バーベキューに最適な火起こしを徹底解説
春や夏の暖かい季節といえば、外でのイベントが楽しくなる季節です。薄着でも外に出れるため、動きやすい格好で行えます。そんなバーベキューですが、トラブルが起きて楽しめなかった経験がある人も多いのではないでしょうか。
その中の1つには、火起こし問題が含まれるでしょう。バーベキューで正しい方法を把握できていない場合、煤が大量に発生したり、うまくできないことも。
手に入りやすい牛乳パックや新聞紙を使ったやり方についても徹底解説。今後バーベキューを行う人は、便利な道具のほかに、コツや注意点もバーベキューの参考にしてみてください。
初心者に試してほしい火起こしテクニック6選!
①不器用でも安心!火力の強い「バーナー」
周りのキャンパーにどう思われても構わないという覚悟でバーナーで火起こししてる。めっちゃ楽 pic.twitter.com/aEtFzVNyWu
— クロ@C (@kryu1456) June 6, 2020
小さいサイズのライターでバーベキュー行っていると、強火にしたいと感じる人も多いはずです。こちらのアイテムは安価で手に入りますが、その反面、バーベキューでは不便に感じることも。特に、慣れていない人は火力の強いアイテムを取り入れてください。
バーナーはその点において、とても優秀だと言えます。燃料に対してバーナーを近づけるだけで、初心者でも簡単に火起こしが可能。効率よく時短したい人にもおすすめです。ただし、長時間火起こしに使用する場合は燃料切れに注意してください。
必要なもの
バーナー |
軍手 |
木炭 |
仰ぐもの |
トング |
手順
バーナーは火力を調節できるものの、火傷の可能性が高い方法です。そのため、利用時は初めに軍手をはめるようにしてください。両手に軍手を装着したら、火力を少しずつ上げてみてください。手順はとても簡単で、燃料に対して火を当てるだけです。
このとき、まんべんなく当てられていれば、時短も可能となります。なので、バーナーを持つ手元を徐々に動かしながら様子を見てみましょう。また、火力が安定するまでは、目を離さないことが大切です。
②一定時間放置するだけ!便利な「火起こし器」
初めて使う火起こし器🔥
— しのCAMP (@kosi2000) May 29, 2020
今まで苦労してたのが何だったの?
っていう位 簡単に着いた🤣🤣#鹿番長#火起こし器#これは良い pic.twitter.com/ODnqp4gg98
バーベキュー初心者にはぴったりな、こちらのアイテムがおすすめ。筒状の形をしたもので、空気が下から上に向かって流れていくため、火苦手な人でも安心です。
火起こしでは、火をつけたらあとは放っておくだけで火起こしが完了。そのため、空いた時間でバーベキューで下ごしらえや食材の準備をしたいという人は、ぜひ積極的に使うようにしてください。
必要なもの
火起こし器 |
火をつける道具 |
トング |
軍手 |
着火剤や新聞紙 |
仰ぐもの |
手順
火起こし器を使ったバーベキューでは、ほかの道具も使用します。燃料を置いたら、上から乗せるようにしてください。このとき、空洞部分に存在する着火剤の有無の確認が大切です。
燃料が大きいと入らないため、縦向きにするのがおすすめです。密着させるよりも、火起こしでは7割から8割を目安に。長めのもので着火したら、十分に出てくるまで待機してください。
③プラスαであると喜ばれる「着火剤」
着火剤と燃料補給👍 pic.twitter.com/7FhAKbXGY4
— ✂️Masao💈Ataraxia✂️ (@HAtaraxia) October 21, 2020
簡単さを求めるなら、こちらのアイテムを利用してください。着火剤はダイソーやセリアにもある起こしの道具を使えば、木炭だけの時よりも安易に火起こしができるでしょう。
特に、初心者に最適な方法となります。初めの段階で躓いてしまえば、バーベキューを最大限に楽しむことはできません。危険が起きてしまった時のためにも、火起こしではこちらのアイテムを持って、参加するようにしましょう。
必要なもの
着火剤 |
木炭 |
火をつける道具 |
仰ぐもの |
軍手 |
手順
着火剤を火起こしに用いる場合、火をつける前に塗布する必要があります。ジェルタイプのものは、木炭に対してまんべんなく塗ることが大切。
販売している商品にはいくつか種類があり、ブロックタイプのものなら燃料と一緒に投入するだけで完了です。複数のブロックを散らばるように配置し、均等に点火。そのあとは適度に酸素を送りつつ、火の様子を見ましょう。
④ゴミを利用できる!若干のコツが必要「牛乳パック」
新たにアイテムを買わない火起こしなら、こちらがおすすめです。これなら、折りたたむことで荷物の多いバーベキューでも問題なく持ち運べます。また、置き方を工夫するだけで、簡単な方法です。
理由は、牛乳パックには可燃性のワックスが塗られているから。しかし、水に濡れているとうまく火起こしが行えないため、バーベキューの数日前から乾燥することが大切です。
必要なもの
牛乳パック |
火をつける道具 |
トング |
木炭 |
アルミホイル |
軍手 |
仰ぐもの |
手順
牛乳パックは火起こしに便利な反面、片付けが面倒だと感じる方法でもあります。そのため、事前にコンロの底にアルミホイルを敷き詰めておきましょう。こうすることで、バーベキューの後片付けが簡単になります。
次に、用意した牛乳パックを輪切りにして下さい。燃料を配置した真ん中に置き、慎重に火をつけます。手元に注意して火起こしを行いましょう。
⑤煤の処理が苦ではない人におすすめ!「新聞紙」
BBQの火起こしナウ。
— ケーイチ・ザ・マウンテン (@k1mountain) August 14, 2018
動画でみたやり方したけど、新聞紙が湿気ってて、ちょい時間かかった。 pic.twitter.com/Wq9MLY7lec
バーベキューを何度も行っている人には、こちらの火起こしに挑戦することも考えてみてください。新聞紙をバーベキューに取り入れると、煤が大量に舞ってしまうなどの注意点もあります。煤は、服が汚れるなどの欠点となるでしょう。
しかし、火をつける前にある動作をすることで、煤を軽減可能です。また、木炭の置き方によってもしやすさが違うので、バーベキューに訪れる際は火起こし方法やコツを把握しておくと良いでしょう。
必要なもの
新聞紙 |
火をつける道具 |
アルミホイル |
仰ぐもの |
トング |
手順
新聞紙は燃えると小さな灰になるため、片付けが面倒です。そのため、片付けを簡単にする便利なアイテムを利用しましょう。そのアイテムとはアルミホイルで、底部分に敷いておくだけの便利道具です。
また、新聞紙は棒のような形を意識します。半分に破ってからひねるだけで、簡単に火が付くように。うまく空気が循環することを考え、強くひねらないように注意しましょう。燃料をコンロに投入する際は、隙間に四角の形になるようにしてください。そのあとは火をつけて、たっぷりの空気を取り入れましょう。
⑥コスパ良し!ほかのアイテムとの併用がおすすめ「ライター」
バーナーの項目で紹介したように、ライターは安価というメリットだけでなく、バーベキューではなかなか活躍してくれないというデメリットがあります。しかし、ほかのアイテムと併用することで、単体で使った場合も問題なく利用可能。
併用するのにおすすめなのは、ジェルではない着火剤です。また、火起こしでの火力の弱さを補うためにも、広範囲に火をつけると良いでしょう。数ヵ所に火をつければ、通常よりも早い段階で火起こしが完了します。
必要なもの
ライター |
軍手 |
トング |
牛乳パックか新聞紙 |
木炭 |
仰ぐもの |
手順
火起こしの際、ライターは火力が弱いうえ、本体を下に向けると火が上を向きます。火傷する可能性が高いため、必ず軍手を装着してください。より安全性を高めるなら、耐火性のあるグローブの利用が最適となります。
また、こちらの方法を行う場合は、ほかのアイテムを投入しましょう。片手に持ったら、反対側の手で点火させます。火起こしを確認した後、うまく火が行きわたるよう木炭に設置してください。少し時間はかかりますが、問題なく利用できます。
バーベキューを成功させる火起こし
①酸素が入るようにする
行う際の重要点は、空気です。バーベキューでは空気を効率良く送ることで、火起こしが成功します。失敗したことのある人は、空気の通り道を作れていなかった可能性が高いでしょう。
風のあるバーベキュー場なら問題ありませんが、ほとんどの場合、うちわが必要になります。仰ぐとうまく火起こしが可能のため、バーベキューでの火起こしに翻弄されず最後まで楽しめるでしょう。
②火力が安定するまで見守る
バーベキューを行う際、火力が安定する前に燃料を動かしてしまう人がいます。しかし、途中で燃料を動かしてしまうと、失敗するきっかけになることも。そのため、火力が定まるまでは見守るのがコツです。
問題ないと感じたら、トングを使って木炭を端までいきわたるようにしてください。これで、食材の焼きムラを避けることができます。バーベキューを行う際は、気を付けながら焼くようにしましょう。
③燃料を入れすぎない
中には、バーベキューに最適な木炭の量がわからないという人も多いでしょう。燃料を大量に使ってしまうと、火起こしが失敗する原因になることも。なので、バーベキューでは燃料を入れる前に確認が大切です。
基本的には、1人の火起こしで1kgほどの燃料を使います。なので、人数に合わせて入れる量を調節ことが重要。控える程度に入れておいて、火力が出たことを確認したら、徐々に入れて火起こしを行ってみてください。
バーベキューで火起こしを行う注意点は?
①火傷を防ぐために「軍手やグローブ」を使用
で、そんな中、以前大変お世話になった方のブログの手直しをすこーしさせていただいたのですが
— Yui.K_ @ キャンプ⛺×カメラ📷 (@yui_Dec29) March 26, 2019
なんとお礼に、自分のAmazonのほしい物リストからプレゼントいただきました!
キャンプ⛺️で使うための耐熱グローブとローテーブル!!
ほしい物リストでの贈り物は初めてだったのでとても嬉しかったです! pic.twitter.com/f4qNWv2GhZ
バーベキューでの火起こしは、慣れてくるととても簡単です。そのため、危機感を持たずに行ってしまう人も少なくありません。その反対で、バーベキューで重要なのはコツを掴んでからです。
特に、バーベキューは火を扱うイベントなので、火傷に注意しましょう。火起こしでの火傷を防止するためには、軍手やグローブの利用がおすすめ。キャンプ用の耐火性グローブを使えば、万が一火に触れてしまっても火傷を防げます。
②危険が生じたときのため「水」を用意する
火起こしを行っていると、いきなり火が大きくなる場合もあるでしょう。なので、外で行う際は、水を用意することが挙げられます。特に、風が強い日には必ず用意することが大切です。
ただし、火起こしではコンロに対して水をかけるのではなくバケツに水を貯めておいて、そこに投入しましょう。水をコンロに入れると、煙や煤の原因となる注意点を知っておいてください。急激に冷やされると、ステンレスなどの形が変わるのも注意点の1つです。
③火起こし後でも使えるように「柄の長いトング」を持参
先ほども述べたほうに、バーベキューでの火起こしは火傷の危険性があります。また、燃料の配置換えを行う必要もあるでしょう。もしも、トングがあれば火傷することがないため、初心者におすすめです。
特に、バーベキューで深さのあるコンロを火起こしで利用する場合は、柄の長いトングの使用がピッタリ。後片付けの際も熱くなった燃料を持ち上げられるので、積極的に利用してください。
④周りの人の迷惑にならないように配慮する
バーベキューはみんなが楽しめる反面、マナーがとても重要なイベントと言えます。火起こしは、やり方によってバーベキューに訪れている人の迷惑になることも少なくありません。そのため、火起こしでは配慮してください。
例えば、煤を抑えるために火起こし後のコンロに水をかけるのを避ける、できるだけ煙が出ない燃料を使うなどの注意点が挙げられます。また、風防を使うことで、発生する煤を抑えることも可能です。シーズン時は人が多いこともあり、このように配慮を行うことに重点を置きましょう。
安心できる火起こしでバーベキューをしよう
バーベキューは、多くの人から支持されているイベントでもあります。そのため、バーベキューを成功させたいはずです。初めの段階で躓いてしまうと、バーベキューは楽しくなくなるでしょう。
自分に合った最適な火起こしを知っていれば、火起こしを効率よく行えるためバーベキューを楽しめます。また、バーベキューを楽しんだ後は、必ず後片付けを行ってください。これは火起こし後、周りの人への配慮にもなるからです。
長時間楽しむことのできるバーベキューは、途中で火が消えるというハプニングに見舞われることも。ハプニングが起きたときは、簡単な方法で火を復活させましょう。
バーベキューが気になる方はこちらもチェック!
バーベキューは火が必要となるため、そこに重きを置く場合も多いはずです。しかし、重要なポイントはそれだけではありません。使用後だけでなく、使用するコンロやその他のアイテムも重要です。
下記では、火起こしのほかにバーベキュー初心者に優しい記事を解説していきましょう。よりバーベキューが充実し、そして楽しくなる情報ばかりなので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
初めてのアウトドアではわからないことがたくさんあります。事前に準備を怠らなければ、誰でも簡単に楽しめるというメリットも。なので、細部の準備にまで気を付けるようにしてみてください。
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