【広島】三原のおすすめ観光スポット14選！史跡巡り&瀬戸内海の絶景を満喫しよう！

はじめに

三原は様々な体験ができる注目の観光スポット

広島で観光といえば、広島市や竹原、呉市などが有名ですが、実は三原市にも多くの観光スポットが存在します。新幹線も止まるとあり、他市と合わせて回る際にも非常に便利。

城下町として栄えた三原駅周辺には歴史的価値の高い史跡やグルメスポットが揃い、ドライブにおすすめの自然溢れる観光スポット、家族皆で楽しめる体験施設など様々なジャンルが揃います。今回はそんな三原の観光スポットを、定番から穴場までご紹介します。

三原観光に欠かせないご当地グルメ

観光に欠かせないのがご当地グルメ。三原はタコや「醉心」を始めとする日本酒で知られており、訪れた人を魅了し続けています。流れの速い三原の海で育ったマダコは肉厚で歯応えもたっぷり、刺身はもちろん天ぷらや釜飯と様々な食べ方で堪能できます。

近年では全国各地で人気の「八天堂」も三原の創業。よく冷えたクリームパンは何個食べても飽きることがありません。観光のお土産に買って帰っても喜ばれること間違いなしです。

三原の定番観光スポット4選！

①三原城

三原の定番観光スポットといえばまず思い浮かぶのが三原城跡。毛利元就の三男である小早川隆景により築城され、今では一部しか残されていないものの当時は城門が14もある非常に大きな城であったそう。

特徴的なのは駅から天主台跡に直接アクセスでき、山陽新幹線のホームが城跡から見られるというその珍しい作りです。石垣の上を新幹線が走る様子は、まさに歴史と今が混じり合ったような不思議な光景です。
 

三原観光ポイント：駅周辺の様々な見所

かつては瀬戸内海から見た際に海に浮かんだように見えたことから「浮城」とも呼ばれていた三原城。今では濠に240匹ものニシキゴイが放流され、稀に見られるハート模様のコイを見つけようと訪れる人もいるそう。周辺にも遺構が点在するため、散策しながらかつての姿を想像するのも城好きにはたまりません。

また駅周辺にはグルメスポットも多いため、観光案内所でマップを入手し絶品郷土料理を楽しみながら巡るのもおすすめです。

基本情報

②三景園

三原市本郷町にある広島空港、その完成を記念して作られた三景園は空港からも徒歩圏内とアクセス便利な場所に位置します。広島の代表的な景色が詰め込まれたという６ヘクタールの壮大な敷地には、瀬戸内海を表した海のゾーンのほか、山のゾーンや里のゾーンの3つのエリアが存在します。

宮島を連想させる回廊から鯉にエサをやったり、季節により様々な表情を見せる花を鑑賞したりとリラックスできる日本庭園です。

 

三原観光ポイント：紫陽花や紅葉の名所

四季折々の花が迎えてくれるこちらの庭園ですが、なかでも紫陽花や紅葉は素晴らしく名所として知られています。見頃にはイベントも開催され、秋には水面に映るライトアップされた紅葉の絶景が広がります。

三景園がある中央森林公園ではバーベキューやサイクリングも楽しめるため、ゆったりと日本庭園に癒されるだけでなく、親子連れや友達同士で訪れアクティブな1日を過ごすのもおすすめです。

基本情報

③果実の森公園

広島空港より車で約15分、果実の森公園は子連れで三原観光をする際の定番スポットです。イチゴやさくらんぼ、ぶどうや梨といった旬の果物狩りができるほか、園で収穫された果物の加工品を味わえる物販店など様々な施設があり、1日中楽しめます。

これからの暖かい季節には、ピクニックがてら訪れてみるのもおすすめ。果物や加工品は配送も可能なので、お土産に送るのも良いでしょう。

三原観光ポイント：絶品の手作りジェラート

園内で目一杯遊べるのも子供連れに人気の理由です。芝生広場で走り回ったり、芝すべりを楽しんだりと親子でアクティブに過ごせます。

汗をかいた後は、自家製の果物で作った濃厚ジェラートでクールダウンするのが定番です。たっぷりと果物を感じる季節折々の手作りジェラートは何度でも味わいたくなります。そのほかジャムや限定のアップルパイも大人気。疲れた体に甘さが染み渡ります。

基本情報

④三原神明市

「三原やっさ祭り」に並ぶ歴史深いお祭りで、毎年春の訪れを告げる2月に開催されます。JR三原駅北側に約500軒もの露店が並び活気を見せる、三原市民にとって親しみある一大イベント。

神明市（しんめいいち）とは伊勢神宮を祀る祭りを指し、その信仰が広まったのは室町末期のこと。今でもシンボルとなる大だるまが見下ろす中、たこ焼きやから揚げを味わったり、だるまくじで運を試したりと多くの人々で賑わいます。

三原観光ポイント：観光土産に最適な三原だるま

もともと農具や苗木などが売られたことから発展した植木市や、江戸時代に縁起物として売り始めたのが始まりとされるだるま市も祭りの見所です。

なかでもだるまを求めて訪れる人は多く、かつては家族の数だけ購入し一家円満を願ったのだとか。鉢巻をし「願いが成るように」と鳴り物が入れられた三原だるまは大人気で、すぐに売り切れてしまうそう。タコの形をした三原らしいユニークなだるまも必見です。

基本情報

三原の絶景観光スポット4選！

①筆影山

写真好きには欠かせない絶景観光スポットが筆影山です。標高311m、海に映る山の姿が筆のように見えることからその名が付いたと言われています。1950年に瀬戸内海国立公園の一部に指定されたその山頂から見る景色は、まさに瀬戸内海随一の美しさ。

特に秋から冬にかけて発生する海霧は圧巻で、まるで雲の上にいるかのよう。厳しく冷え込み条件の合う早朝にしか見られないため前日の夜から準備するカメラマンも多いのだとか。

三原観光ポイント：春の景色も三原随一

海霧以外にも大自然の美しい景色を満喫できるのが春。2000本のソメイヨシノが咲き誇り、辺りを染め上げるピンクと海の青とのコントラストは、観光客のみならず花見に訪れる地元民をも魅了します。

またシーズン中は桜のライトアップが施され、展望台をフレームに見立ててインスタ映えの一枚をカメラに収める絶好のチャンスです。山頂付近に駐車場があるため、車で訪れるのが便利でおすすめ。

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②佛通寺（ぶっつうじ）

広島県内でも有名な紅葉の名所として知られる佛通寺。山深くにあるお寺ですが、紅葉シーズンにはその絶景を一目見ようと多くの人で賑わいます。参道を覆うもみじのトンネル、境内に繋がる巨蟒橋(きょもうきょう)から眺める景色も美しく趣があります。

例年11月にはライトアップが実施され、昼とは異なる絶景が広がります。色とりどりの紅葉と輝くお寺のコンビネーションは幻想的。三原駅からバスも出ています。

三原観光ポイント：数々の文化財も見逃せない観光地

小早川春平が禅師を迎え開いたという佛通寺は、日本屈指の禅道場でもあります。座禅会も行われており、学校や企業の団体研修に利用されることもあるそう。

そのほか境内の枯山水や数々の文化財も見所で、多宝塔や創建当時の雰囲気を感じさせる地蔵堂は必見。広島県天然文化財であるイヌマキの大木は樹高約20m、胸高幹囲3.52ｍと極めて稀な大きさなのだとか。夏には新緑も美しい、日本の良さを感じられる観光スポットです。

基本情報

③白竜湖

河内町と大和町にまたがる白竜湖は、椋梨ダムの建設によってできた人造湖。椋梨川の白竜伝説にちなんでこの名がつけられた湖は、754万トンもの貯水量を誇ります。

こちらで絶景が見られるのは春、4月には岸辺に沿って1200本の桜並木が続きます。青空と辺りを染め上げるピンク色、また水面に映るその姿が何とも幻想的です。夜にはライトアップや、例年花火も打ち上げられるなどイベントも満載です（2021年は中止）。

三原観光ポイント：観光がてら訪れたい周辺スポット

湖周辺には様々な施設があり、三原観光の内容をさらに充実させてくれます。釣りやゴルフ、子供も存分に汗を流せるスポーツ公園は、花見がてらアクティブに過ごしたい方におすすめです。

そのほか道の駅「よがんす白竜」では地元の特産品を購入できたり、本場食材にこだわった創作料理をレストランで味わえたりと、ドライブの休憩にも最適。石窯で焼き上げるピザは特に人気メニューだそうです。

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④佐木島（さぎしま）

三原でリラックスした旅を過ごしたい方には佐木島がおすすめです。瀬戸内海に浮かぶ三原市の離島で、あまり観光地化されていないためゆったりした島時間を楽しめる穴場的スポット。

夏にはトライアスロンの開催地となる佐木島、周囲約12kmとこじんまりした島なので徒歩でも観光できるほか、アップダウンが少ないためサイクリングも爽快で人気です。観光マップやモデルコースも紹介されているため、参考にするのも良いでしょう。

三原観光ポイント：花や農作物を育む温暖な気候

島でありながら漁業より農業が盛んという佐木島は、柑橘類やわけぎが特産品として知られています。特に近年はみかんを使って地域おこしを図る活動も行われているそう。

そんなみかんのオレンジ色や菜の花の黄色、桜のピンクなど温暖な気候に恵まれた色とりどりの花々を見て回るのも心が癒されます。なかでも「みなとの丘公園」や「塔の峰千本桜」の桜は素晴らしく、満開時に広がる景色は圧巻。心癒される観光となることでしょう。

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三原の歴史観光スポット3選！

①瀑雪の滝

三原市本郷町、空港や山陽自動車道からもアクセスしやすい場所にある瀑雪の滝は、毛利元就も小早川家を訪れた際に立ち寄り、涼をとったと言われる歴史深い観光スポットです。幅4m、高さは30mあり、滝壺の近くまで行けるため、水飛沫を浴びマイナスイオンをたっぷりと感じられます。

2018年の西日本豪雨で大きな被害に合ったものの修復が進み、現在では美しい姿を取り戻しつつあります。

三原観光ポイント：一緒に見ておきたい絶景も

これからの季節はハイキングもおすすめ。瀑雪の滝からは1.3kmの登山道がのび、棲眞寺（せいしんじ）まで続いています。道中には岩壁と滝口が並ぶ瀑雪双璧や小滝など見どころも満載で、飽きることがありません。

棲眞寺は7月から8月にかけて蓮池に薄いピンクの蓮の花が咲き誇り、春にも桜が美しい三原でも人気のスポットです。付近には広島スカイアーチを眺めることのできる展望台もあるので、共に訪れてみるのも良いでしょう。

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②梅木平古墳

古墳の里と言われる本郷町には、歴史的価値の高い古墳が今だ残っています。梅木平古墳は7世紀初めごろのものとされ、内部主体とする横穴式石室は県内最大規模として広島県指定史跡に指定されています。

山の中腹を切り開き大きな岩を重ねたその石室は全長13.2m、幅3.1m、高さは4.2mもあり、開口部を欠くため本来はこれよりも長かったとされています。その大きさと古代文化の深さに圧倒される、穴場的観光スポットです。

三原観光ポイント：周辺の古墳や寺院跡も見物

古墳の中に足を踏み入れると中はひんやりとした空気が漂い、その大きさを体感できます。中には音声案内も付いているため、詳しく古墳について学ぶ貴重な体験も可能。

国の史跡に指定されている御年代古墳や白鳳時代の寺院跡である横見廃寺跡など、周辺にも三原の高い文化を感じられる観光スポットが盛りだくさんなので、史跡巡り観光の際にはぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

基本情報

③御調八幡宮（みつきはちまんぐう）

備後国総鎮護である御調八幡宮は、この地に流罪となった和気清麻呂の姉、和気広虫が八幡神を祀り清麻呂の冤罪が晴れるよう祈願したのが始まりと言われています。

楼門の脇には豊臣秀吉が植えた桜の切り株が残されているほか、国の重要文化財である木造狛犬や阿弥陀経、シイの天然林に囲まれた趣ある社殿など歴史深い見どころが満載。社叢は県の天然記念物に指定されています。歴史好きにぜひおすすめしたい三原観光スポットです。

三原観光ポイント：紅葉や桜も美しい自然公園

御調八幡宮周辺は「やはた川自然公園」として整備されており、のどかな雰囲気のなか自然と触れ合える施設となっています。春は桜、秋は紅葉、夏にはホタルも見られるそう。

なかでも桜は「西の吉野」と呼ばれるほどの名所で、八幡川沿いに続く並木や朱色の清明橋と桜のコントラストも一見の価値あり。樹齢200年以上の枝垂桜やエドヒガンなど古くから人々を見守る古樹のほか順次新しい桜も植樹され、観光客を楽しませてくれます。

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三原の穴場観光スポット3選！

①大島神社

インスタ映えの穴場スポットとして注目したいのがこちらです。2020年秋に完成したばかりの新しい観光地で話題となっていますが、実は大島神社は、戦国武将の福島正則や三原城ともゆかりのある歴史深い神社。

50mほど続く石段に以前は3つしかなかった鳥居が、クラウドファンディングや地元の熱心な協力を得て62基にまで増えたという話には心揺さぶられます。真っ赤に連なるその姿は、山陽新幹線の車窓からも望めます。

三原観光ポイント：石段を彩るお雛様

鳥居を増やすきっかけとなったのが三原で毎年行われる「おひな祭り」。昨年度が中止になったことを受け、2021年は何としてでも開催し、子供達を笑顔にしたいと始まった企画なのだとか。

2月下旬には地元の幼稚園児達が中心となって描いた石雛約1000体が、大島神社のほか宗光寺や正法寺の石段を鮮やかに飾ります。期間中は地元民はもちろん、三原駅から近いため、映える一枚をカメラに収めようと観光客も多く訪れます。

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②久井岩海（くいがんかい）

人の少ない観光スポットをお探しの方におすすめなのがこちら。三原市の最高峰宇根山ふもとに広がる「岩の海」で、最大直径7mもの巨石が水のごとく谷間に沿って緩やかに連なります。

花崗閃緑岩の基盤が割れ目に沿って剥がれ風化し、周りの土が時間とともに流されたことで今の形が残るという、学術的にも大変珍しい場所であり、日本の地質百選にも選ばれています。辺りは静寂に包まれ、観光地でありながら落ち着けるスポットです。

三原観光ポイント：サイクリングで久井巡りもおすすめ

「ごうろ」と呼ばれる岩の海はいくつかに分布しており、一番長いもので550mもあるそう。旧広島市民球場の10倍の面積という日本最大級の大きさに圧倒されます。目には見えないのに流水の音が聞こえる「水音峡」など不思議な体験もでき、秋には紅葉も美しく見られます。

これからの季節は自転車で訪れるのもおすすめで、最近ではサイクリングマップも完成したとか。爽快な気分で久井の町を観光してみてはいかがでしょうか。

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③極楽寺

元々は現在の本郷町船木にあり、三原城築城や城下整備などに伴い今の地に移されたという極楽寺。本堂は向拝を設けず簡素な作りでありながら、近代社寺建築の特徴である錣葺（しころぶき）や内陣を仕切る結界そのものが残るなど歴史的価値の高い遺構です。

小早川家の城であった高山城の裏門として、また三原城築城時には町奉行所の門として使われたという山門など他の見所も多く、それぞれ県や三原市の重要文化財とされています。

三原観光ポイント：全国から集まった7000個のだるま

三原といえばだるまが有名ですが、極楽寺は「だるまの寺」としても知られています。併設する「達磨記念堂」には、前住職が集めたという約1000個のだるまに加え、だるまコレクターから寄贈された約6000個のだるまが展示されており、その規模は日本一を誇ります。

通常は非公開となっており、三原神明市の開催時期に合わせて2年に1度公開されます。様々な素材や表情、目的を持つ全国のだるまが並び、観光客を楽しませます。

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まとめ

三原は今後も大注目の観光スポット

いかがでしたか。歴史的にも注目されている史跡から、花見や紅葉狩りにも最適な自然溢れるスポットまで、三原には様々な目的で楽しめる観光スポットが揃います。これからの季節にはハイキングやサイクリングにも最適。

新幹線も止まりアクセス便利なので、竹原や呉、東広島など他の観光地とも合わせて三原を訪れ、広島の良さを再認識してみるのも良いのではないでしょうか。

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