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【連載】私がツーリングで使っているシュラフ!基準はモンベルがおすすめ!

私がキャンプツーリングで使っている寝袋について語ります。キャンプツーリングではコンパクトな寝袋がおすすめですが、予算に合わせた選び方もありです。夏の北海道ツーリングならモンベルの7番相当で十分です。ということは、安い封筒型の寝袋でもいいのでは?
2021年3月24日
hosokawa_taka
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キャンプツーリングの寝袋:はじめに

寝袋の使い方

出典:ライター撮影

先の週末、家族で四国へ行ってきました。7歳の息子が通う小学校の卒業式が土曜日にあり、1年生は卒業式に出席しないので、月曜日が振替休日になったためです。「寝袋とマットがあれば大丈夫!」と妻。いやいや、肌寒い3月の車中泊に我が家の安い寝袋では厳しいので、暖かいカーペットと厚手の毛布を追加するしかありません。どうも!暮らし~のでライターをしておりますhosokawa_takaです。

寝袋はテント以上に重要なキャンプ道具

ここでは私がキャンプツーリングで使っている寝袋について語ります。寝袋はテント以上に重要なキャンプ道具です。就寝時の暑さや寒さは寝袋で調節するのがおすすめです。テントは雨風から身を守るキャンプ道具という考え方。安い封筒型シュラフはキャンプツーリングにおすすめできないのか?についても考えます。なお、この記事は2021年3月24日現在の私の心境をもとに作成しておりますことをご了承ください。

キャンプツーリングの寝袋:モンベル

バロウバッグ#7

出典:ライター撮影

私がキャンプツーリング用に初めて購入した寝袋はモンベルのバロウバッグ#7です。現在は廃番となっていますが、#7はアルパインバロウバッグに残っています。サイドのファスナーは省略されていて、構造は極めてシンプルです。しかし、糸ゴムが体に生地を密着させ、温かい空気を逃しにくい仕組みはモンベルならでは。5月中頃から9月中頃までのキャンプツーリングで使っています。

半袖で過ごす季節に最適

出典:ライター撮影

モンベルのバロウバッグ#7は半袖で過ごす季節に快適な寝袋です。長袖で過ごす季節には寒さを感じます。バロウバッグ#7を購入したのは27年前。収納サイズだけを見て選びました。当時の私は寝袋の選び方をまったく知らなかったのです。収納サイズは実寸でΦ140×290mm。夏の北海道ツーリングのために購入したのですが、今も現役で活躍しています。


高いがいい買い物になった

初めての寝袋としては価格が高かったものの、今ではいい買い物をしたと満足しています。というのも、モンベルの寝袋は対応気温を推し量る基準にしやすいからです。当時は寝袋の対応気温を「モンベルの◯番」と表されました(今でもかもですが)。キャンプツーリングは低地キャンプですので、夏は#7、春秋は#3、冬は#1がおすすめ。暖かい空気を確実に抱き込みますので、中綿量のわりに温かいですね。

キャンプツーリングの寝袋:SIRIO

PrimaLoft1.3soft

出典:ライター撮影

バロウバッグ#7の次に購入した寝袋はSIRIOのPrimaLoft1.3softです。好日山荘の店員さんに「秋冬用の寝袋が欲しい」と相談したところ、モンベルの#3相当とのことでしたので購入しました。サイドファスナー付きですが、ファスナーを開いて就寝したことはありません。ファスナーのついていないバロウバッグ#7を初めての寝袋にしたことが原因かもです。

モンベルの4番相当

SIRIO1.3softの保温性はモンベルの#3に届かない印象を受けます。実際は#4相当ほど。SIRIO1.3softはモンベルのバロウバッグ#7のように糸ゴムで体に密着させる仕組みになっておらず、寝袋内の空気が温まりにくく冷えやすいのです。モンベルの#3であれば5℃でも快適な範囲のはずですが、SIRIOの1.3softは10℃以下だと少し寒さを感じます。

寝袋の対応温度をうのみにしないこと!

出典:ライター撮影

寝袋の対応温度はうのみにしないのが無難です。キャンプツーリングをするバイク乗りと違い、登山をする人は屈強!キャンプツーリングはレジャーの範囲内ですが、登山はスポーツに当たります。

天気予報で最低気温が5℃であれば、0℃に対応可能な寝袋を使うことをおすすめします。最低気温は天気予報と実測に差があるのも事実。キャンプツーリングでは現地で温度を調節できるようにしておくこともおすすめです。

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現地での温度調節


出典:ライター撮影

現地で温度調節できる方法は?キャンプツーリングをするバイク乗りなら簡単です。ツーリングの服装は春で2か月前、秋で2か月後を想定して選ぶと快適、バイク乗りは厚着をしますよね?ですので、服を重ね着して寝袋を被れば快適に眠れます。特別な装備を追加する必要がありませんので、シートバッグのパッキング寸法もコンパクトにできます。初めての北海道ツーリングで私がやっていた方法です。

コンパクトなシュラフカバーで保温性アップ

出典:ライター撮影

しかし、重ね着で寝袋内の温度調節をすると服が湿り、起床後に体が冷えますので、2度目の北海道ツーリングではシュラフカバーを装備に加えました。本当は透湿防水タイプのシュラフカバーが欲しかったのですが、安い撥水タイプを選択。シュラフカバーの保温性は絶大です。6月に激しい雨が降って東屋で野宿をしたときのこと、ずぶ濡れになっても体が冷えませんでした。収納サイズは実寸で120×170×60mm。とてもコンパクトです。

薄手のレジャーシートを被る方法もあり!

シュラフカバーはコンパクトに収納できますし、真夏ならシュラフカバーだけでキャンプツーリングをするのもありです。しかし、シュラフカバーは値段が高いですよね。

初めての北海道ツーリングではシュラフカバーの代わりに、薄手のレジャーシートを被って温度調節をしていました。秋まで北海道ツーリングを楽しんだ長野市ゼルビスさん曰く「寝袋の足側にレジ袋を被せると温かい」とのこと。

キャンプツーリングの寝袋:ノーブランド

安い封筒型シュラフ

出典:ライター撮影

自動車の車内で仮眠するために購入した安い封筒型寝袋も持っています。量販店で購入したもので、価格は1,000円。ノーブランドながら、現在は車中泊や家族キャンプで活躍しています。キャンプツーリングでは使ったことはありません。ファスナーを全開にすると掛布団として使え、妻の封筒型寝袋と連結できるのもメリット。他メーカー同士の封筒型寝袋でも、ファスナーの型さえ合えば連結できますよ。

思いのほかパッキングしやすい

安い封筒型シュラフは収納サイズがコンパクトではありません。しかし、シートバッグ内の納まりはよさそうです。山岳用の寝袋はガッチガチに丸めて収納袋へ入れなければならず、シートバッグへパッキングすると一定のスペースを必要とします。しかし、安い封筒型シュラフはふんわりと丸めて収納袋に入れますので、シートバッグ内で他のキャンプ道具に押されて形を適度に変えてくれ、結果的にパッキング寸法をコンパクトにしてくれます。


中綿が偏りやすいが夏の北海道でもOK!

出典:ライター撮影

洗濯表示を無視して洗濯機の通常モードでガンガン洗った結果、私の安い寝袋は中綿が偏ってしまい、保温性が少し低下しました。しかし、安い封筒型寝袋の対応温度は半袖で過ごす季節を想定したものですので、保温性が少々低下しても気になりません。コンパクトではありませんが、パッキングしやすいですし、工夫して使えば夏の北海道ツーリングでも十分な保温性だと考えられます。

キャンプツーリングの寝袋:まとめ

寝袋を重ねて使って温度調節

出典:ライター撮影

長野県大滝村のおんたけ2240にソロスキーへ行った時のこと、バロウバッグ#7、SIRIO1.3、安い封筒型寝袋を重ねて仮眠しました。口元の結露が凍るほど自動車の車内は冷えたものの、快適に仮眠できたのです。

寝袋はたくさん持っていても無駄になりません。重ねて使うと保温力が高められます。ただし、キャンプツーリングで寝袋を2つパッキングするには、大きめのシートバッグが必要なことをお忘れなく。

ツーリングが気になる人はこちらをチェック!

ツーリングはスポーツではなくレジャーです。釣りや登山は経験を積まないと成果を得られませんが、ツーリングは免許とバイクがあれば完成形で楽しめます。キャンプツーリングも同じです。もっと気軽に楽しんでもいいのではないでしょうか?

失敗しても大丈夫です。失敗談はバイク乗りにとって武勇伝となります。第一、スマートなキャンプツーリングなんて楽しくないですよ。ツーリングに関するこれまでの連載記事もチェックしてください。