オーストリッチ(OSTRICH) 輪行袋 SL-100
DOPPELGANFERコンパクト輪行キャリングバッグ
クロスバイクの輪行方法を徹底解説
サイクリング初心者の人はハードルが高い、と思う人もいる輪行は、正確な方法やマナーを理解できれば気軽にできます。輪行はサイクリングの幅を広げてくれるため初心者の人にこそ行ってほしいのです。そんな輪行の方法や工具、おすすめの輪行袋など、クロスバイクの輪行方法を徹底解説します。
クロスバイク輪行のメリット
クロスバイクやロードバイクは基本的に重量が軽いため持ち運びが簡単です。そんな輪行には具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。ここでは輪行のメリットを具体的に解説します。
自転車で行けない場所でも行ける
電車やバスを利用できる輪行は、自転車では行けないような島や遠方にも行けます。いまだかつて行ったことがない場所でサイクリングができるため、楽しみがより深まるのです。
時間を気にしなくてよい
輪行では電車などが使えるため、時間を気にしなくても良いのです。ロングライドを楽しんでいる際に、時間が遅くなってきてもその地点から電車などの乗り物を使って帰宅できるのです。
コースの幅が広がる
コースの幅が広がるのも輪行のメリットも1つです。例えば自宅からスタートする場合はゴールも自宅にしなければなりませんが、輪行なら電車などで持ち運びが可能なため、ゴールを駅やバス停に設定できます。
トラブルが発生しても帰宅できる
サイクリング中はいつトラブルが発生してもおかしくありません。そんな何らかのトラブルが発生して、クロスバイクで走れなくなっても、電車やバスで持ち運び、帰宅できるのです。そのため、トラブルを気にせずにサイクリングが可能です。
クロスバイクの輪行に必要な工具
輪行には様々な工具を使います。必ず必要な工具からあれば便利な工具まで様々です。そういった輪行に使う工具を紹介していきます。
輪行袋
輪行袋は輪行に必ず必要な工具です。この工具は自転車を入れる袋で、大きく3種類に分けられます。また、軽いタイプや車輪ポケットがついているタイプもあり、好みに合わせて選べます。種類ごとの特徴を紹介します。
縦型輪行袋

縦型の袋は最もコンパクトなサイズで持ち運びが可能です。両輪を外すため、手間はかかりますが、小さいサイズのため、持ち運びが楽な上、電車やバス内でも邪魔になりにくい、というメリットがあります。最もよく使われるタイプでもあり、初心者におすすめです。
横型輪行袋
横型のタイプは両輪を外すタイプと前輪を外すタイプに分けられます。両輪を外すタイプはバランスが取りやすく、コンパクトなサイズになるため、持ち運びやすいメリットがあります。前輪を外すタイプは分解が手軽ですが、収納サイズが大きくなってしまう上、乗車できない電車も存在します。
エンド金具(前輪用・後輪用)

エンド金具は前輪用と後輪用の2種類があり、必ず必要なのは後輪用です。特に縦型ではサドルとリアディレイラーが下になります。リアディレイラーは自転車の心臓ともいえる大事なパーツなので、しっかりと保護しなければなりません。そんなリアディレイラーの保護に必要な工具がエンド金具です。自転車ごとにサイズがあるため確認してから選びましょう。
チェーンカバー

チェーンカバーとはその名の通り、チェーンを覆う工具で、油汚れがフレームや袋、洋服に付着するのを防いでくれます。また、フレームの傷を予防してくれる役割もあります。用意すれば便利な工具の1つです。
スプロケットカバー
スプロケットと呼ばれる歯車状のパーツにかぶせる工具で、スプロケットを保護してくれます。スプロケットの保護に重要な工具ですが、無くても輪行自体は可能です。また、非常に簡単な作りのため、自作もできます。
軍手
輪行未経験者が自転車を分解すると油で手が真っ黒になります。そのため、軍手をつけて輪行の準備に入ることをおすすめします。自転車の油汚れは洗えば落ちるため、そこまで神経質になる必要もないのですが、不快になる人も多いと思います。まずは軍手をはめることをおすすめします。
クロスバイク輪行の注意点
輪行は自転車を電車やバスなどに乗せられるため、非常に便利ですが、守らなければならないマナーや注意点もあります。そんな注意点を紹介します。
場所の選び方
輪行でははじめの場所選びが大切です。しばらくその場から動けない上、小さいサイズの部品なども置いておくため、人の通行の支障にならない場所の確保が必要です。人の通り道や扉の近く、階段の近くや点字ブロックなどの近くは避けましょう。また、車輪を立てかけて置ける壁際を探しましょう。
完全に袋の中に入れること
自転車を輪行袋の中に入れるのですが、この時完全に隠れるようにしなければなりません。一部でも見えていると、電車などの乗車を拒否される可能性があります。また、袋からはみ出していると、運んでいる際も周りの人に迷惑をかけてしまいます。
混雑しているときは利用しない
混雑する通勤時や帰宅時などは利用してはいけません。分解して小さいサイズにしたものの、周りから見れば大荷物です。その分周りの人の迷惑にもなります。そのため、混雑時には利用しないようにしましょう。特に電車を利用する際は特に混雑するので注意が必要です。
クロスバイクの輪行方法①付属品の取り外し
場所を確保した後、クロスバイクの付属品を取り外します。取り外さないと、クロスバイクの分解の支障になってしまいます。また、付属品の中には小さいサイズや軽いものもあり、落とすこともあるので特に初心者の人は注意しましょう。
取り外さなければならない付属品
取り外すべき付属品はライト、サイクルコンピューター、キャリア、スタンド、バッグ類、泥除け、かごなどです。基本的にハンドルや後輪付近の付属品は取り外す必要があります。またライトやサイクルコンピューターはサイズが小さい上軽いため簡単に破損してしまいます。
クロスバイクの輪行方法②後輪を取り外す
付属品を取り外したら、ギアをアウタートップにして後ろの車輪を取り外します。実はギアはインナートップでも外せますが、アウタートップに入れましょう。また、効率よく後輪を外せば手を汚さずに簡単に外せます。そんな後輪の外し方を解説します。
なぜアウタートップにするのか
アウタートップとはギアが一番重い状態のことで、フロントディレイラーの大きい歯車、リアディレイラーの小さい歯車にチェーンがある状態です。この状態ならフロントディレイラーのギザギザの部分が袋に当たらないため傷がつかない上、ギザギザが脇腹にも当たらず、簡単に持ち運びができます。
効率的な後輪の外し方
自転車を裏返して後輪を外す人もいますが、そのままで外す方が簡単です。やり方はまず、クリックレバーを緩め、サドルの後方を持ち、そのまま、サドルを持ち上げます。すると後輪が外れますが、チェーンは着いたままです。チェーンを外すには、一度サドルを少し落とし、同時に後輪を手前に引くと効率よく外せます。初心者でも簡単に外せるので落ち着いて行いましょう。
クロスバイクの輪行方法③エンド金具の取り付け
後輪を取り外したら自転車を裏返し、前輪を外します。クロスバイクは基本的に軽いため、女性でも簡単に裏返せます。前輪を外したら後輪があった場所にエンド金具を装着します。この時の取り付け方を具体的に解説します。
チェーンを通してエンド金具を取り付ける
エンド金具を装着する際、チェーンを通すことで、フレームが傷つきにくくなります。チェーンを通さなくても装着は可能ですが、面倒な作業でもないためチェーンを通すことをおすすめします。
チェーンステーから延長した位置に取り付ける
チェーンステーとはチェーンの位置にあるフレームの名称で、このフレームの延長となるようにエンド金具を装着すると、自転車が自立する上、ディレイラーが保護されるため破損しなくなります。
エンド金具を取り付けた後リアギアをローに入れる
エンド金具を取り付けた後リアギアを最も軽いローギアにします。この理由は、ディレイラーを内側に移動させるためです。ディレイラーは非常にデリケートなパーツなので、どこかにぶつけてしまうと、簡単に破損する可能性があります。特に電車内では立てかけておくため倒れる可能性もあります。そのため初心者の人は内側に移動させて破損しないようにしましょう。
クロスバイクの輪行方法④車輪の固定
エンド金具を取り付けたら、車輪をフレームにベルトで固定していくのですが、固定する場所にもポイントがあります。ここからはそんな、エンド金具を取り付けた後の作業について解説します。初心者の人はしっかりと理解して持ち運びの途中でも車輪がばらけないように気をつけましょう。
エンド金具とサドルで立つように自転車を傾ける
エンド金具を取り付けたらエンド金具とサドルで立つように傾けます。この時エンド金具と地面が垂直になるように調整しましょう。基本的にこの状態で自転車を立てておくため、自立するように調整が重要となります。
ペダルの位置を調整する
フレームを車輪で挟むように立てるためにはペダルの位置が重要となります、そのため、車輪で挟む前にペダルの位置を調整しなければなりません。基本的にペダルの位置はチェーンステーに沿うように調整します。この状態にすることで袋の中に入れやすくなります。
正三角形を描くように3か所固定する
車輪でフレームを挟むように立てかけ、3か所を固定します。固定する場所はダウンチューブ、シートステー、サドルの前部分の3か所です。ダウンチューブの固定は特に重要で、二重で固定します。他の2か所は普通に固定しましょう。力強く固定すると車輪が変形するため軽い力で締めましょう。初心者の人は特に間違えやすいため、しっかりと把握しましょう。
クロスバイクの輪行方法⑤袋への収納
車輪をフレームに固定したら、肩紐を取り付け、輪行袋の中に入れていきます。肩紐の取り付け方は持ち運びのしやすさに影響するため、初心者の人はしっかりと取り付けましょう。ここからはそんな肩紐の取り付け方や袋への入れ方について紹介します。
肩紐の準備の仕方
肩紐を取り付ける前にまず肩紐を取り付けやすい形にします。おすすめの状態は片側に小さめの輪っかを作っておくことです。肩紐の中にはすでに小さいサイズの輪っかがあるタイプもありますが、無いタイプの肩紐を使用する場合は、スライダーを調整して輪っかを作りましょう。
輪っかを利用してクランクの根元に取り付ける
肩紐に小さい輪っかを作ったら、クランクの根元に取り付けます。小さいサイズの輪っかを利用すれば簡単に取り付けることができます。
肩紐をフォークに引っ掛ける
肩紐をクランクに固定したら、そのまま上に引っ張り、フォーク(前輪の取り付け部)に引っ掛けます。この時ハンドルを横に倒しているため、フォークが上下にある状態ですが、下のフォークに引っ掛けておくことがポイントです。
クロスバイクの輪行方法⑥肩紐を通して完了
肩紐の準備が完了したら、輪行袋を用意して自転車を入れていきます。袋の中に入れたら、肩紐を通して、輪行の準備は完了です。ここからはそんな輪行袋への入れ方や肩紐の通し方について紹介します。
収納袋の中に付属品を入れてハンドル部に固定しておく
付属品の中にはサイズが小さいものもあり、なくす人もいます。そのため、輪行袋の収納袋の中に入れてハンドル部分に結び付けておきましょう。こうしておくと、なくす心配もありませんし、万が一結び目がほどけても輪行袋の中に落ちるだけなので、落とすこともありません。また、重さも軽いため持ち運びが大変になる心配もありません。
輪行袋を広げる
輪行袋を広げて自転車の側に置いておくのですが、広げた中に自転車を入れるため、内側から外側に向けて広げておくことがポイントです。クロスバイクは基本的に軽いため、袋の中に入れるのは簡単ですが袋の広げ方で急に難しくなります。
自転車を袋の中に入れ肩紐を取り付ける
袋を広げたら、自転車を袋の中に入れます。途中まで入れたら肩紐を袋の穴から出してフォークに引っ掛け、ハンドル部分に固定します。この時、紐にテンションをかけておくと、楽に持ち運ぶことができます。
袋を閉めて収納完了
肩紐を準備したら、袋を閉めて収納は完了です。取り出すときは収納した際と逆の手順を行うだけです。組み立てた後は必ず自転車の制動を確認しましょう。また、輪行に使用した工具の後片付けも忘れずに行いましょう。
クロスバイク用のおすすめの輪行袋①使いやすさ重視
オーストリッチ(OSTRICH) 輪行袋
オーストリッチ(OSTRICH) 輪行袋 SL-100
クロスバイクやロードバイクなどに対応している輪行袋で、縦置き型で軽いため、輪行時の持ち運びの重さを最小限に抑えたい人におすすめです。巾着タイプのため、ファスナーのように壊れたり噛んだりすることもなく、初めての人でも簡単に収納ができるおすすめの輪行袋です。
商品の口コミ
オーストリッチ輪行袋の口コミには「非常に軽いため持ち運びが楽」「巾着タイプなので扱いやすい」といった口コミが見られました。しかし、「袋が薄いためすぐに穴が空く」「肩紐が食い込んできて痛い」といった口コミもありました。袋の取り扱いには注意が必要ですが、適切に扱えば、問題なく使えます。
クロスバイク用のおすすめの輪行袋②耐久性が高い
DOPPELGANFERコンパクト輪行キャリングバッグ
DOPPELGANFERコンパクト輪行キャリングバッグ
コンパクトに収納できるタイプの輪行袋で、クロスバイクだけでなくロードバイクにも使えます。また、底面への保護も施されているため、比較的耐久性も高く、初心者の人でも安心して持ち運びができるおすすめの輪行袋です。
商品の口コミ
コンパクト輪行キャリングバッグの口コミを調べると「リーズナブルな上に十分な性能がある」「巾着タイプだから扱いが簡単」といった口コミがありました。しかし、「車輪の固定ベルトが貧弱」「生地が分厚くごわつく」といった口コミもありました。車輪を固定するベルトの耐久性は弱いため、不安な人はベルトは別で購入しましょう。
輪行でクロスバイクの楽しみが格段に増える
クロスバイクは基本的に軽い自転車なので、輪行の方法さえ分かれば女性でも簡単に持ち運びが可能です。また、輪行を行うと電車やバスなどの公共交通機関を利用できるため、サイクリングの幅が広がります。そのため、地元のサイクリングコースに飽きてきた、という人は是非輪行を行ってみてください。
初心者におすすめのクロスバイクについて気になる人はこちらのチェック
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