LifeBasis 自動孵卵器 インキュベーター
コトブキ クリスタルキューブ300
フィルムペットヒーター
アイリス ラビットケージ グリーン W612
ホーエイ HO35手のり
クオリス ポッタリーS・M2つ組 ピンク
バーディー うずらフード
黒瀬 自然派宣言 手洗いボレー粉
うずらをペットにしよう!
うずらの種類や特徴を紹介
うずらは日本で家禽化され始めた鳥です。古くから狩猟や食用に利用されたり、観賞用に飼育されたりと、日本人とのつながりが長い動物となります。
近年ではうずらの愛らしさが見直され、ペットショップでも販売されるようになりました。まずはうずらの種類や特徴を解説しますので、ペットに迎え入れる前に覚えておきましょう。
性格や寿命・ペットショップでの値段も
うずらと言えば私たちは普段、うずらの卵を食べるというイメージが先行してうずら自体がどのような性格や特徴を持っているのかあまり知らないかもしれません。うずらの性格や寿命、ペットショップで販売されている値段の目安も紹介します。
飼い方や飼育に必要なものをチェック!
うずらの種類や特徴を知った上で、実際にペットとして迎え入れるのに必要なものや、日常での世話など、飼い方と注意点を解説します。うずらはかわいい外見に似合わずとても大きな鳴き声を出すのです。
自宅の環境が飼育できるかを判断してから、うずらを迎え入れてあげましょう。なお、当記事は2022年1月9日時点の情報をもとに作成されております。
うずらとは?
うずらの分類と特徴は?
うずらはキジ目キジ科ウズラ属に分類されている鳥です。世界に幅広く分布しており、地域によって異なる種類のうずらが生息。うずらはキジ科の鳥としては珍しく、越冬するために南へ渡ります。
人とのつながりも深く、狩猟の対象や食用として、また鳴き声が美しいことから「鵜合わせ」と言って鳴き声を競い合う遊びも楽しまれていました。
うずらの種類を知ろう!
うずらは世界中に分布しているためたくさんの種類が生息していますが、新世界うずらと旧世界うずらに分類できます。種類ごとの特徴としては新世界うずらは木上生活、旧世界うずらは農耕地など地面で生活するのです。
ペットとして飼育する場合は、特徴や違いを覚えて適切な飼育環境を整えてあげるとストレスが少なく、寿命を伸ばすことにつながります。
うずらの種類1:姫うずら
姫うずらはインドから中国が原産地です。他の種類と比べると体・鳴き声ともに小さくペット飼育向きのうずらとなります。
さまざまな羽色のうずらがおり、愛好家の間では交配させてさまざまな羽色のうずらを繁殖させる楽しみもあるのです。旧世界うずらに分類されますので低いケージが向いています。
うずらの種類2:ヨーロッパうずら
ヨーロッパうずらは名前の通りヨーロッパから中東・アフリカに分布。私たちが思い浮かべるうずらはヨーロッパうずらとなり、ヨーロッパうずらから日本うずらが派生したと考えられています。鳴き声が大きく、茶色い羽が特徴的です。姫うずらと同じく旧世界うずらに分類されます。
うずらの種類3:コリンうずら
コリンうずらはヨーロッパうずらと比べてひとまわり大きな種類です。アメリカやメキシコが原産となり、日本へは狩猟・飼育用として入ってきました。新世界うずらに分類されており、木の上での生活環境に近づけるため、高さのあるケージで飼育しましょう。
うずらの種類4:白うずら
白うずらは日本うずらの羽色が白になった種類です。見た目が美しく、人気が高いのですが、個体数が少ないので値段が高くなる傾向にあります。
またうずらは羽の模様でオス・メスを見分けますが、白うずらはいずれも真っ白で一般人では見分けがつきません。旧世界うずらに分類されますので、適した環境を整えてあげましょう。
雛の頃から飼育するとなつく
うずらは基本的に臆病な性格をしているため、ペットとしてはなつきにくい動物と言えます。しかし、他の動物と同じく愛情を持って世話を続ければ人に慣れてくれるので、ストレスを与えないように飼育しましょう。
また成体をペットショップで購入するよりも、卵から孵化したばかりに近い日齢の個体を探して飼育するとなつきやすいと言われています。
ペットショップでは
ペットショップでは基本的に雛を扱っていることはありません。愛好家同士の里親を探したり、有精卵を譲ってもらったりと、ペットショップ以外の経路でうずらの有精卵・雛を手に入れることを考えましょう。
うずらのペットショップでの値段と相場
うずらはインコなどと比べるとペットショップでの取り扱いは少ない傾向にあります。しかし、鳥類をたくさん取り扱っているペットショップで販売されていることがあり、種類や希少性にもよりますが、値段の目安としては2000円から3000円が相場と言えます。
有精卵と孵化器
ネットではアマゾンでも有精卵を購入できます。ただ置いておくだけでは孵化しませんし、卵が孵化するための環境を整える必要があるでしょう。
LifeBasis 自動孵卵器 インキュベーター
卵の管理負担を軽減させるためには孵化器が必要です。孵化させてから2週間までは37度の温度管理をし、2週間以降は30度の温度に保温します。飼育方法は後述しますが、孵化して1ヶ月はよりこまめな世話が求められるでしょう。
うずらの寿命と特徴・性格
野生環境よりも寿命は短め
うずらの寿命は野生環境で10年程度が平均となります。飼育環境下ではやや短くなり7・8年が寿命の目安です。またオスよりもメスの個体の方が短命になる傾向が強く、これは卵をたくさん産むためだと考えられています。
それぞれに共通する特徴と性別ごとの寿命と特徴・性格をそれぞれに分けて解説しましょう。
オス・メスに共通する特徴
オス・メスに共通する特徴は基本的には臆病な性格であるということです。また小型で成長が早く、丈夫で飼育しやすい特徴も挙げられます。そのため古くから家禽として飼育が続けられており、すでに平安時代の文献には調理の記述も残っているのです。
メスうずらの寿命と特徴・性格
いずれの種類のうずらもメスの方が寿命は短く、大人しい性格の個体が多くなります。またメスは基本姿勢が頭を下げている場合が多く、1羽飼いでも産卵をしますので、卵を産んだらメスだとわかるのです。
オスうずらの寿命と特徴・性格
オスはメスと比べると体が大きく、攻撃的な個体が多くなります。オスの基本姿勢は立ち姿の場合が多く、雄叫びのような鳴き声をあげる傾向に。
複数飼いするとオス同士は喧嘩しますし、発情期以外はメスを追いかけたり攻撃したりと、互いにストレスが掛かりやすくなるため、基本的には1羽での飼育環境を整えるか、オス1羽に対しメス2〜3羽の比率で飼育するとよいでしょう。
うずらの飼育に必要なもの
ペットにする前に必要な設備を整えよう!
うずらの飼い方を知る前に必要な設備について解説します。雛から育てる場合と、ペットショップから成体を買う場合では必要な設備が異なるのです。うずらの成長に合わせて適切な環境を整えてあげてください。それぞれに必要な設備の大きさや値段の目安を解説します。
必要な設備:水槽
コトブキ クリスタルキューブ300
うずらを雛から飼育する場合はガラス水槽がおすすめです。雛の頃は保温してあげることが重要なので、ペットヒーターを併せて使用してください。大きさの目安は30センチ幅の水槽が取り扱いやすくおすすめです。2000円から3000円程度の値段が目安となります。
必要な設備:ペットヒーター
フィルムペットヒーター
ペットヒーターにもさまざまな種類がありますが、小動物用のペットヒーターがおすすめです。こちらも3000円程度の値段で購入できます。
必要な設備:ケージ
大きくなったら鳥カゴ・ケージに飼育場所を移してあげます。うずらは普段、飛ぶよりも地面を歩き回る方が多いため、鳥カゴの底網を外してペットシーツなどを敷いてあげましょう。
アイリス ラビットケージ グリーン W612
旧世界うずらに分類される種類のうずらは、ウサギ用ケージや天井の低いペットケージがおすすめです。値段の目安も4000円程度と手頃となります。
ホーエイ HO35手のり
新世界うずらに分類されるうずらは高さのある鳥カゴがおすすめです。大きくて高さのある鳥カゴは値段が高くなりますが、適した環境を用意してあげるようにしてください。
必要な設備:水・餌入れ
クオリス ポッタリーS・M2つ組 ピンク
水入れ・餌入れは100均で販売されている容器でも構いません。プラスチック製のものは軽く、こぼしてしまうおそれがあるので、陶器でできた重みのある容器を選びましょう。
必要な設備:砂と砂入れ
焼き砂
うずらは本能的に体や羽についた小虫を落とすために砂浴びをします。飼育環境下でも好んで砂浴びをしますので、砂と砂入れを準備してあげましょう。
砂は焼き砂を、砂入れには深さのある容器がおすすめです。砂自体に重たさがあるので、砂入れは軽いプラスチック製でも問題ありません。
うずらの餌
うずらは専用の餌がペットショップで販売されていますので、主食として与えてください。主食だけでは栄養不足になってしまうおそれがありますので、主食となる餌と副食として与えて欲しい餌をそれぞれ分けて紹介します。
うずらの餌1:うずらフード
バーディー うずらフード
うずら専用のフードは種類が少なくあまり出回りませんが、フィード・ワン・バーディーから販売されているうずら専用餌は愛好家の間でも高い評価を得ていますので、値段も安価で主食におすすめです。
うずらはひよこやニワトリの餌はあげられないので、この商品は重宝しています。また良く食べる。毎日卵も産みます。
うずらの餌2:カルシウム
黒瀬 自然派宣言 手洗いボレー粉
メスは卵をたくさん産むため、オスを飼育している場合よりもカルシウムをたくさんあげる必要があります。カキ殻を餌に混ぜてカルシウム補給してあげましょう。
うずらの餌3:ムシ餌
ミルワーム
うずらは雑食性ですので副食やおやつとしてムシ餌をあげると喜びます。動物性タンパク質の補給にもなりますので、可能であれば与えてあげてください。
うずらの飼育方法・飼い方
飼育方法・飼い方をチェック!
うずらは雛の時期を乗り越えれば毎日の水・餌やりに、最低でも1週間に2回床材を取り換えれば世話は事足ります。換毛期に入ったり、発情期に入ったりすると攻撃的な性格に変わってしまうことがありますので、そっとしておいてあげましょう。
構い過ぎはストレスの原因です。また元来渡り鳥であることからもわかるように寒さに弱いため、冬はペットヒーターを入れて保温に努めてあげてください。夜は冷えやすいので、ケージや鳥カゴの上から毛布を掛けておくことをおすすめします。
うずらをペットにしたときの注意点!
愛らしいうずらですが、ペットにしたときの注意点をいくつかに分けて解説しましょう。うずらのメスは個体にもよりますが、たくさんの卵を生みます。食べられそうな気もしますが注意が必要となるため、併せてご紹介しましょう。
うずらが産んだ卵は食べられる?
うずらの卵はスーパーで販売されていたり、水煮として加工品が並んでいたりするので食べ物として認識していますが、ペットとして飼育しているうずらの卵は食べられるのでしょうか?
通常食用として流通・販売されている卵は、親鳥の健康から卵の衛生管理まで徹底されており健康リスクが起きないようにされているのです。ペットとして飼っているうずらの卵は衛生・健康管理が未徹底であることが多く、「食べられるが、おすすめはしない」が答えとなります。
うずらの鳴き声
うずらは大きな声で鳴きます。一軒家ではあまり気になりませんが、集合住宅では環境によって周囲に騒音だと思われてしまうかもしれません。オスとメスを比較するとオスの方が大きな鳴き声を出すので、鳴き声が気になる環境の場合はメスの飼育をおすすめします。
臭いは大丈夫?
うずらをはじめとする鳥類は”トイレ”という概念がありません。場所や時間を問わずどこでも排泄してしまうのです。うずら自体に臭いはあまりありませんが、排泄物の掃除が徹底できていないと臭います。
臭いの点はこまめな掃除を心掛けるほかありません。汚れが少ない飼育環境を作るとうずらもストレスが減り、健康で元気に育てることにつながります。
うずらの病気
雛の頃はニューカッスル病と言われるウイルス病に罹ると、50%近くの確率で命を落としてしまいます。他にもマレック病にも注意が必要です。健康な親鳥から生まれた卵であることを確認しておきましょう。
うずらは腸が弱く、飼育して成鳥になってから見られる病気はサルモネラ症や潰瘍性腸炎などです。いずれも水様便、食欲低下などの症状が現れます。
清潔な飼育環境
ウイルス・細菌・寄生虫いずれの場合も持ち込まないことと繁殖させないことが重要です。こまめに掃除して清潔な飼育環境を保ちましょう。うずらが発症する病気は致死率が高いため、病気になっていない個体選びと日常の飼い方の中で飼育している水槽やケージの消毒・清掃が重要です。
動物病院を探しておこう
犬・猫は大抵の動物病院で診察可能です。同じ鳥類でもよく飼育されているインコやブンチョウは診察してくれても、うずらを診察してくれるとは限りません。飼育を始める前に、周囲の動物病院がうずらの診察を受け付けてくれるか調べておきましょう。
インターネットで調べても情報が出てきにくい傾向にありますので、直接電話して調べる方が結果的に早く見つかることが多くなります。うずらを飼ってから慌てることがないようにしておきましょう。
うずらの特徴・飼い方を知ってペットにしよう!
まとめ
うずらは江戸時代には鳴き声が美しく、たくさん飼育されていました。江戸時代以降は他のペットの台頭もあり人気は下火でしたが、近頃は愛らしさが見直されペットとして人気です。
いずれの種類も共通する特徴はメスよりオスの寿命が長く、臆病な性格ながら複数飼いすると喧嘩しやすいので注意が必要。ペットショップで見かける機会も増えてきましたが、手頃な値段で飼育し始めやすいペットです。飼い方や飼育に必要なものと、適切な餌を与えて可愛いうずらを育ててみましょう。
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