ホトトギスとは
日本の代表的な山野草の1つ!
花びらのドット模様が特徴的なホトトギスは、日本の代表的な山野草の1つで、主に太平洋側の自生している多年草の植物です。ユリ科ホトトギス属の植物で、学名はTricyrtisと表記します。現在までに19種ほどのホトトギスが東アジアに分布していることが確認されていますが、そのうち10種は日本だけに生育する固有種です。ホトトギスの草丈は50~80cmくらいです。山地の岩陰など涼しく湿気のある環境に生育する小型のユリです。数ある山野草の中でも、昔から日本で親しまれてきた花です。
開花時期は夏の終わりから晩秋まで!
ホトトギスの開花時期は8月~11月。晩夏から晩秋まで長く咲き続けます。花期が長いことは、この後に解説する花言葉の由来ともなっています。よく見かけるホトトギスは細い茎をすっと伸ばした先に、白地に濃い紫色のドットの模様の入った小さな花を上向きに咲かせます。1つの枝から1〜3輪ほど分岐して花が咲きます。
名前の由来は野鳥のホトトギスの胸の模様
ホトトギスは白地に紫色のドットの模様の花を咲かせるものが一般的ですが、中には黄色に赤紫のドット模様のものや、真白の花を咲かせる種類もあります。ホトトギスという花名の由来は、この花びらのドットの模様が野鳥のホトトギスの胸にある斑点に似ていることからこの花名が付けられました。英名はToad lily(トードリリー・ヒキガエルのようなユリという意味)、和名は漢字で杜鵑草、時鳥草、時鳥、杜鵑と書きます。別名ではユテンソウ(油点草)とも呼ばれます。ユテンソウという名は、若葉に油じみのような斑点が入ることから付いた名前です。
ホトトギスの花言葉1:「永遠にあなたのもの」「永遠の若さ」
花言葉の由来は開花時期が長いこと!
ホトトギスの代表する花言葉は「永遠にあなたのもの」「永遠の若さ」です。ホトトギスの花言葉は「永遠」という単語を使った言葉でイメージされています。その由来は夏の終わりから晩秋まで長い期間、ひっそりと咲き続けるホトトギスの花の特徴にちなんだで付けられた言葉です。ホトトギスの「永遠の若さ」という花言葉は、夏終わりから晩秋まで咲き続ける生命力から由来している言葉です。そのほか「持続」などという言葉でも象徴されています。
格の高い花として茶花に用いられる理由
花びらの模様が野鳥のホトトギスの胸に生える羽毛の模様に似ていることで付けられた「ホトトギス」という花名。もともと野鳥のホトトギスは現世とあの世を行き来する霊鳥とされ、古くから特別な鳥とされていましたが、その神々しく神聖な鳥にちなんだ花名を持つ山野草のホトトギスも、格の高い特別な山野草として、茶室の床の間に飾る茶花によく用いられます。切り花として用いられる場合は5~7日程度、飾って楽しめます。
ホトトギスの花言葉2:「秘めた意思」「自己主張」
花びらのドットの模様が由来する花言葉
ホトトギスの花言葉としてあまり紹介されていない言葉ですが、ホトトギスは「秘めた意思」「自己主張」という花言葉も持ち合わせています。自生するホトトギスは山の中の岩陰にひっそりと生育していますが、ドット模様の花が、「ここに咲いているよ」と自分の存在を示していることで「秘めた意思」「自己主張」という花言葉で密かにイメージされていいます。
黄色のホトトギスの花言葉:「あなたの声が聞きたくて」
花の咲き方からイメージされた花言葉!
ホトトギスというと白地に紫のドット模様の花びらを持つ花のイメージですが、黄色地に赤紫のドット模様の種類のホトトギスや、淡い黄色い花を咲かせるホトトギスの種類もまれに見かけます。黄色い色をしたホトトギスの花言葉は「あなたの声が聞きたくて」という言葉でイメージされています。これは黄色いホトトギスの花の咲き方から由来して付いた言葉です。
黄色い花言葉の由来
その由来は黄色い花を咲かせる種類のホトトギスの花は、茎が下向きに垂れ下がっており、花が鈴のような形に咲くことから、風で揺れると鈴の音が心地よく聴こえてきそうなイメージから由来して付きました。四国の太平洋側の特産であるジョロウホトトギスなどが黄色地に赤紫のドット柄の花を咲かせますが、茎は下を向き花は鈴のような形をしています。ジョロウホトトギスを観賞すると黄色いホトトギスの花言葉の意味もよくわかります。
ホトトギスの育て方のコツ
大きくなることを想定して植え付けしよう
ホトトギスを育てるには種からでも育てられますが、庭に地植えするにも、鉢植えにするにしても、株を購入して育てる方が簡単です。植え付け時期は3月~4月です。ホトトギスは生長すると80cmくらいの高さになるので、大きさを想定して植え付けしましょう。庭に地植えする場合は、夏の強い西日が当たらない場所が好ましく、また明るい半日陰で、水はけの土壌が敵地です。鉢植えの場合は市販の草花用の培養土を用土に用いて、このような場所で管理してください。春先はよく日に当て、梅雨時期は半日陰で管理するのが理想です。
湿気を好むので水やりはしっかりと!
ホトトギスは湿気を好むので、春から秋(花が咲く準備をする段階から開花している時期)は毎日しっかりと水やりしてください。乾燥すると葉が落ちますので、特に鉢植えのものは夏場水切れさせないように注意しましょう。また植え付け時期に元肥を施し、そのあと5月頃までの生長期には、週に1回液肥を追肥するとよいでしょう。ホトトギスは根の発育がよいので、すぐに大きくなります。増やし方は3月から4月に株分けするか、5月から6月にさし芽で増やしていくことができます。
ホトトギスの切り花を長持ちさせる方法
花瓶の水の量は少なめに!
茶花としてよく用いられるホトトギスの切り花の花持ちは5日~7日です。できるだけ長持ちさせるためには、花器の中の水の量は少なめにしておくのが長持ちさせるコツの1つです。1輪差しのような花器なら器の1/4くらいの量で構いません。また水の中に栄養剤を入れて上げつのも長持ちさせる1つの方法です。切り花にとって栄養剤は、ごはんのような存在です。養分をもらえることで元気に長持ちします。また栄養剤には殺菌剤も入っているので水が腐るのを防ぐこともできます。
咲かない蕾は取り除く!
ホトトギスの切り花だけとは限りませんが、切り花を長持ちさせるには、咲かない蕾は取り除くと長持ちさせることができます。蕾にふれてみて、硬すぎる蕾は咲かないので取り除きましょう。中途半端つけておくと、これから咲こうとしている蕾の栄養を取られてしまいます。もう少しで咲きそうな蕾にその栄養を与えた方が、花を長く楽しめます。
萎れた花は摘む
咲き終えて萎れてしまった花は摘んでしまいましょう。そのままにしておくと、エチレンガスが発生し、元気な花まで萎れてしまいます。こまめに萎れた花は摘むようにしてください。ちなみに水をかえるときに、水に浸かっていた茎にふれてみてヌルヌルしてる場合は、茎を水道水洗ってヌルヌルを洗い流してください。そうすることで花器の中で繁殖するバクテリアを防ぐことができ、花を長持ちさせることができます。
花言葉を知ってホトトギスを観賞してみよう!
花びらのドットの模様が魅力的なホトトギスは、夏の終わりから晩秋まで長い期間、ひそやかに咲き続ける生命力があることから「永遠」という言葉が付く花言葉でイメージされています。古くから霊鳥とされていた野鳥のホトトギスから由来した名を持つ山野草のホトトギスは、野鳥のホトトギスと同じように格の高い特別な花として、茶花として好まれている花。ホトトギスの特徴やその特徴を巧みにとらえた花言葉を知って、ホトトギスをより楽しんでください。
花言葉についてもっと知りたい方はこちらもチェック!
当サイト「暮らしーの」では、花言葉について他にもまとめています。月曜日は連載で季節の花を紹介しながら、その花の花言葉やその由来、特徴、エピソードなどを解説しています。花言葉やエピソードを知ることで、ふだん見慣れている花の新たな面を知ることができます。花言葉についてもっと知りたい方はこちらもチェックしてみてください。

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出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/927697?title=%E3%83%9B%E3%83%88%E3%83%88%E3%82%AE%E3%82%B9&searchId=124304663