お風呂をDIYでリフォームしよう
浴室のリフォームは、業者にお願いすると人件費もかかってくるので材料費以上にお金がかかってきます。でももし自分で内装をリフォームできたら、お金がかかるのは材料費だけになってきます。
自分で改装することはできるのだろうかと疑問に思う方もいるかもしれませんが、自分でも十分DIYでリノベーションは可能です。今回は古い浴室を自分で改装する方法を、床や壁などいろんな方法でご紹介していきます。
お風呂DIYする方法とコツをご紹介!
ではさっそく、古い浴室をDIYで改装する方法をご紹介していきます。中には素人の方が行っているDIYや、プロが行う改装方法もあります。改装方法も、クッションタイプのおしゃれな床にしたり、浴槽の色を今までとは違った色にしたりと、いろんな方法があります。
自分のお家のお風呂場に合わせて、気に入った改装方法でDIYしてみてはいかがでしょうか。今はリノベーションをする方も多く、参考例もたくさんありますよ。
お風呂DIYする方法とコツ①全体
素人が昭和のお風呂をリノベーション
初めにご紹介するのは、昭和の古い浴室をすべてDIYでリフォームする方法です。タイル張りの昔ながらの内装を、素人の方が改装しています。
DIYでリフォームするのは大変かと思うかもしれませんが、今はYouTubeやインターネットでもDIY方法を調べることができるので、今までDIYをやったことがないという方でも問題なくDIYできるのではないでしょうか。大変な作業ではありますが、完成した時の達成感は他では味わえません。
昭和のお風呂を改装する方法
振動ドリルはレンタルのものを利用しています。タイルに直接振動ドリルを当て、防水のコーキングもカッターで切り取って浴槽を外します。浴槽が外れたら浴槽下部分にセメントを使って勾配をつけた床を作成。新しい浴槽を入れ、セメントで埋めたら設置完了。
タイル式の床には目地埋め材を塗って隙間を埋めておきます。天井と壁にはアルミ複合版を使い、側面の壁のみ木目シートを貼っています。床には防滑性シートを貼り、扉も作って完成です。
DIYのコツ
全体のリフォームをするコツですが、総リノベーションの場合は床も壁もシートなどを使ってDIYしていかなければなりません。となると、蛇口の位置や排水の位置などがあるので、しっかりと寸法を測りながら作っていく必要があります。
また、水を使う場ですので、しっかりと防水ができるように最後はコーキング材で加工する必要があります。総リノベーションは大変な作業でもありますが、一つ一つの工程を丁寧に行うことで素敵なお風呂に生まれ変わります。
お風呂DIYする方法とコツ②全体
昭和の古い浴室を素人が完全リノベーション
次も風呂場全体をリノベーションしている動画です。初めの動画とは違い、浴槽は古いままを使っているのですがタイルを周りに貼り付けておしゃれにしたり、天井にはペンキを塗ってリメイクしています。
築80年の相当古い物件のバスルームですが、DIY後はとてもおしゃれな仕上がりになっています。今は中古物件をリメイクして使う方も多いので、中古物件リフォームに興味のある方はもちろん、お家のお風呂をきれいにしたい方も参考にしてください。
浴室のリノベーション方法
この方が初めに改装しているのは、内装の天井部分です。天井部分はそのままの素材を使い、ペンキで色を塗っています。古くて黒っぽいカビが生えた天井がきれいな白に。床シートにはバスナフローレを使っています。
バスナフローレを使った改装方法は床リフォームのところで詳しく紹介しています。浴槽は変えず、周りにおしゃれなタイルを使って仕上げています。また、壁のタイルにもペンキを塗っておしゃれな内装にチェンジしています。
リフォームのコツ
リフォームのコツですが、やはり素人の方がリフォームをする場合、プロとは違ってうまく下地などが塗れないことがあるので丁寧に一つずつの作業を行っていくというのが大切です。
また、ペンキなどを塗る場合は他のところにつかないようにマスキングテープやマスカーを利用するといいでしょう。お風呂場の床の施工をする場合、ユニットバスタイプはしっかり曲線部分の寸法も図ってシートを切り取るようにしてください。
お風呂DIYする方法とコツ③床
浴室の床を素人が自分でリフォーム
次は浴室の床を自分で改装する方法です。昔ながらのタイル式の床だと、冬は特にですが浴室に入った時に床が冷たくて床に触れるのも嫌になることがあります。また、古い浴室で新しくリメイクしたいと考える人もいるでしょう。
床のリメイクに使っているものは、クッションフロアと浴室用接着剤、防水のコーキング材です。浴室用のクッションフロアを使えば、床がふかふかになるのでタイルの時よりも冷たさを感じずにお風呂に入れます。
床のリメイク方法
浴室のリメイク方法ですが、まずはタイルにぴったり合うようにクッションフロアの寸法を測って切り取ります。排水の溝も床にクッションフロアを敷きながら正確に測って切り取りましょう。
タイル床に浴室用の接着剤を塗り、その上からクッションフロアを貼りつけていきます。しっかりローラーなどで圧着しながら貼り付けましょう。シートが貼れたら防水のために排水部分と床と壁の隙間にコーキング材を塗って完成です。
床リメイクのコツ
床リメイクのコツですが、しっかりと寸法を測ってシートを切り取っていくことが大切です。また、しっかり接着剤をつけて圧着させないと浮いてきてしまう可能性があるのでローラーなどの道具は買っておくようにしましょう。
防水のためのコーキング材は、マスキングテープで必要のないところにコーキング材がつかないように処理してからつけるようにしてください。マスキングテープではみ出そうな場合は幅広のものを使うかマスカーを使って防水加工しましょう。
お風呂DIYする方法とコツ④床
バスナフローレでお風呂の床をおしゃれにDIY
次は東リのバスナフローレを使って床を改装する方法です。バスナフローレは浴室専用のシートで、通販などでは施工に使う目地材やハケといった道具もセットで販売しているので一気に購入してリメイクをすることができます。
床のデザインや色にも種類があるので、作り上げたいお風呂のイメージに合わせた商品を購入するといいでしょう。先ほどの動画のように一つ一つ別で材料などを購入することもできますが、バスナフローレならセットで楽にDIYできます。
バスナフローレリメイクの方法
まず初めにしっかりと浴室を掃除したら、乾いた時点で作業開始。床のサイズにシートを切り取っておき、床に目地材を塗っていきます。タイル床などであれば、溝があるのでその溝を埋めるように塗っていきましょう。
目地材が乾いたら今度は接着剤を塗り、シートを貼ります。しっかりと圧着して、半分ずつ作業していきます。シートが貼れたらマスキングテープで接地面にコーキング材を塗り、乾いたらマステを剥がして完了です。
バスナフローレDIYのコツ
バスナフローレを使ってリメイクする場合もしっかり寸法を測ることは変わりません。もともとがタイル床の場合、凹凸が多いのでそこに目地を埋め込んでできるだけ平らにしておくといいでしょう。
凹凸が残ったままだと、クッションシートではあるのですが凹凸が足に伝わってきてしまいます。しっかりと目地を埋めてクッションシートを貼ってください。バスナフローレには道具もマスキングテープもついているので楽に作業できるのではないでしょうか。
お風呂DIYする方法とコツ⑤壁
内装壁をリメイクシートでリメイク
次は内装の壁をリメイクシートでリメイクする方法です。
動画で紹介している方は、ユニットバスの壁をリメイクシートでリメイクしています。賃貸のお家にリメイクシートをしているのですが、原状復帰をする場合、リメイクシートを直接貼ってしまうと剥がれが残ってしまう場合があるので、賃貸の方にはあまりおすすめしません。
通常の壁であればマスキングテープが使えるのですが、お風呂場は水気もあるので、マスキングテープも剥がれる恐れがあります。
内装壁のリメイク方法
ユニットバスのお風呂場の壁を改装する方法ですが、まずはもともとついているお風呂場の鏡と収納を取り外していきます。外せるところは外して貼りつけた方が、きれいに仕上がります。
リメイクシートはヘラを使いながら空気を抜いてしっかりと貼りつけていきましょう。リメイクシートが貼れたら、鏡を接着し、シャワーパーツなどを取り付けて完成です。リメイクシートにはいろんな柄があるので気に入ったものを利用してください。
壁DIYのコツ
壁をリメイクシートなどでDIYするコツですが、しっかりと貼りつけられるようにスキージーを使うことが大切です。
また貼り付ける場合は床のリメイクとは異なり、天井と床のサイズよりはみ出して貼り、後でヘラを当てながらカッターで切り取るときれいに端が貼りつけられます。また、浴室では水を使うので、できれば防水タイプの浴室用壁紙シートを利用することをおすすめします。
お風呂DIYする方法とコツ⑥壁
プロが行うリアテックを使った壁のリメイク
次は素人ではなく、プロの方が行っている壁リフォームの方法です。素人が行う動画よりも、プロの方が行っている動画を見る方がコツなども分かってやりやすいのではないでしょうか。
もちろん、この動画を見れば素人の方でも壁を改装することはできます。材料にはリアテックを使って、鏡や洗面台のある壁をおしゃれに改装していきましょう。もちろん、リアテック以外の壁紙を利用してもOK。浴室用の防水タイプを選んでください。
壁のリメイク方法
まず初めに行うのは、壁に取り付けてあるパーツなどを外すこと。電気系統は動画にもありますが、線が出ているので落ちないように処理して作業してください。
壁紙はそのまま貼るとどうしても剥がれてしまうことがあるので、プライマーを塗るようにします。プライマーは二度塗りし、シートを貼り付けていきましょう。洗面台部分はビスをゆるめるだけで、そこにシートを滑り込ませて貼っていきます。スキージーを使ってしっかり圧着させてください。
壁リメイクのコツ
壁にシートを貼り付ける方法でのコツですが、お風呂場の壁にはシャワーパーツや洗面台、照明など取り付けてあるものが多いので、それをしっかりと外して作業することが大切です。
また、シートを貼り付ける場合はどうしても空気が入ってしまうことがあるので、スキージーを使って空気を抜きながら張っていくようにしましょう。また、ヨレができたときはドライヤーで熱を当てながら作業するときれいに貼れます。
お風呂DIYする方法とコツ⑦浴槽
素人でも大丈夫!浴槽をおしゃれにDIY
次は浴槽を自分でリメイクする方法です。使っているのは、おふろんという商品。こちらは商品自体がセットになっているので、ワンセット購入すれば浴室を自分で塗装することができます。
色の種類もよく見かけるホワイト調からピーチ、ブルー、ベージュ、ラベンダーなど10色程度色がそろっているので、好きな色を選んで塗装可能。浴槽を新しくしなくても、塗装するだけでおしゃれに改装できちゃいます。
浴槽のDIY方法
まず初めに浴槽についているパーツなどを外し、養生をしておきます。次はヘラで湯垢をしっかり掃除してきれいにしましょう。湯垢が落ちたら、下地処理洗剤を使って浴槽を磨きます。
磨き終えたらアンダーコートを作って塗り、乾いたらやすり掛け。次にトップコートを丁寧に塗ります。塗り終えたら乾いた時点でマスキングテープを剥がし、元に戻して完成です。素人でも、丁寧に作業すればリフォームはできないことはありません。
浴槽DIYのコツ
浴槽のDIYのコツですが、初めの湯垢を落とす作業ややすりがけの作業はしっかりと行うようにしましょう。湯垢ややすり掛けが不十分のまま塗装してしまうと、凹凸が残ってしまうので見た目が悪くなってしまいます。
湯垢をしっかり落としたうえで塗装するようにしてください。また、おふろんは匂いが大変きついようなので窓を開けて換気扇を回しなら作業するようにしましょう。
お風呂のDIY実例をご紹介!
自分で内装をDIY
1号戸建てのお風呂🛁
— TEL指し系大家あご( 📞¨̮ )🏡りき大生® (@ago_ooya) September 25, 2020
最初は在来のタイル風呂🛁*。
DIYで壁にはアルパレージを貼り付け、床にはペディシート🙋
浴槽はそのまま。
実働40時間、費用は10万ちょっと。
大変だったからもうやりたくないー😣 pic.twitter.com/QgohZZkWm7
では実際にお風呂場をリノベーションした実例をご紹介していきます。この方は、タイル式の床をペディシートという浴室用の床シートを利用し、壁にはアルパレージを利用して内装をリフォームしています。
柄も昔っぽかった印象のお風呂が、真っ白の今風のお風呂に仕上げています。コメントにもあるように、費用は10万円程度でリフォームができているようです。業者に頼めばもう少しかかるので、安く仕上げられます。
モザイクタイルでプチリフォーム
内装全体を変えなくても、ちょっとした場所を変えることで十分おしゃれなお風呂場は作れます。この方は、バスルームの蛇口周りにモザイクタイルシートを貼り付けてリフォーム。
モザイクタイルシールは鏡の下部にも少し貼りつけておしゃれに仕上がっているのではないでしょうか。お風呂全体を変えるとなるとお金も労力もかかりますが、ちょっとした内装のリフォームなら価格も労力もそれほどかからずに模様替えできます。
ユニットバスの内装をおしゃれに
ウチの前の家のバスルームのビフォー(左)アフター(右)
— ひっぽ(しっぽ) (@hipposhippo) March 3, 2019
DIY by 私
タイルって剥がすの面倒くさいのと汚れるのさえ気にならなかったら以外とできます。 pic.twitter.com/EM0ych0pu4
この方は自分でユニットバスをリフォームしているそうです。
お風呂場の床を変えているのですが、クッションフロアシートを使っているのでしょうか。クッションフロアシートを使って床をリフォームすれば、シートははさみで切れるので便器の曲線も問題なくカットできます。最後はしっかりと防水用のコーキングで処理して仕上げてください。また、この方は浴室だけでなく洗面台の収納もリメイクしています。
昭和のお風呂が自分でおしゃれに
この方は昔ながらの昭和のお風呂を、自分で一から今風のお風呂にDIYしています。古い鉄製のお風呂もおしゃれな猫脚お風呂になっていますし、タイルの壁は明るいベージュ系に、床もタイルからクッションシートでしょうか。
すべておしゃれな空間に仕上げています。素人の方がお風呂場をDIYする場合、気を付けてほしいのはやはり、防水の点。しっかり防水加工ができていないと床の下や壁の隙間にカビができやすいので、防水はしっかりと行ってください。
お風呂場の床に使うならバスナフローレ
本日のDIY。タイル張りの風呂床に、バスナフローレ貼って、足の裏が冷たくなくなりました!!! 完成! pic.twitter.com/6h3Fa4COpj
— 美しきかな びわ湖 (@I_suru_Biwako) September 21, 2020
お風呂場の床のリフォームに、バスナフローレを使っている方が多く見受けられました。セットで目地材や接着剤もついているので、初めてDIYするという方はセットで販売しているものを購入した方が楽に施工できるのではないでしょうか。
床の色やデザインも種類があるので、作りたいデザインを選んでください。昔から使われていたタイルの床は冷たさが伝わってきやすいので、それが解消されることでもリフォームしたかいがあるといえるのではないでしょうか。
お風呂をDIYでリフォームして快適な空間に
お風呂のどこをリフォームする?
今回は、お風呂場のDIYリフォームの方法をご紹介してきましたが、昭和のお風呂場全体を総リフォームしている方から、イメージを変えたくて壁だけをリフォームする方、床だけ、浴槽だけをリフォームする方もいました。
もちろん総リフォームすればガラッと印象は変わるものですが、全部を変えるとなるとやはり自分でやるとはいえ、お金がかかります。予算の範囲内でできるような方法で材料や施工場所を決めていくといいですね。
お風呂場を快適な空間に
お風呂場は一日のうちでもリラックスできる場所。その場所が気に入らない場所だと、リラックスすることさえできず、入るたびにイライラが募るばかり…。入って心地のいいお風呂場にリフォームすれば、毎日のお風呂が楽しみになるはずです。
今、お風呂場があまり心地よい場所ではないと感じている方は、できるところからでいいのでDIYリフォームに挑戦してみませんか。きっとやってよかったと思えるはずです。
まとめ
お風呂場のリフォームにも、さまざまな方法があることが今回の記事を読んで分かっていただけたのではないでしょうか。お風呂場のリフォームといっても、壁や床、浴槽、天井など変える場所はいろいろあります。
大々的な改装は大変でも、照明をおしゃれなものに変えてみるだけでも印象は変わったりします。自分でできるところから少しずつ挑戦していくことで、DIYの技術も上がっていきます。ぜひ素敵なお風呂場にリフォームしてみてください。
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