サーカスTC/テンマクデザイン
サーカスTCの魅力と人気の理由:はじめに
売り切れ続出の秘密はどこに!
tent-MarkDESIGNSのサーカスTCは人気のワンポールテントとして定着し、名幕と評価されるようになって久しいですね。同時にtent-MarkDESIGNSのブランド力は高まり、ColemanやSnowPeakと肩を並べるほどになりました。
サーカスTCの魅力はSNS映えするデザインにある?人気の理由は流行り?いえいえ、詳しく見るとそんな軽薄な理由が原因ではなさそうです。
自由なスタイルでキャンプを楽しめる
tent-MarkDESIGNSのサーカスTCはキャンプ初心者からベテランキャンパーまで、幅広い層から人気を集めています。サーカスTCでのんびりとソロキャンプを楽しむ人を見かけることは多いですね。
また、サーカスTCの登場以来、自由なスタイルでキャンプを楽しむ人が増えました。サーカスTCはアレンジ次第で人数や天候に合わせられますし、手ごろなお値段もおすすめポイント。初めてのテントとして購入しても損しません。
サーカスTCの魅力はどこに?
サーカスTC/テンマクデザイン
優秀なテントメーカーほどエントリーモデルで手を抜きませんよね。Colemanのツーリングドーム、SnowPeakのアメニティドーム、いずれも魅力と人気に裏付けがあります。
tent-MarkDESIGNSのサーカスTCも同様です。「ピンと張れていてセンスを感じるね!」そんな印象を受けます。では本題!サーカスTCの魅力や人気の理由を探ります。なお、この記事は2021年1月28日現在の情報をもとに作成しますことをご了承ください。
サーカスTCのデザインとサイズ感
美しい立ち姿が魅力的
tent-MarkDESIGNSのサーカスTCは美しい立ち姿が魅力です。ワンポールテントの立ち姿は斜辺が重要!サーカスTCの斜辺は急すぎず緩すぎず、テントサイトの風景にも馴染みやすいデザインですね。
デザインが優秀なテントはキャンプの気分を高めてくれます。夏は暑い、冬は寒い、慣れない場所で料理して…虫がいて…キャンプにはそんな煩わしさが伴います。しかし、サーカスTCのデザインは萎えた気分を励ましてくれるほど美しいですね。
珍しい5角形のフロア
ワンポールテントのフロアは六角形や八角形が多いですよね。しかし、サーカスTCのフロアは五角形になっています。サーカスTCの立ち姿がすっきりしているのはそれが理由。フロアの頂点が少ないので、見える面が少ないのです。
また、五角形のフロアはテント内のレイアウトにセオリーを求めません。自由な発想でレイアウトでき、あなたらしさを引き出してくれるのです。メインポールが真ん中にあるデメリットをメリットに変換してくれるカタチだといえます。
テント内のレイアウトがしやすい
サーカスTCでは五角形の辺にコットが収まりますので、メインポールを囲むようにくつろげるスペースを作れます。サーカスTCのサイズでフロアが六角形ですと辺の頂点がデッドスペースとなり、くつろげるスペースを確保しにくくなるのです。
それを無意識的に行えるのがサーカスTCのおすすめポイント。誰かの真似をするわけでもなく、レイアウトに苦心することもなく、直感的に人数に合ったレイアウトができます。
機能性の高さがデザインに表れた美しさ
サーカスTCのメインポールの高さは280cm、メインポールの接地点から五角形の頂点までの長さは232cm、三角関数を用いて計算すると斜辺の角度は約50°。サーカスTCの斜辺の角度はオープンタープの基本角度とされる45°より少し急です。
サーカスTCは斜辺の角度を少し急にすることで雨水や雪が流れ落ちやすくなっています。また、五角形の辺に合わせてコットを設置しても、幕とシュラフが接触しにくいですね。
サーカスTCの素材と重量
ポリコットン素材の魅力と防水性
tent-MarkDESIGNSのサーカスTCにはポリエステル65%コットン35%のポリコットン素材が用いられています。この割合に見覚えのある方もいるのでは?そう!作業服で用いられる素材と同じ割合です。強度と乾きやすさの黄金比。
サーカスTCのポリコットン素材はオールシーズン対応です。夏は強い日差しを優しく遮り、冬は暖かい空気をため込んでくれます。ポリエステル素材のフライシートよりもしっかりした手触りです。
雨漏りの心配がない防水性
テントの生地は一般的にポリエステルやナイロンが用いられます。レジャーキャンプ向けのテントはポリエステル、人力移動用はナイロンが定石です。ではサーカスTCのポリコットン素材って防水性はどう?雨は浸水しない?
サーカスTCのポリコットン素材は水分を含むとコットンが膨張して生地の目を詰めてくれ、乾くともとの通気性を取り戻してくれる仕組みです。ポリコットン素材に防水性はないので、サーカスTCの仕様には耐水圧が記載されていません。
撥水加工のポリコットン素材
防水性のないポリコットン素材に不安を感じる方も多いでしょう。でも大丈夫!サーカスTCの幕には撥水加工がなされています。防水性を備えさせなかったのは夏の通気性を考慮してのこと。キャンプのハイシーズンは半袖で過ごす季節ですものね。
防水性のないポリコットン素材には防水スプレーを使いたくなります。しかし、防水スプレーをたっぷり吹き付けるのはNGです。コットンが水を吸わなくなり、逆に防水性が悪くなります。
重量は重いが撤収はしやすい
サーカスTCのポリコットン素材はいいところばかりではありません。雨水で濡れると重くなるのです。サーカスTCの乾いた状態での重量は幕と張り綱で6.45kg、ポールを含めた総重量は10.88kgもあり、濡れるとさらに重量が重くなります。
しかし、サーカスTCにはポリエステルやナイロンのフライシートのように雨水の浸水を防ぐシームテープが貼られていません。撤収時にシームテープの剥がれを避けて折りたたまなくてもいいですね。
サーカスTCは冬キャンプも快適?
冬こそキャンプのベストシーズン
tent-MarkDESIGNSのサーカスTCは冬キャンプでも愛用されています。気温の低さを克服すれば、冬はキャンプのベストシーズン!半袖で過ごす季節のようにキャンプ場が込み合いませんし、クーラーバッグの保冷材も減らせます。
サーカスTCの幕の裾にはスカートが取り付けられています。これは幕の裾から隙間風が侵入しないようにするためのもの。テントのスカートを虫よけと解釈している人は多いのですが、本来は冬キャンプができるという証です。
スカートと隙間風
サーカスTCの裾をペグダウンすると隙間風の侵入を防げます。しかしそれだけではおすすめポイントといえません。スカートもペグダウンできるのがサーカスTCのおすすめポイントです。スカートに雪、土、石を盛ればさらに隙間風を防げます。ちなみに、サーカスTCのスカートはお手入れがしやすいポリエステル素材です。
スカートをペグダウンできるということは、夏にはスカートをロープで引っ張り、幕の裾に隙間を開けられるということ。テント内の空気を循環させやすすくする工夫ですね。
ストーブは使っていいの?
サーカスTCの幕内で薪ストーブや石油ストーブを炊くスタイルは人気があります。しかし、tent-MarkDESIGNSはテント内で薪ストーブや石油ストーブを使用することを推奨していません。一酸化炭素中毒の引き金になるからです。
サーカスTCの出入り口から薪ストーブの煙突を突き出して、ファスナーを溶かしてしまう事例もあります。tent-MarkDESIGNSがリリースしているウッドストーブはオープンタープ用だと捉えましょう。
ポリコットン素材は焚き火に強い?
サーカスTCのポリコットン素材は焚き火の熱で傷まない?いえいえ、焚き火の熱はどんな素材であっても傷めます。コットン100%のサーカスコットンバージョンも同様です。
ポリコットン素材のテントながら、サーカスTCのは安い値段で買えるのも魅力です。しかし、焚き火の熱で幕が傷むと代償と精神的なショックが大きいですね。tent-MarkDESIGNSは幕の修理を受けておらず、幕の交換で対応しています。焚き火の熱をあなどらないようにしたいですね。
サーカスTCのアレンジ方法
シンプルな構造がGOOD!
tent-MarkDESIGNSのサーカスTCはシンプルな構造がゆえに、テントサイトでのアレンジがしやすいのも魅力です。ワンポールテントは一度設営すると移動させられないのが難点ですが、サーカスTCは設営ガイドでペグを打ってから幕を張るので、テントサイトでの位置決めがしやすいですね。
タープとの連結や人数に合わせたサイトアレンジのイメージがしやすく、ワンポールテントが苦手としている区画サイトでもスマートに設営できます。
人数が少ないキャンプでは
サーカスTCのシンプルな構造を活かせばアレンジの幅が広がります。ソロキャンプでは簡易的に手早くできるアレンジがおすすめです。出入り口2か所をフルオープンするだけで解放感を得られます。
SNSの画像を真似するのもありですが、それでは絵にかいたようなアレンジになってしまい、テントサイトの風景に馴染まなくなります。テントサイトでのひらめきをもとにアレンジすると、あなたらしさを演出できますよ。
ファミリーキャンプでは
サーカスTCはソロキャンプやデュオキャンプにちょうどいいサイズ感ですが、土間スタイルなら子連れキャンプでも使えます。人数に合わせてアレンジしやすいのもサーカスTCの魅力ですね。
ソロキャンプやデュオキャンプといった少人数ではサーカスTCのみで完結できますが、人数が3人以上ならタープを連結するのがおすすめです。tent-MarkDESIGNSはサーカスTC用の『焚火タープTCコネクトヘキサ』をリリースしています。
タープを連結して広々リビング
サーカスTCと連結可能な焚火タープTCコネクトヘキサなら、自然な立ち姿でリビングスペースを作れます。サーカスTCと同じポリコットン素材ですのでまとまり感も良好です。
商品名に「焚火」とありますが、大きな炎を上げると連結したタープ内が傷みます。焚き火の炎をごうごうと上げるのはかっこ悪いですよ。炎をコントロールできる自制心とテクニックがあってこそ、かっこいい焚き火が成立します。焚き火台の位置にもこだわりたいですね。
サーカスTCの魅力と人気の理由:まとめ
キャンパーを育てるワンポールテント
tent-MarkDESIGNSのサーカスTCの魅力をまとめます。サーカスTCが名幕と呼ばれるようになったのは、使い方をユーザーにゆだねられたところ。自由な発想でアレンジし、自然体で過ごせるレイアウトを直感的に見出せます。「このテントはこう使ってください」というお仕着せがありません。
エントリーモデルにふさわしい値段は売り切れ続出ですが、サーカスTCでの経験は一生ものとなるでしょう。
サーカスTCの魅力①汎用性の高さ
tent-MarkDESIGNSのサーカスTCは汎用性の高さが魅力です。構造がシンプルですので工夫もしやすいですね。tent-MarkDESIGNSではサーカスTCをテントとして位置付けていますが、内容的にはシェルター。時間帯や太陽の角度に合わせてアレンジしやすく、サーカスTCのみでキャンプを完結できます。必要に応じてアレンジすれば、結果的にあなたらしさを演出できるようになる、そんな奥の深いテントですね。
サーカスTCの魅力②季節を問わずキャンプへ行きたくなる
季節を問わないポリコットン素材もサーカスTCの魅力です。重い重量はデメリットですが、随所に気の利いた工夫がされていますので、気温に合わせたアレンジができます。
また、サーカスTCの美しいデザインはキャンプをしたくなる衝動を盛り上げます。それは仕様や機能より大切なコト。自然は気候が厳しい季節ほど美しい表情を見せますよね。その中にたたずむサーカスTCの立ち姿を眺めたくなるはずです。
サーカスTCの魅力③キャンパーの経験値を蓄積させる
シンプルでアレンジしやすい構造と季節を問わない素材はキャンパーを育てる要素となります。どうすれば快適で楽しいキャンプにできるのかをサーカスTCは考えさせてくれます。それがキャンパーの経験値として蓄積されていくのです。
SNSの画像を参考にするキャンパーが多い中、あるときはデイキャンプのタープとして、またあるときは冬キャンプのシェルターとして、自由な発想で工夫できるサーカスTCは貴重な存在だといっていいですね。
キャンプが気になる人はこちらをチェック!
誰かの真似をしてもキャンプは楽しくなりません。また、おしゃれな見た目は真似ができても、キャンプのノウハウはあなたが見つけるしかないのです。そのためにも、自然の中に快適な環境を整えるアイデアを仕入れましょう。
ワンポールテントのウィークポイントは前室がないこと。タープとの連結方法は他にもあります。また、ロープを駆使すればキャンプはもっと楽しくなるはずです。
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