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9月19日の誕生花!ユーチャリスの花言葉は?その特徴や開花時期もご紹介

アンデス山脈を原産地とするユーチャリス、9月19日の誕生花であり、別名アマゾンリリーと呼ばれる、白くてユリにも似た花の特徴や花言葉、育て方、花言葉がもたらすイメージにぴったりの、ウェディングブーケやヘッドピースとしても人気のユーチャリスをご紹介致します。
2020年10月3日
AYUMI.T
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目次

ユーチャリスとは

ユーチャリス/はじめに

ユーチャリスという花はあまり町の花屋さんなどにはおかれることが少ない花で、なかなか一般的には聞き慣れない名前の花です。しかし、ご自宅に観葉植物としてお花を飾るのが好きな方や、趣味でガーデニングをされている方、そして、ウェディングの業界や結婚式を挙げられる方には、日常聞き慣れた名前のお花です。そのユーチャリスの名前の意味や由来、そして、その特徴からつけられた別名についてご紹介していきます。

ユーチャリスの名前の由来・意味

ユーチャリスは、ヒガンバナ科ユーチャリス属の花です。「Eucharis(ユーチャリス)」という名前は、ギリシャ語の「eu=よい」という意味と「charis=引き付ける)」という意味を持つ言葉からできた名前で、「目をひくもの」「目を惹くほど美しいも」という意味の名前が、ユーチャリスそのものの美しい姿から付けられたといわれています。ユーチャリスのように、古代ギリシャ神話やギリシャ語の意味が由来となる花はたくさんあります。

ユーチャリスの別名

ユーチャリスという言葉が聞きなれない方には、「アマゾンユリ」や「アマゾンリリー」「ギボウシユリ」といった別名であれば、聞いたことがあるという人も少なくはないでしょうか。このユーチャリスの別名は、ユーチャリスの見た目の特徴や、ユーチャリスの原産地であるアンデス山脈、アマゾン川源流を由来としているといわれています。しかし、注意したいのはユーチャリス自体は、ユリではないということです。

ユーチャリス

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3106324

ユーチャリスの特徴

ユーチャリスは、全体的に白、緑、黄色の3色からなるシンプルでかつ優しい印象を持つ花で、濃い緑色で光沢のあるしっかりとした硬さの葉っぱから、まっすぐに伸びた1本の茎の先に大きな白い花を2~4つ付けます。ユリのように花の中心から6枚ほどの花びらが、下向きに広がるように垂れ下がっていて、水仙のように花びらの中心部に筒状の黄色い小さな花びらを持っているため、別名にユリ(リリー)という名前やギボウシという名前がついています。

Photo byleoleobobeo

真っ白で存在感のある花びらと、その中に、彩を添えるような黄色い小さな花びら、そして濃い緑色の葉っぱの3色のコントラストがとても美しく、かつ上品な印象が大変人気で、フラワーアレンジメントや花束、ブーケ、贈り物、そしてご自宅の観葉植物としても利用される方が多くいらっしゃいます。

Photo by kanonn

ユーチャリスの原産地

ユーチャリスの原産地とその特徴


ユーチャリスの原産地は、中央アメリカの南端から、南アメリカの西側にかけて広がるアンデス山脈地方、とくにコロンビア周辺や、ブラジル北部から、コロンビア南部、エクアドルへと流れる世界最大の川、アマゾン川の源流地域が原産ともいわれています。

ユーチャリスの原産地の気候・特徴

アンデス山脈は、南北に長く延びる山脈であるため、その場所によって、気候の特徴や自生する植物などが異なる場所としても知られています。ユーチャリスの原産地といわれる、コロンビア周辺、北部アンデスと呼ばれる地域一帯は、赤道に近い場所にあるため、比較的温暖で、年間の温度差があまりありません。また、年間を通して雨が多く、湿度が高い場所でもあります。

出典: https://unsplash.com/photos/kZyWQj4JKq8

山に咲く花(※写真はイメージです)

ユーチャリスの原産地の特徴から学ぶ育て方

ユーチャリスの育て方①ーユーチャリスは球根植物

ユーチャリスの種は、皆さんがよく知るチューリップやスイセン、ユリ、ヒヤシンスなどと同じ球根植物です。私の一番古い過去の記憶では、幼少期に保育園での学びの活動として、ヒヤシンスを植えたのを覚えています。球根植物は、ガーデニング初心者の方や、子供たちの学習の機会など、どなたにでも、簡単に始められるのが良さともいえます。

ユーチャリスの育て方②-品種

ユーチャリスの品種は、原産地であるアンデス山脈のコロンビアやエクアドル周辺で、全部で約16種類ほどの品種が発見されていると言われているのですが、その中でも、主に日本で栽培されている品種が「グランディフローラ」という品種となります。「グランディフローラ」とは、「グランディ=大きな」「フローラ=花」という意味で、ユーチャリスのその姿を表しています。

Photo by kanonn

ユーチャリスの育て方③ー適した環境

ユーチャリス グランディフローラは、季節を問わず一年を通して温暖で、かつ寒暖の差がなく、湿度の高い場所で育ってきたため、ご自身で育てる場合には、育てる場所に同じような環境を作ることが必要となります。また、寒さに弱く暑さに強いという特徴もあります。とくに冬の時期にユーチャリスを育てようと思った場合、寒さが防げて、かつ温暖な気候と同じような環境を一定期間保つことができて、湿度も保てるような場所など環境を整えることが重要です。

アンデス山脈付近の街並み

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3368031
アンデス山脈付近の街並み

ユーチャリスの育て方④-環境を整える/場所

この一定の温度と湿度を保てる場所であれば、ご自宅のベランダや、窓際の直射日光が当たらない場所など、屋内外に関わらず、ユーチャリスを育てることができます。温度は、およそ20度~30度の間の温度を一定に保ちます。

ユーチャリスの育て方⑤-環境を整える/湿度


育てる時期の気温に応じて、湿度を調節することもポイントです。鉢植えの土が乾いてきたら十分なお水をあげて、土が乾いた状態のままとなってしまうことを防ぎましょう。水はけのよい肥えた土を用意して、鉢植えの水受けにお水がたまらないようにします。球根植物は、簡単にガーデニングを始められる植物としても人気で、植えっぱなしでも育つものもありますが、ユーチャリスは、出来る限り原産地の環境と同じ環境で、温度・湿度をコンロトールしながら育てていくことが重要です。

Photo bykalcommodore

ベランダの植物(※写真はイメージです)

ユーチャリスの育て方⑥-開花時期

一定の温度や適度な湿度が保たれる環境において育ちやすいユーチャリスの開花時期については、一般的に10月~翌年2月頃と言われています。植える時期は、暑くて湿度の高い真夏の季節よりも前の5月や6月頃、梅雨の季節がよいとされています。しかし、実際に育てたことのある方のお話を聞くと、その開花時期はとても不定期で、いつ頃という情報はあてにならないこともあるそうです。また、育てる環境によってはつぼみから花が咲かない!ということもあるそうです。

ユーチャリスの育て方⑦-入手方法

ユーチャリスの球根やつぼみや花付きの鉢植えなど、町のお花屋さんなどで見かけることは少なく、球根に関しては、オンラインショッピングで販売されていることが多いです。つぼみや花付きの鉢植えなどは、とくに開花ラッシュの時期など季節によって手に入れやすい季節と、手に入り難い季節もあります。欲しいなと思った時や、花束としての贈り物、大切な機会には、すぐにオンラインショップなどで探して、早めに問い合わせをしたほうが良さそうです。

ユーチャリスの誕生花と花言葉

ユーチャリス 9月19日の誕生花

ユーチャリスは、9月19日の誕生花です。誕生花とは、ギリシャ神話の時代に由来するもので、日常のあらゆる物や事柄はすべて神と関係している、とくに、花や草木の一つ一つには神が宿り、神からのメッセージとしてそこに存在するとされていたため、それぞれの花や草木と誕生した日を結び付けたものが誕生花といわれています。誕生花の設定にはさまざまな由来があるため、ユーチャリスは9月19日以外にも11月2日、1月26日など複数の日にちの誕生花となります。

ユーチャリスの花言葉

大きく真っ白な花をつけるユーチャリス、ギリシャ語で『よく目を引くもの』という意味の花の名前にぴったりのユーチャリスの花言葉は、『清々しい日々』、『純粋な愛情』、『清らかな心』、『気品』といったように、ユーチャリスの見た目だけではなく、爽やかでふわっと香るその匂いをも表す花言葉を持っています。この花言葉も、ユーチャリスが人気となる理由でもあります。

ユーチャリスの花言葉から連想されるもの

大きくしっかりとした葉っぱ(土台)から、スッとまっすぐ上に伸びる茎、その先に純白の大きな花が首を垂れる姿は、しなやかで気品のある婦人のようにもみえるでしょう。白と緑のコントラスト、そのシンプルな美しさが、清らかな心、清々しい日々の現れにも感じます。そして、純白といえば、ウェディングドレス、そして、結婚するお二人は純愛で結ばれているといったことから、ユーチャリスは、ウェディングのシーンにもよく登場するお花として人気があります。

Photo bybetsisman

ユーチャリスの花言葉は結婚するカップルにぴったり

ユーチャリスで作られるブライダルブーケ


ユーチャリスは、その見た目の美しさや、ユーチャリスが持つ花言葉から、ウェディングのシーンによく登場するお花です。ユーチャリスは近年、新婦が持つブライダルブーケやブライダルヘッドピース、新郎のブートニア、コサージュなどに利用されます。日本では、芸能人や著名人の結婚式などにも、このユーチャリスのブーケやコサージュ、花束などが大変人気で、比較的、他のお花を使用する場合よりもお値段もかかるといった憧れのブライダルフラワーでもあるのです。

Photo byEngin_Akyurt

ユーチャリスの花言葉とブライダルブーケの由来

ブライダルブーケは、フランス語で『花束』を意味し、中世ヨーロッパでは、男性が、愛する女性のために、綺麗な花を集めて花束にしたものをプロポーズの際に捧げたものが、現在のブライダルブーケと言われています。このブライダルブーケの成り立ちに由来するように、純愛が込められた、このブーケにユーチャリスが使用されるということは、ユーチャリス自身が持つ花言葉とぴったりなことがわかります。

ユーチャリスの花束におすすめの花

ユーチャリス自身が、大きくて純白で存在感のあるお花として、花束やブーケなどに利用される際に、一緒に使用されるお花としてあげられるのが、大き目のサイズの淡いピンク色のバラや、小さめのサイズの白いバラ、そして淡い紫や青のアジサイや小さなジャスミンの花など、全体的に淡い色のお花との組み合わせがよいそうです。お花だけではなく、綺麗なグリーンとの組み合わせも、ブーケの由来にあるように、新郎が愛する人のために道で摘んできた花束を想像させます。

最後に

ユーチャリスの名前の由来や、特徴、開花時期、花言葉についてご紹介をさせていただきました。純白で大きな花を咲かせ、素敵な花言葉を持つユーチャリスのことを書いていると、お花ではなく、1人の人のことを紹介しているような気分になります。これからユーチャリスを育てたいなと思った方、開花時期は不定期ではあるものの、開花ラッシュの季節もあるそうですので、インターネットでチェックしていただき、その季節を逃さず、ユーチャリスを手に入れてください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Photo by kanonn

ガーデニング・その他のお花が気になる方はこちらをチェック!

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