キャンプで揚げ物に挑戦!
キャンプやBBQではどのような料理を作っているでしょうか。簡単に作れるものから、時間をかけて作るものまでさまざまなキャンプレシピがありますね。その中でも、揚げ物は油の処理や危険性を感じるため、作ったことがないという方もいるかもしれません。
ですが、揚げ物も揚げ方や油の処理方法が分かっていれば問題なく作ることができるんです。今回は、揚げ物をおいしく仕上げるコツと、絶品レシピもご紹介していきますのでぜひ参考にしてください。
キャンプではなぜ揚げ物が敬遠されるのか
料理もキャンプの中の楽しいイベントごとではありますが、揚げ物はどうしても敬遠されてしまいがちです。楽しいキャンプで、おいしい揚げ物を作れれば、子供も喜んで食べてくれるはず。それなのに揚げ物を作るのを躊躇してしまうのには訳があります。
そのワケを探ってみました。これを読んでいる皆さんの中にも、今回挙げる理由で揚げ物を作らないという方も多いのではないでしょうか。でも実は、それを解決する方法もいくらでもあるんです。
キャンプで揚げ物が敬遠されるわけとは
キャンプで揚げ物が敬遠されるのは、やはり油を多く使うことにあるのではないでしょうか。油はそのまま洗うことができませんので、その処理に困るのが嫌で揚げ物に挑戦しない方が多いです。また、後片付けも大変ですね。
油が跳ねることやそもそも何を使って揚げ物をすればいいのか分からないという方もいるようです。でも、キャンプ場で揚げ物をするコツと、油の処理方法を知っていれば問題なく揚げ物に挑戦することはできます。
油の処理以外の理由
また、揚げ物を作る手間も、キャンプやBBQで揚げ物が敬遠される理由として挙げられるようです。唐揚げや天ぷらならまだしも、パン粉をつける揚げ物だと、小麦粉をつけて卵液に浸し、さらにパン粉をつけるという工程が必要になります。
お皿も必要になりますし、準備が大変だと感じる方も多いようですね。でも、この点もアイデアを知っていれば問題なく作ることはできます。キャンプでは一体、どうすれば手軽に揚げ物を作ることができるのでしょうか。
キャンプで揚げ物をするコツ
では次に、キャンプで揚げ物をするコツについて見ていきましょう!キャンプで揚げ物をしたことがない。揚げ物はしたくないと考えている方も、コツを覚えておけば問題なく揚げ物に挑戦できます。思っていたよりも、手軽に揚げ物ができるということが分かっていただけるはずです。楽しいキャンプに、揚げ物というさらなる楽しみを増やしませんか?
キャンプでは焚き火で揚げ物をしない
キャンプで揚げ物をする場合、焚き火を使って揚げるのはやめておきましょう。焚き火は火の強さも温度も一定ではありませんし、火の粉が飛んで危険だということもあります。また、場合によっては不安定で油の入った鍋が倒れるという危険性も。
子供がいる方は特に危険なので、決して焚き火で揚げ物はしないように。さらに揚げ物はたっぷりの油を使っているので、不安定な場所では決して揚げないようにしましょう。
キャンプでは安定感のある鍋と火器を用意する
釣った魚天ぷらしたいなぁ
— おっさん【イケイケ!ドンドンTV】 (@Ikedon_Asada) September 16, 2020
この時期やったら、キスとか?
週末が楽しみや!#アウトドア#バーベキュー#釣り pic.twitter.com/DZMFSVgikS
キャンプでの揚げ物には、コンロやバーナーを使うといいでしょう。この火器についてですが、先ほどにもお伝えしたように、しっかりと安定感があるものを使ってください。焚き火とは違い、一定の火力が出ますし火の粉が飛ぶこともありません。
おまけにキャンプでの揚げ物は、家で揚げ物を作るよりもメリットがあったりします。それはキッチンが汚れないこと。アウトドアなので、後で汚れを掃除する必要がありません。
キャンプで揚げ物をするなら油の処理を考えておく
一番の悩みどころである油の処理についてお伝えしていきます。油の処理についてなのですが、市販で売っている油凝固剤を使うという方や、他にも新聞紙にしみ込ませて捨てるという方、もしくは焚き火の着火剤に利用するという方もいました。
また、温度が冷えてからナルゲンボトルで持ち帰りされる方も。焚き火の着火剤に利用する場合は、危険な場合もありますので十分気を付けるようにしましょう。油の処理方法を考えておくことで、キャンプの後に困ることはありません。
後片付けが大変なら
他に、揚げ物を作る場合、バッター液やパン粉を入れる容器が必要になり、後片付けが大変になることもありますね。そんな方におすすめな方法が、ペットボトルや使い捨ての容器を使うこと。
大きいペットボトルや使い捨ての容器に材料を入れて料理することで、使ったあと簡単に洗って捨てられるようになるんです。後始末が大変だと考える方は、洗い物を簡単にするということも考えておくといいのですね。また、袋に入れるだけで作れるレシピを選ぶのもおすすめです。
揚げ物の使用道具
次に、揚げ物に使う道具についてお伝えしていきます。キャンプで揚げ物をする場合、どのような道具を使って調理していけばいいのでしょうか。調理道具については、改めて買う必要はなく、持っているものでも十分作ることはできます。家族でのキャンプはもちろん、ソロキャンプでも揚げ物が手軽にできる道具も使えるので、ぜひ参考にしてください。
火器は温度が一定で安定感のあるバーナーやコンロで
揚げ物をする場合の火器についてですが、焚き火ではなく火力が一定で安定感のあるバーナーやコンロがおすすめです。そうすればコンロであればお家で作っているように鍋に油を入れて揚げ物ができます。
小さめのバーナーならソロキャンプでも手軽に揚げ物に挑戦することができます。バーナーの場合は安定感のあるものを利用してください。揚げ物をしっかり作りたい場合は温度計を持っていくといいですが、試しながら作るのがキャンプの醍醐味でもあります。
鍋には何が使える
次に鍋に使えるものですが、大きい鍋を利用したい場合はダッチオーブンやお家で使っている鍋を持ってくる方もいるようです。ですが、そんな大きなものを使わなくても、メスティンやクッカーを使って揚げ物を作ることはできます。
写真にあるように、最近はやっているダイソーのメスティンで揚げ物は作れます。お持ちのメスティンやクッカーであれば、ソロキャンプでも手軽に揚げ物が作れるのではないでしょうか。
キャンプで簡単にできる料理とは
ではここで、キャンプで揚げ物に挑戦する場合に簡単にできるレシピをお伝えしていきます。手軽にできるものであれば、初めて揚げ物に挑戦する場合に、もう揚げ物がしたくない!なんてことにならないのでは。
ほとんど料理をせずできるものと、簡単にできるレシピをご紹介します。初めてキャンプで揚げ物に挑戦する場合は、ぜひここで挙げた料理で作ってみてください。また、もし揚げ物を作った場合は油を持ち帰りするなど、油の処理は考えておくようにしてください。
フライドポテト
キャンプで揚げ物に挑戦するなら、フライドポテトはいかがでしょうか。フライドポテトはジャガイモを切って挙げるだけでできてしまいます。とはいえ、それも面倒だと思う方は冷凍のフライドポテトも販売されているので、冷凍されたものを利用するのもおすすめです。
冷凍されたまま温度の高い油に入れれば数分で出来上がってしまいます。子供も大好きなフライドポテトですから、一品加えるのにもおすすめなレシピです。
天ぷら
次に挙げるのは天ぷらです。天ぷらは小麦粉と卵、水を入れて作るという方もいるかもしれませんが、最近では天ぷら粉というものが販売されています。天ぷら粉があれば、粉と水を混ぜるだけで天ぷら液ができてしまいます。
天ぷらの液ができたらそこに具材をくぐらせて揚げれば簡単に作れてしまいます。具材もいろいろと自分の好きなものが入れられるので、バリエーション豊富な揚げ物がいいと思う方は天ぷらを作ってみてはいかがでしょうか。
キャンプの絶品揚げ物レシピをご紹介!
では次に、実際の揚げ物のレシピをご紹介していきます。冷凍のフライドポテトも天ぷら粉を使った料理もいいけれど、自分で味付けして作るというのも楽しいものです。ここでは定番のレシピから、家族で楽しめるレシピ、そして揚げ物スイーツもお伝えします。
BBQに行くとどうしてもレシピが定まりがちですので、定番のレシピに飽きてきた方は、ぜひ参考にして作ってみてください。子供も一緒に作って楽しいレシピもありますよ。
串あげ
ソロキャンプでもクッカーで簡単にできる串揚げ!
キャンプで初めての串揚げ!
— おぐ@池ハロ両日 (@ogucamp) June 4, 2020
一人でも楽しい😂 pic.twitter.com/Iw0Y223lRv
うずら
12個
■ 【バッター液】
☆小麦粉
大さじ4
☆卵
1個
☆水
大さじ4
パン粉
適量
始めにご紹介するレシピは串あげです。このレシピでは具材にうずらの卵を使っていますが、バッター液の作り方を知っていれば、他にも具材を使って串あげを作ることができます。
バッター液を作ってしまえば、それにつけてパン粉を付けるだけなので簡単。家族で行くキャンプはもちろんですし、道具にクッカーを使えばソロキャンプでも手軽にできます。しっかり安定したところで危険のないように作ってくださいね。
串あげの作り方
串あげの作り方ですが、特別難しいことはありません。お皿にバッター液、パン粉を入れて準備したら、具材を刺した串をつけて油で揚げるだけ。温度が低いとカリッと揚げられませんので、その点は注意して作っていきましょう。
もし洗い物や片付けが面倒であれば、使い捨ての容器にバッター液とパン粉を入れ、使ったあとは手軽に片付けができるようにしておくといいですね。使った油も、持ち帰りか着火剤として使うかなど、決めて置くようにすれば困ることはありません。
唐揚げ
唐揚げをキャンプで食べたい!
お肉さん登場したから、おもてなし♡
— ゆみっぺ@姐さん (@yumi_pe29) July 16, 2018
ちょっと早めのお昼ごはんはザンギよ〜。唐揚げにはビールだよね(*´ω`*)#キャンプ#アウトドア#camp#outdoor#キャンプ飯#昼からビール pic.twitter.com/QAyZFMrxRS
鶏手羽元
20本ぐらい
クレージーソルト
大さじ2くらい
片栗粉
大さじ3~4くらい
揚げ油
ダッチオーブン底から3cmくらい
唐揚げをキャンプで食べたいという方もいるのではないでしょうか。ですが、唐揚げを作るには漬け込む液を作って準備をしなければいけません。それを考えてキャンプでは唐揚げが作れないと思っていた方もいるかもしれません。
ですが、ここでお伝えするレシピは簡単に味付けができる方法ですし、ビニール袋でできるので後片付けも簡単にできてしまいます。また、材料鶏手羽先を使うことで、切る手間も省けます。
唐揚げの作り方
唐揚げの作り方ですが、ビニール袋に具材を入れ、調味料を入れて味付けをしたら片栗粉をまぶして揚げていきます。さらにここでは蓋をして調理していますが、蓋はしなくても問題なく作ることはできます。
ビニール袋に入れて味付け、片栗粉をまぶせば後始末も少なくて済みますね。キャンプに行く場合は、このようにビニール袋の中でできるレシピを選ぶことで面倒だと思わず楽しく作れるようになるはずです。
アメリカンドッグ
子供も喜ぶ!アメリカンドッグ
皮なしウインナー
1袋
ホットケーキミックス
1/2袋(100g)
牛乳
80cc
薄力粉
大さじ1
揚げ油
適量
次はアメリカンドッグのレシピです。この作り方でも、ウィンナーの袋をそのまま使って作っているので、後始末も簡単にできるのではないでしょうか。でも、後始末のことよりも何よりも、子供も楽しみながら作れるのでおすすめです。
材料はホットケーキミックスを使い、手軽にできるような工夫もされています。みんなでワイワイしながら作れる上、おいしく食べられるレシピなのでキャンプのおやつに作ってみてはいかがでしょうか。
アメリカンドッグの作り方
アメリカンドッグの作り方ですが、ウィンナーが入っていた袋に小麦粉を入れ、しっかりとウィンナーに小麦粉をまぶします。別でホットケーキミックスでタネを作っておき、そこに串を付けたウィンナーをつけてあげていきます。
もちろん揚げる場合は危険なので、親が作業するようにしてください。人数が多いキャンプでも楽しく作れるのではないでしょうか。ぜひ子供たちと楽しく作ってくださいね。
アップルパイ
揚げるスイーツ料理とは!
カミさんが揚げアップルパイを作ってくれました。
— PRA@natriumlamp games【ゲムマ両日X04】 (@PRAPRAPRA) May 6, 2020
前回私がフライドチキンを揚げていたせいで、カルダモンの香りが揚げ油からパイに染みて、スパイシーなアップルパイに期せずしてなりました。シナモンシュガーを多めにかけたらバランスが取れて結果オーライ。
アイスをのせ、温と冷で永久機関に突入。 pic.twitter.com/WD7nK8udr7
リンゴ
1個
冷凍パイシート
2枚
砂糖(☆)
大さじ1
シナモンパウダー(☆)
少々
レモン汁(☆)
少々
バター
少々
溶き卵
1個
次は揚げスイーツのレシピ、アップルパイです。アップルパイはオーブンで焼くイメージがあるかもしれませんが、揚げることでも作ることができるんです。楽しいキャンプで、スイーツも味わえたら最高ですね。
キャンプのスイーツレシピにはさまざまありますが、揚げ物ができるようになったなら、揚げスイーツにも挑戦してみたいですね。いろいろなバリエーションのレシピを知っておくことで、毎回のキャンプがより楽しみになるのではないでしょうか。
揚げアップルパイの作り方
作り方ですが、まずはリンゴをソテーしてからパイシートにそれを乗せ、卵液で押さえて揚げていきます。作り方はリンゴをソテーしなければいけないので大変だと思われる方もいるかもしれませんね。
でもそんな方は家であらかじめ準備しておいたり、中に板チョコを入れて揚げるのもおすすめです。熱々のおいしいアップルパイ。紅茶やコーヒーと一緒に召し上がってください。シナモンをかけてもいいですし、バニラアイスを乗せて食べても絶品です!
まとめ
今回はキャンプで揚げ物をする場合のコツと簡単な絶品レシピをご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。揚げ物は難しいと思っていた方も、できるかもしれないと思っていただけたのではないでしょうか。
揚げ物はおいしいですし、みんなで作る楽しみもあるレシピがたくさんあるのでキャンプでぜひ挑戦していきたいですね。レシピも今回ご紹介した以外にもたくさんあるので、まずは簡単な料理から挑戦してみてください。
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