秩父でお手軽ドライブ旅
いい旅してますか?今週お届けするのは埼玉県の秩父地方をドライブする観光コースです。秩父地方は秩父山地に囲まれた自然豊かな地域で、その地形や自然を利用したさまざまな観光スポットが点在しています。東京都心からアクセスする場合には関越自動車道「花園IC」を利用しますが、1時間ちょっとでインターチェンジに到着できるため日帰りでも十分にドライブ旅を楽しめます。景色、グルメ、温泉と見どころたっぷりの秩父地方をドライブで巡ってみましょう。
ドライブ旅の行程をご紹介
今回のドライブ旅の行程を簡単にご紹介しましょう。まず最初は秩父の超有名な観光スポットで舟下りを体験します。次にロープウェイを使って名峰に登りそこからの眺望を楽しみます。お楽しみのランチは秩父の名物グルメを味わい、午後からは秩父で人気のレジャースポットで紅葉と絶景を堪能します。それから秩父の有名な遺跡に移動して散策を楽しみ、最後は秩父の名湯で旅の疲れを癒します。晩秋の秩父の魅力をこの観光コースでぜひ満喫してみてください。
秩父の超人気観光スポットへドライブ!
長瀞渓谷
まず最初に訪れるのは知名度抜群の秩父の超有名な観光スポット「長瀞渓谷」です。町の中央を流れる荒川の渓谷で、結晶片岩が長い年月にわたる川の浸食作用によって露出して渓谷が形づくられました。特に独特の渓相を見せる旧親鼻橋から旧高砂橋までの両岸は国の天然記念物にも指定されていて、県内外から年間を通じて多くの観光客が訪れます。長瀞渓谷には「岩畳」や「秩父赤壁」などの見どころがあり、岩畳は岩の上を歩いて景色を楽しむことが可能です。
ライン下りで観光を楽しもう!
長瀞観光といえばやはりライン下りを楽しまない手はありませんね。船頭さんの操る舟で荒川を下りながら天然記念物の渓谷美を堪能します。じっくりと時間をかけて観光するなら親鼻橋から高砂橋までの約6kmのコースがおすすめですが、短時間で楽しみたい場合には親鼻橋と岩畳までのコースと、岩畳から高砂橋までのコースのどちらかを選択するといいですね。川面からの景色のほうがはるかにダイナミックですのでぜひ舟下りを楽しんでみてください。
長瀞渓谷の詳細情報
長瀞渓谷
- 住所埼玉県秩父郡長瀞町長瀞
- アクセス関越自動車道「花園IC」より30分東武東上線「寄居」駅乗り換え秩父鉄道「長瀞」下車
ロープウェイと山頂から感動の景色を!
宝登山
川下りを楽しんだ後は今度は山の上から綺麗な景色を楽しみましょう。長瀞渓谷から5分ほどドライブすると「宝登山」に到着します。宝登山は標高497mの山で、山麓と山頂を結ぶロープウェイが運行しています。山頂は秩父の花の名所となっていて、一年を通じて綺麗な花々が楽しめます。特に紅葉の時期にはロープウェイの中から山肌の紅葉が楽しめ、山頂からも紅葉した秩父連山の景色を眺めることができます。紅葉の時期に咲く冬桜も見どころですね。
山頂も山麓も見どころ満載!
子連れの家族におすすめなのが山頂にある「宝登山小動物公園」です。ニホンザルやヤギなど小動物と触れ合える施設で、動物たちのショータイムなども企画されていて家族みんなで遊べます。また、山麓にある駐車場から5分ほど歩くと「宝登山神社」があり、秋には境内で紅葉狩りが楽しめます。クヌギやナラ、モミジなどが綺麗に紅葉するのでぜひこちらにも立ち寄ることをおすすめします。夜には紅葉のライトアップも行われるのでお忘れなく。
宝登山の詳細情報
宝登山
- 住所埼玉県秩父郡長瀞町長瀞
- 電話番号0494-66-3311
- アクセス関越自動車道「花園IC」より30分
ドライブ旅のランチは秩父グルメ
安田屋 日野田店
午前の観光を楽しんだなら今度はお楽しみのランチです。せっかく秩父を訪れたなら少々ドライブしてでもぜひ名物グルメに舌鼓を打ちたいですね。おすすめするランチスポットは宝登山から30分ほどドライブした場所にある「安田屋 日野田店」です。このお店で食べられる秩父グルメは有名な「わらじかつ丼」です。隣町に本店がありますがアクセスのいい日野田店は観光客でいつも混雑しています。大きな豚かつがご飯の上にどーんと盛られています。
2枚乗せがおすすめ!
わらじは左右で一つの履物のため、本来は豚かつが2枚乗っているのが正解ですね。でも安田屋では来店客の好みに応じて1枚乗せと2枚乗せを選択できるようにしています。安田屋のかつ丼は豚かつを秘伝のたれにくぐらせてからご飯に乗せるため、豚かつ全体に味がしっかりとしみ込んでいます。味付けしているにもかかわらずサクサク感が生きているのが不思議ですね。ちょっと甘めの味付けが白いご飯に見事にマッチングしていて絶品です。
安田屋 日野田店の詳細情報
安田屋 日野田店
- 住所埼玉県秩父市日野田町1-6-9
- 電話番号0494-24-3188
- 営業時間11:30~17:00
- アクセス関越自動車道「花園IC」より45分
秩父の人気レジャースポットにドライブ!
秩父ミューズパーク
お腹が満たされたなら午後の観光へと向かいましょう。次に訪れるのは子連れの家族にも大人気な秩父の有名レジャースポットです。「秩父ミューズパーク」はランチスポットから10分ほどドライブした場所にあります。秩父市と隣の小鹿野町にまたがる広大な敷地を有する公園で、スポーツ施設やレストラン、サイクリングコースやイベントステージなどさまざまな施設が整備されています。この公園内にはぜひ訪れてみたい場所がいくつかあります。
紅葉と絶景を堪能しよう!
秋の時期に訪れたいのがイチョウ並木です。「スカイロード」と呼ばれる広い歩道に500本のイチョウの木が植えられています。見頃の時期には緑の葉が黄金色に変わって素晴らしい絶景をつくりだします。3kmにわたって続く歩道をぜひ歩いてみましょう。また、公園内には「旅立ちの丘」など数ヶ所に展望台が設置されていて、秩父市街地や秩父連山の景色を楽しむことができます。紅葉と絶景が楽しめて大満足のレジャースポットです。
秩父ミューズパークの詳細情報
秩父ミューズパーク
- 住所埼玉県秩父郡小鹿野町長留2518
- 電話番号0494-25-1315
秩父で遺跡めぐり
和銅遺跡
感動の景色を楽しんだ後は有名な遺跡を訪ねてみましょう。秩父ミューズパークから15分ほどドライブすると、遺跡めぐりの出発点となる「聖神社」に到着します。「和銅遺跡」は西暦708年に自然銅が発見された有名な場所で、ここで採掘された自然銅は朝廷にも献上されました。日本最古の流通貨幣といわれる「和同開珎」はその自然銅を使ってつくられたといわれています。その遺跡を見学する散策コースが観光用に整備されています。
モニュメントで記念写真を撮ろう!
ドライブで訪れる場合には聖神社の駐車場に車をとめてから遺跡めぐりをスタートするといいでしょう。散策コース上には案内板が各所に設置されているため、初めての人でも迷わずに歩くことができます。途中には「日本通貨発祥の地」の記念碑があり、高さ約5mの大きな和同開珎が鎮座しています。インパクトのあるモニュメントなのでぜひこちらで記念写真を撮りましょう。散策路はアップダウンのある山道を歩くため歩きやすい靴を持参して下さい。
和銅遺跡の詳細情報
和銅遺跡
- 住所埼玉県秩父市黒谷2191(聖神社)
- 電話番号0494-26-6260
- アクセス関越自動車道「花園IC」より35分
ドライブ旅の締めは秩父の名湯
秩父温泉 満願の湯
一日たっぷりとドライブ旅を楽しんだ後は秩父の名湯で疲れを癒しましょう。温泉は聖神社から15分ほどドライブした場所にある「秩父温泉 満願の湯」です。秩父の有名な日帰り温泉施設で、施設の目の前には名前の由来にもなっている満願の滝が落ちています。お湯は強アルカリ性の温泉で入浴すると肌が非常に滑らかになるのが特徴です。広々した内風呂と露天風呂をラインアップしていて、すべての湯船から満願の滝の景色が眺められます。
個室を使って家族でのんびり
プライベートに休憩ができる個室を利用してみてはいかがでしょうか。10名まで利用できる個室と16名まで利用できる大きめの個室があり、どの個室にもトイレや洗面台などが設置されています。施設では美味しい食事メニューを豊富に用意していて、「豚味噌漬け」や「味噌ポテト」などの秩父の名物グルメも食べられます。温泉を満喫した後は家族みんなでテーブルを囲んで、食事をしながら旅の一日を振り返ってみるのもいいでしょう。
秩父温泉 満願の湯の詳細情報
秩父温泉 満願の湯
- 住所埼玉県秩父郡皆野町下日野沢4000
- 電話番号0494-62-3026
- 営業時間10:00~21:00
- アクセス関越自動車道「花園IC」より40分
- 公式サイトURLhttps://www.chichibuonsen.co.jp/
晩秋の秩父でドライブ旅を楽しもう!
今週は晩秋の秩父をドライブする観光コースをご紹介しましたがいかがでしたか?東京都心からも近い秩父地方には一度は訪れてみたい素敵な観光スポットがたくさんあります。次のお休みはご紹介した観光コースを参考にしながらドライブ旅をエンジョイしてみてください。