能できるこの福島県のラーメンを手掛けるのは、麺の製造だけでなくラーメン店も営業する「河京」です。「喜多方ラーメンなら河京」といわれるほど地元では有名な会社で、麺やスープ、チャーシューなどラーメンの根本を成すものをすべて自社で製造しています。
定番のお土産用喜多方ラーメンは黄色い箱に入っており、プリントされている美味しそうなラーメンの写真が食欲をそそりますね。2食入りから5食入りまであるので必要な人数に合わせて購入することが可能です。値段も手ごろで手土産にしても喜ばれる優れた商品です。
お土産は福島のココで買おう!
会津喜多方ラーメン館 本店
- 住所福島県喜多方市字梅竹1
- 電話番号0241-21-1414
- 営業時間10:00~17:00
- アクセス会津縦貫道路「喜多方IC」より5分
福島で素敵なお土産をゲットしよう!
ここまで福島県のお土産をお菓子と名物・名産品に分けてランキングしてみましたがいかがでしたか?中通り、浜通り、会津地方と福島県はそれぞれの地域に魅力的なお土産が存在します。お土産を購入することで福島県の地域性を理解することでき、新たな福島県の魅力に気付かされるに違いありません。福島県を観光する際にはぜひ本記事を活用して、思い出に残る素敵なお土産を探してみてください。
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出典:ライター撮影