スミス 偏光サングラス Lowdown XL2
スミス 偏光サングラス Aura
偏光サングラスとは?
釣りをする際に不要な光だけを抑え、必要な光は取り入れる事ができる偏光フィルムをレンズとレンズの間に挟み込んだ特殊なサングラスのことです。視界全体の光を抑える通常のサングラスとは異なり、水面のギラつきや乱反射など釣りをする際の不要な光のみを抑えて、それ以外の光は偏光フィルムを通して快適に視界を確保できるため、釣り人にはぜひ使って頂きたいおすすめのフィッシングアイテムです。実際に釣りそのものは偏光サングラスがなくても出来ます。ではなぜ釣りをする際に偏光サングラスが必要なのかを3つの観点に分けてレビューします。
レンズがあなたの目を守ってくれる
釣りは何をおいても安全が第一で何よりも優先されるべきです!針のついたルアーやフライ、仕掛けを投げたり引いたり巻いたりするのが釣りです。何かの拍子に自分めがけて針の付いたものが飛んできた時、顔に直撃したらタダでは済まないでしょう。最悪の場合、失明してしまう可能性だってあります。そんな時でも偏光サングラスを装着していればレンズがあなたの目を守ってくれますので最悪の事態は防げます。ご自身の目を守る安全確保の面でもサングラスの装着をおすすめします。余談ですが、比較的安全だと思われる陸から釣りをしていてもライフジャケットを着用しているのも万が一に備えているからです。
レンズが眩しさを軽減してくれる
よく晴れた日に釣りをすると太陽の光が非常に眩しく、その光に反射して水面もギラギラしていて、まともに目を開けていられず釣りに集中できない時があります。そういった悪い状況の中ででルアーやフライ、仕掛けを投げても、どこに飛んでいったのか、どのあたりに着水したのかなんてわかりません。そんな時、不要な光を抑えてくれる偏光サングラスがあれば太陽の光や水面のギラつきを軽減してくれるのでこれらの問題も解決します。
水面と水中の視認性がよくなる
偏光サングラスの最大の魅力はこの水面や水中の視認性が格段に上がると言う点です。偏光サングラスの使用になれてくると水中の状況(岩や流木など)や定位している魚の位置も目視できるようになります。”見えている魚は釣れない”と昔はよく言われていましたがそれはもう過去の話で、今はサイトフィッシングという釣り方があるくらい釣りの道具も進化しているので、魚がつく場所や魚自体が見えている事は釣り人にとって最大のアドバンテージです!
スミスブランドについて
スミスブランドは偏光サングラスの企画・開発以外にも、スノーゴーグル、スノーゴーグルレンズ、スノーヘルメット、バイクヘルメット、バイクゴーグル、Tシャツやパーカー、ニット帽などのアパレル製品も企画・開発・販売をしているブランドです。また、釣り、サーフィン、マウンテンバイク、ロードバイクやトライアスロン、スキー、スノーボードなど多くのアスリートやチームにも愛用されているブランドでもあります。ウィンタースポーツやマリンスポーツ、モータースポーツやサイクルロードレースなどでSMITHと言うロゴの入ったゴーグルやヘルメットを観たことがある方も多いのではないでしょうか。
スミスのサングラス【特徴】
特徴はPOLARX(ポーラーエックス)というレンズが使用さている事と、元々はUS規格だったため日本のフィールドには100%マッチさせる事は難しいとされていた仕様を、スミスジャパンの社長がレンズの濃さを調節したり日本人の顔にもフィットするように信頼のおけるフィールドテスター達とともに幾度となく試作を重ねて日本人向けに作りあげた事。それとスミスのサングラスは米国フライフィッシングの世界ではダントツのトップシェア-を誇っていて、デザインもカッコよくてサイズも種類も多いのです!それではレンズの種類とフレームの種類についてレビューします。
スミスのサングラス【レンズの種類】
スミスブランドの偏光サングラスはレンズ・サイズともに種類が豊富で、各フィールドに合うようにラインナップされています。偏光レンズには必ず可視光線透過率と言う表記があって、簡単に説明するとレンズがどのくらい日光を通しているかの割合を%で表しています。例えば透過率が30%と記載されているレンズは、日光を30%通す言う事であり、数値が小さい方が晴れている日などの明るい状況に向いていて、大きい方が曇っている日などの暗い状況に向いていると言うことです。そしてレンズの色によって透過率もある程度決まってきます。それではレンズの種類を3つの特色に分けてレビューします。
日中に強い偏光レンズ【グレー】
POLARXの中でも透過率が最も低いレンズで、一番低いもので12%です。レンズカラー自体に余計な色がなく自然な色合いなので、太陽が出ている日中をメインに釣りをする方なら12%のレンズがおすすめです。その反面、朝夕、曇り、雨天など周囲が暗い状況だと視界が悪くなりストレスを感じることもあります。日中をメインに使用したいけれど朝夕のマズメにも活躍出来る幅が欲しい方は27%のレンズがおすすめです。
守備範囲の広い偏光レンズ【グリーン】
一見、緑色のレンズなんて大丈夫なのかと気になる方もいるかと思いますが、実はPOLARXレンズの中では最も守備範囲が広く透過率は37%です。晴れた日の日中に眩しさを感じる事もありますが、朝夕のマズメや曇りや雨天でも明るい視野を確保しやすいので、はじめての偏光サングラス選びで迷っている方はこのカラーがよいでしょう。
水中が観やすい偏光レンズ【ブラウン・オレンジ・コパー】
POLARXレンズの中ではやや光量が多い状況に分があるレンズで透過率は26~32%です。オレンジやコパーについては日常生活でも使うにはやや慣れが必要ですが、川底の様子や魚の動きがわかり、海では昆布などの海藻周りをサーチするのに向いているので、水中をナチュラルに目視するのにおすすめなカラーです。本流河川や湖などで魚を目視しやすいと言う理由でこの色を愛用しているフライマンやルアーマンは多いです。
シチュエーションに合ったレンズを選びましょう
レンズの種類についてレビューしましたが、いかがでしたか?釣りをする状況はいつも同じとは限らないので特に最初の1本目ともなるとどのレンズがよいのか迷うと思います。ご自身が釣りをしているフィールドとその状況が先に述べたどのパターンに近いのかを今一度確認していただいて、最適な視界を手に入れて釣りをしましょう!もう1度言いますが、最初の1本ならグリーンがおすすめです!
スミスのサングラス【フレームの種類】
今回、レビューしているのはスミスブランドの中でも釣りに特化して設計されているACTION POLARという偏光サングラスです。フレームの種類はローダウンやオーラをはじめとする全9フレームで、レンズサイズやフレームサイズ、カラーが豊富な物もあります。釣りをする時の視認性にだけ的を絞ったまるでスナイパーのようなモデルや釣りだけじゃなく普段使いも出来るバーサタイル性のあるモデル、自身でレンズの交換が出来てしまう新革命的スライドシステムを兼ね備えたモデルまで、釣りを愛するあらゆる方のスタイルをサポートするラインナップです。その種類の中から今回はローダウンとオーラの2アイテムをおすすめとしてレビューします。
スミスのサングラスおすすめ① Lowdown (ローダウン)
スミス 偏光サングラス Lowdown XL2
ACTION POLARの中でもサイズ、カラー、レンズのバリエーションが1番豊富なのがこのローダウンシリーズです。レンズとフレームサイズが大きいローダウンXL2、標準サイズのローダウン2、女性や小顔の男性向けにリサイズされたローダウンスリム2と同じローダウンでも3モデルがラインナップされていて、ローダウンスリム以外はフレームカラーも3種類ずつ展開しています。フィット性と言う部分においては後述するオーラには劣りますが、フレーム形状は人気のウェリントンタイプなので釣行時だけでなく、ドライブやフィールド周辺の観光の際につけっぱなしでも違和感のないバーサタイル性を兼ね備えています。
スミスのサングラスおすすめ② Aura (オーラ)
スミス 偏光サングラス Aura
2つめは最近リニューアルされたオーラ。フレームフロント部分に改良を加えた事により、旧モデルよりも5%の視野拡大に成功し新しく生まれ変わったオーラ。普段使いと言う部分においてはローダウンよりやや劣るもののフレームカーブが日本人の顔にフィットするよう設計されているため、フレームの隙間から入る余分な光もシャットアウトできます。視認性とストレスの少ないフィット感を実現したのが新しいオーラです。フレームカラーは2つ、選択できるレンズも豊富です。スミス偏光サングラスのベストセラーでもあるこのオーラの機能性をぜひ実感して下さい。
スミスのサングラス【まとめ】
本記事を最後まで読んでいただき、ありがとうざいます。今回はスミスの偏光サングラスについてレビューしましたが、いかがでしたか?釣りをする上で偏光サングラスをする必要性、重要性、アドバンテージがあると言うことを多くの方に知っていただけたら幸いです。はじめての偏光サングラスをどのブランドにしようか悩んでいる方、朝夕のマズメや雨天時などのローライト用に2本目の購入を考えている方、今使っているサングラスに不満がある方、本格的な釣りのシーズンが来る前にスミスの偏光サングラスの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
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出典:ライター撮影・加工