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【連載】秋のおすすめインテリア:紅葉の枝ものおすすめ12選!日持ちする種類は?

今、枝もので魅せるインテリアが人気。今年の秋は、おうちに紅葉を取り入れて楽しもう!枝ものは手軽にグリーンインテリアを楽しめ、管理も楽なのが魅力です。そもそも枝ものってどんなもの?紅葉枝はどこで買う?どうやってお手入れする?などの疑問も解説します。
2020年10月19日
しまうま花屋
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インテリアにおすすめの紅葉枝ものたち

そもそも枝ものとは?

出典: https://unsplash.com/photos/e5K-r7qRWTo

涼しくなってきて、お花屋さんにも紅葉した枝ものが並ぶ季節になってきました。枝ものとは、お花屋さんなどで売られている切り花のうち、樹木に分類されるような枝を持つ種類のことを指します。1本でもボリュームがあり、季節感が出る生花です。

どんな種類がある?

出典: https://unsplash.com/photos/5WE8VObO0K0

サクラやウメなどの花付きの枝もの、ドウダンツツジなどの葉の枝もの、ヤナギなどの枝のフォルムを楽しむ枝ものなどが代表的です。人気のドウダンツツジなどは、春は新芽、夏は青々とした葉、秋は紅葉など季節によって表情も変化して楽しめる種類もあります。

紅葉枝に出会えるのは今だけ

出典: https://unsplash.com/photos/wEWeZEVW8zM

枝ものは旬の短い間にしか出回らない種類が多く、1年に1回しか出会えないようなものも。今回ご紹介する紅葉する種類の枝ものも、9月頃から少しずつ赤くなった枝が出回り始め、10〜11月頃が美しく、12月初めには手に入らなくなってきます。

紅葉枝ものの魅力とは?

枝ものの魅力1:季節感のあるインテリア

出典: https://unsplash.com/photos/ZydSlwhXxis

枝ものをおすすめしたい理由は3つ。まず、家の中に緑や季節感を取り入れられることです。輸入や温室管理で年中安定した品質が出回る切り花とは違って、枝ものはその時期の旬が出回ることがほとんど。なので、その時花屋に並ぶ枝ものを選んで1本花瓶に投げ入れしておくだけで、手軽に季節感を演出できるスグレモノなんです。

枝ものの魅力2:日持ちしやすい

出典: https://unsplash.com/photos/i_d8v5klXrU

次に、切り花より日持ちしやすいこと。お花がついている枝ものはまた別ですが、葉っぱを鑑賞する枝ものはたいていの切り花よりも日持ちするのが特徴です。あまり水替えに気を配らなくてもよいところが、大のおすすめポイント。特に涼しくなってくる秋はよく日持ちします。

枝ものの魅力3:管理が楽

出典: https://unsplash.com/photos/81j_oeF4Sv4

そしてもうひとつが、家の中に気軽に緑を取り込めるのに観葉植物などの鉢物より管理が楽なこと。緑いっぱいのお部屋は魅力的ですが、鉢ものは室内では管理が難しいのが実情です。そんな人にぴったりなのが枝ものなんです。観葉植物が続かない…という方はぜひ試してみて。

紅葉枝もの、どこで買う?

どこで買う?1:花屋

出典: https://unsplash.com/photos/g_zuNnProZ4

紅葉枝ものは、お花屋さんに行くと旬の質のよい種類が手に入ります。たくさんの種類が見たいならお花屋さんに行くのがおすすめです。枝ものはディスプレイや大きなアレンジメントなどにも使われるので、お花が入荷仕立ての月曜・水曜・金曜日などを狙って見に行くと種類が豊富かも。

どこで買う?2:ホームセンターやスーパー

お花屋さんのほかには、ホームセンターやスーパーの花屋などにも季節の枝が出回ることがあります。定番の種類をお得に手に入れたいならおすすめ。ただお花屋さんより管理が行き届きにくいので、入荷して日が経っていると日持ちしないものも。入荷してすぐのものを狙うと質のよい状態で購入できます。


どこで買う?3:産直市場

意外と穴場なのが、地方の産直市場や道の駅など。地元の農家さんの作った切り花などが安く手に入ります。野趣あふれる姿の枝ものが並ぶことがあり、珍しい種類が手に入ることも。ただ防虫などの処理が施されてない場合もあり、そのあたりも含めて野性味あふれる枝ものを購入できます。

どこで買う?4:ネット販売

大きなお花屋さんでは紅葉枝を店舗ディスプレイ優先にすることが多く、一般客ではなかなか出会うタイミングを得られないことも。そんなときには、インターネット通販が便利です。実際の状態が見られないのが難点ではありますが、いろんな種類を見てみたい方にもおすすめ。

秋のインテリアに!紅葉枝もの1:ドウダンツツジ

今大人気のドウダンツツジ

お花屋さんで定番の枝もの・ドウダンツツジ。春夏秋とさまざまな表情を楽しめるのが魅力です。また、枝ぶりが樹木らしいフォルムで広がっているので、観葉植物のようなインテリアにもなると人気があります。ドウダンツツジを置いているお花屋さんは多いので、比較的どこでも手に入ります。

真っ赤なドウダンツツジがおすすめ

そんなドウダンツツジも、秋には紅葉した枝が出回ります。8月下旬から徐々に赤茶っぽい葉っぱが増えて、10月頃には全体的に真っ赤なドウダンツツジを楽しめます。徐々に落葉しますが、3週間ほどは日持ちします。葉っぱに霧吹きで水をかけると日持ちしやすくなります。

秋のインテリアに!紅葉枝もの2:ユキヤナギ

定番枝もののひとつ

ユキヤナギも、お花屋さんで年中定番の枝もののひとつです。春には雪のような白い小さな花をこんもりと咲かせた枝が、夏には青々とした葉っぱをつけて枝垂れるような流線が美しい枝が出回り、秋には紅葉した枝が出回ります。流れるラインを生かすように花瓶に斜めに生けるのがおすすめ。

自然紅葉と染め紅葉の2種類

秋に出回るユキヤナギは、自然紅葉の枝と紅葉色に染めた枝が出回ります。自然紅葉は繊細で乾燥しやすく枝も折れやすいですが、染め枝のほうは落葉もしにくくてインテリアにするにはおすすめです。染め枝は8月下旬頃から11月下旬頃まで、自然紅葉は11月頃のわずかな時期に出回っています。

秋のインテリアに!紅葉枝もの3:ヒペリカム

定番の実もの切り花

ヒペリカムといえば、年中手に入る実もの切り花として人気の種類。そんなヒペリカムも紅葉する植物で、切り花でも秋のわずかな期間に紅葉した枝ものが出回ります。葉っぱだけの枝が多いですが、小さく黒っぽくなった実がついていることもあります。

華やかな印象の紅葉枝

ヒペリカムはぷっくりとしたフォルムの葉っぱをたくさんつけているのが特徴。ドウダンツツジやユキヤナギよりも、1本の枝に対して紅葉した葉の面積が多いので、華やかに見える紅葉枝ものです。定番の実ヒペリカムとセットで生けるのが初心者でも合わせやすくておすすめ。

秋のインテリアに!紅葉枝もの4:紅葉キイチゴ

手の形に似た葉がかわいい

深い切れ込みが入っていて、赤ちゃんの手のような葉っぱが特徴のキイチゴ。こちらも比較的置いてある花屋が多い枝ものです。ジグザグした枝ぶりもおもしろく、小分けにしやすいのでアレンジメントなどにもよく使われます。春〜夏は緑色で、10月頃からは紅葉したキイチゴが出回ります。

狭いスペースにも飾りやすい


紅葉キイチゴの葉っぱはモミジにも似ていて、秋らしい姿を楽しめます。茎も赤っぽくなります。紅葉する枝ものの中では、葉っぱが大きめ。枝ものといっても茎も細く背丈も短めで扱いやすいので、狭いスペースでも飾りやすい枝ものです。

秋のインテリアに!紅葉枝もの5:モミジ

紅葉といえばモミジ!ですが…

Photo bybuuke8j

紅葉といえば、その代表格はモミジです。11月になれば各地のモミジが紅葉して、紅葉狩りを楽しめます。モミジの切り花は青モミジと紅葉モミジが出回ります。しかし切り花としてのモミジは水下がりしやすく、ちょっと扱いづらい花材。出回る量もあまり多くはありません。

水下がりしやすい

特に紅葉モミジの枝ものは葉っぱが乾燥しやすく、残念ながらほとんど日持ちはしません。モミジらしいフォルムが欲しい場合には、手に入りやすく扱いやすい紅葉キイチゴがおすすめです。しかしもしお得に手に入ったなら、紅葉した葉っぱを水に浮かばせたりして飾るのもよいかも。

秋のインテリアに!紅葉枝もの6:ファーガス

プリザーブドに近い紅葉枝

ファーガスとは、薬品で染めたブナの葉の枝のこと。生花というよりはプリザーブドフラワーに近く、水につける必要もありません。落葉もしませんし、葉っぱが色あせたりチリチリに乾燥したりすることもないので、ディスプレイなどにもおすすめの花材です。

使い勝手がよくて管理が楽

色は赤や黄色、オレンジや茶色などがあり、しっとりとした触感がします。ドライフラワーのスワッグに使ったり、リースにしたり、管理がとても楽で使い勝手がよい紅葉枝です。ただ染め液が滲み出て衣服などにつくことがあるので注意が必要です。

秋のインテリアに!紅葉枝もの7:その他

紅葉枝ものは時期によって違う

出典: https://unsplash.com/photos/y4WgpqTfUR0

そのほか、紅葉する枝ものでお花屋さんに並ぶものは紅葉ナナカマド、紅葉ニシキギ、紅葉リョウブや紅葉マユミ、紅葉ツゲなどがあります。時期やその年の気候によって出回り量や紅葉具合には差があり、また日持ちが悪い種類もあるため、出会えたらラッキーかも。

定番以外は産直や道の駅が穴場

定番以外の紅葉枝を探すなら、産直市場や道の駅などがおすすめ。花屋さんでは花市場を通して安定した生産ができる種類の切り花が出回りますが、産直市場は直接農家さんが持ってくるお花たちが並ぶため、思いがけないものに出会えたりします。

秋のインテリアにこれもおすすめ!紅葉グリーン

紅葉っぽいグリーンはほかにも

出典: https://unsplash.com/photos/bSVGnUCk4tk

この番外編では、秋が旬というわけではないけれど、紅葉っぽい色合いの枝ものや葉ものをご紹介。定番グリーンはお花屋さんでも常時置いてあるお店が多く、手に入りやすくて手軽に購入できます。シックな色合いが秋らしくておすすめです。

ベニスモモ

深い紅色の葉っぱが美しいスモモの枝、ベニスモモ。春から秋くらいまで出回る枝ものです。紅葉ではなくもともと黒葉の品種で、シックな色合いと丸い葉っぱが花束などにも使いやすい花材です。ダリアなどの秋色の切り花と相性がよく、添えに使うと秋らしい印象に仕上がります。

ウンリュウヤナギ


ウンリュウヤナギは、クネクネとした枝ぶりがおもしろい枝もの。黄緑〜茶色の枝ですが、赤色に染めた染めウンリュウヤナギも出回ります。数本花瓶に入れておくだけでもディスプレイのような仕上がりに。ヤナギは弾力があって折れにくいので、リースの土台にも向いています。

アイビー

つる性の茎が魅力的なアイビー。緑色系と赤色系があり、お花屋さんでは定番グリーンのひとつです。赤色系は、緑色のアイビーを染めた染めアイビーと、紅葉した紅葉アイビーがあります。染めのほうが葉っぱが柔らかく日持ちします。

ドラセナ

アレンジメントや花束にもよく使われるドラセナも、緑と赤色の品種があります。特に、よく見かけるドラセナよりも大きく、黒っぽい赤色が特徴のブラックタイやブラックリーフなどは秋らしさが際立っておすすめ。大きな葉っぱは花瓶に1、2枚挿しておくだけでもサマになります。

紅葉枝ものの管理のポイント

日持ちさせるには

出典: https://unsplash.com/photos/6y3UHGe68KA

紅葉枝ものは自然の紅葉と同じようにやがては落葉するので、葉がチリチリになって乾燥しやすい特徴もあります。枯れていく姿を楽しむのも本来の姿でよいですが、葉っぱに霧吹きでお水をかけてあげると少しでも日持ちしやすくなります。水替えは秋なら3〜5日に1回ほど行います。

水揚げの方法

また、枝ものは水揚げをしっかり行うだけでもずいぶん日持ちします。切り口は斜めに切って、十字に切り込みを入れます。さらに水に浸かる5〜10cmほどの部分の皮をハサミなどで剥ぐと効果的です。水を替えるときに切り戻すとより長持ちします。

さいごに

どこで買うか悩んだら店頭へ行ってみて

出典: https://unsplash.com/photos/exTEhMUz8S0

秋のわずかな時期にしか手に入らない紅葉枝もの。枝ものは1〜数本生けるだけで素敵なインテリアに仕上がり、お花を飾るのに慣れていない方も簡単でおすすめです。花屋の店頭になくても店員さんに聞けば出してもらえることもあるので、どこで買うか悩む方はまずお花屋さんに行ってみるのもよいかも。

秋が旬の切り花を知りたい方はこちらもチェック

この日曜連載では、実際にお花屋さんで買える切り花たちについていろんなテーマでお届けしています。秋は春に次いで旬のお花が多い季節。紅葉枝ものに合わせたい秋の実ものや秋色アジサイについても以前記事にしていますので、ぜひこちらもご覧になってみてくださいね。