自分に合ったスキーブーツ履いてる?
一口にスキーブーツと言っても、さまざまなタイプがあります。自分の足や滑り方にマッチしたスキーブーツを選ぶことで、より快適に、そしてよりスポーティーに滑ることができるのです。しかし、こうした正しい選び方を理解して選んでいる人は意外に少ないかもしれません。
フレックスと呼ばれるスキーブーツの硬さや、ラストと呼ばれる足幅、さらにはインナーの厚みなどを正しくチェックすることで、今まで以上にスキーブーツが選びやすくなり、スキーをより楽しいスポーツにすることができるでしょう。
【基本】スキーブーツの選び方
まずは商品名でチェック
実はスキーブーツの選び方の基準として、メーカーの商品名を目安にするこができるのです。例えば商品名に「110S」と入っていれば、フレックスが110で「スリムラスト」ということになります。また、「100M」なら100のフレックスで「ミディアムラスト」となるのです。
この商品名が選び方の一定に目安になることもありますので、商品名にも注目することをおすすめします。また、スキーブーツの商品名を聞いただけでどのような性能なのかもある程度理解できるようになるでしょう。
フレックスを理解しておく
スキーブーツの選び方で避けては通れないのが、フレックス値です。スキーブーツのフレックスはブーツの硬さを現わしています。硬さということはつまり、そのスキーブーツを曲げたときの弾力性も同時に現わしているということになるでしょう。
このフレックスは初級者や中級者、さらには女性などによって使い心地が大きくかわってくる値なのです。より快適にスキーを楽しみたい場合は、このフレックスは必ずチェックしておくことをおすすめします。
ラスト幅を示すワイズとは
スキーブーツを選んでいるとこのワイズという言葉をよく耳にするようになると思います。ワイズとはラスト幅のことで、スキーブーツ自体の幅を示しているのです。メーカーや、モデルによって差はありますが、基本的にはメーカーは26㎝のブーツを基準に明記されています。
つまり、ラスト幅が98㎜と記載があれば26㎝のスキーブーツのサイズがベースにされているのです。このラスト幅を選ぶ目安は、基本的には自分の足のサイズと比較をしますが、伝達パワーや快適性を基準に選ぶことも重要と言えます。
【初級者向け】スキーブーツの選び方
フレックスは柔らかめを選ぶ
スキーブーツの選び方で、フレックスはとても重要になってきます。初級者の場合、フレックスは70ほどの柔らかめがおすすめです。中級者もそうですが、柔らかいことでバランスを取りやすくなります。
女性の初級者も同じで、パワー重視で滑るのでなければフレックスは柔らかめの選び方をしましょう。ただし、フレックスが柔らかいことでクイックな動きは難しくなります。あくまでも快適に、バランス重視で滑るのであればこうした性能の選び方が基本です。
ワイズは広いのもを選ぶ
初級者から中級者まではワイズは広いモデルの選び方をしましょう。ワイズの幅が広いことで、快適性がかなり増します。また、足元の圧迫感もありませんので、自分の足のポジションか確保できるのです。
ただし、スキーブーツのワイズ幅が広いとパワー伝達は劣ってしまいます。快適性は向上しますが、性能は低下すると言えます。それでも女性や初級者などの場合は快適に、自分がイメージしている通りに滑ることができますので、こうした選び方がおすすめです。
初級者などはとにかくワイドモデルを選ぶ
スキーに慣れていない女性や初級者、中級者などは、とにかくワイドモデルを選んでおけば間違いはないでしょう。ワイドタイプは一日履き続けても足への負担は少ないため、レジャースキーには最適なのです。
快適性を重視したスキーブーツのラスト幅は103mm以上と言えます。このサイズを基準にして実際に履き比べてワイドサイズ重視で選んでください。レディースのスキーブーツにおいてもこうした幅広のモデルはたくさんありますので確認をしてみましょう。
【上級者向け】スキーブーツの選び方
フレックスは100以上
上級者のスキーブーツの選び方は、フレックスは迷うことなく100以上を選択しましょう。レディースの場合は90以上です。100以上のフレックスになると、格段にパワーの伝達力が向上するのがわかります。
こうしたスキーブーツの選び方をすれば、競技にも対応できる性能を実感できるようになるでしょう。また、さらにハイレベルなスキーブーツの選び方をするなら、フレックスは131以上を選んでください。足元は完全に固められますが、パワー伝達はこれ以上ない強さを感じます。
ワイズは必ず幅の狭いモデルを選ぶ
上級者のワイズの選び方は、とにかく幅の狭いモデルを選ぶようにすることが基本です。隙間が少しでもない形状なら、パワー伝達能力がかなりアップします。これは実際にそうした形状のモデルを使ってみることですぐに実感できるほどの違いです。
また、ワイズ幅が狭いことで、滑っているときの角度の調整や方向転換も行いやすくなります。動きがクイックになりますので、競技レベルの性能を求める選び方をするなら、幅が狭いタイプを選びましょう。
ラスト幅は96mmを選ぶ
上級者の場合のラスト幅の選び方は、さまざまなシーンに対応できるよう96mm以上のタイプを選ぶことをおすすめします。96mmから99mm幅のものを選ぶことで、キレのある滑りを行うことができるのです。
スキーボードを少しだけずらして滑るといったようなコントロール性能も増します。当然、長時間の滑りを行うと疲労がたまりやすいラスト幅になりますが、レースなどに出場するならこのくらいの幅が上級者には理想と言えるでしょう。
スキーブーツ選びの注意点
実際に履いて選べば失敗は少ない
スキーブーツの選び方で失敗をしやすいのが、サイズの確認です。価格やブランド、カラーやデザインなどは目視できますが、サイズにおいては実際に履いてみないとわからないことが多いと言えるでしょう。
そのため、スキーブーツの選び方の注意点として、実際に履いてみてどういった履き心地なのかを確かめることも大切です。とくに初心者の場合は、このサイズ感の選び方を間違えやすいので、さまざまなタイプを履いてみて決めることをおすすめします。
初心者は目立つ色を選ぶことも大切
初心者の場合、スキーブーツの選び方として目立つカラーを選ぶことも大切です。雪の色と一帯になってしまうカラーの場合、目立たないため他のスキーヤーに危険を知らせることができない場合があります。
目立つ色であれば、周りに存在を周知しやすいため本人も周りにスキーヤーも安心感があるのです。初心者の場合はどうしてもトレンドのデザインやカラーを選んでしまいがちですが、こうした観点の選び方も重視するようにしてください。
まとめ
正しいスキーブーツの選び方をすることで、もっとスキーが楽しく、そして安全に行えようになります。フレックスのサイズの選び方やワイズ幅など、スキーブーツの選び方は細かい部分に気を使って選ぶ必要があるのです。
とくに、初心者の場合は価格も含めてじっくりと検討をして選ぶことが重要と言えます。できる限り実際に履いてみてスキーがしやすいかどうかをチェックして決めるようにしてください。
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