はじめに
努力の花言葉とは
辞書で努力を確認すると、『大いに努めること』のことで、努めることは励むこと、励むことは気力を奮い立たせることです。
努力の花言葉は、努力そのものをもつ花を選びました。写真は『努力家』の花言葉をもつハナトラノオです。この記事ではハナトラノオ以外の花を3つ紹介しています。
努力を含む花言葉とは
努力を含む花言葉は『努力』と明記されていなくても、意味を含んでいる花言葉です。何かと勝負して勝ち取った成功や勝利、栄光などです。花や花言葉がついた由来からその意味を持っている花もあります。写真は『どこでも成功を』の花言葉をもつピンクッションフラワーです。
人や自身に贈る場合や、勝負する決意を応援する場合などに使える花をピンクッションフラワー以外の7つを選びました。
努力の花言葉①小手毬
名前と種類
小手毬(コデマリ)は白い小花を毬のように付けるバラ化の落葉低木です。しなやかに枝は垂れ、細い枝に沿って白い小花が集まって咲き連なる様子が鞠に似ていることが名の由来といわれています。
別名は手篠懸・鈴懸(ともにすずかけ)などがあり、写真の小手毬と八重小手毬があります。
花言葉【努力】
小手毬は【努力】です。小さい花たちが勝負するように、同時に協力するように連なって美しく見せる様子が花言葉の由来といわれています。またその花の姿から努力する人や友情、優雅や上品などがあります。
努力の花言葉②シモツケ
名前と種類
シモツケは長いおしべを伸ばした小さな花を枝先にまとめて咲かせます。シモツケの国(栃木県)で最初に発見されたことが名の由来といわれています。
漢名はシュウセンカともいい、白色、桃色のほか、二色の混合や黄金葉品種などもあります。
花言葉【努力家】
シモツケは【努力家・努力】です。戦争に出て戻らない父を探すことを決意し、娘(シュウセン)が敵地へ探しに出ましたが、父はすでに亡くなっており、父の墓の前に咲いていた花を持ち帰りました。その後花の名はシュウセンカと人々に呼ばれるようになり、探す努力をした娘の努力が花言葉の由来とされています。
他は、実らぬ恋などがあります。
努力の花言葉③猫柳
名前と種類
猫柳(ネコヤナギ)は早春になると皮がとれて銀白色の花穂がでる落葉低木です。艶のある猫の尾が由来といわれています。写真の銀白色以外にも黒(変種)や薄桃(ピンクネコヤナギ)があります。別名はカワヤナギ、エノコロヤナギや谷川柳などです。
花言葉【努力が認められる】
猫柳は【努力が認められる・努力】の両方です。ヤナギの木は神聖な木として、またヤナギ科の樹皮から作られる薬の解熱や鎮痛として認められていることが関係しているといわれています。他には自由、自由な心や率直があります。
努力を含む花言葉①グラジオラス
名前と種類
グラジオラスは茎にライン状に花を咲かせます。品種改良され小ぶりの花をつけるものもあります。葉の形状が剣のようになっておりラテン語のグラシオラス(小さな剣)が名の由来です。
コルビリー系、チュベルゲニー系など全体では数千の品種があります。原種のトリステのほか、黄、桃、白にアプリコットや、青紫など色彩豊かです。
花言葉【勝利】
グラジオラスは【勝利】です。ギリシャ神話から勝負することや勝利の花言葉につながるといわれています。
他は、挑発、慎重な愛、勝負の準備ができたや密会があります。かつて花の数で恋人同士が見つからないように努力し工夫して秘密の約束をしたという話からといわれています。
努力を含む花言葉②グロリオサ
名前と種類
グロリオサはそり返った花びらの形が特徴です。花びらの色や形が見事なためそれを意味するラテン語のグロリオーサが名の由来といわれています。
グロリオサは、アフリカから熱帯アジアの原産で10種類以上あり、色は桃、橙や緑です。
花言葉【栄光】
グロリオサは【頑強、栄光】です。名は見事で栄光ある姿から、茎は細くつる状で他の草木などに絡みながら成長し咲き誇ります。その生きるため努力する様が由来につながります。
他には、その姿から勇敢と、その色から燃える熱情があります。
努力を含む花言葉③カルフォルニアポピー
名前と種類
カルフォルニアポピーは花の下に行くにつれて色が濃くなり黄色から濃い橙へと変化しています。カルフォルニア産でポピーに似ていることが名の由来です。別名は、エスコルチアやハナビシソウです。橙や黄色のほかにも赤があります。
花言葉【成功】
カルフォルニアポピーは【成功、希望】です。原産地を発見した探検家が努力の末見つけた、写真のような一面が黄金色の大地を見て『黄金の西部』とよんだことが由来といわれています。
他は、富などがあります。黄金の意味から成功し富をえることに関係した花言葉です。
努力を含む花言葉④凌霄花
名前と種類
凌霄花(ノウゼンカズラ)は橙の大ぶりの花を咲かせ、つる状でほかのものにまといつき空にむかって成長します。中国から日本にきたときは、凌霄(りょうしょう)という漢名からノウセウと呼ばれていたことが由来です。
大ぶりの凌霄花のほかにアメリカが原産の小ぶりの花の種類もあります。
花言葉【栄光】
凌霄花は【夢ある人生、栄光】です。夏の空に向かって高鳴るラッパのような姿や、凌霄(空をしのぐ)の意味から、空により高く枝を伸ばす努力をしている姿が由来しているといわれています。
他は、名声や名誉、希望があります。
努力を含む花言葉⑤沈丁花
名前と種類
沈丁花(ジンチョウゲ)は香りが沈香に似ていて、外見は素敵ですがどこを切っても毒があります。漢名は瑞香で、昔中国で最初に比丘尼が見つけ、香りが良く持ち帰りましたが、誰も花の名を知らず、端香と名付けたことが名の由来といわれています。
外は桃色で内側は白と、また白のみの種類があります。
花言葉【栄光】
沈丁花は【不滅、栄光】です。学名にギリシャ神話で逃げることに成功し月桂樹に変身したダフネの名があることが花言葉の由来とされています。
他は、不死、優しさなどがあります。
努力を含む花言葉⑥糸繰草
名前と種類
糸繰草は別名オダマキといい、紺碧の花をやや下向きに咲かせる多年草です。花の形が糸繰りの苧環に似ていることが名の由来です。紺碧の他にも白、青、紫の他に暖色系の桃色など豊富です。
花言葉【勝利】
糸繰草は【勝利、勝利への決意】です。日本種では勝負前に葉を手に擦りつけると勇気が持てるという言い伝えがあり、必ず勝つ・成功させるという強い決意がおまじないとなり花言葉へつながっています。
他にも精励の恩恵があります。勝負する人への労いとして贈ることがあります。
努力を労う花言葉①ガーベラ
名前と種類
ガーベラは鮮やかな色から淡い色まであり、花弁も一重から八重、尖った花弁のスパイダー先まであります。ドイツ人のゲルベル氏からとったことと、別名のハナグルマは夜空に浮かぶ花火の大輪に似ていることが名の由来といわれています。
色は多く、桃、橙、淡い青、緑、白、茶、赤紫紅などがあります。園芸用の品種改良も多く形状も増え400種以上あるとされています。
花言葉【いつも前向き】
ガーベラは【いつも前向き、希望】です。大輪の花を一つ、鮮やかな色や明るく陽気な姿が花言葉の由来とされています。さかんな品種改良からガーベラには多彩さがあります。その多彩さから努力への労いの言葉として使えます。
他は、感嘆、神秘、律儀な、気高い美しさなどがあります。
まとめ
努力という花言葉や、努力している人・努力した人に労いを贈る花言葉を中心に、ガーデニングの定番を選びました。花にメッセージカードを添えてさりげなく贈れます。押し花やドライフラワーなど贈り方はたくさんあるので花の選択の参考にしていただけると幸いです。
また同じ花でも反対の意味や、印象の良くない印象・努力と関係のない意味を持つこともあります。贈る場合は意味の捉え違いをされないように工夫することをおすすめします。
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