丈夫で可愛い花を咲かすベゴニアの特徴
シュウカイドウ科の草花
丈夫で花壇や鉢植えにあふれんばかりに花を咲かせるベゴニアは、シュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属)の植物で、学名は Begoniaと表記。またベゴニアの原産地はブラジルとなります。
種類がとても多いのがベゴニアの特徴の1つです。季節を通じて楽しめる花ですが、基本となる種類の開花の時期は4月~10月に花の見ごろを迎えます。
上手に冬越しできれば多年草として楽しめる
1年草として春の季節から秋まで開花を楽しむ方がほとんどですが、ポピュラーな種類は比較的に寒さにも強く、上手に冬越しすれば多年草としても楽しめます。
ベゴニアは必要最低限管理するだけで、次々と花を咲かせる、ガーデニング初心者にも大変育たやすい花です。
和名は「秋海棠(しゅうかいどう)」
中国名の日本語読みですが、ベゴニアの和名は「秋海棠(しゅうかいどう)」といいます。花の色がバラ科リンゴ属の「海棠(かいどう)」という花に似ていることと、秋にも見ごろの花であることでこのように名付けられました。
別名では「断腸花(だんちょうばな)」「陽楽草(ようらくそう)」「相思草(あいおもいぐさ、そうしそう)」とも呼ばれます。「断腸花」という呼び名はこの後に紹介する中国に伝わる昔話の中でこの呼び名で呼ばれている名です。
英名は「ゾウの耳」という意味
ちなみにベゴニアの英名は「Begonia(ベゴニア)」とか「elefant ear(エレファントイアー)」と呼ばれています。「elefant ear」という呼び名は葉の形がゾウの耳に似ているからだそうです。
ベゴニアの種類
ベコニアといってもその種類はたくさん!
原種のベゴニアをもとにその園芸品種は1万種を超えるほど、ベゴニアといってもその種類が多いのがこの花の特徴です。その中でもざっくりとベゴニアの種類分けると3種類に分類されます。
まっすぐに立つ茎が特徴の木立性ベゴニア、花ではなく葉を観賞する根茎性ベゴニア、そして球根を作って生長する球根性ベゴニアです。この3タイプから、現在園芸界では8種類ほどのタイプのベゴニアに分類され、さらにその園芸品種が作られています。下記にあげた種類は8タイプの中の主な種類です。
ベゴニア・センパフローレンス
ベゴニア・センパフローレンスは、ベゴニアの種類の中で最もポピュラーな花です。四季咲きベゴニアとも呼ばれ、厳しい冬の期間を除きほとんど1年中花を付けています。とても丈夫で育てやすいので、ガーデニング初心者におすすめの種類。花の色は主に赤、白、ピンクです。
ベゴニア・センパフローレンスに中でも園芸品種が作られています。比較的開花時期が早く大きな花を咲かせる「エンペラー」や、生長が旺盛で花付のよいことが特徴の「セネタ」などは人気の種類です。
エラチオールベゴニア
エラチオールベコニアもほぼ1年中花を咲かせます。赤、白、ピンク、黄、オレンジなど多彩な花色の種類があり、花壇や鉢植えを楽しませてくれる人気の種類です。病気や暑さに特に強い種類です。
クリスマスベゴニア
クリスマスベコニアは、冬咲きベゴニアとも呼ばれ、その名の通り、クリスマス頃に開花の時期を迎えるベゴニアです。球根性ベゴニアを交配して作られた種類で、花つきがよく、赤、ピンク、白などの花色の花が主に咲きます。
レックスベゴニア
レックスベゴニアは、根茎性ベゴニアの仲間で、葉が美しいのが特徴です。葉の色が綺麗で、美しい模様は入っている交配種。最近では、人工交配により木立性の種類や球根性の種類も誕生し、見た目だけでは何を元に交配したのか判断がつきにくくなっています。
葉の色では緑に紫の模様や、中には葉の縁が青い種類もあります。ベゴニアの花に紫や青い色はありませんが、葉を楽しむ種類のベゴニアでは紫や青い色を楽しめます。
球根ベコニア
球根ベコニアは、豪華な花を咲かせることが特徴です。ベゴニアの中でも寄せ植えにした時に主役となれる種類だと人気です。スタンドやハンキングによく利用されます。このベゴニアは球根をもとに生長する種類です。
ベゴニアの花言葉
「愛の告白」「幸福な日々」
ブラジル原産のベゴニアの原種をもとにして作られた園芸品種はたくさんありますが、それらを総称して「ベゴニア」と呼んでいます。総称したベゴニアの代表的な花言葉は「愛の告白」「幸福の日々」です。
「愛の告白」という花言葉の由来は、葉っぱがハート型をしているからだと言われ、「幸福な日々」という花言葉の由来は次から次にあふれるばかりの可愛い花を咲かせるからだと言われますが、その根拠は乏しいところです。
「用心」「親切」「真心」
ベゴニアの花言葉には「用心」「親切」「真心」という花言葉もあります。「用心」という花言葉は西洋でベゴニアに付けられている花言葉です。英語で「beware」といい、その意味は「注意する、用心する」という意味です。
「親切」「真心」というベゴニアの花言葉の由来は、残念ながら解明されていませんが、園芸品種がたくさん作られる花に付けられる花言葉の多くは、単純に見た目の印象から付けられた花言葉が多く、これらの言葉も見た目の印象から付いた花言葉だと考えられています。
「儚げな美」
ベゴニアの花言葉で密かにイメージされている花言葉に「儚げな美」という花言葉があります。この花言葉の由来は茎がもろく、花がうなだれて咲くような感じである姿が儚げに見え、されど艶めかしい美しさがあるからだという、見た目の印象で付けられた花言葉だ言われています。
ベゴニアの種類別の花言葉
木立性ベコニアは「釣り合いが良い」
改良品種がとても多くあるベゴニアは、種類によってはその特徴からイメージされた花言葉を持つものもあります。ベゴニアを大きな3つのカテゴリーに分類した1つである木立性ベゴニアをイメージする花言葉は「釣り合いが良い」という言葉です。
由来はまっすぐに立つ木立性ベゴニアの植物学上の性質から由来した花言葉であるという説がありますが、その理由の根拠は乏しいところです。
ベゴニア・センパフローレンスは「永遠の栄」
ベコニアの仲間の中でも、最もポピュラーなベゴニア・センパフローレンスは、ベゴニアの代表的な花言葉のほかに「永遠の栄」という花言葉があります。
この種類は「四季咲きベコニア」ともよばれ、厳冬期を除いてほとんどの季節、花を付けている丈夫な種類。そんな植物学上の特徴から特に「永遠の栄」という花言葉が付いていると言われます。
エラチオールベコニアは「高貴」
花の色のバリエーションが多く、咲き方も八重咲きの種類もあるエラチオールベゴニアには「高貴」という花言葉が付いています。「高貴」という花言葉は、この種類のベゴニアを観賞すれば、おのずと実感できる花言葉です。
クリスマスベコニアは「あなたについていく」
クリスマスベゴニアは、特に「あなたについていく」という花言葉でイメージされています。ベゴニアの種類の中でもクリスマスの季節に開花の時期を迎える種類。花の少なくなる寒い冬の季節を彩るそんな特徴から付いた言葉だと言われます。
レックスベゴニアは「愛される喜び」
ベゴニアの中でも葉に特徴があり、美しい葉を観賞するレックスベゴニアには、特に「愛される喜び」という花言葉が付いています。だれもがその葉の美しさにうっとりとして、心を奪われてしまうそんな見た目に印象から付いた言葉であろう花言葉です。
ベゴニアの色別の花言葉
赤は「公平」
非常に多くの園芸品種があるベゴニア。花の色のバリエーションにも富むベゴニアは花の色別にも花言葉が紹介されています。たとえば赤いベゴニアは「公平」という言葉でイメージされています。
白は「純潔」「親切」
白いベゴニアには「純潔」「親切」という花言葉でイメージされています。「純潔」という花言葉はベゴニアに限らず、白い花に共通する花言葉です。いつもお世話になっている方や上司に贈る花にベゴニアを選ぶときは、「親切」という花言葉にちなんで白いベゴニアを贈るのも粋な計らいです。
ピンクは「丁寧」「親切」
ピンクのベゴニアは「丁寧」「親切」という花言葉でイメージされています。その由来ははっきりとはわかりませんが、ピンクという色のイメージが柔らかで優しい印象であることで、このような花言葉が付いていると言われる説もあります。
オレンジと黄色は「繁栄」
オレンジと黄色のベゴニアには「繁栄」という花言葉でイメージされています。そもそもベゴニアは交配しやすく、次々と種類を増やすことができる特徴がある上に、明るく元気の出るカラーイメージであるオレンジや黄色のベコニアは、こんな花言葉でイメージされるのでしょう。
ベゴニアには悪い意味の花言葉もある
花言葉は怖い言葉もある!
そもそも花言葉とは、古来から伝わる伝説や、ギリシャ神話の中の話、宗教、風習や習慣、見た目の印象、植物学上の特徴などからその花をイメージして付けられた言葉です。
花言葉は前向きの言葉だけではなく、綺麗な花でも悪い意味や怖い花言葉も持ち合わせていることもあります。花を贈るとき、その場面にふさわしくない花言葉を持つ花を贈ってしまわぬように、贈る花の花言葉に悪い意味や怖い言葉で表現されている花言葉がないか調べておくことも大切です。
悪い意味の花言葉は「片想い」「不調和」
前向きな明るい花言葉がある反面、ベゴニアには、恋人に贈るには悪い意味に解釈されてしまう花言葉があります。それは「片想い」という花言葉です。葉の特徴から付いた花言葉で、恋人に贈るには控えたい悪い意味の花言葉があります。
「片想い」というベコニアの花言葉の由来は、ベコニアの葉が主脈を中心に左右非対称で、歪んだハート型であることがこの花言葉の由来とです。また「不調和」という花言葉も、その由来は歪んだ葉の形からイメージされて付けられました。
花言葉「片想い」にまつわる説話
これはベゴニアの「片想い」という花言葉にまつわる、中国に伝わる悲しげな説話です。その昔とても美しい女性が、恋しく思う男性が訪れてくれるのを楽しみに待ったのだと。しかし事情があって彼女の元に来れなくなってしまったのです。
その女性は、その事情を知らずに毎日、涙に泣きぬれながら待ちわびていました。彼女が流したその涙がいつしかいっぱいに溜まり、涙の溜まったところから名も知れない草が生えてきました。
紅色の花を咲かした花がベゴニアの花!
その草はやがて紅色の美しい花を咲かせたのだと。見るとどことなく、あの美しい女性の面影に似ていたので、誰が言うでもなくこの花をベゴニアの別名である「断腸花」と呼ぶようになったという説話が中国の昔話にあります。
この話は江戸時代の日本の園芸書に大きく影響を与えた、中国の草花を記載した古書「秘伝花鏡」の中に書かれている説話です。こんな話もベゴニアの「片想い」という花言葉の由来の1つとなっています。
丈夫で可愛いベコニアの花言葉を知って観賞しよう!
可愛い花を次から次に咲かす丈夫なベゴニアは、原種をもとに種類もたくさんあり、園芸品種の多い花です。花言葉も数多くありますが、中には「片想い」などという悪い意味にも解釈できそうな花言葉もあります。
でもそんな花言葉も、ベゴニアを贈るときには前向きの花言葉を一言メッセージに書き加えると払拭されることでしょう。花言葉を知ってベゴニアの花をとくとご観賞ください。
花言葉についてもっと知りたい方はこちらもチェック!
当サイト「暮らしーの」では、花言葉について他にもまとめています。心に想っていても言葉に出せない言葉を花言葉に託し、花束を贈る時には密かな気持ちを代弁してくれる花言葉。花言葉についてももっと知りたい方はこちらチェックしてみてください。

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