検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

【連載】大人のツーリングってどんなの?クラブやコミュニティでゆったり!

大人のツーリングってどんなの?ツーリングクラブやバイクコミュニティの募集から大人のツーリングについて考えます。野宿ツーリングは大人のツーリングにふさわしくないという意見もありますが、それって本当?
更新: 2021年1月4日
hosokawa_taka
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

大人のツーリングって?はじめに

貧乏だった学生時代

学生時代の私

私の学生時代は極めて貧乏でした。バイクの事故で傷めた足が原因で遠距離通学が不可能になり、学校の近くにアパートを借りて一人暮らしをしていたためです。クラブ活動にも参加していましたので、長期休暇の間にためたアルバイト代を切り崩す日々。テキスト代が高くて買えず、自筆ノートのみで取得した単位もありました。どうも!暮らし~のでライターをしておりますhosokawa_takaです。

大人はスマートでないとダメ?

おしゃれしたい盛りの学生時代、私はナチュラルにクラッシュしたジーンズとこなれ感満載のトレーナーしか持っていませんでした。カッコよく言い過ぎ!つまりは破れたジーンズとヨレヨレのトレーナー。クラブの先輩から服をもらったり、靴の内側をガムテープで補修したり…。そんな学生時代だったためか、大人になってもお金をかけないで楽しむ習慣が身に染みついてしまったのです。

大人になっても貧乏性が抜けず…

大型バイクでも野宿

大人のカッコいい趣味としてキャンプツーリングを楽しむなら管理された施設を使いたい…キャンプ場選びでそんな情報も見かけますが、「地べたはタダ」を信条に野宿ツーリングをしてきた私っていたい…。そもそも大人のツーリングって何なのでしょう?では本題!ここでは大人のツーリングについて語ります。なお、この記事は2020年9月2日現在の私の心境をもとに作成しますことをご了承ください。

大人のツーリングって?クラブやコミュニティ

ツーリングクラブやバイクコミュニティ

至れり尽くせりのマスツーリング

先日、ツーリングクラブやコミュニティの募集を流し読みしていると、「大人のツーリングクラブ」だとか「大人のバイクコミュニティ」という文言が多いことに気付きました。所属メンバーは20代からシニア世代まで幅広く、大人=年齢ではないことは定かです。貧乏性の私はお金がかかりそう?と思ったのですが、ツーリングの企画ごとに大まかな費用が提示されており、敷居の低さを感じました。

ゆったりペースならついていけそう!


「大人のツーリングクラブ」や「大人のバイクコミュニティ」と聞けば、ゆったりとした和やかなイメージを持ちます。初心者からシニア世代まで気軽に参加できる雰囲気です。バイクに乗るのが下手な私でも、ゆったりペースならついていけそう。おっと私もシニア世代?気持ちは若いつもりなのですが、加齢には勝てません。動体視力が追いつかないのです。ゆったりはおろかヨレヨレです。

シニア世代に近い私も受け入れてくれそう!

Photo byicsilviu

「大人のツーリングクラブ」や「大人のバイクコミュニティ」の募集からは、世話役さんや管理人さんの人柄が推し量れます。読み進んでいくと、バイクが好きな人が集まって和気あいあいと楽しくツーリングをしたい!もめごともなく心地がいいクラブにしたい!そんな世話役さんや管理人さんが多いですね。威厳を誇示したいという世話役さんや管理人さんは少なく、これまでの苦い経験をエネルギーにしている人が多い印象を受けます。

大人のツーリングって?居心地

速くてついていけないクラブ

私もツーリングクラブに参加していた時代がありました。メガスポーツツアラーが集まるクラブで、私のゼファー750RSではついていけない速い速度域だったこと、自分勝手な振る舞いをするメンバーに閉口したこと、参加しなくなったのはこれらが理由。リーダー格のスーパーブラックバードさんは和やかな人でしたし、高校時代の友人も一緒に参加していましたが、XR250に乗り換えるとお誘いの連絡が来なくなりました。

居心地がよさそうなクラブが増えています

すれ違うツーリングクラブを見ていると、気配りが上手な世話役さんは増えてきた印象を受けます。「イエローカットなんて当たり前!」「先行車はパイロン!」そんなクラブは減りました。しかし、ツーリングクラブの募集を見ていると「世話役が相次いで去っていったので追加募集」という募集も見かけます。関係に苦しんだメンバーが残っているので雑な扱いを受けないかもと思う反面、世話役さんが去った原因を勘ぐりしてしまいます。

女性の居心地もよさそう!

技量が足りずについていけなかったゲロツー。でもいい人ばかりでした。

「大人のツーリングクラブ」や「大人のバイクコミュニティ」には女性メンバーを歓迎する風潮があります。メンバーに女性ライダーがいれば他のメンバーへの気遣いを意識できたり、速度域がゆっくりになったりするからかもです。バイク初心者でも参加しやすい環境が整っている印象を受けますし、ツーリングの幅も広がりそう。しかし、出会いを目的に女性メンバーがいるツーリングクラブへ参加するのはトラブルの原因になりそうです。

大人のツーリングって?定義


苦い経験がもとになっているのでは?

男性から女性まで、初心者からシニア世代まで、技量や体力の公約数を見いだして居心地がいいクラブやコミュニティを運営している世話役さんや管理人さんに敬意を表したいですね。世話役さんや管理人さんには苦い経験もあるはず。そうしていきついたのは大人のツーリングクラブやバイクコミュニティ。愚痴、悪口、不平や不満、そんな形で自己表現するバイク乗りに悩まされたこともあったでしょう。

大切だからつながりたい!

メンバーそれぞれに気持ちがいい速度域があってもクラブのペースに合わせ、トラブルの種があってもゆったりとした居心地の良さを維持できている、そんなツーリングクラブやバイクコミュニティには大人のバイク乗りが集まっていると考えられます。個々の思いは二の次にして、絶妙な関係バランスを理性で保てるのが大人かもです。年齢や経験には関係がなく、バイク乗りとしての成熟度が求められています。

大人の定義

「大人のツーリングクラブ」や「大人のバイクコミュニティ」の募集を見ると、それぞれに自己をコントロールしてよりよい関係を築く…誰かに合わすことで目減りした満足感はメンバーと楽しさを共有することで補う…おぼろげながら「大人」の定義が見え隠れしています。おや?これってツーリングクラブやバイクコミュニティ以外にも当てはまることではないでしょうか?

大人のツーリングって?ソロではどう?

自己のコントロールや周囲への配慮はソロツーリングでも重視すべきポイントです。いや、ツーリングクラブではベテランのバイク乗りさんが忠告してくれますので、ソロツーリングではさらに強く意識しなければなりません。ソロツーリングは頼れる人がそばにいないので、すべての責任は自分にかかってきます。大人のツーリングを学ぶには、ソロツーリングよりもマスツーリングのほうが近道でしょう。

ソロツーリングはよりシビア

回り道にはなるものの、ソロツーリングは経験をもとに学べるのでノウハウが身に付きやすいですね。私もたくさんの失敗をしてきました。幸いにも大ごとに至っていないのですが、今から考えると背筋が凍るような経験もあります。夜になってからひと気のない公衆トイレを見つけて野宿をすると墓地の駐車場だったとか…今日は燃費走行ができているなと思ったら燃料コックがリザーブになっていてガス欠寸前だったとか…。

シニア世代になってからの失敗

Photo bypasja1000

シニア世代になってからの失敗は人に知られたくないものです。それもあってか、ネットでツーリングのノウハウを得ようと調べる人も多いでしょう。しかし、失敗を恐れて一歩前に出られないことのほうが失敗なのではないでしょうか?スマートなのが大人?すべてを知り尽くしているから大人?いえいえ、大人の定義は自己のコントロールと周囲との調和です。それさえクリアしていれば、大人も思い存分失敗しましょう。

大人のツーリングって?まとめ

体裁って必要?

若気の至り!ブルーシート泊

カッコいい大人の趣味に必要なのは体裁ではありません。コーナリングのコツは?半日近所のワインディングロードを走り込めば身に付きます。キャンプツーリングのコツは?テントとシュラフとマットをバイクに積んでキャンプ場で1泊すればおぼろげに見えます。少し乱暴かもですがそれが事実。大人になると新しい経験を積む機会は少なくなりますので、暗中模索でチャレンジしたほうが楽しいのです。

義務と責任!自由と権利

大人になってからバイクに乗り始めると体裁を取り繕おうという意識が働き、情報を集めるほどツーリングが難易度の高い趣味に思えてきます。しかし、大人のツーリングに必要なのは自己のコントロールと周囲との調和。手堅くルートをたどるのもありですが、少し冒険したほうがツーリングは楽しくなります。交通ルールやマナーは?大人であろうが子どもであろうが、守れなければ免許を持つ資格がありません。

ツーリングが気になる人はこちらをチェック!

ツーリングについて私の心境を語ったこれまでの記事もチェックしてください。ツーリングは免許とバイクさえあれば完成形で始められる手軽な趣味です。難しいことは横に置き、とりあえずどこかへ行きませんか?始めやすいぶん、続けにくいのもツーリングの特徴。あなたに合ったスタイルを見いだし、変化を少しずつ加えることでツーリングは楽しくなります。大切なのは「バイクが好き!」という気持ちだけで十分です。