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【連載】ドライブで楽しむおすすめの旅 ~早春の福島でラーメンを食べ歩こう!~

美味しいラーメンを食べに福島に出かけてみませんか?ご当地ラーメンを食べ歩きしながら観光も楽しめてしまう福島は魅力いっぱいです。今週は早春の福島でラーメンの食べ歩きを楽しむ観光コースをご紹介します。知名度の高い有名店も登場します。どうぞご覧ください。
更新: 2021年5月16日
iiyudana
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ドライブで早春の福島を観光しよう!

いい旅してますか?今週はドライブで福島県のご当地ラーメンを食べ歩きします。旅の舞台となるのは福島県白河市です。

白河ラーメンは喜多方ラーメンと並ぶ福島の有名なご当地ラーメンで、白河市内を中心に非常にたくさんのラーメン店が鎬を削っています。多加水製法の幅の広い麺と醤油ベースのあっさりとした透明感のあるスープが特徴で、麺を手打ちするのが基本となっています。

ドライブ旅のスタートとなるのは東北自動車道「白河IC」です。早春の時期の白河市はまだ寒さも厳しいですが、ラーメンをすすれば寒さもどこかに吹き飛んでしまいます。

ドライブ旅の行程をご紹介

それでは今週のドライブ旅の行程をご紹介しましょう。まず最初は早朝から営業するラーメン店で一杯目の白河ラーメンをいただきます。次に白河市のお隣の村に移動してユニークなからくり時計を見学し、そこから白河ラーメンの超有名店に移動して伝説のラーメンを食します。

お腹を満たした後は国指定の名勝にもなっている有名な公園で散策を楽しみ、三杯目の白河ラーメンを食べに名店を訪れます。ラーメンで体を温めた後は福島の名城を見学して、最後は天然温泉でドライブ旅の疲れを癒します。

福島観光のスタートは朝ラーから!

かこい食堂

ドライブ旅は白河ラーメンの食べ歩きから始めましょう。全国にはラーメンの激戦区がいくつもありますが、近年は早朝から営業するラーメン店も増えていますね。

早朝からラーメンをすすることを「朝ラー」などといいますが、かこい食堂は市内にある白河ラーメンのお店の中で早朝から営業する貴重なお店となっています。

朝の食べ歩きができるのは7時から9時までで、定休日の金曜日を除く月曜日から土曜日に楽しむことができます。昼間に食べ歩きを楽しむラーメン好きも多くいますが、来店客の少ない朝ならゆっくりと白河ラーメンを味わえます。

白河ラーメンのおすすめはコレ!

かこい食堂のイチ押しメニューはチャーシューワンタンメンですね。多くの白河ラーメンのお店ではワンタンメンをメニューにラインアップしていますが、かこい食堂もこのワンタンの入った白河ラーメンが人気のメニューになっています。

麺は他店と比べてやや細いものを使用していて、喉通りがよくスルスルといけてしまいます。自慢のワンタンは向こう側が見えるほど薄く透き通っていて口触りもとても滑らかですね。一杯1,000円以上と少々お高めの値段設定ですが、食べ歩きのスタートにふさわしい美味しい白河ラーメンです。

観光スポットのアクセス情報

かこい食堂

  • 住所
    福島県白河市鬼越45-5
  • 電話番号
    0248-24-7380
  • 営業時間
    7:00~9:00,11:00~15:00(日・祝日は11:00~15:00)
  • アクセス
    東北自動車道「白河IC」より10分

からくり時計に癒されよう

童里夢公園なかじま


朝ラーを堪能した後は次の食べ歩きに向けてお腹をすかせましょう。かこい食堂から20分ほどドライブした場所にある童里夢公園なかじまに移動します。

この公園は緑に囲まれた自然豊かなスポットで、ウォーキングコースや子供たちの遊び場、湿性植物園やバーベキュー広場などが整備されています。大きな池にはたくさんの鳥たちが羽を休めていて、遊歩道を歩きながら野鳥観察も楽しめます。

この公園には定時になると動き出すカラクリ・ヨカッペ時計と名付けられたからくり時計があり、堂里夢公園のシンボルとして多くの人に親しまれています。

稼働時間に合わせて訪れよう!

からくり時計は瓦屋根をいただいた時計台の形をしていて、定時になると音楽が鳴りだして屋根が持ち上がっていきます。するとマスコットキャラクターの人面トマトの童ちゃんと他のキャラクターが現れる仕組みになっています。

このからくり時計は有名音楽プロデューサーの小室哲哉氏から贈られたもので、小室氏の祖父がこの公園のある中島村出身であったため、公園の竣工記念にこのからくり時計が設置されました。演奏時間は平日は10時と12時、15時と17時で、土日祝日は平日の演奏時間に13時と14時が加わります。

観光スポットのアクセス情報

童里夢公園なかじま

  • 住所
    福島県西白河郡中島村滑津中ツ島
  • 電話番号
    0248-52-3484
  • アクセス
    東北自動車道「白河IC」より30分

白河ラーメンの二軒目は有名店で!

とら食堂

公園で遊んだ後は再び白河ラーメンの食べ歩きを楽しみましょう。食べ歩きの二軒目は白河ラーメンの超有名店です。童里夢公園から15分ほどドライブするととら食堂に到着します。

とら食堂は白河ラーメンのレジェンド的存在で、このお店で修業した多くの弟子たちが各地で店を開きとら系のラーメンを提供しています。

田んぼの真ん中にポツンとあるこじんまりとしたお店ですが、開店前から店の前に行列ができることもしばしばです。特に週末のランチタイムの混雑は半端ではないため、時間に余裕をもって食べ歩きに臨むのがおすすめですね。

白河ラーメンのおすすめはコレ!

初めてとら食堂を訪れるなら手打中華そばがおすすめですね。とら系ラーメンの麺とスープの味わいを堪能するにはこのメニューがぴったりです。

とら食堂のラーメンは麺よりもスープに大きな特徴があります。化学調味料を一切使用しない製法でスープをこしらえているため、素材の味がそのままダイレクトに伝わってきます。

多くの人は一般的なラーメン店のスープに慣れてしまっているため、トラ食堂のスープはラーメンではなくそばのスープのような感じがするに違いありません。コクがあるのにさっぱりとしていてヘルシーな感じがしてきます。

観光スポットのアクセス情報

とら食堂

  • 住所
    福島県白河市双石滝ノ尻1
  • 電話番号
    0248-22-3426
  • アクセス
    東北自動車道「白河IC」より20分

福島の名所で綺麗な景色を眺めよう!

南湖公園

有名店で食べ歩きを楽しんだなら国指定の史跡・名勝にもなっている有名な公園へ移動しましょう。とら食堂から10分ほどドライブすると南湖公園にアクセスできます。

この公園は江戸時代中期の大名「松平定信」が築造したもので、自分の身分に左右されることなく誰もが自由に憩える場所をつくろうという定信の考え方が反映されています。

桜の咲く時期が一番の人気ですが、早春の時期の雪のある公園の風景もなかなか素敵です。うっすらと雪の積もった湖と向こう見える雪をたたえた那須連山のコラボレーションは早春の時期ならではの絶景です。


翠楽苑も見どころ

公園内にある翠楽苑と呼ばれる庭園を散策してみましょう。約3,000坪という広い敷地を有する庭園で、園内には松や楓など約4,000本の木々が植えられています。

紅葉の時期などは特に人気ですが、早春の時期は観光客も少なくのんびりと散策が楽しめますね。池の周りを歩けるようになっているので、定信の士民行楽の精神を思いながら景色を楽しんでみてください。

入り口で入園券を購入する際に呈茶券も一緒に購入すると、庭園内にある茶室で呈茶をいただくこともできます。ラーメンの後のお口直しは呈茶はぴったりです。

観光スポットのアクセス情報

南湖公園

  • 住所
    福島県白河市南湖地内
  • 電話番号
    0248-22-1147
  • アクセス
    東北自動車道「白河IC」より10分

女性スタッフオンリーの有名店でもう一杯

朝日屋食堂

国の名勝で散策を楽しんだ後は食べ歩きの三杯目に参りましょう。南湖公園から5分ほどドライブした場所に朝日屋食堂があります。

このお店も白河ラーメンの有名店の一つで、ランチタイムは駐車場で待たされることもしばしばです。今回の観光コースではランチタイムを外しているため、比較的スムーズに入店できるに違いありません。

スタッフ全員が女性というめずらしいお店で、店内には昭和の香りがプンプンと漂っています。店内のスペースいっぱいにテーブルが置かれていて、少人数の場合には相席になることもよくあります。

白河ラーメンのおすすめはコレ!

朝日屋食堂のおすすめは醤油ラーメンです。スープは非常にあっさりとしていて、チャーシューも脂の少ない部位を使用しているためまったくしつこさを感じません。

麺はもちろん手打ちの縮れ麺で、他店と比べて柔らかめに茹で上げています。スープまで飲み干せるタイプのラーメンで、食べ歩きで続けて食べても十分にお腹が受け付けてくれます。

また、白河ラーメンではめずらしい味噌ラーメンも意外に美味で、醤油ラーメンを食べ歩きしてきた人はまた違った美味しさを感じられるに違いありません。食べ歩きするなら朝日屋食堂も候補に入れましょう。

観光スポットのアクセス情報

朝日屋食堂

  • 住所
    福島県白河市白坂三輪台6-64
  • 電話番号
    0248-28-2266
  • アクセス
    東北自動車道「白河IC」より10分
  • 営業時間
    11:00~18:00

福島の名城を見学

白河小峰城

有名店のラーメンを食した後は福島県の名城に立ち寄りましょう。朝日屋食堂から15分ほどドライブすると白河小峰城に到着します。小峰城は寛永9年に織田氏の家臣であった丹羽長秀の長男である長重が築城した平山城で、前述の南湖公園を造園した松平定信も居城していました。

戊辰戦争白河口の戦いで城は陥落してしまいましたが、平成の時代になってから城が復元されました。今では白河市のシンボル的存在になっていますね。JR白河駅の真裏という類まれな場所にそびえたつこの城も国指定の史跡となっています。

天守閣からの眺めは最高

木造で忠実に復元された三重櫓をぜひ見学してみましょう。トップまで行くには急な階段を上らねばなりませんが、そこからは素晴らしい絶景が眺められます。石落としなど敵の攻撃を阻止するための仕掛けも三重櫓の見どころとなっているのでぜひ見逃さないようにしましょう。

小峰城には小峰城歴史館が隣接していて、小峰城や居城していた人物などについての歴史をいろいろ学ぶことができます。模型やパネル、VRシアターなどを使って楽しく学べる施設となっているので、城を見学する際にはぜひこちらにも立ち寄ってみてください。


観光スポットのアクセス情報

白河小峰城

  • 住所
    福島県白河市郭内1
  • 電話番号
    0248-22-1147
  • アクセス
    東北自動車道「白河中央スマートIC」より8分

穴場の日帰り温泉で温まろう!

しらかわ温泉 弁天荘

ここまで食べ歩きと観光を楽しんできましたが、ドライブ旅の最後は温泉でシメてみましょう。温泉は白河小峰城から20分ほどドライブした場所にあるしらかわ温泉弁天荘で楽しみます。天然温泉が自慢の宿泊施設で、館内の浴場を日帰り客にも開放しています。

温泉は肌に優しいアルカリ性単純泉で、お湯は独特の黄金色をしています。pH9.3というアルカリ度の高い温泉のため、入浴すると肌がツルツルになります。源泉温度が53.4度と高いため、湯船に満たされる温泉は源泉掛け流しです。この良質の温泉を内湯と露天風呂で堪能できます。

安い入浴料で大満足

男湯と女湯では浴場のつくりが異なっています。男湯は内湯と屋外に打たせ湯と屋根付きの露天風呂があり、女湯は内湯と半露天の打たせ湯と露天風呂というつくりになっています。ミストサウナがあるのも女湯のみですね。温泉の泉質だけでなくお風呂の雰囲気もなかなかです。

源泉かけ流しの温泉に入浴できて大人500円という入浴料は格安ですね。浴場まで歩いて行く途中にはおしゃれな湯上り処が設けられていて、手入れされた美しい日本庭園を眺めながら火照った体を冷ませます。冷たい水も無料で飲めてサービスは最高です。

観光スポットのアクセス情報

しらかわ温泉 弁天荘

  • 住所
    福島県白河市大信下新城桑木田131
  • 電話番号
    0248-46-2505
  • 営業時間
    10:00~21:00
  • アクセス
    東北自動車道「矢吹IC」より5分

早春の福島も魅力満載

今週は早春の福島でラーメンの食べ歩きを楽しむドライブ旅をご紹介しました。美味しいラーメンに舌鼓を打ちながら観光スポットを巡る。そんな贅沢な旅が福島県で楽しめます。ぜひ本記事を参考にして早春の福島で食べ歩きと観光をエンジョイしてみてください。