オフロードバイクのヘルメット:はじめに
ツーリングを楽しくしてくれるヘルメットは?
我が家では今年から釣りを楽しんでいます。ドライブのお供に釣り道具を加え、通りがかった堤防でサビキ釣りをするスタイルです。先日のこと、チヌ狙いのかっこいいオジサマや全集中でアタリを探る太刀魚狙いのおじいちゃんに紛れて、6歳の息子はサビキ釣りで子アジを狙います。ところが釣れるのはヒイラギばかり。話しかけてこられた人には「アジやったらよかったのにねぇ」といわれました。どうも!暮らし~のでライターをしておりますhosokawa_takaです。
人間の脳は無防備
ヒイラギについて調べると「市場には出回らないけれどおいしい魚」とありましたので持ち帰りました。妻が下処理をしている横で頭部を壊して観察すると…なんと脳の小さいこと!目玉よりも脳が小さいのです。しかし、ヒイラギの脳は丈夫な骨に守られていて、少々の衝撃では損傷しない印象を受けます。人間の脳はヒイラギより大きいのですが、耐衝撃性は劣っているような…。バイクに乗るにはヘルメットを着用しなければなりません。それは、人間の脳は無防備だからです。
私は2つのヘルメットを使い分け
私はオフロードスタイルのフルフェイスヘルメット(CS-X2/HJC)とジェットヘルメット(S-70/アライ)をツーリングの目的に合わせて使い分けています。どちらも購入して10年以上経ちますので、いい加減に買い替えたいところです。古いヘルメットを着用しても法律違反にはなりませんが、賞味期限はとっくに過ぎています。では本題!ここではオフロードヘルメットについて語ります。なお、この記事は2020年12月9日現在の私の心境をもとに作成しますことをご了承ください。
オフロードバイクのヘルメット:フルフェイス
フルフェイスのオフロードヘルメット:SC-X2/HJC
オフロードスタイルのフルフェイスヘルメットは林道を目指すツーリングで愛用しています。守られている感が高いので気合が入りやすいですね。ツーリング先でヤエーをいただきやすいのもオフロードヘルメットの美点?なぜか、ジェットヘルメットを着用してバイクに乗っているときよりヤエーをたくさん送ってもらえます。尖ったバイザーやチンガードがかっこいいですし、思いのほか軽量。CS-X2の帽体はポリカーボネート製で傷が付きにくいですね。
バイザーの角度を微調整できる
また、オフロードスタイルのフルフェイスヘルメットはバイザーの角度を微調整できるのもお気に入りポイントです。視界を確保したいときは上に上げ、朝夕の日差しを遮りたいときは下に下げられます。しかし、林道走行でオフロードヘルメットのメリットを感じる場面は少ないですね。バイザーは先行車の泥はねから視界を確保するため?チンガードは転倒時に衝撃を逃がしやすいフォルム?私はモトクロスコースを走ったことがないからだと考えられます。
私はゴーグル派
私がシールドなしのオフロードヘルメットを使っているのは単にゴーグル派だからです。ゴーグルのレンズはヒップバッグに入れられる大きさ。色違いの替えレンズを携行し、昼間と夜間で色を使い分けています。私が初めて使ったオフロードヘルメットはショウエイのFXツーリングというシールド付き。当時はシールドの取り付け精度が悪く、結局ゴーグルスタイルで着用していました。でも今のシールド付きのオフロードヘルメットは精度が高そう!雨で口元が濡れないのは雨男にとって魅力的です。
オフロードバイクのヘルメット:まとめ
オフロードバイクはジェットヘルメットもOK!
オフロードスタイルのフルフェイスヘルメットを持っていながらも、ツーリングではジェットヘルメットを着用することが多いですね。センスのよさをアピールするためにわざとセオリーを崩して…残念ながら私にそんなセンスはありません。ツーリングでの実用性を重視してジェットヘルメットを着用しているだけです。オフロードバイクでジェットヘルメットを着用するようになったのはもう20年以上前のこと、XLR250R時代でした。
初めて使ったジェットヘルメット:SZ-αⅡ/アライ
初めて私が使ったジェットヘルメットはアライのSZ-αⅡでした。北海道の静内温泉キャンプ場で知り合ったXLR‐BAJAさんが使っていて、「思いのほかかっこいい」そう思ったのがきっかけです。オフロードバイク用のヘルメットではありませんが、帽体が小さめで視界が広いのが特徴。ヘルメットを被っているのを忘れてしまうほど快適で、ノーヘル気分を味わえました。重量が軽いのはもちろん、重みを感じさせない重心バランスも秀逸です。
シールド付きのジェットヘルメットは快適
シールド付きのジェットヘルメットは雨が降っても顔が濡れず、襟から雨水が浸入するのを防いでくれます。当時はエアダクト付きのオフロードヘルメットがかっこいいとされていてました。しかし、私はレーシーな雰囲気に気後れしてしまうので、エアダクトがついていないSZ-αⅡのツルっとしたフォルムが好みだったのです。すっぽりと頭部を覆うかぶり心地も好きでした。標準装備のライトスモークはツーリングにピッタリ!昼間の眩しさを遮りながらも、夜間走行で暗さを感じさせません。
オフロードバイクのヘルメット:まとめ
現在愛用しているジェットヘルメット:S-70/アライ
SZ-αⅡはXR250に乗り始めの頃まで愛用しました。SZ-αⅡが朽ち果てて買い替えたのが現在愛用しているS-70です。S-70もオフロードバイク用のヘルメットではありません。しかし、ホックにバイザーやシールドを気分や天候に合わせてアレンジできるので気に入っています。降水確率が低ければバイザーにゴーグルスタイルで、降水確率が高ければシールドスタイルです。一度ジェットヘルメットの快適さを知ってしまうと逃げられなくなります。
シールドスタイルも選択可能!
S-70にフラットタイプのコンペシールドをつけていた時代もありました。フラットタイプのコンペシールドはリュックに入れて持ち運びができるからです。雨が降ってきたらゴーグルスタイルからシールドスタイルに変えられます。しかし、フラットタイプのシールドはバブルシールドに市場を奪われて少なくなりましたので、現在は立体タイプのシールドを使っています。立体タイプのシールドは厚く丈夫で風圧を感じさせにくいので快適です。
ゴーグルスタイルでも閉塞感なし
安全性を考えるとフルフェイスヘルメットが一番なのは事実です。しかし、ジェットヘルメットは視界の広さがメリット!混雑した幹線道路でも交通の流れを把握しやすくなります。フルフェイスヘルメットの視界は箱の中に入って穴から外を見ているよう。ジェットヘルメットをゴーグルスタイルで着用してもそんな閉塞感は感じません。なぜなのでしょうね。見えている視界は同じなのに。安全性を重視するバイク乗りが「安心感」というものを、私は「閉塞感」として感じているようです。
オフロードバイクのヘルメット:まとめ
楽しいツーリングにするのはあなた
話は戻って先日の釣り。6歳の息子はアジが釣れないことに悲しむどころか、どんどんヒイラギを釣りあげていきます。サビキ釣りはマキエカゴに入れたエサで魚を誘って疑似餌のついた釣り針で釣るものなのですが、ついにはエサをマキエカゴに入れずに海へ蒔いて仕掛けを落として釣り始めました。帰り道のでのこと「父ちゃん、今日は爆釣やったな!」そう嬉しそうに話します。周りでチヌや太刀魚が釣りあげられても息子はお構いなし!釣れることが楽しかったようです。
ヘルメット選びに必要な情報は?
子供にとって楽しさは正義!飽きたら海を見ながらお菓子を食べ、釣りたくなったら竿を持つ…子供は自由に楽しさを追求します。しかし、大人はついつい周囲の目を気にしてかっこいい釣り方をしようと考えてしまいます。しかも、見栄が邪魔をして失敗したくないという気持ちに支配されがちです。オフロードバイクにはオフロードヘルメットが似合う!安全性を考えるとフルフェイスがおすすめ!そんな情報も仕入れるべきですが、もっと大切なものがあるのでは?
かっこいいヘルメットかどうかを決めるのもあなた
オフロードバイクは少数派ですのでヘルメット選びが難しいですね。しかし、その分自由な発想でヘルメット選びができます。ヘルメットを選ぶのに必要なのはあなたの経験値と感性です。経験値は目に見えない裏付けとなり、あなたらしさとして表れます。感性はこれまであなたが生活してきた中で育まれているはずです。誰かがかっこいいといったオフロードヘルメットを被ればツーリングが楽しくなるでしょうか?答えは明らかにノー。それを決めるのはあなたです。
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