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砂糖菓子風の可愛らしい花が特徴!イベリス(キャンディタフト)の花言葉をご紹介!

イベリスは、春の季節になるとまるで砂糖菓子のように可愛らしい花を咲かせます。その花姿はとても清楚な雰囲気で見ている人の心を癒してるでしょう。育て方も簡単で、贈り物にも適した花言葉もあります。今回はイベリス(キャンディタフト)の花言葉や種類についてご紹介します。
2021年3月5日
yocho3694
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目次

イベリスとは

イベリスは春の時期になると、花壇や鉢植えに白くて可愛らしい花がこんもりと咲き誇る砂糖菓子のような見た目の花です。多年草のイベリスは耐寒性に優れた植物であるため、開花が終わった冬の時期でも枯れることがありません。季節に関係なく楽しめるので、お庭のグランドカバーとしての人気も高い植物の一つです。

イベリスの原産地は南ヨーロッパや北アフリカ、西アジアで主にイベリア半島で多く自生します。イベリア半島に似た乾燥気味の環境で育てることがイベリスを上手に育てるポイントです。

基本情報

科名・属名 アブラナ科・イベリス属
原産地 南ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア
英語名 candytuft
学名 iberis
開花時期 4月〜6月
誕生花 3月15日、3月22日

一般的にイベリスは白い花が多く出回っていますが、種類によってはピンクや赤、藤色などもあります。主に内側の花弁が小さく外側が大きいのが特徴で、小さな花弁がたくさん集まってこんもりとした花姿が魅力です。

イベリスの開花期間は4月〜6月で、白い花を次から次へと咲かせます。最盛期になると、茎が見えなくなるほど華やかに咲き乱れ、花壇をパッと鮮やかに彩ってくれます。
 

名前の由来

イベリスの花名の由来は、スペインの昔の国名「iberia(イベリア)」に由来していると言われています。また、イベリア半島にこの花が多く自生していることもイベリスと言われる語源となっているようです。

イベリスは英語で「Candytuft(キャンディタフト)」と呼ばれています。これは、イベリスの花姿が砂糖菓子が集まったように見えることが由来となっています。またイベリスは見た目に限らず、強く甘い芳香があるのも特徴で、これらも「Candytuft(キャンディタフト)」と呼ばれる由来の一つといわれています。

その他の名前の由来

それ以外にも、イベリスは中国名で「屈曲花」と呼ばれています。これはイベリスが太陽に向かって茎が曲がっていくという特徴が由来とされています。そこから和名で「マガリバナ」の別名もあります。

また、イベリス・センペルヴィレンスの品種に限っては「常盤薺(トキワナズナ)」と呼ばれることもあります。本来トキワナズナはイベリスより「ヒナソウ(雛草)」という花の方が一般的ですが、イベリスの中でもセンペルヴィレンスの品種のみそのような別名があります。
 

イベリスの花言葉

花言葉はその花の色や生態などの特徴を言葉で言い表しています。花言葉には、ひとつの花でも複数の花言葉が存在し、日本でも花言葉を楽しむ習慣が明治から伝わっています。自分の育てている花やプレゼントにする花言葉を知って楽しむのもいいですね。

イベリスにの花言葉には「心をひきつける」「初恋の思い出」「甘い誘惑」「柔和」「無関心」など複数の花言葉が存在します。それぞれどのような花言葉の意味があるのか見ていきましょう。

花言葉①「心をひきつける」


Photo byMabelAmber

「心をひきつける」という花言葉の意味は、イベリスが太陽に向かって茎を曲げる習性があることが由来とされています。他のものには見向きもせず太陽だけを一途に見つめ、心が惹きつけられるという気持ちを花言葉に表しているのかもしれません。イベリスの可憐で純粋な姿は見ている人の心を穏やかにしてくれますね。

花言葉②「甘い誘惑」

Photo by yosoynuts

「甘い誘惑」という花言葉の意味は、イベリスが放つ強く甘い香りから由来してつけられた花言葉です。また、小さい花びらが集まってコロンと咲くイベリスの姿が、まるで砂糖菓子のように見え、ダイエットをしている人には「甘い誘惑」をされているようです。そこから花言葉に使われるようになったと言われています。

甘い香りと砂糖菓子のように美味しそうに見えてもイベリスの花は鑑賞だけにしてくださいね。

花言葉③「初恋の思い出」

Photo byDidgeman

「初恋の思い出」という花言葉の意味も、イベリスの甘い芳香性からつけられた花言葉です。初めて恋をした気持ちは、とても甘く切なく、いつまでも忘れられない思い出として心に刻まれているものです。そんな意味からこのような花言葉がつけられたのではないでしょうか。イベリスの甘い香りがきっと初恋を思い出させてくれるのかもしれません。

花言葉④「無関心」

フリー写真素材ぱくたそ

西洋での花言葉は「indifference(無関心)」といわれています。日本と西洋では全く正反対の花言葉ですね。これもイベリスが太陽に向かって咲く花の習性からきた花言葉です。

しかし日本と西洋では少し視点が違っていて、西洋では、太陽にだけ向かって咲くので他のものに見向きもしないという意味から「無関心」という花言葉になったようです。同じ特徴から連想された花言葉ですが、全く正反対の意味を持っています。

その他の花言葉

その他にもイベリスにはいくつかの花言葉があります。「柔和」「無頓着」「心変わり」などの花言葉があります。それぞれの言葉に意味を持った花言葉にはどんな気持ちが隠されているのでしょう。

「柔和」…たくさんの花が寄り添って咲く姿が柔和な雰囲気を出している花言葉です。
「無頓着」…この花言葉は、花弁の大きさが不規則であることから無頓着であると言われています。
「心変わり」…ジブラルタリカという品種は、花の色が白色からピンク色に変わることから「心変わり」という花言葉になっています。

イベリスの誕生花

誕生花とは生まれた日にちなんだ花で、開花時期が春のイベリスは、3月15日と3月22日が誕生花となっています。古代ギリシャやローマでは、花や木など全てに神が宿っていると信じられており、その誕生花の神が守護神であり、その日に生まれた人を守っていると考えられていました。

しかし現在では、生まれたことを祝福するという意味として、365日すべての日に誕生花が決められています。誕生日にその日の誕生花を贈ってみるのもいいでしょう。色も白やピンク、赤など主役になれるものがありますよ。


イベリスにはどんな種類があるの?

Photo by jacilluch

イベリスは現在40種類ほどの品種があると言われています。種類によって一年草と多年草があり、寒さにも強く育て方も簡単なので花壇には欠かせない存在です。また常緑多年草の種類では、開花期間が終わっても緑の葉のまま残るのが特徴です。季節に関係なく鑑賞することができるので、グランドカバーとしてもおすすめです。イベリスの種類をいくつかご紹介します。

イベリスの種類①センペルヴィレンス

イベリス・センペルビレンスは多年草植物で、イベリスの中でも丈夫で育てやすいのが特徴です。基本的にはお手入れも簡単で花がらを摘む程度で、追肥も最盛期以外必要としません。また耐寒性もあり、冬でも葉は枯れず季節に関係なく楽しむことができます。花の色は主に白色ですが、稀にピンク色もあります。

イベリスの種類②ブライダルブーケ

ブライダルブーケは名前の通り、ウエディングで使われる純白のブライダルブーケのように見事に咲き誇ります。花のピーク時には株が見えなくなるくらいたくさんの花をこんもりと咲かせるため、春の季節の花として大変人気があります。多年草で冬越しも可能なためお庭のグランドカバーとしてもブライダルブーケはおすすめです。

イベリスの種類③スノーサーファー

スノーサーファーという品種はシンジェンタ社が品質改良したものです。通常の宿根イベリスよりもひとまわり程花が大きいのが特徴です。スノーサーファーも同じく多年草で耐寒性もあり育て方も簡単です。スノーサーファーの濃い緑の葉と真っ白で大輪な花のコントラストが美しく華やかに見せてくれます。横にどんどん広がるのでボリューム感のあるイベリスを楽しむことができますよ。

イベリスの種類④ウンベラータ

ポピュラーな宿根イベリスと違って、ウンベラータは一年草タイプになります。花色も白やピンク、紫や赤などさまざまです。花の丈も60cm程になるので、切り花やフラワーアレンジメントとしても親しまれています。

イベリスと言えば白色の花が多いですが、ピンクや赤のイベリスを育てて華やかに彩るのもおすすめです。開花時期は多年草と同じく4月〜6月で、種からでも簡単に育てることができます。色鮮やかなウンベラータをお庭に飾ってみましょう。

イベリスの育て方や栽培方法

Photo byMonikas_Wunderwelt

イベリスは育て方が簡単で、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。種類は一年草と多年草のタイプがあるので、それぞれの種類やシーンによって育て方がさまざまです。

多年草のイベリスは3月〜4月、一年草の場合は9月〜10月が種まきの時期です。日光を好む植物なので、日当たりの良いところに植えるようにしましょう。また高温多湿に弱いので、乾燥気味に育てるのがコツです。

水やりは鉢植えの場合表面の土が乾いたら与えます。水のあげすぎは根腐れの原因になりますので気をつけましょう。地植えの場合水やりは不要です。花が枯れたら切り戻しをしておくことで、翌年にまたたくさんの花を咲かせてくれます。

栽培方法①グランドカバー

宿根イベリスは丈夫で常緑草であることから、グランドカバーとしても人気があります。庭の一角に植えると春の季節に白くて可愛い花をこんもりと咲かせます。冬でも枯れることがなく常に緑の葉がお庭をきれいに見せてくれます。

イベリスは開花期間や季節に関係なく楽しむことができ、白い花が周りの花をより一層際立たせてくれるでしょう。

栽培方法②寄せ植え

イベリスは寄せ植えとしても人気があります。こんもりとした花姿のイベリスは主役にも脇役にもなれる花です。また、白いイベリスの花はどんな色の花にも合わせることができ、寄せ植えにも最適です。季節の寄せ植えとして楽しんでみるのはいかがでしょうか。

その他にもフラワーアレンジメントにして大切な人に誕生花としてプレゼントするのも喜んでもらえますよ。ただし、イベリスにはマイナスの印象を与える花言葉もあるので、贈る場合は一言メッセージを添えておくといいでしょう。

花言葉を知ってイベリスを楽しもう!

白く小さな花びらが集まったその花姿がまるで砂糖菓子のようで、見ている人の心を惹きつけるイベリス。花言葉はその花の特徴や習性からそれぞれの意味を持っています。花言葉の意味を知って花を楽しむのもいいですね。また、イベリスはプレゼントにも向いているのでフラワーアレンジメントや寄せ植えにして贈るのも喜んでもらえますよ。

イベリスの開花時期は4月〜6月です。育て方も簡単なのでガーデニング初心者の方にもおすすめの花です。春の時期に砂糖菓子のようなイベリスをお庭で育てて楽しんでみてくださいね。
 

イベリス以外の花言葉が気になる方はこちらをチェック!

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