diyってそもそも何?
diyの意味
近年流行のdiyですが、そもそもdiyって何?という方もいらっしゃるのではないでしょうか。diyとはdo it yourselfの略で、日本語に直訳すると「自分自身でやる」というような意味になります。意訳すれば、「自分で作る」といったところでしょうか。いわゆる日曜大工のことだと思ってもらえば良いかと思います。
意外と簡単
聞くと「難しそう」「私には無理」と思われる方もいらっしゃると思います。しかし、近年の流行のおかげもあって、ホームセンターなどに行けば、diy向けの簡単な道具も結構販売されています。チャレンジしてみるには勇気がいるように思うかもしれませんがそんなことはありません。一度挑戦してみると、楽しくてはまってしまう方も多いのではないかと思います。何よりも、自分でやるというのは楽しいものです。
床をリフォーム!
今回は、diyの中でも、床のリフォームをテーマにお話ししていこうと思います。長文になってしまいますがどうぞよろしくお願いいたします。
どこから手を付けたらいいかわからない!?
自分でできるの?
そもそも、床をリフォームするなんて、業者に頼まないと無理なんじゃ…と思われるかもしれませんが、意外とそんなこともないものです。
「そもそも、リフォームの定義って、何?」ということですが、国語辞典をひいてみると、「作り直すこと。特に洋服の仕立て直しや、住宅の改築・模様替え。」とあります。つまり、そんな大掛かりなことばかりだけではなく、古くなってしまった絨毯から、カーペットに変えてみるといった部屋の模様替えをするだけでも、十分に立派なdiyといえるのです。
アイデアをもらう
でも、自分だけで考えるのは…って方もいらっしゃいますよね?
もし自分で床をリフォームしてみようと考えるのであれば、まずは自分がその空間をどのようにしたいかを考えてみましょう。ホームセンターなどに行ってみて、自分だけでなく、お店の人の意見を聞いてみるのもいいかもしれません。
早速始めてみよう!
自分の考えも決まったところで、材料を調達しに出かけましょう!近所のホームセンターでも、十分に材料はそろいます。とりあえずは行動に限ります。自分で部屋をリフォームすると考えるとなんだかワクワクしてきませんか?
これ以降、タイプ別にお話していこうと思いますので、ご自分の目的のところに進んで頂けると助かります。
具体的には、シート状のものと、パネル状のもの、それから、カーペット状のものに分けてお話していきます。
自分で床を機能的に!
クッションフロアを使おう
クッションフロアというのは、簡単に言うと、厚さが2㎜程度(規格により異なります)のシート状の床材です。見出しにもある通り、水回りに強く、防音性にも優れています。また、張替えも簡単で、自分でやってみるのが初めて!という方にもおすすめです。
利用例
インターネットで調べてみると、フローリングの汚れ防止以外にも床のマットを絨毯からクッションフロアに!といった例もあるようです。
種類も豊富
模様も、フローリングのような木目調を中心として様々な種類があり、模様替えにはもってこいのリフォーム素材といえるでしょう。
気になるリフォーム費用は?
気になるお値段ですが、近所のホームセンターでは、住宅用90センチ幅のものが1000円弱/mのカッティング形式で販売されていました。土足対応となると少々お高くなるようですが、それでも2000円前後/m(インターネット調べ)といったところで、ひじょうにリーズナブルな素材といえるでしょう。
クッションフロアの施行方法
施行方法もとても簡単で、自分の部屋の寸法にあうように余裕を持たせてカッティングしたあと、専用の両面テープ、あるいはボンドで張り付け、さいごに隅などの余った部分をカッターなどで丁寧にカッティングすれば完成です。
また、多くの店舗では、10㎝単位などでのカッティング販売になっているので、無駄も出にくい工法といえます。
非常に簡単で、初めてでも安心して挑戦できるものといえるのではないでしょうか。
自分で汚れにくい床に!
フロアタイルでdiy・リフォーム
こちらも非常に施行が簡単なリフォーム素材です。パネルシート状のタイルを専用のボンドで床(フローリング)に貼っていくだけで施行できるうえ、種類も多く、魅力的なリフォーム素材といえるでしょう。素材も塩化ビニルという柔らかい素材のため、カッターなどで容易にカッティングができます。汚れに強いのも素晴らしいポイントです。こちらも、クッションフロアと同じく絨毯からの張替えにもお勧めです。初めての方にもお勧めの素材です。
気になるリフォーム費用は?
気になるお値段も、形状等いろいろあるので一概には言えませんが、正方形のパネルシート状のものが一枚当たり100円程度から購入でき、1m四方を施行するとしても、クッションフロアと同等の値段で十分に施行できます。また、大きな面積を施行するのであれば、パネルシートを箱買いをするのもお勧めです。多くがパネルシート1ダース程度のセットになっており、バラで買うよりも安く抑えることができます。
フローリングをもう一段!
自分で床を重ね張り⁈
既存のフローリングをリニューアルするために、フローリングを張替えるのではなく上から新しいフローリングを重ね張りする方法もあります。こちらの施行方法としては、従来はカッティングに電動丸のこ等の工具が必要なことが多く、少々大掛かりな工事になってしまうのが難点でしたが、最近ではdiy用にカッター等でカッティングできるフローリング素材も多く、大掛かりな工事は避けやすくなってきています。
床のリフォーム費用は?
インターネットで調べてみると、一口にフローリングといっても用途によってさまざまな種類があるのがわかります。防音用であったり、デザイン性の高いものであったりと商品の多さは魅力的ですが、パネルのケース販売で5000円程度からと、材料費は若干高くなってしまうようです。
どんな人におすすめ?
このフローリングですが先ほど紹介したクッションフロアやクッションシートといったシート状ものと比べると、フローリングは手間もかかってしまいますし、張替えも容易とは言えません。その分、仕上がりを追求できるこの工法は、時間に余裕のあるかたや、工作が好きな方にお勧めといえるでしょう。
また、絨毯からの張替えにも使われている工法です。
自分で部屋を和室風に!
diyで和室?!
少し話の雰囲気が変わります。ここで取り上げるテーマはズバリ「和室へのリニューアル」です。近年では、マンションなどの集合住宅などでは、和室がなかったり、あっても狭かったりと、日本古来の「和室」からはかけ離れています。でも、和室が欲しいと思われる方も多いのではないでしょうか?
置き畳を使おう!
そんな時にお勧めなのが「置き畳」です。多くが半畳分の大きさの正方形でできており、それらを組み合わせることで「和室」が手軽に作れるというものです。さすがに、本格的な和室には及びませんが、それでも、癒しの空間になること間違いなしです。大掛かりな工事も必要なく、組み合わせて並べるだけで和室が完成します。
自分好みの部屋に
ここまで和室、和室と連呼してきましたが、近年ではいわゆる「畳」の常識からは想像もできない、スタイリッシュな畳も登場しており、模様替えにも大活躍してくれます。この置き畳、和室だけでなく洋室にも利用できるので、お部屋のマット・絨毯から畳に替えるといった模様替えにも使えます。
床を超簡単リフォーム!
もちろん、張替えも簡単!床において、ジョイントパーツで固定するだけで完成します。
模様替えもしやすく、新たな畳のスタンダードといっても過言ではないでしょう。
床のリフォーム費用は?
気になるお値段もホームセンターでは1000円程度から販売されており、お手軽なリニューアル資材といえるでしょう。
自分で床をすっきりリフォーム!
自分で床をかさ上げ⁈
単刀直入に言うと、OAフロアという、パネル状のパーツを組み合わせ部屋を「かさ上げ」することによって、配線を床下に回してしまうことによって、お部屋をすっきりと見せてしまおうというものです。
もはやdiyじゃない…:interrobang:
このOAフロア、これ単体では床としては利用しにくいので、前述の、クッションフロアであったり、クッションシート、あるいはタイルマットなどと組み合わせて使うことになります。やや大掛かりな作業になりはしますが、お部屋をすっきり見せたいという方にはお勧めの工法と言えるでしょう。
床のリフォーム費用は?
気になるお値段ですが、タイルマットのような正方形のパネル状のものが1個当たり数百円から販売されており、驚くほどではないものの、リーズナブルなお値段といえるのではないでしょうか。
コルクを使ってリフォーム!
diy以上の効果⁈
実はひそかに素晴らしい特徴をいくつも持っているコルクですが、期待通り床のリフォームにおいても素晴らしい効果を発揮します。衝撃を吸収してくれたり、温度・湿度を保ってくれたり、さらにはカッティングも容易といいとこずくめなのです。例えば、絨毯ですとどうしてもアレルギーの原因になりやすいですが、お部屋のマットを絨毯からコルクマットに交換すればそのような心配も少なくなるでしょう。
コルクマットのお値段は!?
このコルクマット、品ぞろえも多く、パネルシート状/タイルマット状やシート状のコルクマットのほかに、フローリング状のコルクマットまで存在しているのですから驚きです。お値段のほうもパネルシート状/タイルマット状の正方形のものが1枚100円程度から販売されており、非常にリーズナブルです。迷ったらコルクマット!というのもありではないでしょうか。
ラグカーペットでdiy!
自分でも簡単!
お部屋の模様替えも十分すぎるdiyというお話を最初にさせていただきましたが、やはり、お部屋の模様替えといえばこれ、ラグカーペットです。形状、お値段、デザインとも豊富で、敷くだけでお部屋のイメチェンができる手軽さは素晴らしいものがあります。これなら、張替えの手間もほぼかかりません。その分diyとしては物足りないですがお手軽です。
絨毯からの買い替えに
アレルギーの原因になりやすい絨毯から機能性ラグカーペットにするのもお勧めです。
種類も豊富!
お手軽に和室気分を味わえるい草ラグ、防音対策ラグカーペット、さらには花粉症対策をしてくれる機能性ラグカーペットまで数多くの種類が販売されています。
タイルカーペットでリフォーム!
お手軽なdiy
こちらも施行方法がお手軽なタイルカーペット。フロアタイルと似ていますが、素材が異なります。基本的には正方形のパネルシート状のタイルカーペットを専用のボンドで張り付けていくのですが、中には、吸着加工が施され、一切加工が不要なものもあります。カッティングが容易な素材なのでお部屋の形に合わせるのも簡単です。多くの柄があるので、自分で選んで組み合わせ、世界に一つだけのデザインのお部屋にすることができます。サイズは40㎝四方か、50㎝四方のものが多く、パネルシート一枚当たり200円程度から購入できます。
模様替えも簡単!
このタイルカーペット最大の魅力は、張替えが簡単なことです。ボンドで張り付けた後も、汚れた場合は、そこだけを取り外して張替えできますし、吸着加工のものなら、洗って再利用できます。
このタイルカーペットは、張替えが簡単なので、万が一飽きてしまっても、すぐ模様替えができます。絨毯からの張替えやファミリーの初めてのdiyにもおすすめですよ。
住宅の床にもパンチカーペット
異色のdiy素材:interrobang:
パンチカーペットってそもそも何?ということですが、イメージとしては、屋外のイベントなどで用いられる色付きのカーペットのことです。つまり、本来はイベント用なのですが、最近では住宅用に利用できる商品も登場してきています。
地味にすごい!
また、元がイベント用とあって、防炎、抗菌、遮音、制電など、さまざまな機能が付加された商品も多数販売されています。例えば住宅のマットを絨毯からパンチカーペットに張替えるといった使い方もできるでしょう。
自分で工夫しよう!
施行方法も両面テープなどで張り付ける、余った端の部分をカッティングするだけと非常に簡単ですし、比較的質感の似ているタイルカーペットのようにデザイン性を追求するのは難しいですが、ひと工夫すれば模様替えに活かすことは可能です。十分絨毯からの買い替えにも使えるでしょう。多くの面積をdiyすることに適した商品といえます。
diy費用は?
このパンチカーペット、なんといってもその魅力は安さです。ホームセンターでは必要な分だけカッティングして販売してくれることが多いので、必要な分だけ、無駄なく購入できます。必要な量が多いのであれば、30m巻き等のものをインターネット通販などで購入し、自分でカッティングして使う方法もあります。
その他のdiy素材
床を彩るマット類
例えばキッチンマットや玄関マット、階段マットといったマット類も、床用のリフォーム素材の一種といえます。例えば玄関のマットを絨毯から張替えたり、配置を変えたりといったいわゆる「模様替え」も立派なdiyです。
これらマット類と、先ほどまでご紹介してきた、タイルカーペットやクッションフロア、クッションシートといったものを組み合わせてみても面白いでしょう。
自分で素材を発掘⁈
正直なところ、自分自身の工夫次第で身近にあるどんな素材でも模様替えに活かせますから、立派なリフォーム素材、diy素材になりえます。お店に行けば、「これも使えるかも」と思うこともあるでしょう。インターネット通販も便利ですが、せっかくのdiyですから、私自身はお店に行ってみることをお勧めします。もしかしたら、意外な発見があるかもしれません。
diyの基本は自分で!
リフォームのアイデア
例えば自分のスマホやパソコンでdiyと調べてみると、非常に多くのサイトが出てくるかと思います。そういったサイトを見ながら、「模様替えするならこんな部屋にしたい」「これいいな」と考えていると、だんだんとワクワクしてくるはずです。
自分で。ということ
ここまで長々とお話しさせていただきましたが、あくまでもdiyの醍醐味は、「自分で」というところにあります。自分のアイデアをもとに自分で材料を買いそろえ、実際に完成した時の達成感は何物にも代えがたいものがあります。
終わりに
ここでお話しさせていただいたことはあくまで参考程度にとどめていただき、ぜひとも読者様自身でじっくりとプランを練り、実践していただくことをお勧めします。
その過程において、この記事が、少しでも読者様のお役に立てれば幸いです。