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【2020】鳴子温泉の紅葉ガイド!見頃や見どころ、絶景スポットをご紹介!

鳴子温泉は宮城県の温泉地「鳴子温泉郷」の1つで、付近の「鳴子峡」は人気の紅葉スポットです。鳴子峡の紅葉は毎年10月中旬に色づきはじめ、10月下旬~11月上旬に見頃を迎えます。鳴子峡の見晴台や大深沢橋は絶景紅葉スポットとして知られ、毎年多くの観光客が訪れます。
2020年12月10日
かなざわまゆ
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鳴子温泉とは?

「鳴子温泉」は温泉地「鳴子温泉郷」の内の1つ

「鳴子温泉郷」は、宮城県大崎市に位置する温泉地。鳴子温泉をはじめとした周辺の合計5つの温泉(鳴子温泉、中山平温泉、鬼首温泉、東鳴子温泉、川渡温泉)が含まれます。鳴子温泉郷は東北地方の有名な温泉街として名高く、日帰り入浴可能な温泉の他、宿泊施設やこけしなどの工芸品を取り扱うお店も揃っています。

鳴子温泉へは「鳴子温泉駅」からアクセス!

鳴子温泉の最寄り駅は、JR陸羽東線「鳴子温泉駅」。東京駅から出発した場合、鳴子温泉駅までの所要時間は新幹線と在来線を乗り継いで約3時間ほどで、都内から日帰りでのアクセスも可能です。紅葉を楽しんだ後に、のんびりと温泉に浸かって歩いた疲れを癒すのもいいですね。

鳴子温泉の紅葉はどこで見られる?見頃は?

「鳴子峡」の紅葉が絶景!

東北地方で人気の紅葉名所「鳴子峡」は、JR陸羽東線「鳴子温泉駅」と、隣駅の「中山平温泉駅」の間に存在します。鳴子峡は、付近を流れる大谷川によって削られてできた大峡谷。深さは約100mと深く、不規則な形をした岩々や崖が約2.5kmにわたって続きます。

見頃は10月下旬~11月上旬!

鳴子温泉付近の紅葉は、例年10月中旬に色づきはじめ、見頃は10月下旬~11月上旬です。モミジやカエデ、アカシデなどの落葉広葉樹が鳴子峡を覆う様子は、まさに目を奪われる景色です。絶景を見るために、紅葉シーズンになると全国各地から訪れた多くの観光客たちで溢れます。

鳴子温泉の絶景紅葉スポット①見晴台

見晴台の観光概要

渓谷の素晴らしい景色を目にするため、やって来た人々の多くがここ「見晴台」を訪れます。「鳴子峡レストハウス」近くにある鳴子峡を見渡せる場所のことで、いわゆる道の駅のような鳴子峡レストハウスには、駐車場も3か所あることから車を停めて付近の紅葉鑑賞を楽しめます。

おすすめの見どころ

見晴台からは、鳴子峡に架かる橋「大深沢橋」と紅葉を一緒に鑑賞できます。赤や黄色、オレンジの木々に彩られた立派な橋の光景は、東北地方の旅行パンフレットにも使用されるほど。おかげで紅葉が見頃の時期は観光客が多く訪れ、鳴子峡レストハウス付近の国道47号線は渋滞が発生します。見晴台からは朝陽に照らされる紅葉も見られるため、時間をずらして朝早くに観光するのもおすすめです。

人気の時期はここに注意!

Photo by0532-2008

乗用車およそ250台が鳴子峡レストハウスでは駐車可能ですが、10月~11月の紅葉時期のみ駐車料金がかかるためお気を付けください。他の時期は無料で利用が可能です。また、混雑により駐車場が満車になることも考えられるため、他の駐車場も気にしておくのがいいでしょう。国道47号線を進み鳴子トンネルを過ぎた付近にも、数十台程度の小さな規模ですが、5か所の駐車場があります。


日帰りアクセス

Photo byFotoworkshop4You

電車でアクセスするならJR鳴子温泉駅もしくはJR中山平温泉駅で下車。秋の混雑時期のみ、鳴子温泉駅と中山平温泉駅間をバス「紅葉号」が臨時運行します。バス乗車の場合は、「鳴子峡中山平口」が最寄りです。鳴子温泉駅からの所要時間は、バス乗車の場合約13分、車の場合は約10分。中山平温泉駅からの所要時間は、バス、車ともに約5分です。車でのアクセスの場合は東北自動車道古川ICから国道47号線を進み、約50分です。

鳴子温泉の絶景紅葉スポット➁大深沢橋

大深沢橋の観光概要

1962年に国道47号線に竣工された、大きくて白い鳴子峡の架橋。見晴台から見る姿が素敵で、鳴子峡をイメージするとセットで浮かぶ大深沢橋ですが、橋の上から見る鳴子峡の紅葉も人気の絶景スポットです。橋の上はかなり高さがあり、下を覗き込むと足がすくみますが、ぜひ訪れてみてください。

おすすめの見どころ

大深沢橋での見どころは、なんといっても紅葉の中をロマンチックに走り抜けるJR陸羽東線です。橋の上に行くと、右側に「鳴子トンネル」という小さなトンネルが見つけられるでしょう。時間になると、トンネルを抜けた電車が現れます。通り抜ける電車を撮影するために、多くの観光客が橋の上で待つほど。なお、橋から電車までは遠いため、写真を撮られる方は望遠レンズがあるといいでしょう。

人気の時期はここに注意!

Photo byFree-Photos

橋の上に行く際は予め時刻表を確認の上、列車が通る時間帯を狙って待機してください。JR陸羽東線は、約2時間に1本程度と運行本数が少ない電車です。紅葉が見頃を迎える10月下旬~11月上旬は、電車の徐行運転サービスがあります。上手くいけば、紅葉の中をゆっくりと走っていく電車の様子をカメラにおさめられます!

日帰りアクセス

大深沢橋がある場所はレストハウスの向こう岸ですので、橋へ向かう際は、まず鳴子峡レストハウスを目指すと分かりやすいです。レストハウスに着けば、橋はもう目と鼻の先。少しばかり歩いたところで、大深沢橋の上へ辿り着けるでしょう。

鳴子温泉の絶景紅葉スポット③JR陸羽東線

JR陸羽東線の観光概要

大深沢橋から駆け抜ける様子を見られるJR陸羽東線。JR陸羽東線は、宮城県の小牛田駅から山形県の新庄駅間を走るローカル線です。地元では「奥の細道湯けむりライン」の愛称で親しまれ、電車の正面には奥の細道のロゴが描かれています。鳴子温泉駅と中山平温泉駅の間を颯爽と駆け抜ける電車で、紅葉の時期はたくさんの人々が電車を利用します。

おすすめの見どころ

電車に乗れば、窓から「大深沢橋」と共に渓谷の紅葉を楽しめます。紅葉期間は、乗客が車窓からじっくりと景色を堪能できるようにと電車の徐行運転サービスがあります。鳴子温泉駅を発車し、しばらくして電車が鳴子トンネルをくぐると、目の前には素晴らしい絶景が広がっているでしょう。

人気の時期はここに注意!


Photo byFree-Photos

乗車の際は、逃すことのないよう時間には余裕をもって訪れてください。JR陸羽東線の運行本数は平均して約2時間に1本程度ですので、乗り遅れると大変です。鳴子温泉駅を出て約3分で、紅葉シーズンは渓谷の彩り豊かな風景が目に入ってきます。車窓から写真撮影をする場合、進行方向右側に座ると撮影しやすいでしょう。

日帰りアクセス

JR陸羽東線への乗り換えは、東京駅からお越しの場合、東北新幹線で約120分ほどの宮城県古川駅から可能です。古川駅から中山平温泉駅までの所要時間は、約70分ほど。終点の山形県新庄駅からは、山形新幹線への乗り換えも可能です。

鳴子温泉の絶景紅葉スポット④鳴子峡遊歩道

鳴子峡遊歩道の観光概要

鳴子峡の自然を間近で感じられる遊歩道です。中山平側入口と鳴子側入口を結んでいる道ですが、東日本大震災の影響もあり、以前はすべて通行止めとなっておりました。しかし、2015年頃から一部区間を除いて開通し、紅葉に目を馳せながらのんびりと散策が可能に。片道で、中山平側入口が約350メートル、鳴子側入口が約230メートルでそれぞれ折り返し地点です。

おすすめの見どころ

澄み切った自然の中をしばらく歩くと、中山平側入口側は橋の付近で行き止まりです。ちょうど折り返し地点にあたる「回顧橋」付近からは、紅葉に彩られた美しい渓谷を間近で堪能できるでしょう。また、見上げると先ほどの大深沢橋を裏から見られます。

人気の時期はここに注意!

フリー写真素材ぱくたそ

遊歩道は開いている時間が限られていますのでご注意ください。夕方は午後4時までと、比較的早く閉まってしまいます。紅葉時期は遊歩道内が混みあうことも予想されますので、朝~昼間にかけての早い時間帯での散策がおすすめです。

日帰りアクセス

Photo bymanfredrichter

鳴子峡レストハウスの駐車場に谷へと続く階段があり、降りれば中山平側入口側の遊歩道。遊歩道自体は、午前9時から午後4時までで開放されています。11月下旬から4月下旬の冬期は、遊歩道が閉鎖となるためご注意ください。

鳴子温泉の絶景紅葉スポット⑤鳴子峡大深沢遊歩道

鳴子峡大深沢遊歩道の観光概要

2008年にできた遊歩道です。道幅は約4メートルと広く、長さは鳴子峡レストハウスを起点として一周約2.2キロメートルです。一周すると、所要時間は約50分ほど。遊歩道内では、多くの落葉広葉樹が見られ、歩く道は葉に覆われてまるで落ち葉の絨毯のようです。

おすすめの見どころ

鳴子峡大深沢遊歩道は大半の道が舗装されており、高低差も少なく歩きやすいのが特徴です。松尾芭蕉が歩いたとされる、かの有名な「奥の細道」ともつながっており、歴史的な趣も感じながら散策が可能です。歩いていると途中で「奥の細道」の案内表示を見つけられるでしょう。


人気の時期はここに注意!

Photo byHermann

道のほとんどが整備されており歩きやすい鳴子峡大深沢遊歩道ですが、距離は長く、周りは自然豊かな遊歩道です。服装は長袖長ズボンといった肌をしっかりと覆うものを選び、足元も歩きやすい靴でお出かけください。万が一の場合に備え、熊除けの鈴などもお持ちいただくことをおすすめします。また、道中にトイレはないため、先に済ませてから散策ください。

日帰りアクセス

Photo bycocoparisienne

鳴子峡レストハウスから駐車場沿いにしばらく歩くと、鳴子峡大深沢遊歩道の入口があります。終日歩行可能な遊歩道ですが、気象状況により予告なく閉鎖する場合もあるため、向かう際は事前確認をおすすめします。鳴子峡遊歩道と同様に、11月下旬から4月下旬は遊歩道が閉鎖となるためご注意ください。

鳴子温泉の紅葉と共に!人気観光スポット

日本こけし館

こけしの産地としても有名な鳴子。1975年にできた「日本こけし館」では、多種多様なこけしの購入や、全国こけし祭りに奉納されたこけしの展示が楽しめる他、絵付け体験ができるコーナーもあります。ぜひ、鳴子温泉旅行のお土産を見つけてみてください。

尿前の関

「奥の細道」で1689年に松尾芭蕉が訪れたとして有名な、江戸時代の関所跡。実は、芭蕉は通行直前に急遽道のりを変えていました。旅路を変更したため関所を通行するための手形がなく、通行の際に厳しい取り調べを受けたと話が残っています。

秋には鳴子峡へ!

鳴子峡は、インスタグラムでも多くの投稿がある有名な場所。周辺は見どころも多く、紅葉が見頃となる時期は非常に混みあいます。しかし、色鮮やかに染まった10月~11月の鳴子峡の景色は、一緒に一度見ておく価値があります!都内からの日帰りアクセスもできますので、ぜひカメラをお持ちのうえで足を運んでみてください。

東北地方の紅葉が気になる方はこちらをチェック!

東北地方には、他にも多くの紅葉名所があります。どこに行こうか迷う際は、ぜひ参考にしてみてください。