検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

カラスはペットとして飼えるの?販売店や値段から飼い方を徹底調査!

害鳥としてのイメージが強いカラスですが、ペットとしての飼育方法やカラスの種類・なつくのか?と言った事柄を解説します。カラスの販売店や相場となる値段を紹介しますのでカラスが気になる方はチェックしてみてください。気になる臭いや鳴き声についても解説します!
更新: 2023年12月22日
さくらドッグ
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

はじめに

カラスをペットにしよう!

カラスは街中ではゴミを漁ったり、集団で糞害をしたりと害鳥のイメージがあります。しかしカラスをよく見るとかわいらしい一面があり、雛の頃から飼育するとよくなつくペットとして飼育できます。日本に生息しているカラスの種類や特徴を解説します。気になるカラスの習性を覚えてからペットとして飼育するか判断してみてください。

カラスの値段や販売場所

カラスはよく飼育されている種類の動物ではないので一般的にはペットショップで販売していることはまずありません。この後の項目でカラスが販売されている場所や目安となる値段や、購入する以外にもカラスの雛を手に入れる方法を解説します。

気になる飼育方法を解説!

気になるカラスの飼育方法を人になつくのか、普段食べさせる餌や臭いなどに分けてそれぞれ解説します。カラスの飼育方法をチェックして実際にペットとして飼育できるか判断しましょう。一緒に暮らすと可愛らしい一面もありますが、カラスのために環境を整えてあげてからペットとして家族に迎え入れてください。

カラスはペットとして飼える?

丁寧に飼育するとなつく動物

カラスは知能が高く、雛の頃から飼育すると鳴き声を抑制してしつけをしやすい動物です。元々野生に生息している野鳥ですので好奇心が強く気まぐれな面が強く出やすいのですが、基本的には人になつく動物と言えます。ですが、成鳥を保護してから飼育する場合は鳴き声やトイレなどのしつけは困難になる傾向があります。

病気・ケガに強い

カラスはインコやオウムなど日本と異なる気候で生息していた種類とは違い、日本に定住している野鳥となりますので気候が合わずに病気になることはあまりありません。他にもケガにも強く、多少の流血であれば時間が経つと治っていることが多く、飼育しやすい動物と言えます。

カラスの種類1:ハシブトガラス

街中・森林に多いカラス

カラス1種類目のハシブトガラスは頭から尾っぽまでの長さが50〜60センチ・翼を広げた長さが1メートル弱・体重が500グラムから800グラムほどとなります。もともとハシブトガラスは森林に生息していたカラスです。ここ数十年で都市部にも生息域を広げている種類のカラスとなり、街中で見かけるカラスのほとんどがハシブトガラスだと言われています。

生態

ハシブトガラスの生態としては雑食性でなんでも餌にしますが、特に脂性の強い食べ物を好みます。電柱や木の上に巣を作り4月に産卵期を迎え、孵化してから1ヶ月ほどで巣立ちます。その後は3年ほど集団生活をしてから独立し、ペアで暮らします。寿命は野生で約10年、飼育環境では約20年とされています。非常に賢く、人間の生活物を上手く活用しながら私たちと共生している動物です。

カラスの種類2:ハシボソガラス

山里に多いカラス

カラス2種類目のハシボソガラスはハシブトガラスより少し小さいカラスで全長は50センチほどです。生息している地域もハシブトガラスと異なり、山里や農耕地など自然が多い環境にたくさん生息しています。人が住んでいる場所でも農村などを選んで住んでおり、よく動画などでも見られる車を利用してクルミなどの空を割って餌にするのはハシボソガラスです。

生態

ハシボソガラスの生態としては雑食性ですが、ハシブトガラスと比べると植物性の餌を好みます。産卵時期や巣立ちまでの期間はハシブトガラスとほとんど同じ生態です。全体的に小ぶりでクチバシが細く鳴き声が濁っているところなどで見分けます。


カラスの値段は?

カラスの値段はリーズナブル

Photo by Japanexperterna.se

カラスの値段は一羽2万円〜3万円が相場と言われています。カラスをペットして飼育したいと言う需要が低いため、ペットショップの店頭に並んでいることはあまりありませんが、鳥の販売に力を入れているペットショップなどで取り寄せると上記の値段で取引されている場合が多いです。

保護や里親なら値段はなし

ペットショップ以外では里親募集や傷ついたカラスを保護すればカラスを手に入れるのに値段は掛かりません。但し、カラスは野鳥として見たときに鳥獣保護管理法によって飼育を目的とした捕獲は禁止されていたり巣を撤去する際には勝手に行ってはいけないと定められています。状況によって手続きや届出が必要だと覚えておいてください。

販売場所はペットショップ?

取り寄せ販売してくれるペットショップ

Photo by Dick Thomas Johnson

大きなペットショップはカラスの雛を取り寄せしてくれないことが多いようです。どちらかと言えば個人で経営されている小さなペットショップやネット上から販売しているお店を探す方がカラスの雛を手に入れやすくなっています。また時期もカラスの産卵時期である6月前後に探し始めると見つけやすい傾向があります。

タイミングも重要

カラスはペットとしてあまり需要がないため、カラスのブリーダーや直接販売している所を見つけることも難しい場合がほとんどです。ペットショップへの依頼や里親募集を組み合わせてカラスの雛を探してみましょう。成鳥の保護はしつけが難しいので慣れた人以外はおすすめしません。

カラスの飼育は室内?室外?

室内飼育

室内で飼育する場合はカラスは犬用ケージや鳥カゴでは間に合いません。余裕があれば一室をカラスの飼育スペースにあてることをおすすめします。リビングで買う場合は部屋の一角をワイヤーラックなどで区切ってカラスの居場所にしてあげましょう。サンルームがある住宅環境だと日光浴や水浴びの場所も確保しやすくなります。それぞれの住宅事情に合わせてカラスが快適に暮らせる環境を整えてあげましょう。

室外飼育

室外飼育と言っても放し飼いではなく、簡易的でも鳥小屋を作ってあげましょう。イメージとしては小学校によくあるウサギ小屋のようなイメージを思い浮かべてもらえればわかりやすいかもしれません。人に育てられたカラスは野生カラスの社会性やルールを覚えていません。放し飼いや外に出ている状況にすると縄張りを荒らされたと感じた野生のカラスが襲ってくる可能性もあります。また室外飼育にしていると鳥小屋から聞こえるカラスの鳴き声に反応して一時的にカラスが集まってくる可能性もありますので、その点も考慮しておいてください。

カラスペットとしての飼育方法1:なつく?

雛から飼うとなつく

カラスに限った話ではありませんが、雛の時期から飼育すると人になつく可能性が高まります。ご褒美として餌以外に喜ぶご褒美を上げたり、こまめに話しかけたり触れ合いながら愛情を掛けるように育てましょう。カラスは基礎代謝が高く、ある程度大きくなるまでは留守がちな家での飼育は難しくなります。

鳴き声を覚えないメリットも

野生のカラスは雛の頃から親に鳴き声やカラス社会のルールを覚えながら雛・幼鳥・成鳥と徐々に大きくなります。人が育てるということはカラスの身に付けるルールを一切教えることなく成鳥になります。そのためカラスの性格にもよりますが、人の都合のよいようにしつけると、鳴き声を覚えないと言うメリットがあります。逆に言うと人手がなければ生きられないカラスを育てることになりますので、責任を持って飼育しましょう。

カラスペットとしての飼育方法2:餌

カラスは雑食


カラスは雑食性で基本的にはなんでも食べます。餌としてあげる場合は鳥の餌や犬・猫の餌といろいろなペットフードを日替わりで上げましょう。カラスは基礎代謝が高いので餌を上げなければすぐに飢えてしまいます。特に雛から若鳥の間は餌のやり忘れに気をつけましょう。餌箱には常に餌を入れておくか、カラスが自分で隠せるように少し大きめの犬用ジャーキーなどを上げておいてください。

いろいろなペットフードを餌にしよう

カラスには一般に販売されているペットフードを与えておけば間違いありませんが、雑食性ゆえ単一のペットフードを与え続けると栄養に偏りが出てしまいます。いろいろなものを上げてバランスに気を使ってください。またしつけの一環にもなりますので、こまめに世話をできるなら飼い主の手で餌を上げるとコミュニケーションを取ることにもつながります。

ペットとして飼うときはご褒美を

飼育下にあるカラスは食べる以外の娯楽がありません。基本的には毎日ペットフードをあげながらたまには魚の切り身や肉をご褒美として餌にするとストレス解消やなつくことにつながります。また注意して欲しいのが人間には無害でもカラスにとっては毒となるアボカドやチョコレートなどは与えたり、誤食してしまうような場所に置かないようにしましょう。最悪の場合死に至ります。

カラスペットとしての飼育方法3:臭い

水浴びが好き

カラスは野生の個体がよく水溜りや河川敷などで水浴びをしている光景が見られます。ペットとして飼育する場合も好きなタイミングで水浴びができるようにカラスが入れる大きなたらいなどに水を張っておいておきましょう。カラス自身は綺麗好きなのでカラス自身から臭いはあまり発しません。

出してすぐのフンは臭いが少ない

カラスや鳥類が臭いと言われるのはトイレが決まっておらず鳥籠の底に溜まった糞が時間の経過とともに臭いを発します。トイレのしつけはほぼできないと考えてもいいので、室内飼育であれば糞をするたびに掃除をしましょう。室外で鳥小屋を建てて飼育する場合は朝の餌やりのときに一緒に掃除することで臭いが軽減されます。カラスのしつけよりも飼い主の努力で臭いを軽減させましょう。

カラスペットとしての飼育方法4:鳴き声

鳴き声が大きい

カラスの鳴き声は普段外で聞いていると大したことのないように感じますが、実際に近くで聞くとかなり大きな鳴き声です。例えるなら4・5歳児の大きな声くらいのボリュームがありますので隣家との距離が近く庭に鳥小屋を建てて飼育しようとする場合には事前に断りを入れてから飼育しましょう。カラスは昼行性とは言え、明るさを感じたら行動を始めるので早朝から鳴き声を発します。自分の住宅環境を考えて飼い方を考慮してください。

室内なら大丈夫

自宅の一室を潰してカラスの飼育場所にする場合は一般的な壁でも周囲に鳴き声が漏れることはあまりありません。住宅地に住んでいる方は基本的に室内飼育にして、鳴き声や臭いが周囲に漏れないように配慮してください。

カラスペットとしての飼育方法5:換毛期

6月から換毛期

Photo bytigerlily713

冬を越して暖かくなってくると保温のための冬毛が不要になり徐々に抜けながら生え変わります。顔周りの羽毛が抜け落ちてから少しずつ夏毛が生えてきます。このときに普段は覆われて見えない耳の穴や鼻の穴が観察できるようになります。大体1ヶ月程度で換毛期が終了し、次に風切り羽根が生え変わります。

ストレスがあると禿げる

換毛期以外で異常な量の毛や羽根の抜け落ちがあったらストレスを疑いましょう。食べ物やカラスの飼育環境を見直して様子を見てください。元気がない状態が長く続くようであれば獣医師に相談して適切な対応をしてあげましょう。

カラスペットとしての飼育方法6:しつけ

好奇心が強い


カラスは種類を問わず雛の頃から育てると人によくなつく傾向にあります。しかしなんにでも興味を持つ子供のような好奇心が強く目を離すと家具を壊してしまいます。頭がいいと言っても人間の思い通りに育てたりしつけるのは至難の技です。過剰にしつけようとするとストレスに感じ、なつくどころかイタズラをしてしまう可能性があります。他のペットと同じように気長にじっくりと育ててあげましょう。

トイレ

カラスだけでなく鳥類にトイレのしつけは難しくなっています。飛んでいる鳥が糞を落として肩に当たった経験をしたことがある人もたくさんいると思いますが、それはわざとやっているのではありません。力が入ったり、リラックスした瞬間に排泄する習性が原因です。無理にトイレをしつけようとすると過剰なストレスになりますので、臭いが籠る前に掃除したり、カラスの生活場所を分けるようにしましょう。

カラスペットとしての飼育方法7:病気やケガ

動物病院を探しておこう

Photo bysteinchen

カラスがペットショップにあまり置いていないのと同じように診てくれる動物病院も少ない傾向にあります。診察の可否や必要になる可能性のある薬の値段や診察費用を説明してくれる動物病院が近くにあるか探しておくと安心です。ネットの口コミでも見つけにくいので直接電話で問合せてみましょう。

コクシジウム

コクシジウムはカラス以外にも猫や犬に寄生する原虫です。症状が現れることは稀ですが、腸内で増えすぎると下痢や嘔吐の症状が見られます。基本的には元気なのですが、免疫が弱り他の病気を併発するおそれがありますので続くようであれば動物病院に診察してもらいましょう。一般的には健康な人には感染しにくい病気です。予防法としては糞の片付けをこまめにして、清潔に保ってください。臭い対策にもつながります。

まとめ

カラスをペットにしよう!

Photo by nubobo

カラスは街中にたくさんおり、害鳥のイメージが強い動物です。しかし、雛から飼育すると鳴き声を親から教わらないため自宅で飼育するときに騒音にならないメリットがあります。カラスの雛はペットショップや里親募集から自宅に迎え入れることができますので、最寄りのペットショップなどで尋ねてみましょう。カラスの種類や飼育方法をそれぞれに分けて解説しました。キチンとしつけするとよくなつく可愛いペットとして飼育できます。気になる方は自宅にカラスをペットとして迎え入れてみましょう。

参考文献:「カラスブログ」

ペットが気になる方はこちらもチェック!

当サイトではカラスはペットとして飼えるの?販売店や値段から飼い方を徹底調査!以外にもペットに関する記事をたくさん掲載しています。気になる方はこちらもチェックしてみてください!