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【2020】京都「神護寺」の紅葉見どころガイド!見頃やイベント情報をご紹介!

秋の京都には、毎年たくさんの観光客が鮮やかな紅葉を見て癒されに訪れます。その中でも古くから紅葉の名所として人々に親しまれている神護寺は、境内の広範囲にわたって紅葉が景色を彩ることで有名です。この記事ではそんな神護寺での紅葉狩り情報をご紹介します。
更新: 2021年2月7日
まちるだ
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目次

赤く鮮やかな紅葉の名所、神護寺

京都洛西エリアの古刹

出典:https://pixabay.com/images/id-2637648/

神護寺は京都市右京区にある高雄山の中腹にある真言宗の寺院です。市街地から少し離れた山里にあり、お寺付近は洛西エリアとして観光ガイドに掲載されています。見頃を迎えた山の木々の彩りと古くからある寺院の佇まいが、日本の秋の風情を感じさせています。

紅葉のある景色を見に、古くから多くの人が訪れる紅葉スポットとして有名です。また近年では手軽に写真を撮って人に見せることができるようになったため、市街地では見ることのできない秋の景色を写真におさめに来る方々も多くいます。

古くから由緒ある寺院

神護寺は、もとを辿ると平安遷都の提唱者である和気清麻呂が建てた私寺が祖である説があります。そして、真言宗を開いた弘法大師空海や天台宗を開いた最澄など多くの仏教人がこの寺を訪れた歴史があり、日本の仏教の中ではとても重要な寺院の一つです。

また、鐘楼の鐘は日本三名鐘の一つに数えられているなど、見どころが多いのが神護寺の特徴です。見頃の紅葉を楽しみつつ、古くからの時の流れを感じられる寺院として、多くの観光客がこのお寺を訪れています。

紅葉の名所三尾

神護寺のある高雄は、隣接している栂尾(とがのお)、槇尾(まきのお)とともに「紅葉の名所三尾」として古くから人々に親しまれてきました。栂尾にある「高山寺」と槇尾にある「西明寺」も共に紅葉が美しいお寺です。

三尾の寺巡りは、それぞれのお寺のいいところをちょっとずつ見て回れるのでとても満足感のある行程です。時期によってはウォーキングイベントも行われていますので、三様の景色を写真におさめて回ってみてはいかがでしょうか。

かわらけ投げの発祥地

神護寺といえば、「かわらけ投げ」という厄除けを行えることでも有名です。かわらけとは手のひらサイズの小さな素焼きの土器で、それを谷底に向かって投げる遊びがかわらけ投げです。

神護寺では地蔵院近くにかわらけ投げをできる場所があり、売店でかわらけを購入して谷に向かって投げることができます。お寺の入り口である楼門から少し距離がありますが、そちらも是非行ってみてください。

神護寺の紅葉時期と気にしたいポイント

例年の紅葉時期は11月中旬

出典:https://unsplash.com/photos/GjAKNK4ocRc

神護寺のある高雄では、紅葉は11月上旬から中旬にかけて見頃を迎えます。京都市内の他の紅葉名所は11月下旬から12月上旬に見頃を迎える場所が多く、一足早い紅葉を楽しむことができます。

紅葉は寒くなってからが見頃です。そのため、市街地より早く寒くなる山に早く紅葉の春が訪れることになります。

観光にあたって気にしたいポイント3つ


出典:https://pixabay.com/images/id-1130743/

気にしたいポイント①天気予報をチェックしよう

紅葉の見頃を迎える11月は、晴れ間が一年で一番多い月ではあるものの、山の天気は変わりやすいものです。また、近年この時期にも天候がおちつかないこともあり、雨の次の日には木から葉が落ちてしまっていることも。

それはそれで地面に赤い絨毯が敷かれたような素晴らしい景色を見ることができますが、景色が少し変わってしまいます。写真におさめたい景色が決まっている方は天気予報を気にして行かれるといいでしょう。

気にしたいポイント②歩きやすい格好で訪れよう

境内やお寺に入るまでの道中は歩く箇所が多く、急な石段もあるため、歩きやすい格好で出かけることをお勧めします。また、紅葉の見頃時期は気温も低くなっています。お出かけの際は防寒調節できる服を準備すると快適に過ごせます。

境内は鮮やかな赤い葉がたくさんあり、建物は朱塗りや黒に近い色が多いと思います。景色にうまくマッチする色を使ったファッションや、敢えて目立つ緑色を使うなど、紅葉の中でのコーディネートで遊べることも旅行の醍醐味ですよね。

気にしたいポイント③混雑情報をチェックしよう

紅葉で有名なスポットなだけに、紅葉の時期が一番混雑する様子です。日程によってはライトアップイベントも行われるため、周辺の道路混雑状況を含め余裕を持った旅行計画を立てることをお勧めします。

また、お寺へ向かう道のりは曲がりくねっている道もあります。乗り物酔いしやすい方は酔い止めを準備し、お手洗いのある場所を事前に把握して向かうことも、快適で楽しい旅行にするためには大事なことです。周辺の売店もうまく利用しましょう。

神護寺境内の紅葉見どころ5選

境内の紅葉見どころ5選をご紹介!

神護寺境内ではいたる所で紅葉を見ることができ、紅葉した木々と古くからあるお寺の建物のコンビネーションがとても印象的です。今回は境内入り口に近い順に、見どころを撮影された写真と共にご紹介していきます!

見どころ①高雄橋から入る参道

神護寺に入るには、清滝川にかかる高雄橋を渡って入ることができます。ここでは赤い朱塗りの橋と紅葉を一緒に撮影することができ、参道入り口にして早くも紅葉と景色の調和を楽しむことができます。

橋を渡り参道の石段を登っていくと、弘法大師空海にゆかりのある「硯石」が右手に見えます。硯石の手前にはお茶屋さんがあり、小休憩できます。暖かい甘酒や美味しいものを楽しみながら眺める紅葉もまた格別かと思います。

 

見どころ②楼門

硯石を右手に石段をさらに先に進むと、神護寺境内への入り口である楼門が見えます。石段を登ってきた参拝客が一番最初に目にする鮮やかな寺の紅葉の風景が、楼門でのおすすめスポットです。

楼門付近に拝観受付があり、拝観料を払うと境内へ入れます。拝観料は一人600円(2020年11月時点)です。拝観時間は17時までとなっていますが、ライトアップイベントの時期はこの限りではありません。

見どころ③明王堂


境内へ入り、宝蔵を右手に進むと、明王堂が見えます。このお堂には、弘法大師空海が作ったとされる不動明王が安置されていたといわれています。お堂の名前が書かれた扁額は、江戸時代に作られたものとされており、歴史を感じさせるたたずまいをしています。

古くからあるお堂のため、使われている木材が色濃くなっており、付近にある紅葉の赤とのコントラストが見事な印象を与えています。是非写真におさめてみてください。

見どころ④金堂周辺の景色

石段下から金堂までを見上げる風景は、石段の風合いと自然が織りなす色合いのコンビネーションが美しいことで有名です。紅葉時期に合わせて金堂夜間拝観とライトアップイベントも行われますので、敷地内で一番豪華で見応えのある景色を見ることができます。

また、金堂の前から五大堂と毘沙門堂を見下ろす景色も壮観です。雑誌などで取り上げられることもあるため、見たことある方も多いでしょう。

見どころ⑤多宝塔

金堂の少し奥には、多宝塔があります。この塔には五大虚空蔵菩薩像が納められていますが、普段は非公開のため普段は塔の外観を楽しめます。塔を紅葉が後方と左右から包み込んで彩っている様がとても印象的です。

多宝塔から竜王堂の方向へ進みさらに奥まで進み抜けると、地蔵院があり、近くには展望広場となっている高台があります。そこでは先ほど紹介した「かわらけ投げ」のできるエリアがあり、紅葉の名所としてもよく知られています。

紅葉時期のライトアップイベント情報

また、紅葉に合わせて神護寺ではライトアップイベントも行われています。境内と参道がライトアップされ、幻想的な風景を楽しむことができます。ライトアップイベント時期に合わせて金堂夜間特別拝観なども行われています。

ライトアップ期間中は京都駅などからも臨時バスやシャトルバスが運行されます。ウォーキングイベント企画などもありますので、混雑が予想されます。お時間に余裕を持って向かわれることをお勧めします。

神護寺へのアクセス情報

車はもちろん、公共交通機関を使っても訪問可能

出典:https://pixabay.com/images/id-1149997/

神護寺は京都市街地を離れた山の中にあるため、車での移動をおすすめします。しかし、車がなくても京都駅、もしくは烏丸駅からバスを使っても訪れることができるので、その方法をご紹介します。

公共交通機関を使う場合も車を使う場合も、紅葉の見頃には混雑が予想されます。所要時間が読めないなどトラブルも考えられるため、時間に余裕を持って訪れましょう。

公共交通機関で向かう場合

出典:https://pixabay.com/images/id-2262256/

POINT公共交通機関を使う場合

  • JR京都駅、地下鉄烏丸線京都駅からJRバスに乗り「山城高雄」下車後、徒歩約20分

  • 阪急京都線烏丸駅、地下鉄烏丸線四条駅から市バスに乗り「高雄」下車後、徒歩約20分

電車の駅からバスに乗って向かいます。駅からの道中には金閣寺や嵐山など、たくさんの素敵な観光スポットがあるので、併せて旅の計画を練るとより一層秋の京都を満喫できます。バスの乗車時間は道の混雑状況により変わります。

ライトアップイベント開催時や、その他貴重な開帳イベント時には臨時バスやシャトルバスも出ています。時間帯によってはより便利に向かうことができますので、交通機関の増便計画や近隣駐車場を含めた混雑状況をよく調べて向かいましょう。

車で向かう場合


POINT車を使う場合

  • 国道162号線又は京都府道138号線(神護寺線)を進み

  • 「福王子」交差点を「京北高雄」方面に入る

  • 「高雄神護寺前」を左に曲がり、道なりに進むと右側に見える

道の途中から、この後に挙げる「嵐山・高雄パークウェイ」に入ると、駐車場も使えるので便利でおすすめです。(通行料が必要です)その他にも、近隣には「高雄観光ホテル」や「もみぢ家」など食堂やホテルがあるので、各種施設や駐車場を利用できる状況であれば利用することも良いでしょう。

「嵐山・高雄パークウェイ」の駐車場を使うと便利!

一番近い駐車場は「嵐山・高雄パークウェイ」内にある「高雄大駐車場」となります。徒歩15分ほどで神護寺に到着します。(嵐山・高雄パークウェイ通行料が必要です)また、市営駐車場「京都市高雄観光駐車場」が少し離れたところにあります。

詳細な情報はこちらをチェック!

神護寺では公式インスタグラム、ホームページで情報発信をしています。併せて京都市の観光情報ページなども見ると現地の混雑状況や、近隣の駐車場を含めた周辺情報も多く掲載されているため、より旅行計画が立てやすくなります。是非活用してみましょう。

神護寺公式インスタグラム https://www.instagram.com/jingo_ji/
神護寺ホームページ http://www.jingoji.or.jp/
京都観光ナビ https://ja.kyoto.travel/

神護寺の紅葉を見にいこう!

神護寺の紅葉の魅力はいかがでしたでしょうか?鮮やかな赤い彩りのある景色は、まさに日本の秋の色。眺めに行けばその鮮やかな色合いに感動すること間違いなしです!付近にもたくさんの観光スポットがあり、1日堪能することができるのではないでしょうか。

今回ご紹介した神護寺は、写真映えする景色を数多く撮影できるスポットでもあります。旅から帰って写真を眺めても、とても楽しい時間を過ごせるでしょう。皆さんも是非訪れて見てください!

神護寺近くの紅葉観光情報が気になる方はこちらをチェック!

今回ご紹介した神護寺のある京都には、他にも様々な紅葉スポットがあります。京都全体の紅葉特集記事の他、洛西エリアのスポットを紹介していますので、併せてチェックしてみてください。読んでくださった皆さんの旅行が楽しいものになりますように!