寒い夜はあたたかいおでんを食べよう!
おでんの定番レシピを紹介!
朝・晩風が冷たく冷え込む日が多くなってきました。そんな夜は美味しいおでんを自宅で調理して家族みんなで温まりましょう。私は関西に住んでいるので関西風出汁のおでんが定番です。今週は生憎、仕事が忙しかったため実際に調理できませんでしたので、私が普段作るおでんのレシピに近いものを紹介します。
珍しい食材?やアレンジレシピを知ろう
こんなものもおでん種にするの?という食材も紹介します。気になった食材を試してみてください。またおでんは大量に作ることが多いため、「2日目もおでん?」と同じ食事が連続するのは苦手な人向けにアレンジレシピも紹介します。実は出汁の効いたおでんはベース食材にも変化します。
おでんの歴史も
今ではコンビニでも売っているため、「おでんのルーツは?」と聞かれても意外と知らないおでんの起源や歴史も解説します。出汁の黄金比や調理の基本を押さえていつでも美味しいおでんを作りましょう。温かい食事は体の中から私たちを支えてくれる強い味方となってくれます。
おでんの歴史
おでんの語源は田楽
田楽と言えば豆腐やこんにゃくに串を通して焼いてから、みそを塗って食べる美味しい料理です。そもそも田楽とは豊穣をお祈りする踊りのこととなり、拍子木の形に切った豆腐が田楽舞を踊る姿にそっくりだったことから名付けられています。
田楽に「お」を付けて、お田楽→おでんと呼ばれるようになったそうです。豊饒の祈願と現代のおでんはどこまでいってもリンクしそうにありませんが、現代のおでんは人を温め、ほんわかとした気持ちにしてくれます。
田楽に「お」をつけて丁寧にし、楽を省略して「おでん」となったようです。
出汁たっぷりのおでんは明治から
諸説ありますが、田楽風の出汁がない・味噌をつけるおでんが室町時代から長らく続き、私たちが知るおでんのスタイルが作られるようになったのは明治時代からと言われています。関西に伝わりこれまでの汁なしおでんと区別するために「関東煮」と呼ばれるようになりました。
子供の頃、小学校の給食で関東煮とおでんの両方が出てきていたので違いがわかりませんでしたが、関東煮はしょっぱい味付け・おでんは出汁を利かせた甘めの味付けと違いがあります。
1887年(明治20年)に創業したおでん専門店「呑喜」(東京・本郷)の創業者は、汁気の少ない当時のおでんを汁気タップリに煮込んで売り出しました。近くに東京帝国大学(現東京大学)があり、にぎわったといいます。
昭和に普及
私がおでんと言えば思い出すのは「チビ太のおでん」ですこのワードにピンッときた方は私と同世代の方でしょう。三角・丸・四角の具材を串に通していつも手に持っている。アニメを覚えていますか?
昭和期に屋台で気軽にテイクアウトできる料理として爆発的に広まったそうです。そこから平成・令和にはコンビニでも買える手軽で美味しい料理として誰もが知っているものとなりました。当たり前と思っているものにも長い歴史がありますね。
おでんの黄金比!レシピを紹介!
今週は忙しく調理できなかったので
私の仕事は年の瀬から年始しばらく経つまでが一番忙しい時期となります。そのためしばらく旦那めしは私が食べたくて仕方ない食材や料理を皆さんに改めて紹介する場となってしまいそうです。読んでくださった方の食卓を楽しくできる料理を探究していこうと考えています。
今週はおでんの美味しい作り方を参考になるレシピを挙げながら紹介・解説しますので、調理の参考にしてみてくださいね。
自分の調理法に近い参考レシピ
材料
水1ℓ
だし昆布(無くても可)10cm角くらい1枚
☆麺つゆ(2倍濃縮)大さじ2杯
☆白だし大さじ4杯
☆みりん大さじ2杯
☆酒大さじ2杯
☆塩小さじ1杯弱
大根必要なだけ
卵必要なだけ
おでん具いろいろ必要なだけ
■ 《 調整用 》
だしの素小さじ1杯くらい
塩小さじ1杯くらい
こちらのレシピがもっとも普段作るおでんのレシピに近かったため、引用させてもらいました。水と昆布を鍋に入れてしばらくそのままにしておきます。その間に茹で卵を作っておきましょう。その間に大根などの具材を下ごしらえしておいてください。茹で卵が出来上がったら水に晒し、昆布を入れた鍋に切った大根を入れて火にかけます。
沸騰したら昆布は取り出してください。白だし・めんつゆなどの調味料を入れてから大根に火が通るまで加熱を続けたら他のおでん種を入れて20分ほど煮込めば完成です。からしや一味を添えるとより食が進みます。
詳しいレシピはクックパッドで!
出汁が効いた関西風ですが、私は甘めのおでんを食べて育ってきたので出汁の風味+めんつゆ・白だしの味で食べるおでんが好みです。家庭によって甘い・辛いと薄い・濃いの違いはありますが、コンロに掛けながら食べる際は時間とともに煮詰まっていくので少し薄めで仕上げることをおすすめします。
参考動画は紹介したレシピとは異なりますが、すじ肉の処理や大根の面取りなど下ごしらえの参考になるポイントがたくさん詰まっていますのでご覧になってください。
鉄板具材から本当に美味しい?珍しい具材!
定番から珍しいおでん種を紹介!
コンビニおでんでも絶対にラインナップされている定番具材から「こんなものもおでんにいれるの?」思われるおでん種まで紹介します。私の独断によるものなので「自分もいれるよ」という方もいるかもしれませんが、そんな場合はお目溢しください。
定番1:大根
味の染みたおでんの大根は野菜なのに主役になれるポテンシャルを持っています。作り立ての歯応えが強い状態からホロホロと崩れるまでどの段階で食べても美味しい種はおでんの中でも異色の存在です。栄養的にも消化を助ける酵素が含まれているので寒くなって弱りやすい胃腸の働きを助けてくれます。
定番2:ひらてん
竹輪でもなく、はんぺんでもなく練り物はひらてんが一番好きです。私がおでんを作る場合、他のおでん種の倍はひらてんを入れます。地域によっては「じゃこてん」や「まるてん」・「さつま揚げ」と呼ばれることもあるそうですが、魚のすり身を油で揚げたものです。油と出汁がマッチしてごはん・お酒どちらにもピッタリな食材となります。
珍しいおでん種1:人参
人参は味噌鍋や水炊きに彩りとして入れる方はいると思いますが、おでんにあまり使わない食材ではないでしょうか?我が家で人参をおでんに入れるのは娘の好物が人参だからです。大きめの乱切りにして加えるとおでんの甘い出汁と人参の甘みが溶け合って意外な美味しさとなります。ぜひ試してみてください。免疫力を高める栄養も加えられるので寒い日にピッタリです。
珍しいおでん種2:しゅうまい
珍しいと言いながら関西ではしゅうまいをおでんに入れるのは定番な気がします。他の具材が煮えて仕上げにしゅうまいを投入し、少し煮込むとしゅうまいの皮が柔らかく、トロトロ食感に変化します。しゅうまいを噛むと中の肉汁が口に広がりなんとも言えない美味しさです。こちらもぜひ試してみてください!
2日目のおでんを楽しもう!おすすめアレンジレシピ
おでんをアレンジ!
「おでんは美味しいけど続けて食べるのは嫌だ」・「ごはんのおかずにならない」という人もいると思います。出汁の効いたおでんはアレンジすることで、ごはんと一緒に食べるおかずのベースとして美味しくアレンジできます。
一般的な鍋料理のシメのようにごはんを入れて雑炊にしてもいいかもしれませんが、一手間掛けてアレンジするとおでんだったということに気がつかないかもしれません。
アレンジレシピ1:カレー
材料 (4人分)
カレーのルー1/2
おでんの残り汁おたま3杯
おでんの具/ちくわ1本
おでんの具/卵1個
玉ねぎ1個
人参1本
めんつゆおたま1/2
おでん種の残りがあればカレーにアレンジしてみてください。おでん種を鍋から取り出して、一口サイズに切り、じゃがいも・人参など追加する食材も適した大きさにカットします。玉ねぎと人参をフライパンで炒めたら、おでん鍋を火に掛けて沸騰させましょう。
おでん鍋が煮えたら、一旦火を止めカレールー・玉ねぎ・カットしたおでん種などを入れて再度弱火に掛けて煮込み、めんつゆで味を整えたら完成です。
詳しいレシピはクックパッドで!
蕎麦屋のカレーは美味しいと言いますが、自宅おでん出汁バージョンと考えてもらえれば味の想像ができるかもしれません。カレールーのスパイシーさとおでん出汁の旨味が融合したレシピとなります。
アレンジレシピ2:炊き込みごはん
材料 (1合分)
米1合
にんじん1/3本
シメジ1/2パック
油揚1枚
おでんのつゆ100cc
おでん種は残っていないけど出汁が余った!ということはよくあることです。冒頭に紹介したように雑炊にしてもいいかもしれませんが、一手間加えて炊き込みごはんにしてみてはいかがでしょうか?人参・油揚げ・しめじを細かくカットし、お米を研いで浸水させておきます。お米が十分水を吸ったらおでん出汁と先にカットした具材を入れて炊けば美味しい炊き込みごはんの完成です。
詳しいレシピはクックパッドで!
おでんの出汁は余りがちで、最後には捨ててしまうことが多くなります。昆布や他の食材の旨味が溶け出た出汁を捨ててしまうのはもったいないので、ぜひアレンジして最後までいただきましょう。炊き込みごはんにするとおでんのリメイクとは誰も思わないので同じ料理が続くのが苦手な人におすすめです。
自分だけのオリジナルおでんを作ってみよう!
まとめ
朝・晩風が冷たく冷え込む日が多くなってきました。そんな夜は美味しいおでんを自宅で調理して家族みんなで温まりましょう。関西風出汁の定番レシピや翌日に美味しく残ったおでんを食べるアレンジレシピを紹介しました。こんなものもおでん種になるの?という食材まで紹介しましたので、気になった食材を試してみてください!食材の下ごしらえやおでんのルーツも解説しました。出汁の黄金比や調理の基本を押さえていつでも美味しいおでんを作りましょう!
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