【連載】ドライブで楽しむおすすめの旅 ～春の群馬で綺麗な桜と世界遺産を堪能しよう！～

春爛漫の群馬に出かけよう！

出典：ライター撮影

いい旅してますか？今週は春爛漫の群馬県を観光するドライブ旅をご紹介します。ドライブ旅で巡るのは甘楽郡甘楽町と下仁田町、富岡市の3つの市町です。長野県境にも近く県内でも春の訪れが比較的遅い地域性を有していますが、自然が豊かで観光資源にも恵まれています。

今回の観光のスタートとなるのは上信越自動車道「富岡IC」です。群馬県と長野県を結んでいるこの高速道路は関越自動車道とも連絡していて、長野方面、東京方面、新潟方面からのアクセスも良好です。春の季節を満喫できるお花見スポットや有名な世界遺産スポットもあり、ドライブ旅を満喫するには最適な観光地となっています。

ドライブ旅の行程をご紹介

出典：ライター撮影

それではここでドライブ旅の行程をご紹介しておきましょう。最初は群馬県の名産品の加工工場で工場見学と体験プログラムを楽しみます。続いて群馬県を代表する世界遺産スポットへアクセスして日本の産業遺産を見学し、近くの名店で群馬県の名物グルメを食べて午前の部を終了します。

午後は群馬県の有名なお花見スポットに移動して、山歩きをしながらゆっくりと綺麗な桜を堪能します。最後は宿泊施設のお風呂で天然温泉を満喫してドライブ旅を締めくくります。朝から夜までめいっぱい楽しめる魅力の観光コースとなっています。

群馬名物の製造工場を見学

出典：ライター撮影

こんにゃくパーク

まず最初に観光するのは群馬県の名産品の加工工場です。群馬県で日本一の生産量を誇るのがこんにゃく芋ですね。日本のこんにゃく芋の生産量の約90%が群馬県産で、「あかぎおおだま」と呼ばれる病気に強い品種が生産量の約80%を占めています。

こんにゃくパークはこの名産品の加工会社が運営するテーマパークで、工場併設のためこんにゃくの製造過程を無料で見学することができます。ガラス越しに見学できるのは板こんにゃくとしらたき、こんにゃくゼリーの生産ラインですね。展示パネルなどもあって見学コースを一周するとこんにゃくについての知識が深まります。

いろいろな体験プログラムにチャレンジ！

有料にはなりますが旅の思い出にテーマパークでチャレンジできる体験プログラムを楽しんでみてはいかがでしょうか。出来立てのゼリーにフルーツをトッピングする体験と白いこんにゃくに色付けをする体験、こんにゃく粉からこんにゃくをつくる体験と全部で3コースが用意されています。

体験を楽しんだ後は無料のバイキングでいろいろなこんにゃくグルメを味見してみましょう。体験プログラムを予約した人にはこんにゃくバイキングの優先権が付与され、並ばずにバイキングを味わうことができます。ぜひ利用してみましょう。

観光スポットは群馬のココ！

群馬の誇る世界遺産を観光

富岡製糸場

テーマパークで遊んだ後は群馬県を代表する世界遺産スポットへと向かいましょう。こんにゃくパークから富岡製糸場までは10分ほどドライブします。富岡製糸場は江戸時代末期に日本が外国との貿易を活発化させるべく建設した世界屈指の製糸工場です。

当時は生糸が最大の輸出品となっていたため、その品質と生産量の向上を目的に国が富岡にこの工場を建設しました。富岡周辺で養蚕が盛んに行われていたことや、工場に必須の水や石炭が手に入りやすかったことなどの理由から富岡の地が選ばれ、製糸業が衰退し始めた昭和62年まで工場は稼働していました。

ガイドツアーを利用してみよう！

富岡製糸場では観光客を案内してくれるガイドツアーを用意しており、200円を支払うと40分間かけて解説員が世界遺産を案内してくれます。午前は3回、午後は2回のツアー時間が決められているので、その時間に合わせて訪れれば解説付きで観光が楽しめますね。

時間に間に合わない場合は200円で音声ガイド用の端末がレンタルできるので、見学コース上にある案内看板に記された番号を入力して自動音声で説明を聞くことができます。スマートフォンのQRコード機能を利用ことも可能なのでぜひ活用してみましょう。

観光スポットは群馬のココ！

世界遺産の目の前でランチ

はや味

世界遺産をした後はお楽しみのランチタイムです。せっかく群馬県を訪れたなら群馬県の名物グルメをいただきたいですね。はや味は富岡製糸場の正門の前にあるお店で、利便性のよさも手伝って週末などは観光客でいつも混み合っています。

観光客のお目当ては群馬名物の「おっきりこみ」で、ほとんどの来店客がこのグルメをオーダーしています。おっきりこみは幅広のうどんを数種類の野菜と鶏肉などと一緒に煮込んだ食べ物で、栄養バランスもよく素朴な味わいが魅力的です。はや味のおっきりこみは具沢山なのが特徴ですね。

店主自慢の絶品出汁が最高

はや味の店主は料亭で修業した経験があるため、出汁にはとことんこだわりを持っています。醤油風味の出汁をすするといい仕事をしていることが感じられますね。大根や里芋、にんじんなどの野菜のほか、数種類のきのこも入っていてそのぷりぷり感がまたいい味を出しています。

さっぱりとした味わいのグルメは子供から高齢者まで好まれる味に仕上がっています。ただ、はや味は営業時間が午前11時から午後3時までと短いので、食べるならこの時間帯に合わせて観光コースを組み立てるようにしましょう。

観光スポットは群馬のココ！

群馬の桜の名所を訪ねよう！

出典：ライター撮影

群馬県立森林公園 さくらの里

名物グルメを堪能したなら午後の部へと移りましょう。世界遺産スポットから35分と少々距離がありますが、群馬県を代表する桜の名所を観光します。このお花見スポットは独特の荒々しい岩肌が特徴の「妙義山」の南面山麓に整備された県立公園で面積は47ヘクタールと広大です。

この公園には45種類、5,000本の桜の木が植えられていて、吉野桜をメインにフゲンゾウやカンザンなどの八重桜もあります。桜の種類が豊富なため開花の時期がずれており、4月中旬から5月中旬まで長い期間にわたって桜の花を楽しめます。

遊歩道を歩きながら桜を眺めよう！

公園内には遊歩道が整備されているので、観光の際にはそこを歩きながらお花見を楽しむといいでしょう。ところどころに東屋も整備されていて休憩もしやすいに違いありません。荒々しい妙義山をバックに咲く桜の景色はここでしか見られない絶景ですね。

桜は4月上旬から咲き出しますが、山一面に桜が咲く風景を望むなら4月中旬以降に出かけるのがおすすめです。遊歩道は多少のアップダウンがあるので、お花見をする際にはぜひ歩きやすい靴と服装で臨むようにしましょう。

観光スポットは群馬のココ！

温泉で歩き疲れた体を癒そう！

妙義グリーンホテル&テラス

綺麗な桜を堪能した後は歩き疲れた体を温泉で癒しましょう。さくらの里から20分ほどドライブした場所にある温泉ホテルに向かいましょう。このホテルには地下2,000メートルから湧き出る天然温泉を堪能できる浴場があり日帰り客にもそれを開放しています。

泉質は美肌の湯としても知られる炭酸水素塩泉で、入浴すると肌がつるつるすべすべになりますね。温泉は内湯の大浴場と露天風呂で楽しむことができ、特に大浴場は湯船も洗い場も非常に広々していて快適です。歩き疲れた体には最高の温泉ですね。

温泉と一緒にディナーも楽しもう！

温泉そのものも魅力的ですが湯船から見える素晴らしい景色も見逃せません。特に露天風呂から眺める妙義山の景色は素敵ですね。温泉に浸かりながらのんびりと絶景を眺めていると時のたつのも忘れてしまいます。

天然温泉を満喫したならホテル2階の和食処で美味しいディナーを味わってみるのはいかがでしょうか。単品料理とコース料理どちらも味わうことができ、地元産の食材を使った群馬県の郷土料理なども食すことができます。日帰りでも泊まりでも利用価値が高いおすすめの温泉ホテルです。

観光スポットは群馬のココ！

群馬で春の季節を満喫しよう！

出典：ライター撮影

今週は春の群馬県を巡るドライブ旅をご紹介しましたがいかがでしたか？今回ご紹介した観光コースは日帰りでも十分に楽しむことができます。ぜひ本記事を参考にして群馬県の魅力的なスポットに出かけてみてください。