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スキービンディングの調整方法!初心者でも自分でできるやり方や解放値とは?

スキーのビンディングを調整したことはありますか?基本はプロにお願いするものですが、正しく行えば自分でも調整は可能です。この記事ではスキービンディングの調整方法や、解放値などの基本について初心者にも分かりやすく説明していますので、参考にしてみてください。
更新: 2022年3月16日
choco

スキーのビンディング調整は自分でできる?

Photo bytookapic

ブーツを新しく替えたときなどは、スキー板のビンディング調整が必要です。ショップでプロに頼む方も多いと思いますが、自分でも調整は可能。特に子どもは身長・体重の変化が大きかったり、ブーツサイズも2年おき位に変わるので、自分で調整できると便利ですね。

この記事ではビンディング調整初心者のための基本的なやり方や、気をつけたいポイントなどを紹介していますので、参考にしてみてください。

ビンディングは安全を担う役割も持っている


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ビンディングはブーツをスキー板に固定するだけでなく、無理な負荷がかかったときに逆にブーツを開放する役割も持っています。つま先側のビンディング(トゥピース)はブーツを左右の方向に、ヒール側(ヒールピース)は上方向に外す機能です。

この開放により、転倒でスキーごと足がねじれたり曲がったりして起こる骨折や靱帯損傷といったケガを防ぎます。開放機能を適切に発揮するためにもビンディングの調整は重要なのです。

スキービンディング調整の基礎知識

Photo bylil_foot_

スキーのビンディング調整とは「解放値」と「前圧」を調整するということです。ビンディングは開放値と前圧の両方が適切に調整されている必要があります。そうでないと危険な転倒時にブーツがスキーから開放されなかったり、逆に予期せぬ場面で開放されたりして、ケガや事故につながる可能性があるので注意が必要です。


解放値とは

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解放値とはブーツのビンディングからの外れやすさのことで、値が高いほど外れにくくなります。スキーヤーの身長・体重、ブーツのソール長から算出した基本値を、年齢やスキーレベルにより補正したものが、パフォーマンスや安全面において適切な解放値です。

基本解放値は身長が高いほど、また体重が重いほど高くなります。基本値より10歳未満や50歳以上は低めに、スキーレベルが上になるほど高めにといった補正も必要です。

前圧とは

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前圧とはビンディングがブーツを前後に挟んで固定する力のことです。ビンディングの幅がブーツのソール長に合っていれば一応ブーツは固定されますが、前圧の調整ができていないと解放値が適切でもビンディング調整は十分とは言えません。

前圧は解放値のように数値を算出するものではなく、ビンディング本体に適正範囲として付いている目盛りなどを参考に調整します(やり方は後述)。

スキーのビンディングを調整してみよう

出典:ライター撮影

スキーのビンディング調整手順と方法を確認していきましょう。ビンディングのメーカーによって、調整のために動かす部分の位置などが多少異なるので確認しながら行ってください。ここではよくある形状のビンディングについて説明していきます。

①ビンディングの幅を調整する

出典:ライター撮影

ブーツサイズが変わったときはビンディングの幅を調整するために、まずブーツの側面などに記載されているソール長を確認します。ソール長とは足のサイズではなく、ブーツ本体の底面の長さのことです。

ビンディングをこのソール長に合わせて前後に動かし、ブーツがしっかりとステップインする幅に調整します。

スライドして調整するタイプが多い

出典:ライター撮影

多くのビンディングはトゥピースとヒールピースがスライドするタイプです。トゥおよびヒールピースに付いているロックを解除することで前後に動かして幅を調整できます。ビンディングによりロックの形状が異なるので、やや分かりづらい場合もあるかもしれません。

ビンディングに目盛りが記されているので、ブーツのソール長に対応する位置までスライドすればOKです。このときトゥおよびヒール両方のピースを同じ値に合わせます。

②ビンディングの前圧を調整する

出典:ライター撮影

前圧調整はブーツをステップインした状態で行います。多くはヒールピースに前圧の強さを示すインジケーターがあり、その適正範囲内に収まるようにネジを閉める(または緩める)といったやり方です。

画像のケースでは、ヒールピースに記されたvマークが下にある3本の白ラインの範囲から外れているので、ライン内に収まるように調整が必要となります。

全圧調整がうまくいかないときは

前圧調整時はブーツを手でステップインすることが多いと思いますが、調整ネジを回しても適正範囲に収まらないことがあるかも知れません。そのような時は通常のようにブーツを履き、足で体重をかけてステップインしてみると改善する場合があるので試してみてください。

③ビンディングの解放値を調整する

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前述したビンディングの解放値は、スキーヤーの体重・身長・ブーツソール長に合わせて解放値表を見ていくことで分かります。スキーの競技内容により当てはまらない場合もありますが、ここで紹介するのは一般的な解放値に沿った調整方法です。

自分に適した解放値を確認する

    ブーツソール長(mm)
体重(kg) 身長(cm) 251~270 271~290 291~310 311~330 331~350 ≧351
42~48 ≦148 3.50 3.00 3.00 2.75 2.50  
49~57 149~157 4.50 4.00 3.50 3.50 3.00  
58~66 158~166 5.50 5.00 4.50 4.00 3.50  
67~78 167~178 6.50 6.00 5.50 5.00 4.50 4.00
79~94 179~194 7.50 7.00 6.50 6.00 5.50 5.00

解放値設定表の一部です。前述の通り、解放値はスキーヤーの体格やスキーレベルから算出した値となります。身長と体重が同じ行にならない場合は、上の行にあたる解放値を適用してください。

この解放値はスキーレベル「初心者~初級」に合わせた設定です。中級者は該当する値より1行下、上級者は2行下の解放値に設定するのが目安となります。

設定した解放値に合わせて調整する

出典:ライター撮影

トゥピース、ヒールピースのそれぞれにある、窓付きの目盛りが解放値を示す部分です。一般的なビンディングは、解放値を示す目盛り近くにあるネジを回して調整するやり方です。このとき、トゥおよびヒールピースが同じ解放値になるように調整しましょう。両者の解放値が異なるとスキーの誤解放の原因にもなり危険です。

④実際に滑ってから微調整

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ブーツサイズに会わせたビンディングの幅や前圧・解放値が適切に調整できていても、実際に滑ってみるとしっくりこない場合もあると思います。例えば不必要にスキーが外れる頻度が高い場合は解放値を少し高くするなど、微調整をしてみてください。

ビンディング調整には専用工具がおすすめ

スキーのビンディングにはポジドライブという種類のネジが使われていることが多いです。ポジドライブネジは普通のプラスドライバーでも回りますが、繰り返す内にネジの溝を潰してしまいます。

そこでおすすめなのが専用のポジドライバー。ポジドライブネジはスキーやスノーボードのビンディングの他、家具などにも使われていることがあります。値段も普通のドライバーと変わりませんし、一つ持っておくと何かと便利です。

テレマークの携帯ツールとして必要最低限のビットが有って便利です、Black Diamondってロゴとカラーリングが何よりも惹かれます。

ラチェットタイプのドライバー。ポジ規格を含む5種類のビットが付いています。コンパクトなハンディーサイズなので、スキーの際にポケットに入れて持ち歩くという方も多いです。ブラックダイヤモンドらしいデザインとリーズナブルな価格も高評価となっています。

ヘッドスキーのビンディング調整を動画で確認

百聞は一見にしかずということで、実際にスキーのビンディングを調整している動画をご紹介します。この動画ではスキー板はヘッド、ビンディングはチロリアです。ヘッドのスキー板とチロリアのビンディングがセットの製品は少なくないので、使用したことがある方も多いのではないでしょうか。

動画のヘッドスキーのビンディングは、レバーを引くことでロックを解除しトゥまたはヒールピースを動かします。ヘッドに関わらず、形や位置は多少異なりますがレバーで可動になるタイプのビンディングは多いです。ヘッドのようなビンディングは工具がなくても幅の調整ができるので、セルフ調整派に高評価となっています。

思うようにできないときはショップへ依頼

Photo bypasja1000

自分でもビンディング調整は可能ですが、メーカーやスキーの種類によりビンディングの仕様はさまざま。やり方がよく分からないことや、間違っていないかと不安なこともあります。そのようなときは、無理せずスポーツショップなどのプロに調整を依頼しましょう。

自分でビンディング調整するということは、万が一ケガや事故が起きてもあくまで自己責任です。安心安全にスキーを楽しむためにも慎重を期すことをおすすめします。

スキーやブーツの購入時は調整料金がお得

スポーツショップなどでのスキービンディング調整料金の相場は3,000円程度です。ですが、スキーやブーツを購入したショップで依頼するとサービスで調整してくれることがほとんど。過去に購入したものでも、割引料金で再調整してくれる場合もあるので要確認です。

調整初心者ではなく自分で問題無くできるという方でも、プロと相談しながら調整するよい機会ですので、お得な時だけでも依頼してみてはいかがでしょうか。

S-B-B認定整備技術者とは

日本スキー産業振興協会主催のセミナーを受講し、S(スキー)-B(ビンディング)-B(ブーツ)システムの整備スキルがあると認定された技術者のことです。毎年セミナーを受けて認定更新する必要があるので、有効な認定証は最新の整備技術を持っている証でもあります。

S-B-B認定整備技術者のステッカーが表示されているショップ等は、多種多様化した今日のスキーギアにも対応できるプロがいるので安心です。

ビンディング調整おすすめショップ2選

スキーのビンディング調整をプロに依頼するなら、スキーに詳しい専門店がおすすめ。ビンディング調整だけでなく、スキー板・ブーツなどの道具選びやチューンナップなど、さまざまなことを相談したいショップを2店ご紹介します。

これらのショップではSNSで店舗情報やスキーに役立つ情報が配信されています。各ショップのホームページからリンクしているので、そちらもチェックしてみてください。

オオイワスポーツ

東京神田で半世紀以上スポーツショップを営むオオイワスポーツは、スキーやスポーツシューズなどの専門店。スタッフ全員が試乗したこだわりのスキー板や、個人の足の形やサイズに最適なブーツ選びのサポートなど、スキー初心者から上級者までおすすめしたいショップです。

この界隈でも有名な老舗プロshop店で、 ブーツを買うなら絶対にコチラの店です!! 知識、技術、サービス、接客、どれも良いです。

オオイワスポーツでしっかり足にフィットするブーツを選んでもらい、長年の悩みから解放されたという方が多いです。スキーのチューンナップやメンテナンスにも定評があります。長く通っているお客も多い、信頼できるプロのショップです。

オオイワスポーツ

  • 住所
    〒101-0052
    東京都千代田区神田小川町 2-2 サンブリヂ小川町ビル 1F
  • 公式サイトURL
    https://www.oiwa-sports.jp/
  • 電話番号
    03-3294-3474
  • アクセス
    JRお茶の水駅より徒歩7分
  • 駐車場
    なし
    近隣駐車場利用
  • 営業時間
    平日: 10:30〜20:00 、土日祝: 10:30〜19:00

タナベスポーツ松屋町本店

タナベスポーツ松屋町本店は大阪市にあるスキー用品専門店です。大人からジュニア、初心者から上級者まで最適なスキー・ブーツ・ウェアなどを豊富なラインナップから選べます。曜日や季節により営業時間が異なるので、訪れる前にホームページで確認することをおすすめします。

スキー用品はほぼ必ずここで購入します。店員さんの知識が豊富で的確なアドバイスを頂けるので安心して買い物が出来ます。

スキー用品の品揃えが関西一と言われるタナベスポーツ松屋町本店。口コミの通り知識豊富な店員さんが多く、用具のメリット・デメリットも教えてもらってよい買い物ができたとの声も見られました。買い物はもちろん、スキーのチューンナップなどでも頼りになるショップです。

タナベスポーツ松屋町本店

  • 住所
    〒540-0017
    大阪府大阪市中央区松屋町住吉5-4
  • 公式サイトURL
    https://www.tanabesports.jp/
  • 電話番号
    06-6763-3901
  • アクセス
    大阪市営地下鉄「松屋町駅」より徒歩 5 分
  • 駐車場
    なし
    周辺駐車場利用(1万円以上購入でサービスあり)
  • 営業時間
    (11~2月)平日 13:00~21:00、土 11:00~21:00、日・祝 11:00~19:00
    3~10月は月により変動
  • 定休日
    毎週火・木曜日(11~3月は火曜日のみ定休)

適切なビンディング調整で安全快適スキーを

Photo bymelanieschamboeck0

ビンディング調整は製品により多少異なるのが難点なので、まずは手持ちのビンディングについてよく確認してみてください。もし調整をプロにおまかせするとしても、基本的なやり方を知っておけばスキー道具のことをより理解できますし、急に自己対応が必要な場面に遭遇しても役立つでしょう。

繰り返しになりますが、スキーのビンディング調整は自己責任になります。決して無理はせず、安全第一でスキーを楽しんでくださいね。

スキー道具や調整に興味がある方はこちらもチェック!

スキーはビンディングを調整するだけでなく、スキー板をチューンナップしたり道具にこだわったりすることからも楽しみが広がります。自分に合った道具を選んだり調整することで、滑りの快適さもぐっと上がりますのでぜひ参考にしてみてください。