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レモンの木の育て方入門編 ! 鉢植えで育てる栽培のコツをご紹介

市販されているレモンは輸入品が多く残留農薬が心配です。自分で育てたレモンなら、心配することなく、皮ごと食べる事ができます。レモンは寒さに弱いという特徴があり、育て方が難しいと思われがちですが、育て方も意外と難しくないので、レモンの収穫後を楽しみに育てましょう。
2020年8月27日
yyjjkmd
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鉢植えレモンの木の育て方・有効的な栽培方法

出典: https://pixabay.com/ja/%E3%83%AC%E3%83%A2%E3%83%B3-%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%84-%E5%81%A5%E5%BA%B7-2409365/

ジュースやお菓子、料理やジャム、レモン酢など幅広く活用することのできるレモン。又、レモンは、ビタミンCも豊富で、美肌や老化防止、免疫力をアップさせるなどの効果があります。そんなレモンを、自分で育てると、無農薬で、安心して皮ごと食べる事が出来るレモンが作れます。そんなレモンの育て方・種類、有効な栽培方法をご紹介します。

レモンについて

レモンの産地

原産地はヒマラヤ東部です。レモンは寒さに弱いため、栽培適地はイタリアやスペイン、南カリフォルニア等、冬季温暖・夏季乾燥の地中海性気候のところが多いです。日本では柑橘類の栽培地と同じく西日本の暖地、中でも特に瀬戸内海地方で栽培される事が多いです。

レモンには鋭いとげがあります。 紫色のつぼみを付け、白またはうすいピンクの、強い香りのする5花弁のかわいらしい花が咲きます。

レモンの木の耐寒性

耐寒性は‐2℃~‐4℃までで、それを下回る地域では寒さ対策が必要となりますが、だいたい何処でも育てる事は可能です。レモンの木は鉢に植えても、庭に植えても育てる事が出来ます。

レモンの栄養素

レモンはビタミンCを多く含み、美肌や老化防止、免疫力をアップさせる効果があります。ビタミンB6、パテント酸、カルシウム、鉄、チアミン等色々な種類を含みます。ビタミンCは熱に弱いのでなるべく加熱せずにレモンを調理しましょう。

レモンの品種・種類

レモンの品種には様々な品種・種類が存在する

レモンは柑橘類の中では四季咲き性の強い品種であるので、鉢植え・庭植えどちらでの栽培も可能ですが、早期の収穫を目指す場合は鉢植えの方が早く開花結実します。

※庭植えレモン

庭にレモンの木を植えた場合、たくさん収穫が出来ますが、庭の大木になりやすいため、毎年の剪定が欠かせません。ですが、庭植えの場合は、真夏の乾燥期を除き、水やりは不要です。

レモンの種類

とても簡単に育てる事が出来る種類なので是非お試しください。

日本で栽培される事の多い種類の1つです。シチリア原産で、樹勢はレモンの中ではやや弱い方の種類で、とげは比較的少ないです。リスボンと比べれば、耐寒性が若干低いですが、上質な実がとれます。

ビアフランカ・ジェノバ・ボンテローザ(通常の3倍位の大きさ)など様々な種類が存在します。 他にも雑種のレモンとして、マイヤーレモン・サイパンレモン・スイートレモネード等があります。これらはオレンジとレモンの交配種です。

レモンの苗木の栽培

レモンは寒さに弱いため遅霜が降りるところは十分に注意しましょう。また、寒さの厳しい地域では、冬の間は鉢ごと屋内に入れる必要がありますので、庭に植えるより、鉢植えの方が、おすすめです。

レモンの木を植える時期

レモンの木を植える時期としては、3~4月に植え付けを行います。

レモンの苗木について

棒苗について

苗木を買ってくる場合には、枝別れの少ない苗木(棒苗とも呼ばれます)をえらびましょう。購入後1~2年は枝を育てる必要がありますので、すぐには実を収穫することはできません。


約60㎝位の苗で4.000円くらいです

大苗について

十分に枝分かれした苗木(大苗)はうまくいけば購入した年から収穫を楽しむ事が出来ます。

葉は分厚く硬い。常緑樹特有の葉です。

鉢植えレモンの育て方 5つのステップ

出典: https://pixabay.com/ja/%E3%83%AC%E3%83%A2%E3%83%B3-%E3%82%B7%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B9-%E6%9C%A8-%E6%9F%91%E6%A9%98%E7%B3%BB%E3%81%AE%E6%9E%9C%E7%89%A9-%E5%9C%B0%E4%B8%AD%E6%B5%B7-825439/

1.レモンの木を植える時期

レモンの木は、3~4月に植え付けます。

2.レモンの苗木を植える為の鉢を選ぶ

レモンの苗木を植える為の鉢を用意します。鉢植えの場合は、植え付ける鉢が大きければ大きいだけ実も大きくなります。8号以上の鉢植えを選びましょう。

3.鉢を選んだら

鉢に鉢底網を敷いたら、底が隠れるまで鉢底石を敷き詰めます。

4.レモンの育て方、苗木に必要な用土を作る

土は、果樹用培養土や、オリーブ用の培養土に、赤玉土(小粒)7~8、腐葉土2~3の割合で混ぜた用土を作り、それに植え付けます。

5.レモンの苗の植え方・育て方

レモンの苗木は根鉢をくずし、水を張ったバケツに根を浸しながら、痛めないように根をほぐし、根がほぐれたら、根が一方向に重ならないように根を広げるようにして植え付けます。接ぎ木部分が土に埋まらない深さで植えられるように、植え付ける深さを決めます。土をかぶせたら、下部の周辺を手で押さえ、根と土を密着させ、たっぷりの水をあげます。

美味しいレモンの育て方・実を沢山つける為に

レモンは実を美味しくするためにはたくさんの肥料が必要になります。 棒苗を植えた場合は、鉢の深さと同じ位の高さで枝を切り詰めます。こうすることによって枝分れをうながすことが出来ます。

レモンの育て方・栽培のポイント

どんなレモンの品種が適しているのか

レモンの品種は、寒さに強い「リスボン」や「ユーレカ」または「マイヤーレモン」(中国で発見されたオレンジとレモンの自然交雑により誕生したと言われる品種で、果実の形が丸みを帯び、完熟すると果皮がオレンジ色がかってくる。香が良く酸味はマイルド)等が向いているようです。

育て方・栽培のポイント

レモンの木は、まずは日当たりのよい場所で、時期を問わず、1年を通して肥料を絶やさないようにしましょう。又、さらには土を乾かさないように水やりをして、乾燥させないようにしましょう。乾燥すると木が弱ってしまいます。

レモンの剪定時期・剪定方法

レモンの木の剪定時期

出典: https://pixabay.com/ja/%E6%8E%A2%E5%81%B5%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9-%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%82%AD-%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%B3-%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%81%9B%E3%82%93%E6%96%AD-%E5%BA%AD-%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%83%BC-24249/

レモンの剪定の適期は2~3月です。

レモンの木の剪定方法

鉢植えでは左右交互に枝を伸ばすように育て最終的に両端がとがった紡錘形(ラグビーボウル)の様な形になれば理想的です。レモンの木は、樹勢が強すぎると花が咲かない事があるので上向きの枝を下向きに誘引して花付を良くします。 上に伸びている枝の真ん中当たりに紐を結び付けて下向きに引っ張り、幹に結びつけると良いです。

レモンの実を沢山つけるには

肥料をあたえる


レモンは肥料を好みます。夏から後半の肥料切れに注意が必要です。肥料は油粕など有機肥料または、ゆっくり効く暖行性化成肥料が良いでしょう。 鉢植えレモンの場合、木が吸収できる栄養が限られているので、有機肥料だけでは栄養分の補給が間に合わない場合があります。

肥料を与える時期

肥料を与える時期としては、2~3月・6月・9月・11月の年4回与えます。

木を弱らせないための育て方

いつまでも蕾や花を咲かせたままでは木が弱くなるので、ある程度の受粉がすめば蕾や花を全て摘みます。6月頃には自然落花が起きるのでそれまで待ってもかまいませんが、摘蕾は早い方が良いと思われます。

出典: http://www.publicdomainpictures.net/view-image.php?image=83035&picture=&jazyk=JP

水のやり方

鉢植え栽培のレモンの乾燥は良くありません。夏は特に1日2回もしくは毎日の水やりが欠かせません。レモンの水やりは春から夏の晴天時には毎日水を与え、冬は週1回位が目安となります。

レモンの木の害虫・病気

レモンの木につく害虫

◆青虫やアブラムシなどの害虫がよくつきます。特にアゲハ蝶の青虫が春先によくつきます。もし青虫を見つけたら、直接枝から引きはがしていきましょう。レモンの葉は柔らかいのでアゲハ蝶の幼虫などが好みます。アゲハ蝶などの幼虫は、レモンの葉を食性とする種があります。こうした食害もレモンにとっての重大な脅威となります。 ◆アブラムシは春先から主に新芽の柔らかい部分につき吸汁する害虫です。 ◆カイガラムシは風通しが悪いと主に枝について吸汁する害虫です。薬剤が効きにくいので発生が少ない段階でこすり落として駆除して下さい。カイガラムシを発生させないためには木の内部に日陰や湿気の多い空間を作らない事です。

出典: https://pixabay.com/ja/%E5%B9%BC%E8%99%AB-%E3%82%A2%E3%82%B2%E3%83%8F-%E9%A3%BC%E8%82%B2-%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88-%E6%98%86%E8%99%AB-%E8%9D%B6-1270123/

レモンの病気

レモンは、潮風には強いので海岸沿いでの栽培も可能ですが、風があまり強いとカイヨウ病になる恐れがあります。

カイヨウ病とは

カイヨウ病は葉や果実がこすれあってできる傷から感染するレモンの病気です。葉や果実に斑点が出来てから自然落果するのであまり風が強く吹き付けないように注意し殺菌剤を散布して予防をします。トゲの多い品種ではトゲで実を傷つける場合があります。傷がつくとカイヨウ病の原因にもなりかねないので、カイヨウ病の原因となる風の少ないところで栽培するか、又は長いトゲは切ってしまうのも一つの方法です。

レモンの木に使える農薬

レモンを無農薬で育てるには、栽培場所や害虫や微生物の状況により大きく左右されます。 時には最低限の有機栽培でも使える登録農薬を使う必要が出てきます。マシン油乳剤・トアロー水溶剤等は、レモン栽培では最小限の登録農薬です。

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白または、薄いピンクの、香りの強い、かわいらしい5花弁の花が咲きます。

まちにまった収穫

収穫の時期

5~6月に白い花が咲き、その後6ヵ月位経った11月中旬~2月位に収穫が出来ます。

収穫方法

レモンの枝にはとげがあるので注意が必要です。安全のために、袖の長い服や、手袋を用意しましょう。まだ緑から黄色に変化する途中の時に、実のヘタあたりをはさみや、ナイフで切り取ります。収穫した青味の残るレモンを徐々に室内で追熟させてから食します。熟しすぎには注意しましょう。酸味が飛んでしまいます。

レモンの活用法

①ドリンクとして(冷たいドリンクや、温かいドリンク、スムージー)等、夏向きには、シャーベットも良いですね。 ②かける・和える(ビタミンCは加熱に弱いのでこのままドレッシングやあえ物)に利用するのも、さわやかですね。 ③調理する(健康効果だけにとどまらず、普段のお料理に加えるだけでさらに美味しさを引き出してくれます)

レモン酢を作る

レモン酢とは


レモン酢には、美肌&美白効果・ダイエット効果・動脈硬化の予防・アンチエイジング」効果があります。 酢も色々とアレンジする事をお勧めします。(料理の風味を変える事が出来ます) ワインビネガー・リンゴ酢等色々お試しください。。

出典: https://pixabay.com/ja/%E3%83%AC%E3%83%A2%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%83%AC%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A0-%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%80-%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF-2097312/

レモン酢の3つの効能

1 美肌&美白効果

レモンに含まれている豊富なビタミンCは、美肌に欠かせない栄養素です。

2 動脈硬化の予防

レモンの皮に多く含まれるエリオシトリンには、脂肪の吸収を抑制して体外に排出する作用があるため、動脈に中性脂肪がたまるのを防いでくれます。

3 アンチエイジング効果

レモンに含まれるビタミンCやクエン酸には、体内に発生した活性酸素を除去してくれる強力な抗酸化作用があります。また、レモンの皮に含まれるエリオシトリンにも抗酸化作用があるので、皮ごと摂取できるレモン酢は、最適です。

※その他

二日酔い予防(肝臓を守り、アルコールの分解を助ける)・尿酸値の改善・風、インフルエンザ予防・(免疫力を高める)・便秘解消効果(レモン&はちみつで腸内環境を改善)・疲労回復効果・リラックス効果等

レモン酢の作り方

レモン酢の材料

レモン2個・米酢400ml・はちみつ大さじ4

レモン酢の作り方

★レモンの皮には、レモンの果汁よりたくさんの栄養が含まれているので、皮ごと使用します。 ●水で軽く洗い、小さじ1ほどの塩をレモンに振り表面に付いている汚れを、手でこすって落とします。 ●水で洗い水気をよく拭いて下さい。 ●5㎜程の厚さの輪切りにします。 ●熱湯消毒した保存容器に輪切りのレモンを敷き詰め、はちみつを加えます。 ●米酢をそそぎいれ、スプーンなどではちみつが溶けるまで良く混でます。 ●蓋をしっかり閉めて容器を上下逆さまにし、全体をよくなじませて出来上がりです。

保存期間は

冷蔵庫で10日~2週間程保存する事が出来ます。

こんな楽しみもあります

春にアゲハの青虫をそのままにしておくと、5・6月には、お庭にアゲハ蝶が舞い飛びます。

まとめ

市販されているレモンは輸入品が多く残留農薬が心配です。その点自分で育てたレモンなら、農薬を心配することなく、皮も丸ごと食べる事ができます。皮には、栄養成分も多く、香りも一段と良いので、料理やお菓子など沢山使って楽しんで下さい。また、実の収穫だけではなく、花もかわいらしく良い香りがして、楽しめます。 レモンは寒さに弱いという特徴があり、育て方が難しいと思われるかも知れませんが、果実の栄養成分が高く、本当は育て方も意外と難しくないので、レモンの収穫後の楽しみを思い、育ましょう。