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【2021】伏見稲荷大社の紅葉特集!見頃の時期や見どころを一挙ご紹介!

お狐様で有名な伏見稲荷大社は、秋になったら紅葉も鑑賞できるところです。京都の広い神社の境内には歴史的な見どころが多く、紅葉した風景の撮影スポットも色々。紅葉の見頃の時期やライトアップ情報も含め、伏見稲荷大社の秋の風景をご紹介です。
更新: 2021年8月2日
はぐれ猫
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伏見稲荷大社とは

京都市伏見区にある神社

あの秦氏が奈良時代に創建したという伏見稲荷大社は、京都の中心部に近い伏見区北部にあります。この神社は全国に約3万社もある稲荷神社の総本社であり、毎年の初詣では近畿地方で最多の参拝者を集めるほど人気。境内はそこかしこに狐の狛犬が目立つ通り、古来より狐を眷属として祀っていることでも知られます。

境内は紅葉の名所

とても広い伏見稲荷は、外国人が選ぶ観光地の1位を獲得するほど知名度が高いですが、稲荷山も含む境内は紅葉の名所としても知られます。その紅葉は幾多の鳥居や建物、そしてモニュメントとの取り合わせが見事。伏見稲荷の紅葉の見頃に行けば、まるで異世界的な空間に出会えること間違いなしです。

境内や周辺は観光の見どころが多い

秋の境内に行けば、伏見稲荷大社だけの観光の魅力が詰まっています。紅葉の中で不思議な神社に出会えるだけでなく、境内ではおしゃれな茶屋も数多くあり、気軽なハイキングもできるからデートや遊びでも充実。さらに伏見稲荷の門前町は賑やかな商店街なだけに、食事をしたりお土産を買うにも不都合がない場所です。

基本情報

伏見稲荷大社

  • 住所
    京都府京都市伏見区深草藪之内町68
  • 電話番号
    075‐641‐7331
  • 公式サイトURL
    http://inari.jp/

伏見稲荷大社のアクセス

電車でアクセス

参拝に行くなら、JR奈良線の稲荷駅が最寄り。伏見稲荷の大鳥居の目の前にあるので、アクセスには徒歩で1分とかけません。京阪本線の伏見稲荷駅も、伏見稲荷の大鳥居までは徒歩3分ほどの距離。そんな交通の利便性があり、京都駅周辺から紅葉鑑賞に行く場合も、アクセスには苦労しません。

車でアクセス

大鳥居のすぐ横に参拝者専用の駐車場があるので、紅葉の伏見稲荷大社には車でアクセスするにも支障なしです。ただし駐車場に入る道(府道201号)は一方通行路であり、南側の名神高速道路方面から駐車場へアクセスをする必要が出てきます。この道路は休日には渋滞に陥りやすいので、アクセスの時は要注意です。

アクセスルート

【電車1】JR奈良線→稲荷駅→伏見稲荷大社(徒歩1分)
【電車2】京阪本線→伏見稲荷駅→伏見稲荷大社(徒歩3分)
【車】府道201号(南側から)→伏見稲荷大社駐車場

伏見稲荷大社の紅葉の時期

11月中旬~下旬が見頃

目指す伏見稲荷で毎年紅葉が始まり出すのは、11月になってからのことです。境内のモミジやイチョウなどの落葉樹が見頃を迎えるのは、11月の中旬の頃から。見頃の時期は11月の末か、12月初旬まで続きます。大社の境内の東側の稲荷山は標高が低いので、本殿周辺と紅葉の時期にさほど違いはないようです。

混雑する時期

秋にどっと観光客が増加する伏見稲荷大社で、特に混雑するのは週末や日曜日です。伏見稲荷は24時間入場可能なために、夜間にも混雑する可能性があります。伏見稲荷大社にアクセスできる電車の駅、周辺道路や専用駐車場も混雑するので、紅葉鑑賞は平日や朝方などを選ぶのもおすすめです。

伏見稲荷大社の紅葉スポット①表参道

表参道と楼門

正面の一番鳥居は大鳥居とも呼ばれ、伏見稲荷大社の入口のシンボルになっています。一番鳥居からは石畳の表参道が100mほども伸び、その先には豊臣秀吉が天正17年(1589年)に寄進したという、鮮やかな楼門の姿も確認できます。伏見稲荷大社に秋にやって来たなら、最初に見頃の紅葉と接するのがこの場所です。

表参道の紅葉の見どころ


稲荷駅を出てすぐ出くわす秋の鳥居と表参道は、楼門までの間に真っ赤に紅葉する植物を随所に配置しています。境内では朝から夜まで観光客で混雑しがちですが、鳥居前は境内散策の様子を思って、ワクワク感がこみ上げる場所。有望な写真の撮影ポイントと言えば、やはり伏見稲荷の表参道と楼門を見据える、一番鳥居の前です。

伏見稲荷大社の紅葉スポット②橋

十石橋(じっこくはし)

豪華な社殿に参拝してその裏手に回っていくと、伏見稲荷大社でも紅葉が綺麗と評判な十石橋があります。この橋は境内の八嶋ヶ池と呼ばれる池に架けられた、朱塗りの橋。周辺は神社の森に囲まれて、とてもおごそかな雰囲気。社殿から離れていないので、紅葉の見頃には見に行く苦労もありません。

十石橋の紅葉の見どころ

十石橋の周辺を見渡せば、伏見稲荷大社では良く見かけられる狐の狛犬があったり、大きな石灯籠の姿もあります。そんな要素と交わった周辺の紅葉はとても濃いので、写真に収めたくなる魅力を感じます。特に紅葉の時期は、狐の狛犬と朱の橋を取り入れた構図がおすすめできます。

伏見稲荷大社の紅葉スポット③池と摂社

八嶋ヶ池

そんな十石橋が架かっている八嶋ヶ池自体も、伏見稲荷大社では見逃せない紅葉スポットです。池は東西に80mほどの小さなもの。しかしその水辺には、古来より地主神を祀っている大八嶋社という摂社の姿もあります。さらに八嶋ヶ池には境内でも評判な茶屋が幾つも立ち並んでいるため、訪れてみたい魅力を秘めています。

八嶋ヶ池の紅葉の見どころ

八嶋ヶ池では周辺の樹林全体に紅葉が広がって、水面を綺麗な枝葉が覆っています。その赤や黄色が池の水面に映り込む姿もまた、伏見稲荷では鑑賞したい魅力です。さらに朱色を基調とした大八嶋社の社殿と、紅葉の様子も見応えを感じ、写真を撮りたい気持ちを高めます。

伏見稲荷大社の紅葉スポット④鳥居

千本鳥居

神馬舎や奥宮を過ぎたあたりから、伏見稲荷の代名詞とも言える千本鳥居の参道が伸びています。徳川家康が統治した江戸時代から商売人に支持されだした伏見稲荷では、信者から絶えず寄進され続けた1万基もの鳥居が、参道にびっしり並んでいるのです。そんな千本鳥居は秋の夜まで混雑しやすいですが、紅葉を合わせた風景は拝見してみたいものです。

千本鳥居の紅葉の見どころ

秋に千本鳥居をくぐり抜ける時は、有名な人物の鳥居を見つける楽しさもあります。そして千本鳥居を通った後には、それらの鳥居を外側からも眺めるのがおすすめ。伏見稲荷大社の境内のモミジやカエデの紅葉が、千本鳥居と組み合わさって独特な風情を見せています。1万基も鳥居が連続しているため、観光中は写真の撮影ポイントには困らないほどです。

伏見稲荷大社の紅葉スポット⑤池と末社

新池と熊鷹社

境内を800mほども東へ歩けば、もうそこは稲荷山の中です。こんな山の中までも千本鳥居は伸びていて、伏見稲荷大社では2番目の池である、新池へと繋がっています。新池のほとりには熊鷹大神を祀っている熊鷹社という末社の姿。ハイキングして訪ねれば、秋に素晴らしいと評判な紅葉風景が待っています。

新池と熊鷹社の紅葉の見どころ

新池の周辺も秋の時期は紅葉の密度が濃くなるスポットで、緑色の池には赤や黄色の葉っぱが映えています。池のほとりには熊鷹社がせり出すような形で、朱色と黒の社殿に紅葉がとても良く似合います。伏見稲荷大社の境内は野良猫が多いところなので、熊鷹社では猫と紅葉を一緒に楽しむ時を迎えられそうです。

伏見稲荷大社の紅葉スポット⑥田んぼ

神田

古くから稲を始めとした穀物の神を祀っているのが、紅葉が綺麗な伏見稲荷大社です。境内には神田と呼ばれる小さな田んぼがあり、ここで神様に供えるお米作りをしています。毎年4月の水口播種(はしゅ)祭に始まり、6月の早乙女(さおとめ)による田植祭を経て、10月の抜穂祭で収穫、11月の新嘗祭(にいなめさい)で神前に上げられるという流れです。


神殿の紅葉の見どころ

境内の北方にある神田では、抜穂祭が終わった直後から紅葉が見頃を迎えはじめます。ちょうど伏見稲荷が新嘗祭を行う頃になると、周辺は絶景と呼べるほどの紅葉に包まれています。刈り取ったあとの神田と紅葉の様子は絵画のようで、見頃には参道を歩いて訪れたい候補地の1つになります。

伏見稲荷大社の紅葉スポット⑦展望台

参道の四つ辻

東方へとさらに足を伸ばすと、稲荷山へうねうねと参道が伸びています。秋の見頃には随所に紅葉が見られる稲荷山で、一番の展望台スポットになるのが四つ辻です。四つ辻までなら登山の初心者でも疲れる心配は少なく、伏見稲荷の一番鳥居からは20分程度でも到着できます。

四つ辻の紅葉の見どころ

一番鳥居から1.3kmほど参道を歩いた先の四つ辻は、稲荷山で紅葉がもっとも見ごたえがあると評価される場所です。標高は低いので疲れませんが、休日には伏見稲荷の表参道と同様、混雑する場面もしばしば。紅葉の森の向こうには京都盆地が広がり、晴れると背後の北摂山系や丹波高地の山々までも綺麗に眺められます。

稲荷山参道のお山巡り

秋の稲荷山のお手軽ハイキング

秋の観光では混雑するほど人気なのが、伏見稲荷に接する稲荷山のお山巡り。これは標高233mの稲荷山の気軽なハイキングのことで、一番鳥居から続く境内の参道は、1時間ちょっとでぐるり一周できます。稲荷山には紅葉の森に隠れた穴場の神社や滝など見どころが多く、時間をかけて稲荷山全体を巡る観光はとても魅力的です。

稲荷山のおすすめコース

初心者にもぴったりな、稲荷山お山巡りのおすすめコースのご紹介です。スタート地点となる伏見稲荷の一番鳥居にアクセスしたら、境内の千本鳥居をなぞって歩きます。紅葉の絶景ポイントである四ツ辻からは、一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰と順をたどって歩きます。そこからは八嶋ヶ池方面に歩いて帰路へ。道中ではお茶屋での休憩もおすすめです。

伏見稲荷大社のライトアップ

ライトアップイベントはない伏見稲荷

見事なほどの紅葉がある伏見稲荷大社なので、観光では夜間の紅葉のライトアップも見てみたいところ。しかし現在の伏見稲荷では、紅葉を特別に照らし出す夜間ライトアップイベントを開催していません。紅葉を眺めるならば、日中の時間帯の鑑賞が一番というわけです。

照明によるライトアップ効果あり

とは言っても、伏見稲荷ならば夜の紅葉ライトアップを諦める必要もありません。なぜなら広い境内はいつの時期でも入場可能な24時間営業で、夜間は参道の至るところで照明が光っているためです。参道の照明がライトアップ効果を発揮し、その周辺では夜空に紅葉が赤く浮かび上がる姿を鑑賞できる場合があります。

建物や鳥居のライトアップを楽しもう

秋の夜長の伏見稲荷は、ライトアップに浮かび上がる建物の姿を鑑賞できる魅力があります。特に見応えあるのは正面の楼門や拝殿の姿です。さらに夜中に境内の奥へと進めば、ライトアップされた千本鳥居の様子が非日常的。紅葉のライトアップは見られなくても、夜の伏見稲荷観光は納得のひとときです。

伏見稲荷大社の秋のお祭り

献茶祭(10月24日)

密かに女性の注目を集めているのが、伏見稲荷の秋10月に開かれる献茶祭。これは千家家元による伝統的な献茶の儀で、社務所やお茶屋などで抹茶を楽しめる祭事です。まだ紅葉には早い時期ですが、10月だけの伏見稲荷のお茶席を求める観光も楽しそうです。

火焚祭


紅葉の中でとても迫力を感じられるお祭りが、伏見稲荷で11月に開催される火焚祭です。これは収穫の時期を終えたあと、五穀豊穣を稲荷大神に感謝するお祭り。全国から奉納された膨大な火焚串を焼く場面では、熱気をムンムン感じます。この炎によって、罪障消滅や万福招来などを祈願します。夜には御神楽の奉納もあって、ご利益を求める観光にもぴったりです。

伏見稲荷大社の見どころ

拝殿・本殿

数々の文化財が伏見稲荷の境内に並んでいますが、中でも外拝殿は見逃せないスポットです。いつも混雑する外拝殿は江戸時代末期に造営されたもので、湾曲した入母屋造の屋根が特徴的です。軒下の12基の鉄製灯篭を見れば、黄道12宮の透かし彫りを見ることもできます。周囲は紅葉する樹木とは無縁ですが、じっくり拝見してみたい建物です。

神馬舎(しんめしゃ)

千本鳥居の手前には、神馬舎という隠れた名所があります。内部には親子の白馬像があり、今にも動き出しそうです。現在は神社に定着している絵馬の願掛けですが、昔は本物の馬を献上する風習があったとか。その頃の様子を、伏見稲荷の神馬舎でうかがい知ることができます。紅葉の境内を訪ねたら、白馬に願掛けをしてみてください。

清滝勤番所

稲荷山の奥地にある清滝勤番所は、伏見稲荷でも霊気を強く感じるパワースポットです。休日は混雑を見せるお山巡りの途中でも訪ねられる清滝は、清滝大神という古い神様を祀っている神聖な場所。見た感じでは、まるっきり石造の古代遺跡といった様相です。11月になっても紅葉とのコラボは見られませんが、苔むした様子には威厳を感じます。

伏見稲荷でおすすめの名店

稲荷茶寮

数多くの茶屋とお食事処を、伏見稲荷の境内では随所に見つけられます。その中でも最新のお店と言えば稲荷茶寮です。名物となっている稲荷パフェは、朱色の鳥居やキツネの煎などが乗っかっていて、とても可愛いと女子に評判。一番鳥居からも近い立地で訪れやすいので休日は混雑する傾向にありますが、窓からは見頃の紅葉も眺められる良さもあります。

竹屋

けっこう老舗が多い伏見稲荷大社の境内でも、宝暦7年(1757年)総業というとんでもない老舗の竹屋は、紅葉散策で立ち寄りたい名店です。新池の熊鷹社のそばにひっそりとたたずむ店内では、名物の五福餅や、福もらいというきなこ餅などを販売しています。食べればハイキングの体力回復にも役立ちそうです。

秋の伏見稲荷大社へ行ってみよう

独特な稲荷の紅葉風景を求めて

まさに不思議だらけの世界が、伏見稲荷の境内には存在しました。歴史的な名所に色づく樹々は、そんな不思議の神社の魅力をますますパワーアップさせています。2020年、美味しい名物と絶景の紅葉を求めて伏見稲荷にアクセスしたら、境内と周辺を隅々まで散策する観光にしてみてはいかがです?

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