【連載】ドライブで楽しむおすすめの旅 ～栃木の冬はラーメンとイルミネーションで決まり！～

栃木の冬を日帰りで満喫！

いい旅してますか？今週は冬の栃木県をドライブ旅で巡ります。旅のスタートとなるのは東北自動車道「佐野藤岡IC」です。東京都心からも1時間ほどでアクセスでき、北関東自動車道を利用すれば群馬方面や茨城方面からのアクセスも容易です。今回は佐野市と隣の足利市にある観光スポットを巡っていきます。朝から夜まで盛りだくさんな内容の観光コースとなっています。ぜひご覧ください。

ドライブ旅の行程をご紹介

それでは今週のドライブ旅の行程をご紹介しましょう。まず朝一番で栃木県の名物グルメを食し、すぐ近くにある名物グルメの博物館を見学します。次に観光農園に移動して果物狩りを楽しみ、その後ランチスポットへと向かいます。ランチの後は県立の城址公園で城跡を見学し、県の天然記念物になっているスポットで清らかな湧水をいただきます。夕方からは綺麗なイルミネーションを堪能して最後は天然温泉でドライブ旅を締めくくります。

栃木グルメを朝から食べ歩き！

松葉食堂

ドライブ旅の最初は栃木県の名物グルメの一つである佐野ラーメンのお店からスタートします。佐野ラーメンといえば地元で産出される良質の小麦を青竹で打ってつくる麺が特徴のラーメンですね。全国的にもこの麺グルメは知名度が高く、ラーメン好きが食べ歩きを楽しみに佐野市にやってきます。市内にはたくさんのラーメン店がありますが、松葉食堂は「朝ラー」が味わえる貴重なラーメン店の一つです。佐野駅前という便利な場所で朝7時から佐野ラーメンを提供しています。

さっぱりとした味わいは朝ラーにぴったり！

松葉食堂は昭和時代の雰囲気がぷんぷんと漂う庶民的なラーメン店で、ラーメン以外にも丼ものなど数種類のメニューをラインアップしています。ラーメンはナルトやメンマ、海苔などがトッピングされていて真ん中に刻みネギが盛られています。チャーシューも2枚のっていて一杯550円のラーメンとは思えない内容ですね。太さも厚さも不揃いな麺ですが、ちょっと塩分濃いめのスープに絡んで最高の味わいです。お店には駐車場がないため佐野市役所の無料駐車場をおすすめします。

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ラーメン店探しはココがおすすめ！

らーめんミニ博物館

グルメを食べた後は佐野駅前にある「佐野駅前交流プラザ ぱるぽーと」に歩いて移動しましょう。ぱるぽーとは多目的ホールやバスや電車の待合室、観光案内所などが整備された無料の施設で、佐野市民だけでなく佐野市を訪れる観光客にも利用されています。この施設にあるのがらーめんミニ博物館です。こちらの博物館では佐野ラーメンに関するさまざまな情報を得ることができ、市内にあるたくさんのラーメン店の中からお気に入りのお店をチョイスするのに役立ちます。

見ているだけでよだれが出そう！

この博物館のおすすめはラーメンのフィギュアです。30店舗ほどのラーメン店のフィギュアが展示されており、丼ぶりは各ラーメン店で実際に使用しているものがそのまま使われています。リアルなフィギュアは見ているだけでもお腹がすいてきますね。フィギュアだけでなくラーメン店のお店情報が掲載された解説カードも置いてあるので、それを参考にしながら食べ歩きコースを決めることができます。美味しいラーメン店を探すなら必ずこの博物館に立ち寄ることをおすすめします。

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栃木のフルーツでお口直し

佐野観光農園 アグリタウン

博物館を楽しんだ後は果物狩りを楽しんでみましょう。佐野市役所から10分ほどドライブすると佐野観光農園に到着します。この施設は果物の収穫体験が楽しめる農園とグルメが味わえる食事処、地場野菜を販売する農産物直売所で構成されています。栃木県といえばイチゴが有名ですね。栃木生まれの「とちおとめ」や「スカイベリー」などは全国的にも有名な品種です。農園では冬の収穫体験としてイチゴ狩りを用意していて、栃木生まれのイチゴを食べ放題で楽しめるようにしています。

スイーツグルメも見逃せない！

食べ放題は30分間の時間制限がありますが、ゆっくりと味わっても30や40は楽にいけてしまいますね。イチゴ狩りは基本予約制となっていて、予約なしで訪れると時間帯によってはイチゴがなくなる可能性があります。人気スポットなのでドライブ旅の計画を立てたなら早めに予約することをおすすめします。施設内のカフェではいちごを使ったジェラートも販売されているのでぜひ味わいたいですね。また、栃木県の名物グルメの一つ「いもフライ」も味わえるので見逃すことができません。

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名店で佐野ラーメンを食す

佐野青竹手打ちラーメン 大和

いちご狩りを堪能したなら今度はもう一軒ラーメン店を巡りましょう。ランチで訪れるのはアグリタウンから4分ほどドライブした場所にある青竹手打ちラーメン大和です。行列のできる有名店でランチ時には平日でも待ち時間を覚悟しなければなりません。このお店の人気の理由は佐野ラーメンならではの伝統的な青竹打ちにこだわっていることで、3種類の厳選した小麦粉をブレンドして麺づくりに使用しています。青竹打ちでこしらえた麺はコシが強くもちもちとした食感が特徴です。

サイドメニューもおすすめ！

大和のスープはあっさりした中にもコクが感じられるのが特徴ですね。その秘密は仕上げの段階で投入する鶏油で、これがスープに独特のうま味を与えています。チャーシューも口の中でとろけてしまうほど柔らかく、しょうゆ味がしっかりとしみ込んでいて絶品ですね。大和ではサイドメニューの餃子も人気となっていて、もちもちの皮の中に肉と野菜がたっぷりと入っています。グルメ好きの舌を十分に満足させる実力を備えた名店です。もうこれは食べるしかありませんね。

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栃木の名城を散策

唐沢山城跡

名物グルメを味わったなら午後の部へと進みましょう。最初は栃木県の県立公園にもなっている唐沢山です。大和からは15分ほどのドライブでアクセスできます。このスポットは戦国時代に佐野氏が住んでいた城で、現在の佐野市若松町に築かれた佐野城へ移転したことによってこの城は廃城となりました。敵から城を守るための仕掛けが城内にはたくさんたくさんあり、今でもそれらの多くを見学することができます。本丸だった場所に立つ唐沢山神社の本殿周辺が主な見どころですね。

唐沢山の山麓も見どころアリ！

唐沢山跡の駐車場から本丸までの間に大きな見どころが存在します。それが立派な石垣です。本丸を囲む石垣は非常に高く8mに達する場所もあります。機械も何もない時代にこれだけの石垣をつくり上げた技術は素晴らしいとしかいいようがありませんね。ほかにも土を盛り上げてこしらえた土塁や敵の侵入を防ぐための堀跡など見どころがいっぱいです。佐野市ではこの貴重な遺産を国の史跡として登録してもらえるよう調査を継続しています。自然も豊かで散策には最適ですね。

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栃木の名水を飲んでみよう！

出流原弁天池

歴史に思いを馳せた後は栃木の名水を汲みに行きましょう。唐沢山城跡から15分ほどドライブした場所にある出流原弁天池です。このスポットは古生層石灰岩の地層の割れ目から綺麗な水が湧き出している場所で、その水が池となって周囲の緑とともに美しい景色をつくりだしています。飲めるほど綺麗な水は「日本名水百選」にも選ばれており、栃木県の天然記念物にも指定されています。池に泳ぐたくさんの鯉を見ているとこの水の透明度の高さがすぐにわかりますね。

飲泉も温泉も堪能しよう！

美しい紅葉の景色が楽しめる秋は観光客も多くなりますが、冬場は人も少なくのんびりと池の景色を眺められますね。出流原湧水の水は炭酸水素カルシウムを多く含んだ硬水で、飲むだけでなく温泉としても利用されています。水を汲んで帰るには近くにある「ホテル一乃館」を訪ねることになりますが、ホテルでは土日限定で湧水を沸かした鉱泉を使ったお風呂を日帰り客にも開放しています。せっかく水を汲むならついでに湧水のお風呂にも浸かって、出流原の水の魅力を体感してみましょう。

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栃木のイルミネーションといえばココ！

足利フラワーパーク

美味しい湧き水と自然の景色に癒された後はロマンチックな夜景を楽しみましょう。出流原弁天池から15分ほどドライブすると足利フラワーパークにアクセスできます。足利市にあるこのスポットは関東でも有数の花の名所として知られていて、特に4月から5月に見ることのできる藤の花が咲き誇る景色は大変感動的です。冬になるとこのスポットにはイルミネーションを楽しみに大勢の観光客がやってくるようになります。ボリューム感のあるイルミネーションは全国でも指折りです。

LEDの藤の花は圧巻！

足利フラワーパークのイルミネーションは500万球という大量のLED電球を使用しているため、そのボリューム感とリアリティは他のスポットを一歩も二歩もリードしていますね。園内のどのポイントも綺麗な景色が楽しめますが、特に感動的なのがLED電球でこしらえた藤の花です。音楽とともに4つの色に変化しながらきらめく景色はまさに絶景ですね。園内にはたくさんの飲食ブースもあるので、温かい飲み物や食べ物をいただきながらメルヘンチックな景色を満喫してみてください。

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ドライブ旅のシメは温泉

足利鹿島園温泉

ロマンチックな景色を満喫した後は温泉で冷えた体を温めましょう。ドライブ旅の最後を締めくくるのは足利フラワーパークから10分ほどドライブした場所にある足利鹿島園温泉です。ゴルフ練習場にあるめずらしい温泉で、足利市では貴重な天然温泉が楽しめる温泉施設となっています。湯量豊富な自家源泉を所有しているため、鮮度抜群の良質のお湯を堪能できます。泉質は無色透明の単純泉ですが入浴後は体がよく温まりますね。温泉浴場は地下1階と2階につくられています。

天然温泉を安い入浴料で！

地下1階の浴場にはいろいろなお風呂がラインアップされています。ジェットバスや打たせ湯、かぶり湯やサウナなどがあり、ここだけでも十分に温泉を満喫できますね。もし貸し切り状態で入浴が楽しみたいなら2階の展望露天風呂がおすすめです。広いスペースに4人ほどが入浴できる湯船が設置されていて、週末でもほぼ混雑無縁で入浴が楽しめます。平日は大人550円、土日祝日でも600円とリーズナブルな入浴料が魅力的ですね。もし疲れてしまったら併設のホテルに宿泊するのもいいでしょう。

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ドライブ旅で栃木の冬を楽しもう！

今週は冬の栃木県を巡るドライブ旅をご覧いただきましたがいかがでしたか？今回ご紹介した観光コースにはラーメンの食べ歩きやイルミネーション、温泉など寒い冬にぴったりなスポットがたくさん盛り込まれています。日帰りでも十分に楽しめるコースになっています。次のお休みはこの観光コースでドライブ旅を楽しんでみてください。