ペチュニアの特徴
ナス科ペチュニア属の1年草
長い花期で花壇や寄せ植えを素敵に彩るペチュニアは、ナス科ペチュニア属の1年草の植物です。学名はPetunia hybridaと表記します。原産国は南アメリカ。丈夫で育てやすく華やかなので花壇や寄せ植えを飾る花として人気です。
開花時期は3月~10月。開花時期は春ですが、開花時期から約半年ほど花期が続く、花期の長い丈夫な花です。草丈は20cm~40cm。花はアサガオに似たラッパ型の形で、色は赤、黄色、白、ピンク、紫、青、複色など豊富な色で楽しめます。
和名は衝羽根朝顔(ツクバネアサガオ)という
ペチュニアの和名は「衝羽根朝顔(ツクバネアサガオ)」と言います。和名の衝羽根朝顔という呼び名の由来は、花の形が日本のお正月によくみられる「羽子板遊び」の衝羽根に似ているので、このような和名で呼ばれているそうです。
ちなみに「ペチュニア(petunia)」という花名は、南アメリカの先住民族のグラワニ族の言語で「ペチュン(petyn)=タバコという意味」の言葉から由来しており、現地のタバコ属の植物に似ていることから「ペチュニア」と呼ばれるようになったと言われています。
ペチュニアの花言葉
「心の平安」「楽しい時間」
ペチュニアの代表的は花言葉は「心の平安」「楽しい時間」です。ペチュニアの花言葉を紹介する書籍によっては「あなたと一緒にいると心が和む」などという花言葉で表現されていることもあります。
「心の平安」「あなたと一緒にいると心が和む」「楽しい時間」というペチュニアを代表する花言葉は、優しい花の色や形、そして長く咲き続けてくれることが由来してこのような言葉でイメージされていると言われます。
丈夫で育てやすいことも由来!
ペチュニアは多湿にさえしなければ、ガーデニング初心者でも確実に花を咲かせられるとても強い性質を持つ花です。気温が上がるとぐんぐん生長し、たくさん花をつけます。丈夫で育てやすく、華やかなペチュニアの植物学的な特徴も、ペチュニアを代表する花言葉の由来になっているという説もあります。
ペチュニアの色別の花言葉
赤は「決してあきらめない」、ピンクは「自然な心」
花色の豊富なペチュニアは、花の色別にも花言葉があります。赤いペチュニアは「決してあきらめない」、そしてピンクのペチュニアは「自然な心」という花言葉でイメージされています。
赤いペチュニアの見た目は、ほかの色と比べて、凛とした力強さを感じます。そんな見た目の印象から「決してあきらめない」という言葉でイメージされているという説があります。またピンクのペチュニアの花言葉は、ピンクという可愛い色合いとどんな花とも相性が良い色だというイメージからついた言葉だと言われます。
白は「淡い恋」「純潔」
白いペチュニアの花言葉は「淡い恋」「純潔」です。「淡い恋」という花言葉の由来は、その根拠は乏しいですが、純粋なものを象徴する白という色のイメージからついた言葉であるという説があります。
「純潔」という花言葉は、ペチュニアの白い花に限らず、白い花に共通する花言葉です。
青は「ためらう心」、紫は「人気者」
青いペチュニアの花言葉は「ためらう心」、そして紫色のペチュニアの花言葉は「人気者」です。色別に見たその花の花言葉は、その色が持つ印象による言葉でイメージされた花言葉がついている場合が多いです。
青は爽やかとか涼しいイメージですが、冷淡や冷静と言ったイメージも与える色です。「ためらう心」とは冷静に考えて物事にためらいを持つという印象にちなんだ言葉だと言われ、紫色の「人気者」という言葉はハッと人目を引く色合いからこんな言葉でイメージされています。
黒は「危険な恋」
近年のペチュニアの園芸品種に黒い花を咲かせる種類があります。黒いペチュニアの花言葉は「危険な恋」です。漆黒色の花びらは自然界では珍しく、視覚を魅了させられてしまいますが、花言葉は恋人に贈る花束に添えるには、ちょっと気をつけたい花言葉です。
ただ色別に考えれば気をつけたい花言葉ではありますが、色別にこだわらず、美しいペチュニアの花だと思うのであるなら「あなたと一緒なら心が和む」という花言葉を尊重して考えるとシックな花の贈り物になることでしょう。
ペチュニアで人気の品種サフィニアとは
ペチュニアを代表する品種
ガーデニングで人気のペチュニアは、花の色も単色のほかに縁取り模様の種類やストライプの入った種類、絞り咲きなどがあるほかに、大輪を咲かせる種類や、小輪の種類、花びらが幾重にも重なる八重咲の種類があり、その数を数えると数百ほどもの園芸品種があると言われています。
ペチュニアのたくさんある品種の中で「サフィニア(surfinia)」は、1989年にサントリーと京成バラ園芸が共同で開発した品種で、このサフィニアが火付け役となりガーデニングブームが到来したと言っても過言ではないペチュニアを代表する種類です。
雨にも強い品種
元々丈夫なペチュニアですが、雨が苦手で、雨に濡れると花に斑点のようなシミがつき、傷みやすいのが欠点です。「サフィニア」はそんな欠点を克服したペチュニアの園芸品種がです。サントリーらが梅雨期のある日本に適応した品種を開発しました。
またこれまで立性だったペチュニアの性質から、横あるいは下に垂れるように広がって咲く咲き方をする性質も持ち合わせているので、ハンキングバスケットやベランダから垂れ下がるように飾るなど植え方のバリエーションも増えました。
花後、種ができない
サフィニアのその他の大きな特徴は、花後、種ができない点です。植物は花を咲かせ、その後子孫を残すために種をつくり枯れていきますが、サフィニアは花後、種をつけないように品種改良されているのです。
花後、種をつくるエネルギーを使わない分、咲いている花をそれだけ長く楽しめるのです。サフィニアは、種はできませんが、増やすときは挿し葉で増やすことができます。
「サフィニア(surfinia)」という名の由来
「サフィニア(surfinia)」という呼び名は、ペチュニアの持ち味である花をどんどん咲かせる性格にちなみ「波が押し寄せるように花が咲く」という意味を持たせた「サーフィン(surfing)」という言葉と「ペチュニア(petunia)」をかけあわせ「サフィニア(surfinia)」という名前になりました。
ペチュニアの中でも雨には強い性質ですが、でも原種はペチュニアなので、育て方の基本は乾燥気味に育てます。また近年ではサフィニア同様に雨に当たっても丈夫な性質のペチュニアの新しい園芸品種が次々と誕生しています。
サフィニアの花言葉は「咲きたての笑顔」
ペチュニアを代表する品種サフィニアの花言葉は「咲きたての笑顔」です。花言葉は遥か昔から、ギリシャ神話に由来する言葉であったり、誕生説、神話、歴史、宗教などが由来して、その花の印象を言葉にしてつけられています。
ただ品種改良が盛んにおこなわれ、次から次へと新しい花が生まれる現代は、見た目の印象から単純に付けられた花言葉も多く由来の根拠に乏しい花言葉が多い中で、サフィニアの花言葉は、サフィニア誕生20周年の時に、一般から公募して決まった花言葉です。
花は咲かすが種をつくらないサフィニア!
サフィニアにもまたこの園芸品種が存在し、花色も豊富で、花の大きさや咲き方も様々です。花びらにはハート形の模様がついている種類もあるなど、どのサフィニアも可愛い花を次々に咲かせ、長く咲いている花姿を見て、きっと「咲きたての笑顔」という花言葉が連想されたのでしょう。
花言葉を知ってペチュニアを楽しもう!
花色や咲き方の種類だけではなく、こんもり茂った株を埋め尽くすように植えるタイプや、茎を長く伸ばして垂れ下がるタイプなど演出の仕方もさまざまに楽しめる種類の多いペチュニアは、花言葉の「心の平安」「楽しい時間」という言葉どおり、花壇や寄せ植えを楽しく飾ってくれます。
ガーデニング初心者でも確実に花を咲かすことができると言われるほど丈夫なペチュニア。花言葉を知って、あなたのお庭もペチュニアの花で飾ってみませんか。
花言葉についてもっと知りたい方はこちらもチェック!
当サイト「暮らしーの」では花言葉について他にもまとめています。特に月曜日は連載して、季節の花を追いながら、その花の花言葉や花名の由来、伝説などを解説!花を贈る時のメッセージの代役を果たしてくれる花言葉についてもっと知りたい方は、こちらもチェックしてみてください。

【連載】ひな祭りには欠かせないモモの花の花言葉を解説!
桜が咲く時期と前後して最盛期を迎えるモモの花。女の子の健やかな成長を祝うひな祭りの花としてなじみの深い花とされています。月曜連載、花と花言葉...

【連載】なごり雪を思わせるようなユキヤナギの花言葉を解説!
粉雪が降り積もったかのように白い小花が弓状に垂れて咲くその様子は、まさにユキヤナギという名前にぴったり。早春に咲く白く可愛い花はまるでなごり...

【連載】黄色い可愛い花から元気をもらえるミモザの花言葉を解説!
丸く黄色い小花を枝いっぱいに咲かせるミモザ。明るく鮮やかな黄色の小花の集まった様子は、春の訪れを感じて自然の力に癒されます。花盛りの時期は樹...
出典:https://unsplash.com/photos/GAHh-21dQ-8