キャンプ用ヒーターとストーブの比較
キャンプ用暖房器具には、「ヒーター」と「ストーブ」の2種類が存在します。どちらも室内を温める防寒器具ですが、それぞれ性能が異っているのが特徴です。
ここでは、キャンプに役立つ「ヒーター」と「ストーブ」の違いを詳しく解説していきます。
性能の違い
冬キャンプで活躍するストーブの一番ポビュラーな燃料といえば、石油でしょう。燃料になる石油を燃焼しそこから熱を発生させて室内を温めるシステムを持っています。
キャンプで人気のヒーターは、ガスにした燃料を燃焼することで、温風にします。温風を使って部屋を暖める防寒器具がヒーターです。
暖める範囲の比較と違い
キャンプ時にテント内の防寒器具として利用するヒーターとストーブを比較すると温める範囲も違います。ストーブは、器具周辺をすばやく温めることが可能ですが、部屋全体を温める時間が必要になる暖房器具となります。
逆にヒーターは、器具周辺をすぐに温めることはできませんが、室内全体を温めることに適している暖房器具です。
安全性の違い
冬キャンプで活躍する暖房器具であるストーブとヒーターは、安全性の違いも異なります。ストーブは、調理やお湯を沸かしたりできる反面、火傷をしてしまったり、火事になる危険性もある暖房器具です。
ヒーターは、熱源として利用はできませんが、火事になったりやけどをしたりする危険性が少ない安全性は高い暖房器具になります。小さなお子さん連れの屋外キャンプにはおすすめの安全性の高い器具です。
キャンプ用ヒーターの種類
ガス缶式ヒーター
キャンプ用ヒーターとしてカセットボンベを燃料としているのがガス缶ヒーターです。コンパクトで持ち運びも簡単です。ガス缶にはガスコンロに使用する「CB缶」とキャンプなどのアウトドア専用カセットボンベ「OD缶」の2つのタイプがあります。
スーパーなどで気軽に購入できる「CB缶」と違い「OD缶」は、アウトドア専門店やオンラインなど購入場所が限られてることに注意しましょう。
石油式ヒーター
キャンプ用ヒーターの燃料に石油を使用しているのが石油式ヒーターです。電源を必要とする暖房器具ですが、基本の燃料は石油を使用しているのでキャンプ時にテントの中をすぐに温めてくれます。
点火時に高めの電力を利用しますが、基本電力が少なめに済むということもポイントです。ただし、一酸化炭素を発生させるので換気は常時行う注意が必要です。
薪式ヒーター
キャンプ用ヒーターの燃料に蒔を使用しているのが薪式式ヒーターです。薪式ヒーターは、蒔を燃やす時に放出される遠赤外線効果で広い範囲を温めることができます。
また、上部でお湯を沸かす他、調理もできるので、キャンプの醍醐味を味わえる暖房器具です。
電気式ヒーター
キャンプ用ヒーターの中でも最も安全性が高いヒーターが、電気式ヒーターです。電気式ヒーターは、基本、電源が完備されいてるキャンプ施設を利用することになります。
熱量はコンパクトタイプが多いので他の種類と比較すると少ないですが電池式のコードレスヒーターも販売されており、小さめのテントや携帯用の防寒対策にはおすすめのヒーターとも言えます。
キャンプ用ヒーターのおすすめ11選
①Iwatani カセットガスヒーター CB-ODH-1-GR
重さがたったの1.5kgというコンパクトで持ち運びが簡単なキャンプにおすすめのヒーターがIwataniの「カセットガスヒーターCB-ODH-1-GR」です。
ガスコンロのパイオニアであるIwataniが屋外専用に作ったガス式ヒーターは、性能や安全性の高さはもちろんのこと、カセットボンベはアウトドア専用のOD缶を使用していて、デザイン性も高いキャンプにぴったりなヒーターといえるでしょう。
アウトドア初心者や女性におすすめ
キャンプをはじめとする屋外専用ヒーターでありながら、Iwataniのガスコンロと同じ点火方式を使用しているので他のキャンプ用ヒーターと比較しても、とても使いやすいことが特徴です。
連続燃焼時間は、約3時間20分（気温20~25度の際）になります。高性能・軽量・コンパクトでキャンプだけではなく釣りやスポーツ観戦など屋外で行う幅広いアウトドアアクティビティに活躍するヒーターですよ。
②ポータブルガスヒーター SAG-BF02
アラジンガスストーブがそのままコンパクトになった「アラジン ポータブルガスヒーター SAG-BF02」は、がキャンプ気分を高めてくれるCB缶使用のコンパクト・ヒーターです。
冬の鍋にお馴染みの携帯ガスコンロで使用するCB缶を使用するのでキャンプ専用のOD缶と比較すると燃料を気軽に購入できるのもCB缶を使うヒーターの魅力でしょう。持ち運びも簡単でキャンプにはとっても重宝するアイテムです。
安全対策も万全！
青い炎が室内を温めると同時にキャンプの雰囲気も上げてくれるのも人気を集める理由でしょう。連続燃焼時間は、連続燃焼時間は、1時間40分～4時間20分です。
高圧になると火を自動で消してくれる「圧力感知安全装置」や室内の酸素濃度が低下したら一酸化炭素を発生する前に自動的消火する「不完全燃焼防止装置」、そして「転倒時消火装置」、「立消え安全装置」の計4つの安全装置が配備されているので安全性は抜群です。
③Iwatani ポータブルタイプ マイ暖 CB-CGS-PTB
コンパクトな上にガスコンロで使用するCB缶のカセットボンベを使う「Iwatani ポータブルタイプ マイ暖 CB-CGS-PTB」は、コードレスで持ち運びが簡単なヒーターです。
室内でも屋外でも活躍するので移動が多いキャンプにはとくにおすすめですよ。キャンプ専用のOD缶ガスと違い日々の生活で使うCB缶は、セッティングもとても簡単に行えるシンプルな作りが魅力なヒーターです。
キャンプにおすすめの快適性能
コードレスで持ち運びがいいだけでなく、ガスコンロと同様にガス缶の取り換えも日々の生活になじみがないOD缶と違い、簡単に済ませられます。
ヒーターの連続燃焼時間は、約３時間20分（標準モード）で、一酸化炭素中毒などを防止する安全対策もしっかり施されているので安心して使用できます。
点火した後に1分でスピーディーに温まるので、防寒対策をすばやくしたいキャンプにはぴったりでしょう。
④トヨトミ 対流形ストーブRL-250
傘型のランタン風デザインがおしゃれでかわいらしいと評判の「トヨトミ 対流形ストーブRL-250」です。対流形ストーブなのでヒーターと同じく空気を温めて室内全体を温めてくれます。
カラフルな七色の炎は、明かりにもなるのでキャンプだけではなく、防災時にも活躍してくれることでしょう。アウトドアキャンプのテントで利用するにはおすすめの石油式ヒーターです。
燃費最高の携帯ヒーター
点火にはコードレスながら「電子点火式」を採用しているので、簡単に点火するのでストレスもありません。他のヒーターと違い燃費パフォーマンスが最高です。
連続燃焼時間は、なんと20時間で、使い方によっては40時間も使えるます。又、上部でお湯を沸かす他、簡単な調理ができるのでキャンプやアウトドアに携帯するにはパフォーマンスが高いコンパクト・ヒーターです。
⑤ブルーフレームヒーターBF3912
80年以上も変わらぬレトロなデザインで人気の「アラジン ブルーフレームヒーター BF3912」は、キャンプの防寒対策にもぴったりな石油式ヒーターです。
他のアラジンヒーターと比較すると、青い炎がみえる中央部全体がガラス張りになっているので、キャンプやアウトドアで温かさだけではなく、癒しの空間をさらに演出してくれることでしょう。
アラジンヒーターならではの性能
アラジンならではの青い炎は、癒しのみならず石油ヒーター特有の点火時に起こるガスの気になる臭いの発生を抑えてくれます。また、対震自動消火装置や一酸化炭素の発生を抑える排ガス浄化触媒も完備されて性能も抜群といえるでしょう。
連続燃焼時間は約15時間になります。お洒落でコンパクトなのにお湯を沸かせたりできるのもキャンプやアウトドアにはうれしいヒーターですよ。
⑥コロナ 石油ストーブ 対流型 SL-6619
炎遠赤外線筒によって部屋全体を温めてくれるのは、「コロナ 石油ストーブ 対流型 SL-6619」です。対流型ストーブということで、ヒーター同様室内全体を広範囲に温めてくれるおすすめ防寒器具です。
持ち運びも楽々できるコンパクトな作りはアウトドアにもうってつけですよ。暖かみのあるホワイトフレームも素敵な冬のキャンプの雰囲気をさらに盛り上げてくれることでしょう。
遠赤外線筒ならではの性能
他の石油ヒーターと比較しても広い範囲を快適な温度に温めてくれる性能が人気の暖房器具です。
連続燃焼時間は約10.9時間ですが、遠赤外線効果効果が通常よりも30％ほどアップしているので、暖房力はとにかく群を抜いています。電源もなくてコンパクトなのでキャンプやアウトドアの他に災害時の防寒対策にも重宝することでしょう。
⑦ステンレス ストーブコンロセット
組み立てがとても簡単な「ホンマ製作所 ステンレス ストーブコンロセット APS-48DX」は、時計型の薪ストーブは、薪式初心者の方にもおすすめできる使いやすい暖房器具です。
他の薪式と違って付属の収納ボックスを使ってコンパクトに収納できるのも魅力でしょう。薪式ヒーターなので遠赤外線効果で、アウトドアやキャンプでも十分に室内を温めてくれますよ。
シンプルなのに多彩な性能
他の薪式ヒーターと比較すると組み立ても簡単で使いやすい初心者にもおすすめです。長脚が、21cmほどあり地面を焼く心配がありません。環境に優しく使うことができます。
また、天板を使えば調理もできる他、羽釜がセットできる場所もあるので、防寒対策だけではなくアウトドア・アクティビティやキャンプの調理にも活躍することでしょう。
⑧ちびストーブ3 4115 APS-48DX
蒔だけでなく遠赤外線を大量に発する炭も利用することができるのが冬キャンプで重宝する「ogawaちびストーブ3 4115 APS-48DX」です。
本体に付属品が収納できるので付属のコンパクトに収納することが可能になります。キャリーバッグが付属でついてくるので持ち運びも簡単です。冬キャンプに活躍する薪式ヒーターをスマートに使いこなしたい人におすすめですよ。
赤外線で美味しい料理も！
老舗アウトドアブランドのOGAWAが作ったクオリティが高い製品は、こだわりが強い人におおすすめできる製品です。
体の奥まで温めてくれる遠赤外線で防寒対策をしながら、赤外線効果が高い炭火で調理もできるという料理好きにはたまらない性能も魅力の一つでしょう。キャンプでその土地の新鮮な食材を使って調理をするにはもってこいの製品です。
⑨タマゴ型3面窓付薪ストーブ
卵型の独特なフォームがかわいらしい「新保製作所 タマゴ型3面窓付薪ストーブFIRE SIDE」。赤外線効果による暖房効果はもちろんのこと、蒔が燃える姿をガラス越しに見ることができて癒し効果も抜群の製品です。
蒔の投入口が広めで燃焼室も広く使い勝手も良いのも人気の理由の一つでしょう。映画に出てくるような薪ストーブ感覚を味わうことができることでしょう。
キャンプならではの調理を楽しめる
ストーブの上の2カ所では、調理ができるのも他の薪式ヒーターと比べると料理好きに特におすすめしたい点の一つでしょう。調理ができるスポットは、蓋が3枚蓋になっています。
蓋の箇所を外せば直火を使って調理もできます。ストーブはオーブンとしても使えるのでキャンプやアウトドアでも幅広い料理を楽しむ事ができますよ。
⑩山善 遠赤外線カーボンヒーター DC-SW09
遠赤外線を使用しているので優しい温かさを感じることができるのが「山善 遠赤外線カーボンヒーター DC-SW09」です。
往来の遠赤外線ヒーターと比較すると、スイッチ一つで部屋がすぐ温まるので早く温まりたい冬キャンプにはピッタリのヒーターといえるでしょう。キャンプだけではなく、さっと温まりたい冬の生活にも重宝するヒーターです。
シンプルかつ使いやすさ抜群で高性能
操作は、ダイヤルをまわすだけという簡単でシンプルな作りのヒーターです。オンにしたら速温まるだけでなく、遠赤外線を使用しているので体の芯から温めてくれます。
安全性も高く、キャンプでの使用も安心です。首振り機能も付いていて広範囲を温めてくれるところも冬キャンプにおすすめしたいヒーターといえるでしょう。
⑪山善 電気ストーブ DS-D086
シンプルだけど、意外に高性能な電気ヒーターといえば「山善 電気ストーブ DSE-KC106」です。コンパクトでとってもついて持ちやすい持キャンプで活躍すること間違いなしの暖房器具でしょう。
足元に置いて温めると暖房器具として利用するだけでなく、給水も簡単なスチーム式加湿機能も付いているので乾燥知らずに温めてくれますよ。
コンパクトで暖かい
弱、中、強の3段階に使い分けすることができる使い勝手の良さも高評です。同じようなサイズの暖房ヒーターと比較しても、場所を選んで暖かくしてくれるとが良い評判のヒーターですよ。
火災に要注意しなければならない電気ヒーターですが、動きが多いキャンプ中に誤って倒してしまっても自動で電気を消してくれる安全装置が作動するので安心して使うことができます。
キャンプ用ヒーターを安全に使うには？
冬キャンプの防寒対策の必需品である暖房ヒーターですが、テント内で利用する際には、十分な安全対策が必要になります。ヒーターの使い方の注意点をしっかりと守り温かいテント内で冬キャンプならではの楽しみを満喫しましょう。
一酸化炭素中毒に要注意！
テント内で暖房器具を使う際には、一酸化炭素中毒にならないように喚起を頻繁にするよう十分注意してください。
特に就寝時の事故が多いため、温かい寝袋を用意するなどの暖房器具以外の防寒対策を徹底する他、自信がない方は、安全性が高い電気ヒーターを利用するようにしましょう。
安全性が高いコードレスがおすすめ！
換気が必要ない電気式ヒーターは、燃料としての電気が必要になります。キャンプでは、コードレスタイプのヒーターもおすすめですが、通常タイプと比較すると温める力が弱い物も多いのが難点です。
テントエリアに電源が完備されているキャンプ場で、電源を必要とする電気式ヒーターを利用する場合は、突然の雨なども考慮して防雨タイプの野外専用の延長コードを使用するようにしましょう。
キャンプ用のヒーターのまとめ
冬キャンプのマストアイテムのヒーター各種を紹介しました。ヒーターのタイプは、気軽に使える電気から本格的な冬キャンプを味わえそうな薪式まで多種多様です。
使い勝手や使いヒーターを組み合わせてキャンプのコンディションに合わせて暖房ヒーターを選んでみるとよいでしょう。温かくて快適そして冬キャンプならではの楽しみ方ができるヒーターを探してみましょう！
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ぜひ、これらの記事を参考にして寒さ知らずの冬キャンプを満喫して下さい。
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