はじめに
アネモネ栽培のコツは?地植えや鉢植えでガーデニングを楽しむ
アネモネの花はお好きですか?草丈10-20cmほどの小さめの花ですが花壇に地植えにするにもよし、鉢植えで窓辺を飾っても明るくパッと目立つ花色が多く、八重咲きのものなどはバラにも劣らないような見応えがある植物。球根からならば栽培も簡単で初心者の方でも育てやすいアネモネの基本情報や特徴・開花時期の紹介から球根だけでなく種まきでの育て方までガーデニングの方法を詳しくレクチャーしていきます。
アネモネについて
アネモネの種まきや花壇への地植えの方法を見る前にこの植物の基本的な情報・開花時期などをまず見ていきましょう。その植物がどこから広まった植物なのか開花時期や花色などを知ることでガーデニングがやりやすくなるからです。
基本情報
科・属:キンポウゲ科アネモネ属
原産地:ヨーロッパ南部から地中海東部沿岸地域
英語名/学名:Anemone/Anemone L.
花や葉の特徴
この植物は非常に咲き方バリエーションがあるのが一番の特徴でしょう。デカンなどを代表とする一重咲き。よく多くの方にイメージされるアネモネの一般的な咲き方で可憐な印象を受けますが、花びらが多い八重咲きやそれよりももっと豪華な花姿の万重咲き(吹き詰め型)になると花びらの数が1輪あたり100-200枚にもなり非常に華やかです。葉の形はキク科ということで菊の葉に似ていますがやや切り込みが深いもので葉を見る楽しさもあるでしょう。
アネモネの開花時期は
開花時期はアネモネ全般でいうと早春から初夏まで。1つの種類では2ヶ月ほど咲くといった感じになっています。3-4月ころの春に咲くものが多いですね。
初心者のガーデニング!アネモネの育て方ポイント1.日当たり
アネモネについてどのような草花で開花時期がいつなのか、どんな花の仲間かわかったところで早速植え方・日常管理・お世話の仕方を解説していきます。まずは地植えや鉢植えの置き場所に大切な日当たりから。
アネモネが好きな日当たりは
アネモネは日当たりを好む植物。開花時期だけでなくそれが終わった後の球根を育て保存に適した環境にも大きく影響してくるため、できるだけ日当たりの良い場所に植える=植えっぱなしで何年も手がかからず楽しめると思っておいてください。
花壇・地植えの日当たりと鉢植えの置き場所
草丈はそれほど大きなものでなければ日当たりを考慮して花壇では中央付近よりも縁取り部分に使うのがおすすめ。鉢植えであるならばこれもよく日の当たるベランダや鉢台の中でも特等席に近いような場所に置いてあげてください。ラティスや柵などに鉢を掛ける感じに置いても良いですね。
初心者のガーデニング!アネモネの育て方ポイント2.育て方種類
植物の育て方は種まきや球根・苗を購入して植え付けるところからはじめます。アネモネはその3つのどの方法からも育てはじめることができます。
アネモネ栽培は3つの方法で育てられる
アネモネは一般的には球根を購入して植え付け・栽培という形が多いですが種まきからの育成も可能。また苗の状態でも売られていますのでお好みの方法で。ただし種まきの場合は花が咲くまで育つのに数年かかります。ガーデニングもだいぶ慣れてきて新しいチャレンジをしてみたいといった方におすすめの育て方。
育て方1.球根
アネモネはその花の大きさに比例して球根もそれほど大きなものではありません。しかし種まきよりも高確率で花を咲かせてくれるので、アネモネをはじめて育てる方には球根からの栽培がおすすめ。選ぶ時は大きさだけでなくずっしりと重みがあってカビなどが生えていないものからチョイスしてください。
育て方2.苗
アネモネの苗を購入すれば、珍しい種類の花や色を健康な状態で育てることができるでしょう。葉の色が薄い・虫食いのあとがある・ひょろひょろとして弱々しいなどよくない状態がはじめての方にもわかりやすいので失敗が少なく開花時期までの達成率がグンとあっぷするでしょう。
育て方3.種まき
種まきは花が咲くまでの時間が非常にかかる栽培方法。その年には花は咲かず、できた球根を何年かかけて育てる必要があるからです。大変な栽培方法ではあるものの自分で種まきから花を咲かせた時の達成感はひとしお。手をかけるだけ愛情が湧くという方におすすめします。
初心者におすすめの育て方は球根か苗から
花が咲く植物を育てる場合、咲いてくれてはじめてその楽しさを感じることができます。その点において何年もお世話が必要な種まきからの栽培よりも、その年に花が咲きやすい球根・苗からの育て方が初心者の方には向いています。
初心者のガーデニング!アネモネの育て方ポイント3.土づくり
花木センターや園芸店・ホームセンターなどで球根や苗を手に入れたら、同時に植え付けに使う土も用意しましょう。植物は原産地の気候(栽培温度)や湿度(降水量や日当たり)からどのような環境が好みガーデニングのコツがわかります。土選びにしても同様。この植物にはどのような土が好みなのかそのための土の配合をご紹介します。
アネモネ用の土の配合例
アネモネ用の土は水はけの良さが大切です。特に植えっぱなしにするようであれば、湿り気がダラダラと続くような土質・深さ・場所では球根が腐ってしまうおそれもあるため。植え付け用の土の配合は赤玉土と腐葉土・ピートモス(pH調整済みのもの)を6:3:1程度が配合の目安。
初心者には培養土が簡単でおすすめ
初心者の方や鉢植えでそれほど土が必要でない場合は、市販の花を栽培する用の培養土がおすすめ。何も考えず買ってきた土をそのまま鉢やプランターに入れて使うだけで元肥という肥料入りなのでとても簡単です。pH(土の酸性度)も気にする必要はありません。
初心者のガーデニング!アネモネの育て方ポイント4.植え方
土が用意できたら早速植え付けていきたいのですが、これにも植物によって少しコツがあります。花壇に地植えにする場合・鉢植えと分けてアネモネの植え方のコツをレクチャーしましょう。温暖な地域と寒冷地ではその植え方も少し変わってきます。
花壇・地植えの植え方
苗か球根・土を用意したら早速植え付けていきましょう。苗の場合は販売されている時期が植え時。球根の場合は秋から冬10-12月頃が適期。あまり早いと球根が発芽までに腐ってしまうことがあるので、寒くなってきた頃が失敗も少なく安心です。アネモネの球根は形が一定ではなく上下がわかりにくいものも。どうしてもわからないという時は横向きに植えればどちらから芽が出てきても地表まで出てきます。関東では3センチほどの深さ、もっと寒冷地方ではその倍くらいに埋めてください。
鉢植えの植え方
鉢植えの場合も植え付ける時期は同じです。たた植える深さは3センチも必要なく1-1.5センチ程度で。小さな球根ですが冬の間に球根が増えて春にはそこからたくさんの芽が出てきます。5号鉢までなら1個植えれば十分。複数植えすぎると混雑しすぎるので注意してください。
初心者のガーデニング!アネモネの育て方ポイント5.水やりと肥料
植物は水分と日光・養分で育つ。その考えは間違えではありませんが、与える時期・目安や量・頻度には少しだけ配慮が必要です。特に秋植えで越冬させる植物は春から夏の季節の花とは少し違います。たかが水やりや肥料ですがどちらも植物の餌的なポジション。あげすぎても足りなくてもいけませんし、あげてはいけない季節も。ここではそんな日常管理のポイントをご覧いただきます。
アネモネの水やりポイント
アネモネの水やりは春-夏までは土が乾いたら与えましょう。花壇など地植えの場合は水やりは必要ありません。どちらかというと乾き気味に管理するのがポイント。植えっぱなしの場合も地上がすべて枯れたら水やりは不要。鉢植えならば日光の当たらないような風通しのよい日陰にて管理。10月以降になったら球根が増える時期に入るので水やりを再開しましょう。
肥料やりの時期と与え方
鉢植えと地植えで肥料の与え方が違います。まず鉢植えは10から翌春3月までは水やりの時に薄めた液肥をあげてください。花が咲いていてもそれ以降は肥料をあげてはいけません。花をストップさせ球根が育つ時期を作ってあげるためです。地植えの場合は元肥として化成肥料を与えたらそれ以降はまったくあげずにOK。
初心者のガーデニング!アネモネの育て方ポイント6.花期後
植えっぱなしでも翌年花を咲かせてくれる、栽培が簡単なアネモネですがだんだんと花が小さくなってきたと感じる方も多いでしょう。それは球根があまり大きくならずにだんだんと痩せてきていることが考えられます。球根を大きく育てるにはどうしたらいいのか。花壇への地植えで植えっぱなしの方は特にこの方法が効果があるでしょう。
球根のために花期が終わったらすること
アネモネは一度植えると何年も花を咲かせてくれます。しかしそのためには翌年用に球根を充実させなければいけません。花の時期が終わりに近づいたらしっかりと花がら摘みをしてあげてください。やり方は花の茎を根元までたどってそこから指や爪で切り取ります。葉の上に散った花びらも取り除き葉によく日が当たるようにしてください。
球根の保管方法
球根を掘り上げて保管し、秋に植え付ける場合は腐らないように乾かして保管してください。サイズも1-2まわりくらい小さくなりますが水分を吸収することで大きさも芽を出す機能も復活します。そのため植え付ける場合は一週間ほどかけてゆっくり冷蔵庫の中で給水させてから土に埋めるのがおすすめ。夏は球根の水分が抜けきっていないため給水不要・秋は先程の方法で、寒くなってから植える場合は給水させずそのまま乾燥したまま土に植えてください。
豪華な八重咲き品種も!人気のアネモネの種類
最後になりますがアネモネにはいろいろな咲き方・花びらの形や草丈・大きさがあります。人気な特徴的な3種の中からおすすめの品種をご覧いただきましょう。どの花が好まれているのか、どんな咲き方をするのかのヒントとしてください。
人気の種類1.美しい八重咲き品種のオーロラ
八重咲きといえばオーロラというほど八重咲き種の中ではポピュラーなのがオーロラという品種。ぽんぽん咲きのダリアのような中央が盛り上がった花姿が特徴的。ピンクや紫といった従来のアネモネらしい明るいカラーの他ベージュやグリーンとのバイカラー(2色咲き)などシックな色合いも評判が高い八重咲きの種類です。
人気の種類2.大輪の八重咲き品種の凜々花
八重咲き品種も増えてきましたが、その中でも特に大輪種でバラやダリアのようなエレガントな美しさがある八重咲きの種類が凛々花(りりか)です。花だけの大きさで直径10センチほどにもなり、単色の他に2色がグラデーションするバイカラーにも注目が集まっています。八重咲きの中でもレア品種で人気が高くすぐに売り切れてしまうため、欲しい方は気に留めておいて見つけたら即買いがおすすめ!
人気の種類3.一般的で汎用性が高いデカン
花壇に直植えにしたり鉢植えや切り花としても楽しめるのが一般的な一重の種類の中のデカン(デカーン)。特徴として草丈が大きなものでは20センチほどにもなることから、切り花にして花瓶に差しやすく飾りつけ用の花に重宝するということ。一重咲きはカラーも豊富なものが多く庭の花色のレイアウトや室内での鉢植え花のインテリアとしても役立ちますので、まずはここからはじめてみるのがおすすめ。
まとめ
アネモネの開花時期を楽しみ翌年用に球根を育てよう
温かくなるとともに開花時期を迎えるアネモネ。明るく元気になれるような花色と最近ではバラのような八重咲き品種にも注目が集まる植物です。翌年も育てようとするなら開花時期後の球根の育て方・花の摘み方がポイント。球根の植え付けは温暖地域と寒冷地で埋める深さを変えるのが注意点。自分で種まきからゆっくり育ててみたいという方は種を収穫してチャレンジしてみるのも良いでしょう。花壇や鉢植えにも使えるきれいで可愛らしいアネモネ栽培でお困りのポイントがあったら、是非こちらの記事をヒントにしていただければ幸いです。
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