ドライハーブを作ってみよう!
お家で育てるハーブには、ミント、タイム、セージなどさまざまな種類があります。ハーブは料理に使ったり、ハーブティーに入れたり、またはお家のインテリアに使ったりと、さまざまな使い方ができます。今回はその中で、ドライハーブについてご紹介。ハーブを乾燥させてしまえば長い期間保存がきくので、その点でも便利に使えます。
ドライハーブを活用しよう!
今までハーブ類を育てたことがないという方もいるかもしれません。ですがやはり、お家で手軽に育てられるうえ、香りも良く、摘み取って洗えばすぐに使えるというのがいいですね。
また、やはり乾燥させて長い期間使えるというところで、ドライハーブに挑戦するのをおすすめします。今回はドライハーブの作り方、ドライハーブを使ったレシピもご紹介していきますので、ぜひ迷っている方も参考にしてみてくださいね。
ドライハーブを作るメリットとは
メリット1:長期保存ができる
では初めに、ドライハーブを使うメリットとは何なのかを紹介していきます。ドライハーブを使うメリットで一つ目に挙げられるのが、やはり長い期間保存ができるということではないでしょうか。
通常の状態ですと、冷蔵庫に入れたとしてもそこまで長く保存が効くわけではありません。乾燥させることで長い期間ハーブ料理が楽しめるようになります。また、ハーブ類はとても強く、たくさん生えてしまうということもあり、使いきれない分を乾燥させてしまえばいつでもハーブを楽しめます。
メリット2:使いたいときに使える!
ハーブ類は、育てている間も使いたいときに摘み取って手軽に使えるというところが便利なのですが、やはり冬場になるとハーブ類も枯れてしまうので、寒い時期はハーブを取ることができません。
ですが、ハーブが元気な時期にたくさん取って乾燥させておけば冬の寒い時期でも使えるので安心です。ただ、注意しなければいけないことが一点。それは、ハーブは食用なので、虫が湧いたということでつかう農薬は、必ずハーブ類が大丈夫なものを利用するようにしてください。
メリット3:レシピの幅が広がる
ドライハーブを使うメリットの三つ目とは、レシピの幅が広がるということです。ハーブはドライハーブにすることでパリパリになるので、細かくして調味料として手軽に利用できますし、そのまま利用することもできます。
スープに混ぜてもいいですし、魚や肉を焼くときに、ドライハーブを入れて焼くのもいいですね。ドライハーブを使うとおしゃれな料理が作れるので、やったことがないという方はぜひ挑戦してみてください。
ドライハーブの基本
では次に、ドライハーブの基本を見ていきましょう。ドライハーブを作る場合、気になるのがドライハーブの保存方法や、特に保存期間が気になるのではないでしょうか。いくら乾燥させたとしても、やはり食べ物ではありますからいつまで食べられるのかは気になりますね。ここではドライハーブを作る場合に、知っておいた方がいい知識をご紹介しますので、チェックしておきましょう。
ドライハーブの保存方法
まず、保存方法なのですが使う瓶などの容器はあらかじめ熱湯で煮沸消毒させておきましょう。そして、瓶が乾いたら乾燥させたハーブを乾燥剤と一緒に入れて保存します。保存場所は冷蔵庫だと湿気がありますから、冷暗所での保存がおすすめです。
ちなみに、ドライハーブに入れる乾燥剤ですが、これは薬局や100均などでも取り扱っているお店があるので、ドライハーブを作る場合はあらかじめ準備しておくと安心です。
ドライハーブの保存期間
ドライハーブの保存期間についてですが、これについては約半年~一年程度と考えておきましょう。ドライハーブを作って瓶に入れてしまうと、どの容器に何が入っているのか、いつ作ったのか分からなくなることがあるかもしれません。ドライハーブを入れている容器にハーブの種類とドライハーブを作った日にちを記載しておくことをおすすめします。
ドライハーブの作り方レシピ
ではさっそく、ドライハーブの作り方をご紹介していきます。ここでご紹介する方法は、天日干しや室内乾燥、電子レンジ、オーブンを使った作り方をご紹介します。お家にあるハーブはどんなものがあるでしょうか。
お家にあるどんなハーブでも、この作り方でドライハーブが作れます。また、どの作り方にしても、ドライハーブがとても簡単にできてしまうのでぜひ挑戦してみてください。
①天日干し
天日干しで簡単にドライハーブを作る!
では、ドライハーブの作り方を見ていきましょう!まず初めにご紹介する作り方とは、天日干しのレシピです。天日干しは外に干してドライハーブを作る方法で、手軽に作ることができます。
キッチンペーパーなどを利用してしまえば特に必要な道具もありませんが、今は100均などで天日干し用のネットなども販売されているので、それを利用してもいいでしょう。また、天日干しの場合は風通しがよく、直射日光が当たらない場所で行うようにしてください。
天日干しドライハーブの作り方
天日干しのドライハーブの作り方はいたって簡単。ミントやローズマリー、ゼラニウムの花など育てている花や葉っぱを取り、乾燥させるだけ。動画では特に洗ってはいませんが、やはり汚れや虫がついている場合があるのでザルの上などで洗ってから乾燥させるようにしましょう。
天日干しで作る場合の日数ですが、数日かかります。ただ、梅雨時期などはなかなか乾燥が難しい場合もあるので、その場合は室内乾燥か、電子レンジを利用するなどした方がいいでしょう。
②室内乾燥
簡単!室内乾燥でドライハーブ
次にご紹介するのは、室内乾燥の方法です。これも天日干しどうよう、簡単に挑戦することができるのでおすすめです。ラベンダーやローズマリーなど枝葉系の場合は、束ねて乾燥ができるのでそれだけでもインテリアになってしまいます。
室内星で作る場合やはり気になるのが湿気と、そして日当たり。室内乾燥の場合も、直射日光が当たらない明るい場所でハーブ類を乾燥させるようにしてください。また、乾燥できるまでは数日かかります。
室内乾燥のやり方とは
こちらはローズマリーやラベンダーなどの枝葉のハーブを乾燥させる方法なのですが、天日干しにあったようにミントなど小さいものはカゴや天日干しのネットを利用するといいでしょう。
ラベンダーなどの枝葉の場合は紐か輪ゴムでしっかり縛って直射日光が当たらない、湿気の少ない場所で干します。吊るして干す場合なのですが、乾燥すると茎が小さくなりほどけやすくなるので、輪ゴムを使うのがおすすめです。輪ゴムの上から紐でしばり、吊るせばいいですね。
③電子レンジ
電子レンジで短時間
次にご紹介するのは、電子レンジでドライハーブを作る方法です。天日干しも室内乾燥も、出来上がるまでに数日かかってしまいますが、この電子レンジを使った方法ならその日中に完成します。
お家で育てているタイムやゼラニウム、ミントなどのハーブをすぐにドライハーブにしたいという方は、この方法で作ってみてはいかがでしょうか。数種類ハーブを育てている方は特に、たくさん作りたいはずですから、短時間でできるこの方法がおすすめです。
電子レンジを使ったドライハーブの作り方
まずはやはり、摘み取ったハーブ類をしっかり水で洗い、キッチンペーパーでふき取ってから電子レンジに入れて500Wで1~2分加熱していきます。一度終えたら扉を開けて湿気を逃がし、もう一度加熱、というのを繰り替えします。
パリパリになったらそこで完成!この方はセージやローズマリーを使っています。ハーブにはさまざまな種類がありますので、お家にあるハーブ、もしくは育ててみたいハーブを購入して作ってみてくださいね。
④オーブン
オーブンでドライハーブを作るには
オーブンでドライハーブ乾燥中。
— 路鬼 (@roki_tunisie) July 4, 2020
先日低温ローストビーフを作った際に、香り付けで入れた葉っぱ達が見事な乾燥具合だったので。100度で40分だったんだよね、同じにやってみる。
枝をそのまま乾燥して、リースに使いたいのだが、
失敗しても、乾燥ローリエとオリーブ茶が出来るだけだから。 pic.twitter.com/vZp2KDzNbI
次にご紹介するのは、オーブンを使ったドライハーブの作り方。電子レンジを使った作り方同様、このオーブンで作る場合はそこまで時間がかからりません。時間をかけずに早くドライハーブを作りたい方におすすめの作り方です。
ここまで見てきて、ドライハーブはとても簡単に作れることが分かり、実際に作ってみたいという気持ちがむくむくと沸いてきているのではないでしょうか。とても簡単に作れてしまうので、いろんな種類のハーブでドライハーブを作ってみてくださいね。
オーブンを使ったドライハーブの作り方とは
オーブンを使ったドライハーブの作り方ですが、まずはハーブをしっかり洗うところから始めましょう。ハーブが洗えたら、天板の上にクッキングペーパーを敷き、その上に重ならないようにハーブを並べます。
ハーブを並べたらオーブンに入れて加熱していきます。この場合、余熱なしで加熱するようにしましょう。また、この作り方はハーブの量によっても異なってきますので、様子を見ながら作っていくと安心です。
ドライハーブの使い方
ドライハーブをポプリにする
ドライハーブの作り方を見てきましたが、ドライハーブの使い方が気になるという方もいるでしょう。ドライハーブの使い方は、料理じゃないの、と思われるかもしれませんが、他にも使い道があるんです。
それは、ドライハーブを使ってポプリを作る方法。好きなハーブを瓶に入れて飾れば香りもインテリアも楽しめます。また、布で袋を縫ってその中にドライハーブを入れれば洋服の香りづけにもなりますね。
その他ドライハーブの使い方
3月3日【はぁと起業女性フェスタ】@西脇市みらいえ ★出展ブース紹介2~アロマ健康サロンNANAIRO(なないろ) お好きな香りとハーブを選んで アロマサシェを作ります。 ⇒https://t.co/qCji75O5Bb … … … … pic.twitter.com/SOLkTQ2mUg
— エルソル広告相談所 (@collect_cafe) February 28, 2019
ドライハーブの使い方にはポプリに使う以外にも使い道があります。それが、室内乾燥でも紹介したスワッグのまま飾っておく方法。もちろん数種類のハーブを合わせてスワッグにしてもいいですし、一種類でも十分かわいいです。他にもアロマサシェのお花にドライハーブを入れれば、素敵なサシェが作れるのではないでしょうか。
ドライハーブのレシピ
最後に紹介するのは、ドライハーブのレシピです。ドライハーブのレシピには、まず一番にハーブティーが思い浮かぶかもしれません。ですがそれ以外にもドライハーブを使ったレシピはたくさんあるんです。ここではドライハーブを使った料理のレシピをご紹介します。お家でたくさんハーブを育てたら、ぜひいろんなシーンでハーブを使ってみてください。
①ハーブティー
ハーブティーは自分の好きなハーブをブレンドして
ではさっそく、ハーブレシピを見ていきましょう。ドライハーブを使ったレシピで一番なじみがあるのがハーブティーではないでしょうか。ミントやカモミールなど、ハーブティーとして販売されているものも多く、自分の家で育てたハーブで作ってみたいと考える方も多いでしょう。
ドライハーブが作れてしまえば、ハーブティーは簡単に作れてしまいます。ハーブティーは一種類のハーブで作るのもいいですが、数種類ブレンドできるのもいいところです。
ハーブティーの作り方
ハーブティーの作り方ですが、紅茶を入れるポットがあるなら自分の好きなハーブを入れてお湯を入れて作っていきましょう。ポットがないなら100均などで売っているお茶パックを利用するといいですね。
セージやタイム、ゼラニウムなど、お家で育てているものでもブレンドの割合で香りが変わってくるのでその点も楽しめます。また、ハーブでマロウを使えばブルーの色が素敵な紅茶が作れます。マロウティーはレモンを入れてピンク色に変化するのも楽しめます。
②ドライハーブバター
ドライハーブでバターを作ろう!
先日、テレビでハーブを使ったバターの紹介が出ていたので、私も作ってみました💛
— 泰山堂 生活の木アロマ・ハーブ取扱店 (@taizando1) December 18, 2020
テレビではフレッシュを使っていましたが、とりあえず家にあった数種類のドライハーブを使いました(^^)/
肉や白身の魚との相性バッチリです(^_-)-☆#常温から#のせるだけでも#おうちごはん#楽ちん pic.twitter.com/p1xowXpw7T
ドライハーブ:約お茶碗1杯分
バター:約お茶碗1/2杯分
ニンニクチューブ:大さじ1~2
次にご紹介するのは、ドライハーブを使ったバターの作り方です。お店でもハーブバターを取り扱っているところもありますが、価格も結構してしまうので自分で作れたら手軽ですよね。ドライハーブバターは、シンプルにパンに塗って食べたり、ステーキに乗せて食べるのも美味しいレシピ。簡単に美味しいハーブバターができるので、ぜひ作ってみてください。
ドライハーブバターの作り方
ドライハーブの作り方はとっても簡単。ドライハーブは細かくしておき、バターを溶かした中に入れていきます。ニンニクも加えてしっかり混ぜたら、保存容器に入れて冷蔵庫へIN!固まったら完成です。
ハーブバターも、ハーブの種類を変えて数種類作っておくのもいいかもしれません。おしゃれな食卓に、ハーブバターを作ってみてはいかがでしょうか。朝食のパンに付けて食べれば美味しいのはもちろん、おしゃれな食卓になりますよ。
③サーモンのドライハーブ焼き
いつもの料理にハーブをプラス!
アンティノリ ボルゲリのロゼ
— Akiko (@akikowine) June 6, 2020
カベソー、メルロ、シラー
鮮やかな濃いサーモンピンク。熟したラズベリー、ドライハーブ、軽いリコリス。しゃんとミネラル。
イタリアのボルドーブレンドならではの明るさと厚み。鮪のステーキと最高! pic.twitter.com/sFoQzqAe8d
鮭:70g
塩:0.2g
★バジル粉:0.01g
★オレガノ:0.1g
★タイム:0.1g
オリーブ油:2g
■ 付け合せ
スナップエンドウ:30g
トマト:20g
最後にご紹介するドライハーブのレシピは、サーモンのドライハーブ焼きです。いつもの塩焼きで魚を食べるのもいいですが、ちょっとハーブをプラスするだけで一気に洋食になりますし、こちらもおしゃれな食卓が作れるのではないでしょうか。魚はサーモン以外にも白身魚を使うなど、種類も変えて作ってみると楽しめるはずです。
ドライハーブ焼きの作り方
ドライハーブを使ったサーモン焼きのレシピですが、まず初めはいつも通り魚に塩をかけて焼いていき、途中で取り出してハーブをかけて焼き上げれば完成です。特に難しいことはなく、いつものレシピに一手間加えるだけなので簡単ですね。
レシピではタイム、オレガノ、バジルを使っていますが、お家で育てているハーブで作ってみてはいかがでしょうか。ハーブの種類の違いで、料理の幅も広がります。
まとめ
今年も自家製ドライハーブが最高の出来になりました^^🌿
— 布良星(銀座支那竹) (@daisuke_bigcat) July 16, 2018
まだまだいっぱい育っているので、これからもバンバン作っていくつもりです😃
料理にハーブティに大いに活用するのが楽しみです(≧∇≦)/🌟 pic.twitter.com/TjHVDz0QVI
今回はドライハーブの作り方や自家製レシピをご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。難しそうに思えるドライハーブでしたが、取っ手も簡単に作れることが分かったのではないでしょうか。
ハーブ自体、手軽に育てられるということでガーデニングをされている方にも人気の植物です。お家でドライハーブを育てれば、料理はもちろんポプリやサシェとさまざま楽しめます。ぜひこの機会にドライハーブづくりに挑戦してみてくださいね。
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