はじめに
そもそもクロスバイクって?
初心者の方はロードバイクやクロスバイクの違いっていったい何なのか疑問に思うかもしれません。ロードバイクは速く走る事に特化した自転車で、クロスバイクは普段使いで街乗りなどを気軽に楽しむことを重視した自転車になります。ロードバイクは一般的にドロップハンドルといって、スピードを出しやすくするために前傾姿勢をとりやすいハンドルが付いています。クロスバイクはフラットバーハンドルという真っ直ぐで操作性の簡単なハンドルがついてるのが一般的です。
普段使いしやすいのがクロスバイク
クロスバイクはロードバイクと比べると少し重量がありますが、その分タイヤに少し厚さや幅があり、街乗りで段差や小石を踏んでも大丈夫なように丈夫なタイヤがついています。また値段もロードバイクと比べて安くなっており、初心者の方にも買いやすい値段設定になっています。カゴやスタンドも取り付けれるようになっているので、街乗りに流買いやすくなっています。
クロスバイクとロードバイク、どちらを買うべき
クロスバイクとロードバイクどちらを買おうか迷っている方は、どういった目的で使うことが多くなるのか考えてみると決めやすいです。通勤や通学などの街乗りや普段使いが多い方はクロスバイクがおすすめです。週末に遠乗りやロングライドを楽しみたいという方はロードバイクをおすすめします。目的に合わないと使い勝手が悪くなってしまい、乗らなくなってしまうこともあるので、よく考えてから買うようにしてください。
クロスバイクのハンドルとバーテープについて
フラットバーとは
持ち手がまっすぐでドロップハンドルやブルホーンバーみたいに曲がっていないものを指します。フラットバーハンドルは初心者の方でも操作しやすく、カジュアルに自転車を乗りたい人向けのハンドルになります。ハンドルの幅が違う物があるので、見た目重視や操作性重視で選ぶこともできます。また、前方確認もしやすいので安全面でもスポーツバイクに初めて乗る初心者の方でも安心して乗れます。ちなみにフラットバーハンドルには最初、ハンドルグリップという、ゴムのグリップがついていることが多いです。
エンドバーとは
初心者の方はあまりエンドバーという言葉は聞いたことがないかもしれません。エンドバーとはフラットハンドルの端につけるもので、これをつけることによってハンドルを握れる場所を増やすことができます。このエンドバーによって垂直に握る方ことができるようになり、手を横にして握るよる力を入れやすくなります。他にも少し体から離れた場所を握ることもできるので、体を前傾させやすくなり、風の強い日などには意外と重宝したりします。ただブレーキから少し手が離れるので、急ブレーキには少し遅れてしまうというデメリットも。他にも見た目をおしゃれにしたいという理由でつける方も中にはいます。
バーテープってなに?
皆さんクロスバイクなどのバーテープというとどこの部分を指しているかお分かりでしょうか?バーテープというのはクロスバイクやロードバイクのハンドル部分に巻くテープのことです。このバーテープがしっかり巻けていないと握った時に弛んできたり、グリップがうまくできず滑ってしまったりと危険な目にあう可能性が高くなってしまいます。また自分好みのバーテープに交換しておしゃれな見た目や乗り心地をカスタマイズして楽しむこともできます。バーテープの素材にはハンドルの操縦性を重視した薄めのものから、衝撃を吸収するために厚めの素材のものなどさまざまな種類があり、値段も1000〜3000円とリーズナブルに購入することができます。最初はデフォルトのバーテープでもいいですが、慣れてきて自分に合ったものが欲しいなと思ったら思い切って自分で巻き直してみるのもいいですね!
さまざまなバーテープの素材
バーテープにはおしゃれな見た目や厚さ以外にもさまざまな素材のものがり、自分の好みや、ロングライド用なのかレース用なのかなど、走行スタイルによって選ぶことも大切になってきます。ここではたくさんある素材の中から一般的なものをいくつか紹介します。
EVA素材
メジャーな素材の一つです。合成樹脂で柔らかさと弾力性を持ち合わせており、耐久性も兼ね備えています。バランスの取れた素材です。靴の底などに使われている素材になります。グリップ力もあるので、初心者の方でも、どんなものが自分に合った素材なのか試してみるのに良い素材です。またデザインの種類も豊富ですので、おしゃれを楽しみたいという方にもおすすめです。
コルク
ワインボトルの栓にも使われているコルク素材です。シックな感じでおしゃれです。手触りがよく厚みもあるので衝撃吸収性能が高く、グリップ力も程よくある素材です。ロングライドをする方におすすめです。しかし水を吸収しやすく、汗や雨などで濡れると劣化が早くなるので、保管場所などは気をつけないといけません。また弾力性はあまりないので巻く時に強く引っ張るとちぎれてしまうので注意しながら巻く必要があります。
DSP(デュラソフトポリマー)
ゴムのような薄く柔らかい素材で、滑りにくく、グリップ力を重視したい方におすすめです。厚さがあまりないので吸収性は高くなく、ロングライドにはあまり向きませんが、その分操作性を高くすることができるので、レース仕様やグリップ力の高いハンドルが良いという方におすすめの素材になります。
バーテープを交換する目安
いったいどのタイミングでハンドルのバーテープを交換したら良いのか?もちろん素材や使用頻度、保管状態によっても寿命は変わります。そこでいったいどのタイミングで交換するのが良いのか紹介します。
破れてきた時
バーテープは自転車に乗っている間は常に触っている部分なので、乗る時間が長くなればなるほど磨耗してすり減っていきます。他にも強く握ることが多かったりグローブをはめていたらグローブの素材によっても減り具合は変わっていきます。破れた状態でハンドルを握ると、雨などで濡れていると滑りやすく初心者の方だけでなく乗り慣れている方でも危険なので、破れたら早めに巻き直しをした方がいいでしょう。
見た目を変えておしゃれを楽しみたいとき
ハンドルは目のつきやすいパーツでもあるので同じ見た目が続くと飽きてくることもあります。なのでそんな時におしゃれなバーテープを探して新しいのに巻き直して、心機一転おしゃれなハンドルを楽しみたいというときに交換するのもいいですね。
結局交換時期は人によって様々
結局のところバーテープの交換時期は人によって様々です。おしゃれにカスタムしたい、ハンドルとエンドバーのテープを違う柄にしたい、クロスバイクの色とあったものにしたい、グリップ力の違うものにしたい等、いつでも交換するタイミングはあります。なのでいつ交換した方がいいというよりかは、自分の好きなタイミングで交換してみてはどうでしょうか。
バーテープを交換する準備を
バーテープを剥がす
フラットバーやエンドバーのグリップを交換するのに、まずは巻かれているバーテープを剥がさないといけません。この時の注意点としては、ハンドルに傷をつけないためにもハサミなどは使わずに、手間はかかりますが手で剥がしていきましょう。
好みのバーテープとハサミを用意
巻いてあったバーテープを剥がし終えたら、好みのバーテープとハサミを用意しましょう。この2つがあればハンドルのバーテープを巻き直しするのには問題ないです。最後に綺麗に仕上げるために、巻き直しをする前にまずバーテープの端から約1センチほど切り取っておくことをおすすめします。
クロスバイクのハンドルにさっそく巻いてみよう
さて、古いバーテープを剥がし、新しく巻きたいバーテープを用意したらいよいよ巻いていきます。巻き方にも何種類か巻き方がありますが、簡単で手軽に巻ける方法を紹介します。初心者の方でもフラットバーやエンドバーにバーテープを巻くのは、ドロップハンドルにバーテープを巻いていくより簡単なので心配はいりません。バーテープの粘着面は粘着力が強力ではないので、巻いている途中に失敗しても、ちぎれない限りは巻き直しができるのでご安心ください。
バーテープのおすすめの巻き方①
まず巻き初めはハンドルの外側から巻き始めます。バーテープをハンドルの端から5mm〜1cm程出して巻き始めます。巻く際はバーテープがちぎれない程度に引っ張りながら、3〜4分の1程を重ねながら巻いていきます。ハンドルの上を通るときは前に進むように、下側を通るときは手前に来るように巻いていきます。ハンドルの端まできたらテープを斜めにカットして、ビニールテープでとめます。そうすると最後に垂直に巻き終えることができ、見た目も綺麗に仕上がります。バーエンド側のはみ出したテープをエンドキャップを使ってハンドルの中に押し込んで蓋をして終わりになります。
バーテープのおすすめの巻き方②
次はおすすめ①で紹介した巻き方と逆向きで巻いていく方法です。おすすめ①の巻き方と同じように3〜4分の1程重ねながら、ハンドルの上側を通るときは手前に、下側を通るときは前に進むように巻いていきます。こちらの巻き方の方がハンドルを力入れて握ろうとした時に基本的には手前に絞るような力が入るのでテープが緩みにくくなります。巻き終わりは①と同じようにビニールテープで留めて、バーエンドの方をエンドキャップを使いハンドルの中に押し込んで終わりになります。
バーテープのおすすめの巻き方③
続いては少し厚みを出して巻きたいという方におすすめの巻き方になります。厚さのあるバーテープを使うのももちろん良いのですが、見た目がこのデザインじゃないと嫌だという方などにおすすめの巻き方になります。始めと終わりは一緒なのですが、巻いていく際に重ねる部分を2分の1程にして重ねる部分を大きくします。そうすることによって同じ厚さの素材でも、少し厚みをもったハンドルにすることが可能です。
エンドバーへの巻き方
エンドバーへの巻き方は、基本的にフラットバーへの巻き方と同じです。手前から先に向かって3分の1ほど重ねながら巻いていきます。注意しないといけないのは、右手のエンドバーは時計回り、左手のエンドバーは反時計回りに巻かないと、強くグリップした時に片方は締まる方向、もう片方は緩む方向に巻いていくことになってしまいます。
好きなハンドルで楽しい自転車ライフを
クロスバイクのフラットハンドルはバーテープを巻くのも簡単ですし、巻き直しも簡単にできるので思い切って自分の好きなバーテープに交換してみましょう。新しいバーテープになるとさらに自分の自転車に愛着が湧き、自転車に乗るのが楽しくなること間違いなしです。
自転車のメンテナンスが気になる方はこちらをチェック
バーテープ以外にも自転車をいろいろと自分でメンテナンスしてみると、自分の自転車に愛着が湧き大事に乗るようになると思いますので、自転車のメンテナンスについての記事を紹介します。興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

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