ヘリクリサムとは
ヘリクリサムは、園芸店やホームセンターなどで購入できる身近な花です。ドライフラワーとしても人気があります。その美しい花の特徴とともに、素敵な花言葉についてご紹介しましょう。花言葉は一つだけでなく、複数あります。
和名と英名
ヘリクリサムは、開花時期の長いキク科ムギワラギク属の植物で、オーストラリア原産です。一年草と多年草があります。和名は「ムギワラギク」や「帝王貝細工」です。英語ではヘリクリサムは、”strawflower”(ストローフラワー)、“everlasting”(エバーラスティング) と呼ばれています。
名前の意味と由来
ヘリクリサム(Helichrysum)とは、「黄金の太陽」という意味で、ギリシャ語で太陽を意味する“Helios”と黄金を意味する“Chrysos”が語源です。この名前は、ヘリクリサムの明るい花色に由来しています。開花時期が長いヘリクリサムの英語名は、花言葉にも関連する「エバーラスティング(永遠に続くという意味)」です。
花の特徴
「黄金の輝き」という花言葉の通り、輝くような光沢のある花びらがヘリクリサムの特徴です。ヘリクリサムは寒さには弱いですが、暑さや乾燥に強いという特性を持ちます。開花時期後、ドライフラワーにしてもピンクや赤などの美しい色と形を保ち続けるので、「永遠の思い出」「いつまでも続く喜び」といった花言葉が生まれました。
花言葉
ヘリクリサムの花言葉には「永遠の思い出」、「いつまでも続く喜び」、「不滅の愛」といった性質に由来する花言葉と、見た目に由来する「黄金の輝き」という花言葉があります。それぞれの花言葉の詳細につきましては、「ヘリクリサムの花言葉」の項目で解説しておりますので、ぜひご参照ください。
ヘリクリサムはいつの誕生花?
誕生花とは
誕生花とは、花言葉とは関係なく生年月日に関連付けられた花のことです。1年365日、すべての日に何らかの花が誕生花として定められています。決め方には諸説ありますが、主に花にまつわる神話や伝説、古くからの言い伝え、開花時期などです。親しい人への誕生日の贈りものとして、花言葉とともに誕生花を贈ると素敵ですね。
ヘリクリサムの誕生花
ヘリクリサムは、2月22日・28日、5月24日、6月23日、7月11・17・25日、9月2日の誕生花とされています。ヘリクリサムの開花時期は5月~9月ですので、開花時期にちなんで決められたものも多いようですね。このように、ヘリクリサムの誕生花は一年のうち一日だけでなく、複数回登場します。
ヘリクリサムの種類
ヘリクリサムは、花色、花の大きさ、葉の形などの種類が豊富です。花色や品種によって、花言葉の意味は変わりません。シルバーリーフが美しく寄せ植えなどに人気のヘリクリサムの品種と、花色が美しくドライフラワーにおすすめのヘリクリサムの品種に分けて、ご紹介いたします。
シルバーリーフが魅力的な種類
シルバーリーフとは?
シルバーリーフとは、銀色がかった淡い緑色の葉を持つ植物のことです。ヘリクリサムは、オレンジや紫などの花色の美しさだけでなく、きれいなシルバーリーフを持つため寄せ植えや花壇づくりに重宝します。また、ヘリクリサムは乾燥に強い種類なので、グラウンドカバーにもおすすめです。
品種名
ヘリクリサム「シルバースノー(上の写真)」や「ホワイトシップ」は、細い銀葉が特徴です。夏に白や黄色の小花を咲かせます。「ペティオラレ」は産毛のような白い粉をまとった、丸みのある葉が特徴です。シルバーリーフの種類も、花言葉は品種や花色に寄って変わりません。
花色が美しいヘリクリサムの種類
ヘリクリサム(ムギワラギク)の花色は、ピンク、赤、オレンジ、黄色、紫などがあります。いずれも鮮やかな色で、特徴として花弁に金属のような光沢があるため、輝く太陽を意味する名前と花言葉がつけられました。キク科なのでヘリクリサムの花は菊と似ていますが、質感は菊よりも硬く乾燥しているのが特徴です。
品種名
花言葉にもある「黄金の輝き」が美しい「エリクリシオ」や、淡紅色のラズベリーのような形の「ルビークラスター」は、ガーデニングやドライフラワーにおいて人気の高いヘリクリサムの種類です。清楚な印象の「ホワイトフェアリー(上の写真)」花径が大きくガーベラのような印象の「モハーブ」も人気があります。
ヘリクリサムの花言葉
ヘリクリサムにはいくつかの種類の花言葉が存在します。多くはヘリクリサムの性質に由来する花言葉ですが、ヘリクリサムの見た目に由来する花言葉もあるので、興味深いですね。いずれも夢のある、素敵な花言葉ばかりです。ヘリクリサムは、お誕生日などに花言葉を添えて贈るのにふさわしい花といえます。
ヘリクリサムの性質に由来する花言葉
永遠の思い出
「永遠の思い出」というヘリクリサムの花言葉は、ドライフラワーとして長く色あせないというヘリクリサムの特徴に由来します。美しいピンク、赤、オレンジ、黄色、紫などの花色はドライフラワーになってもほぼそのまま保たれるため、いつまでも変わらぬ永遠の思い出という花言葉が生まれました。
いつまでも続く喜び
ヘリクリサムの花言葉は「いつまでも続く喜び」です。太陽のような明るいオレンジや黄色のヘリクリサムの花色が、摘まれた後もドライフラワーとして長く残ることに由来します。それは楽しさや美しさがいつまでも続く喜びであり、ヘリクリサムの素敵な花言葉の一つです。
不滅の愛
「不滅の愛」とは、ヘリクリサムの花色の永続性からついた花言葉です。ヘリクリサムの英語名が“everlasting”(エバーラスティング・永遠に続くという意味)であるように、ヘリクリサムの花色の美しさはドライフラワーになった後も続きます。いつまでも変わらぬ美しさが、不滅の愛を意味する花言葉に結びつけられたのでしょう。
ヘリクリサムの見た目に由来する花言葉
黄金の輝き
「黄金の輝き」とは、ヘリクリサムの輝くような明るい花姿を表す花言葉です。花言葉の通り、ヘリクリサムは特に黄色、オレンジなどの暖色が美しく、温かく輝く炎や太陽を想わせます。また、フラワーヘッドだけを集めたドライフラワーとしてもヘリクリサムは人気が高く、その輝きは乾燥させた後も続くのが魅力です。
まとめ
開花時期の長いヘリクリサムは、種類が豊富で葉の色(シルバーリーフ)が美しく、素敵な花言葉を持つ人気の植物です。ガーデニングでは、ヘリクリサムのシルバーリーフが寄せ植えとして好まれます。ヘリクリサムはドライフラワーとしては発色の鮮やかさが魅力で、その花色の永続性からプラスイメージの花言葉がついています。
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