クロスバイクとは
クロスバイクとはどんな自転車?
クロバイクは競技自転車のロードバイク「スピード志向の競技用」とMTB(マウンテンバイク)「悪路踏破用」の良い所取りをしたタイプの物や、街乗りでおしゃれに感じるデザイン志向のものなど、様々なタイプがあります。クロスバイクはどれもスポーツ志向で作られ、軽量でギア比も普通の自転車と違いますので、その軽快さ、移動性能に驚く事と思います。とはいっても、基本は誰にでも扱いやすく作られていて、またエントリーも豊富なので、女性も安心して軽快に街中を走る姿が人気を伺えます。本章では15台のおすすめの物を、厳選してご紹介します。
ロードバイクとの違い
ロードバイクとは競技用に速く走る為に作られた軽量でハイギアで、大きく細いタイヤを履いたスピード重視の自転車です。軽量化に特化し、その重量は軽いもので6kg、中級者モデルでも10kg前後でフレームはアルミやカーボン素材で作られています。 クロスバイクでは、スピードはロードバイクには敵いませんが、クロスバイクにはロードバイクに迫るような、スピード重視のタイプの、ロードバイク仕様の物もありますが、多くは街中を安定して、軽快に移動する事を重視しています。一口でいえばロードバイクはスピード至上主義、クロスバイクは快適至上主義という感じです。
MTB(マウンテンバイク)
クロスバイクと似たようなデザインでMTB(マウンテンバイク)があります。MTBは未舗装の悪路を走る事に特化したバイクで、サスペンションが付き、フレームも頑丈でタイヤも太くて、泥道に対応するために凹凸が顕著です。最近ではシティ用マウンテンバイクのラインナップもあり、タイヤを舗装道路に適した物に変えて、サスペンションも軽量化する等、クロスバイクにかなり似た物もあります。
ビーチクルーザー
クロスバイクにデザイン的に似た、アメリカ生まれのビーチを走る為に開発された自転車です。丸みがあるデザインでビーチを滑走する魅力的な乗り物ですが、タイヤやフレームのごつさで、クロスバイクの様な街乗りの軽快さはありません。
クロスバイクの選び方
用途で選ぶ
クロスバイクを選ぶにあたって、大きなポイントが「用途は何?」という所です。通学や通勤を軽快に!でしたら通勤通学向けタイプモデルが良いのではないでしょうか。休日に遠乗りしたり、林道などで自然を楽しみたい人は、長距離向けタイプをチョイスする事がおすすめ。おしゃれに街中を散策し、カフェや買い物を楽しみたい人は、女性人気のデザイン重視の街乗りモデルがあります。また、買い物を重視した、女性モデルも数多くあります。用途に対して色々選べるのが、クロスバイクの良い特徴です。
コスパで選ぶ
コスパとは「コストパフォーマンス」の略で、価格に対してのクロスバイクの適正能力を基準に選ぶという事ですが、クロスバイクのコスパは高いです。私の乗っていたジャイアントのクロスバイクは軽量でスピードも出て、2キロ位の距離なら車と変わらない位の移動時間で(疲れもせず)価格は4万円代でした。私からすると非常にコスパが高いと感じます。ビックブランドでは値段が若干上がり、ブランドに疎い人にはパフォーマンスは試乗しないとわかりませんが、そのブランドの知名度や愛着にコストは比例すると思います。クロスバイクはおおむねコスパは高く安心ですが、試乗をしたり、レビューを参考にするなど、時間をかけてゆっくり探す事をおすすめします。
初心者におすすめの物は
初心者向けのエントリーもでるも多くありますが、クロスバイクはそもそもが、ロードバイクやマウンテンバイクの入門種の様な規格なので、極端にいうとどれもお勧めです。ですが自転車に対しても初心者という人は、トップチューブ(サドルとハンドルを繋ぐパイプ)が高いものは、大いに抵抗があるので、避ける方が良いと思います。またアルミのフレームの軽量の物を選ぶ事をお勧めします。運転している時も軽快で、降りて押したり収納する事も軽量のものなら楽しく、初心者でもストレスを感じません。
クロスバイクの種類
長距離向けタイプ
このタイプは最もロードバイクに近く、アクティブな人におすすめです。タイヤが細いのでスピードが出て、ロードバイクに迫るものもあります。山道のダウンヒルなどを疾走したい人にお勧めです。これからロードバイクに挑戦するのにエントリーモデルで、通勤などで慣らしながら使用する。そんな選び方も多く人気種も多いです。
通勤通学向けタイプ
通勤通学タイプという事で市街地や、若干の登坂路を軽快に走る事に徹しています。街中の段差のショックを緩和するためにタイヤも太めの物が多いです。チェーンがノートラブルのベルトタイプの物や、ギアも信号待ちで変換出来る物もあり、忙しい通勤で頼もしく嬉しい作りの物もあります。総じて意外とタフに作られていて、通勤通学では、やはりタフなモデルからの選び方が賢明です。
街乗り向けタイプ
街乗りタイプはデザインと軽快さが特徴です。軽量でタイヤの細いタイプの物が人気で、街中を軽快に移動する事に長けています。女性向けの物も多く、おしゃれに颯爽と、毎日の移動シーンの強い味方になります。
買い物向けタイプ
泥除けや、スタンドが標準装備され、買い物かごもやその他のアクセサリーも、色々な選び方で取り付けられます。女性向けに特化されていて、デザイン重視でおしゃれな設計の物が多いですが、軽快さはママチャリの比ではありません。
クロスバイクのメーカー
人気のメーカー
メーカーは世界各国様々で人気のメーカをご紹介します。 【TREK】(トレック)アメリカの大手名ーカーです。初心種向けモデルが多いのが特徴です。 【BIANCHI】(ビアンキ)イタリアのメーカーです。おしゃれなデザインの物が多いのが特徴です。 【GIANT】(ジャイアント)台湾のメーカーです。世界的なメーカーでロードバイクでも有名です。 【CANNONGALE】(キャノンデール)アメリカのメーカーです。派手で機能性の高いモデルを取り揃えてます。 【GIOS】(ジオス)イタリアのメーカーです。品質が良く、安価なのでコスパが高いと人気です。 【FUJI】(フジ)元々は日本のメーカーで現在はアメリカのアドバンススポーツ車です。シンプルでスタイリッシュさが人気です。 【ブリヂストン】 日本のメーカーです。ロードマンで世界を席巻したブリジストンが日本人向けにとクロスバイクを製造してます。
クロスバイクおすすめ①
「トレック」 FX 1
世界的自転車メーカー「トレック」の2017年入門種モデルFX1です。価格は49,000円(税抜)で世界的メーカーとしては破額です。シンプルな造りで、街乗りを重視した安定感のあるタイヤを装備しています。
おすすめポイント
何と言っても5万円を切るコスパです。この価格でアルミ製のフレームにスチール製のフォークを組合せ、トレックの品質の高さと味わえます。トレックの世界観を味わいたい方には、賢い選び方としておすすめです。初心者向けにリリースしたトレックのエントリーモデルです。
クロスバイクおすすめ②
「Bianchi」ROMA4
おしゃれなクロスバイクの定番と言ったらBianchi ROMAです!ロードバイクがベースとなっていてデザインと走りの両立を叶えています。うっとりするようなデザインと何処までも走りたくなるような乗り応えで、初心者、女性にもおすすめなおしゃれモデルです。価格は2018年モデルROMA4で70,000円(税抜)です。
おすすめポイント
端麗なデザインと美しいカラーリングで人気が抜群なローマです。デザインに目を奪われがちですが基本性能も高く、タイヤ幅、ギヤ比や軽量感などがロードバイクに近い設計で、デザイン重視で軽快に乗りこなしたい人には、最適な選び方とお勧めします。
クロスバイクおすすめ③
「Bianchi 」CAMALEONTE1
こちらもビアンキのクロスバイクですがMTBのフレームを使用し、ちょと無骨です。長距離も安心して乗れて休日にロングライドを、という方にはおすすめの、ROMAと並ぶ人気種です。価格は69,000円(税抜)です。
おすすめポイント
ビアンキのローマと並んで人気のカメレオンテですが、こちらのデザインもクロスバイク屈指の魅力モデルです。MTB寄りの構成でタイヤ幅は28㎜と安定感があり、フレーム構成もローマより太く肉厚感があります。おしゃれにタフに使いたいという人には良い選び方で、通勤通学でもタフなタイプなので頼もしいです。おしゃれに目立ってしまう事は必至です。
クロスバイクおすすめ④
GIANT ESCAPE R3
世界的自転車メーカーの「GIANT」のクロスバイクの入門モデルです。破額の55,000円(税別)ですがクラス最軽量でコスパに非常に優れた初心者モデルです。
おすすめポイント
何と言ってもコスパが魅力です。日本のクロスバイクのベストセラーモデルと呼ばれるESCAPE R3はGIANTの伝統のタフネスさと快適性を継承し、エントリーモデルながら最強のコスパで販売されています。通勤や週末のライディングに最適なモデルです。
クロスバイクおすすめ⑤
LIV ESCAPE R3 W
GIANTの女性専用ラインナップの「Liv」からのリリースモデルです。世界的メーカーの女性街乗りモデルで、初心者も抵抗なく乗りこなせる設計となっていておすすめです。価格も50,000円(税別)と驚異の価格です。
おすすめポイント
世界的メーカーのGIANTの女性向けブランドのエントリーモデルです。日本のクロスバイクのベストセラーの「ESCAPE R3」を女性用に改良したモデルで、それだけでも良い選び方としておすすめ出来ますが、女性用サドルや豊富なカラーリング、フレームサイズも3種選べ全ての女性を対象に作られています。「ESCAPE R3」同様コスパ最強モデルです。
クロスバイクおすすめ⑥
CANNONGALE QUICK WOMEN'S 7 2018
初心者モデルを多く提供するメーカーのCANNONGALE(キャノンデール)の女性用です。2018年モデルではNEWカラーをリリースする事で注目です。スピーディーで安定性のある、女性の初心者モデルです。価格も55,000円(税別)とお求め安くなっています。
おすすめポイント
ロードバイク界ではメジャーな、キャノンデールの女性エントリーモデルです。ロックなデザインの多いキャノンデールですが、こちらも同様にカッコ良いデザインのモデルです。女性向けというとパステルカラーの可愛い系が多いですが、こちらは黒のラメのフレームベースに大きなショッキングピンクのロゴでかなりインパクトがあり、カッコ良くおしゃれです。太めのタイヤで安定感が良く、通勤や街乗りでの選び方をお勧めします。
クロスバイクおすすめ⑦
GIOS MIISTRAL
品質が良く安価で好評なメーカー(GIOS)のMIISTRAL2017年モデルです。スポーツバイクの爽快感が味わえる、初心者モデルです。ロードバイクの高い実績のホイールを、そのままに提供しています。価格はこれも破額の51,000円(税別)です。
おすすめポイント
GIANTのESCAPEと並んで、クロスバイクのエントリーモデルとして選ばれるといえば「MIISTRAL」です。とはいえ、街中ではそんなに見かけないレア度もあります。基本性能はロードバイクをモデルにしたレベルの高い作りで、ロングライドもこなせます。またアフターパーツも多いので自分好みのクロスバイクに仕上げる楽しみもあり、選び方の理由としては、大きな魅力です。ブルーカラーのフレームがカッコ良く定番の「MIISTRAL」おすすめです。
クロスバイクおすすめ⑧
FUJI PALETTE
元祖が日本のメーカーの(FUJI)の2018年モデルのPALETEです。スポーツ性の高いFUJIのクロスバイクの定番モデルです。初心者向けの価格帯の中では走破性能が抜きんでています。価格は58,000円(税別)となっています。
おすすめポイント
ユニークなカラーリングが目を引くFUJIの「PALETTE」おすすめは使用用途によってモデルがくっきりと分かれています。「PALETTE」はエントリーモデルですがロードバイク寄りの設計で軽量で25Cの細いタイヤを装着し、ロングライディングもこなせます。メインフレームはアルミで、フロントフォークはクロモリ(クロームモリブデン鋼材)で軽量と強度を兼ね備えた、現実的なモデルです。
クロスバイクおすすめ⑨
BRIDGESTONE ORDINA F5B
日本のメーカーブリジストンのクロスバイク「ORDINA」です。軽量のアルミフレームを採用していて、アフターパーツも豊富なクロスバイクの初心者モデルです。絶対外れなくメンテナンスフリーのカーボンベルトや停車時でも変えれる内装ギアも嬉しくコスパが高いです。メンテナンス性に優れてますので通勤にはぴったりのモデルです。価格は57,800円(税別)です。
おすすめポイント
何と言っても通勤通学向けのモデルです。内装ギアとベルト駆動でトラブルやメンテナンスを極力無くす考えの設計です。またタイヤも通勤通学モデルですので空気の継ぎ足しは月に一回で済みます。通勤通学で快適に走る!という方に是非おすすめしたいモデルです。
クロスバイクおすすめ⑩
BRIDGESTONE CYLVA F24
日本のメーカーブリジストンのクロスバイク「CYLVA F24」です。アルミフレームの軽量型でセンタースタンドや32Cのパンクガード付きタイヤなど、色々搭載されコスパに優れたモデルです。フレームの選択幅が広く、女性の初心者におすすめの人気の1台です。
おすすめポイント
BRIDGESTONEの「おしゃれ」にというコンセプトで作られた、女性向けモデルです。ギアやブレーキをシマノ製で統一されているので不備の不安が少ないのは女性にとって嬉しい魅力です。日本製の数少ない女性向けのクロスバイクで、センタースタンドやフロントギアは、日本らしい優しい作りで魅力です。
クロスバイクおすすめ⑪
マルイシ Cross Record
日本のメーカー丸石サイクルのクロスバイクです。懐かしいと思う方もいらっしゃるのではと思います。アルミの軽量タイプのしっかりとした作りで仕上がってコスパに優れています。休日のサイクリング、街乗りと乗り方を問わないコンフォートモデルです。価格は54,800円(税別)です。
おすすめポイント
丸石自転車は120年の歴史を誇る日本の自転車メーカーです。このメーカーの自転車に乗っていた、お父さんたちは多いのではないでしょうか。そんなマルイシからのクロスバイクです。基本性能は他のメジャーなクロスバイク同様レベルが高く、アルミ性のメインフレームで重量が11kgと軽量で、しっかりした作りですので、街乗り、通勤にお勧めの1台です。
クロスバイクおすすめ⑫
Liv GRAMME (2018 NEW)
GIANTの女性専用ラインナップの「Liv」から2台目のご紹介です。こちらはワイドなタイヤを装着した安定感と走りやすさを両立しています。写真は2018年モデルの新色のブラッドオレンジです。ESCAPE同様乗り降りしやすいフレームの軽量タイプで価格は53,000円(税別)です。おしゃれでアクティブな、人気のおすすめモデルです。
おすすめポイント
2018年モデルのLiv GRAMMEはおしゃれなカラーリングが豊富で、フレームサイズも女性用に合わせ作られている所が魅力です。140㎝台の小柄な女性でも、安心して選びサイクリングが楽しめます。アフターパーツも沢山あり、通学やお買い物にぴったりのクロスバイクです。
クロスバイクおすすめ⑬
TREK 2018 FX 2 Women's
アメリカのメーカーの「TREK」の女性用モデルです。TREKが女性の為に設計したコンセプトは速くてフィットです。価格は57,000円となっていて、通勤や週末のサイクリングと広く対応する、おしゃれでカッコ良い、女性モデルの最強の1台です。
おすすめポイント
TREKの女性用モデルFX 2 Women'sです。このモデルは女性専用に開発されたサドルや、フレーム形状を使用していますので、女性にフィットした最強モデルといえます。カラーリングも女性らしいラインナップをそろえ、とても魅力的なクロスバイクです。
クロスバイクおすすめ⑭
CANNONGALE CAAD8 FLATBAR2
アメリカのメーカー(CANNONGALE)の「CAAD8 FLATBAR2」です。入門編ですが、長距離ドライブにも向き、休日の趣味の幅を深く広げるクロスバイクです。価格は92,000円(税別)で安定性、スピードはクラス最強のおすすめクロスバイクです。
おすすめポイント
ロングライドを楽しみたいという人にお勧めのモデルです。ロングライドで重宝がられる、バーエンドグリップや、レース技術を応用したフレームはスピードを体感し、維持するのに最適のライド姿勢を保てます。休日のロングライドや長距離の通勤をクロスバイクでという人に是非おすすめです。
クロスバイクおすすめ⑮
GAIANT ESCAPE RX1 2018
世界的な自転車メーカーGIANTのクロスバイク最強モデルです。長距離運転もこなせ、ロードバイクに迫るスポーツ性能を実現したESCAPEシリーズのトップモデルで価格は100,000円(税別)です。とはいえ安定性やコンパクトドライブを採用したフロントギアなど、初心者にもやさしい設計で初心者から上級者まで愛される人気モデルです。
おすすめポイント
クロスバイクの中では最強のクラスのGIANTからのリリースモデルです。2018年モデルはサドルの変更とカラーの変更があり、価格は一緒ですのでお得です。ギアとブレーキはSIMANO TIAGRAでで統一され、他メーカーでは15万円相当のクラスに装備するパーツが、この価格で装備されるのは非常にお得です。ロードバイクに迫るような走りをしたい方や、通勤でもっと軽快にと考えている方に、お勧めのクロスバイクです。
クロスバイクおすすめまとめ
クロスバイクの多様性
いかがでしたでしょうか?ご紹介の通り、通勤向け、長距離向け、買い物、街乗り向けと多種多様のクロスバイクがあったと思いますが、決して安い買い物ではありませんし、乗り応えもそれぞれの長短が特徴毎にあるという事が、ご理解戴けましたら有難く存じます。ご購入の際に、少しでもお役立ち出来ましたら幸いです。