検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

【失敗しない】キュウリの栽培講座!みずみずしく育てるコツをご紹介!

家庭菜園でキュウリを育ててみたいとお考えですか?キュウリの育て方の特徴や種まきから育てた苗の植え方を栽培スケジュールに沿ってご紹介します。苗の植え替えや注意点など家庭菜園初心者の疑問を中心にしてキュウリ栽培と育て方ポイント・コツのわかりやすい解説です。
2020年8月28日
佐藤3
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

この記事で紹介しているアイテム

daim らくだな 高さ150cm【トマト トマト栽培 棚 野菜棚 キュウリ ゴーヤ つる性植物 きゅうり棚 ネット 園芸 支柱 ジョイント 竹 ガーデニング 用品 家庭菜園】

日光種苗 交配 強力みどりきゅうり(胡瓜、キュウリ)F1 1.5mL 【2413】 【春・秋】 【郵送対応】

土 花 野菜 培養土 花と野菜の土 3L 北松

はじめに

キュウリの育て方のポイントは?

キュウリはサラダや漬け物などによく使われる野菜ですので家庭菜園で自分で育てられたらコスパよく利用できそうですね。育ててみたいという方も多い人気の作物です。この野菜の特徴から種まきからの育苗・植え方や植え替えのコツ・ポイントなど初心者が難しいと感じる点を栽培スケジュールに沿って詳しくご説明しましょう。キュウリの育て方や注意点を知りたいという方必見です!

キュウリについて

基本情報

科・属:ウリ科キュウリ属
原産地:インド西北部
英語名/学名:Cucumber/Cucumis sativus

キュウリの栽培スケジュール

大まかなキュウリの栽培スケジュールは一般的な温暖な地域で春に種まき・初夏に苗の植え替えをして夏には収穫を楽しめるものとなっています。この他肥料やりや摘芯などの詳しい栽培スケジュールは本文解説中にご説明しましょう。

キュウリ栽培の特徴

キュウリ栽培をはじめる前にこの野菜の特徴をご説明します。どのような性質をもっているのか、株の様子や実のなり方など知っていると栽培が楽になる情報ばかりです。

特徴1.

Photo byClaudiaWollesen

この作物は野菜の中でも特に水分が多く、実の95%程度が水だといわれています。そのせいでほとんど栄養がないなどと言われていますが、体の体温を効果的に下げてくれたりと役に立たないわけではありません。そのみずみずしさはほのかな甘味のある瓜独特の香りとともに、酢の物にしたり漬け物などに重宝される便利な作物です。

特徴2.

新鮮なキュウリの見分け方としても紹介される特徴が実についているトゲのような存在ですが、最近はこのトゲをわざと少なくした種類の品種改良がなされ、スーパーなどでよく売られています。トゲがある方が新しいのはトゲありの種類のこと。買い求める場合はトゲよりも皮の張りなどを参考にした方が最近のキュウリ事情に即した買い求め方といえるでしょう。

特徴3.

Photo byPexels

ウリ科の連作障害があるために、前年に同じ種類の植物を植えた土では上手に育たないという特徴もありますが、心配な方は種まきからでなく苗を買ってしまうという手も。これはかぼちゃの苗木にキュウリを挿し木しているものが出回っているため連作障害の影響を受けにくいという利点があります。土に対して不安がある方はこのような苗も利用されてはいかがでしょう。

特徴4.

この植物は茎がツル状で支柱やネットに絡みつきどんどん成長していくでしょう。そのため適度なところで剪定(摘芯)をしてあげないと作物が高い位置になって収穫するのが大変ということも。育て方の特徴としてあまり背を高くしないというポイントがあります。

キュウリの家庭菜園栽培コツと注意点1.準備

用意するツール類

daim らくだな 高さ150cm【トマト トマト栽培 棚 野菜棚 キュウリ ゴーヤ つる性植物 きゅうり棚 ネット 園芸 支柱 ジョイント 竹 ガーデニング 用品 家庭菜園】

キュウリ栽培で準備したいものは、通常の水やりや土を配合したりするガーデンツールの他、支柱やネットなどの枝を巻き付かせるものが必要となります。そのためプランターなどで栽培する場合上にある重心により倒れてしまわないよう土がたくさん入る深い野菜用のものを用意する必要も出てくるのがポイント。

種や苗

日光種苗 交配 強力みどりきゅうり(胡瓜、キュウリ)F1 1.5mL 【2413】 【春・秋】 【郵送対応】

キュウリの種や苗は植え付け時期になると出回ってきますので、その中からサイズや収穫時期・つるのありなしなどご自分のお好みで選べば問題ないでしょう。種まきが間に合わない・お住まいの地域の気温では発芽が難しいという場合は苗を買ってしまうのがおすすめ。病気などなく間延びしていないがっしりとした苗を選んでください。

キュウリの家庭菜園栽培コツと注意点2.日当たり

好きな日当たり

Photo by __U___

キュウリはよく日が当たる場所が好き。日当たりはできれば一日中ひなたになるところにおこなうのがおすすめ。他の作物と一緒に畑などに植え付けるときはキュウリで他の野菜が日陰にならないかも注意点です。


プランターの置き場所

Photo by iyoupapa

ベランダなどでプランター栽培する場合、暑い不自然な風が吹き付ける室外機の前には置かないでください。また転倒に注意するため支柱やネットは柵などに固定するのもひとつの方法です。上手に配置すれば室内の日除け代わりにも。

日当たりについての育て方スケジュール

日当たりが悪いと育たない日光が大好きな作物です。春から夏の季節に栽培しますのでその季節に日当たりがよくなる場所を見越して植え替えるなどしてください。

キュウリの家庭菜園栽培コツと注意点3.種まき

種まき時期

温かい地域から一般的な気候帯であれば4月ころが種まきに適した時期です。発芽温度は25度程度必要となってきますので、その年によって気温が低いようであれば少し時期をずらしてあげるか最低でも霜が降りるような心配がある場合は、温室など温かい場所を用意する必要も出てくるでしょう。

種まきのやり方

種まきは植え替えを考慮してビニールポットにおこないましょう。深さは1センチほどの穴をあけそこに3粒まいてください。間引きをして最終的に1本残すためです。春におこなう場合は暖かく、夏まきで育てる地域であれば寒冷紗で逆に涼しくする工夫をするのがポイント。

育苗のための種まき・育て方スケジュール

種まきはポットの他に育苗箱でもおこなうことができます。たくさん苗が欲しい方は浅めの箱に筋まき(棒で溝を作りそこに種が重ならないようまいていく方法)で育ててください。種まきのスケジュールは植え付け時期を考慮したスケジュールで。植え替えまで30日見ておけば十分です。

キュウリの家庭菜園栽培コツと注意点4.育苗

育苗時期

種まきから植え付け時期までの間が育苗の期間となります。先程もご紹介したように30日ほどポットや育苗箱でお世話しますので、その時の気温に合わせて良い環境で育てる工夫を。例えば発芽までは日陰に置いて土が乾燥しないようにすると水やりの手間や失敗が減るのでおすすめ。

植え替えできる苗の大きさ目安

間引きは2回おこない最終的に本葉3-4枚の大きさになるまで苗を育てます。最初は発芽してふた葉が開いたときに1本抜き、その後本葉が出てきたら1本だけ残すようにおこなってください。箱まきの場合、大きく立派なものを選んでポットに植え替えて育苗するやり方もありこれなら極力種を無駄にせずたくさんの苗を作ることができるでしょう。

植え替えまでの育て方スケジュール

育苗時期はだんだんと気温もあがってきて植物の蒸れなども心配される頃。箱まきにした苗の間引きは株間を十分に取ってあげるようおこなうのがポイント。

キュウリの家庭菜園栽培コツと注意点5.土作り

畑の土作り時期

畑の土はすべて作物を作るたびに取り替えるということはできませんので、同じ種類の作物の連作に注意しつつ土のpH調整をしていくのが土作りとなります。時期は少なくとも植え付けの2週間前にははじめてください。苦土石灰をまき、その後植え付けの7日前ごろに堆肥や元肥をすきこんで植え付けに適した土に作っていきましょう。

プランターにおすすめの土

土 花 野菜 培養土 花と野菜の土 3L 北松

野菜の栽培のたびに新しい土を使えば連作障害など気にせず家庭菜園を楽しめます。プランターであれば市販の野菜用培養土を用いるのがおすすめ。水はけのために鉢底石などを敷いた上に用いましょう。培養土ならすぐに植えられるので土づくりに2週間かけられないというお忙しい方に最適です。

土づくりの育て方スケジュール

畑に定期的に苦土石灰をまき雨による酸性度を中和されている方は植え替え1週間前の元肥をすきこむ作業からでOK。植え付け時期は種まき時期から判断できますので、それに合わせて土を作っておくというスケジュールで動いてください。

キュウリの家庭菜園栽培コツと注意点6.植え方

苗の植え方


株と株の間は50センチくらい離して植え付けてください。畑でひとつの畝に仕立てる場合は1つの畝で50センチ間隔があけば2列植え付けることができます。ポットから出した苗がすっぽり入るサイズの穴をあけてたっぷり水を入れてから植えることで根の定着がよくなるでしょう。

苗の植え方の育て方スケジュール

畑の場合は黒マルチなどを敷いて雑草と乾燥を防ぐと水やりの手間もかからず簡単にキュウリを収穫まで育てられるでしょう。支柱やネットを張ってから苗の植え付けをするのもポイント。後からでも根を傷つけないよう注意しておこなうこともできますが、複数本育てる場合は計画的にきれいに整理した状態で栽培した方が風通し・日当たり・収穫のしやすさなど良いことが多いでしょう。

キュウリの家庭菜園栽培コツと注意点7.植え替え

植え替え時期

キュウリには一般的なつる性のものと矮性で地這いで育てる品種のものがあり、後者は直接畑に種まきをして育てることも可能です。ただし株間が混み合っているようであれば本葉3-4枚を目安にして植え替えであげることも可能。

植え替えのやり方

できるだけ根を切り取ってしまわないよう土ごと苗を掘り起こします。株間に注意をしてプランターや畑の空きスペースに植え替えてあげるだけです。ポットでの植え替え方法も参考にしてください。

植え替える場合の育て方スケジュール

植え替えはあまり遅くならないうちにやってしまうのがスケジュール的にはおすすめ。種まきから畑で育てている地這い品種のキュウリでも、あまり混雑しているようであれば植え替えはあきらめて間引きで育てた方が良いでしょう。苗の数がどうしても必要な場合は、間引きした苗をポットで育苗して後で植え付けるやり方もできます。

キュウリの家庭菜園栽培コツと注意点8.日常管理

水やり

Photo byannawaldl

水やりは畑の場合は極端に雨が降らない年でなければ心配はありません。特にマルチを敷いて植え付けているときは地面からの水の蒸発を防げるのでほぼ必要ないといっても過言ではないでしょう。プランター栽培の場合は、水不足は株がしおれるという大変な事態に。土の乾燥度合いを毎日チェックして与えてください。

肥料

追肥は収穫時期には14日に1度程度を目安に定期的におこなってください。花が付き始めたら与えても良いですね。固形肥料がおすすめですが、液肥を与える場合は週に1度程度の頻度で指定の濃さに薄めたものをあげましょう。

普段の育て方スケジュール

水やりはプランター栽培のみ乾いたらその都度。肥料は開花した頃から定期的に与えるというのが育て方スケジュールとなります。状況に合わせたお世話方法なので、ハッキリといつからというものではありませんが特に気をつけるのは夏でしょう。

キュウリの家庭菜園栽培コツと注意点9.剪定

キュウリは整枝が必要な作物

キュウリを剪定せずに放置すると支柱やネットがある限り高く伸びていってしまいます。収穫もしづらいですし、整枝という枝を詰めてあげることで収穫量も増えます。

整枝の時期

整枝の時期は希望の高さまでつるが伸びてきたタイミングで。成長度合いによっても時期のズレがおこりますので、自分のタイミングで良いですね。

整枝のやり方

整枝は清潔なハサミでおこないます。高さは良いのですが、花がついて結実したらその上でも止めておくことで立派なキュウリがたくさんできるでしょう。その方法は実の上に葉を1枚残した2節目でカットすること。わき芽が育って周りの株の邪魔をすることなく風通しもよくなるので必ずおこなってください。

剪定の育て方スケジュール

剪定をはじめるのは花が咲いて小さな実ができたとき、または株の高さが手が届かなくなりそうなときです。初夏から夏の作業と思っておくと良いでしょう。わき芽にキュウリがなるごとに何度か繰り返し同じ作業をすることになります。

キュウリの家庭菜園栽培コツと注意点10.病害虫


気になる病気

うどんこ病という葉にカビが付く病気の発生は深刻です。対策には風通しと病気を運んでくる害虫の駆除の両面からおこなうのがおすすめ。

気になる害虫

うどんこ病などの原因を持ち込んでくるのがアブラムシ。どんな植物にもほとんど付く害虫ですのでキュウリの株だけでなく他の植物に付いたものも見つけ次第駆除していきましょう。

病害虫対策の育て方スケジュール

害虫や病気に注意が必要になるのは春から夏の温かい時期。栽培している間はずっとよく観察して、特にアブラムシの発生にはできるだけ早く見つけて捕殺や薬剤投与をおこなってください。

キュウリの家庭菜園栽培コツと注意点11.収穫

収穫の時期

収穫は花が咲いてから1週間後程度が目安。大きく立派な実も良いですがキュウリは成長しすぎると種が大きくなりサラダや漬け物には不向きとなります。その場合も塩もみにして冷汁などに入れて食べることはできますが、味や食感が落ちます。できるだけ早めの収穫がおすすめ。

収穫のやり方

手でもぐのではなくハサミでできるだけトゲを取らないよう注意深くおこなってください。最初の2本くらいまでは1週間待たずにはやめに取ってしまってピクルスやぬか漬けなどの漬け物にしてしまいましょう。その方が株の成長が阻害されずその後の収穫量にもよい影響がでます。

収穫の育て方スケジュール

収穫は長期に渡って可能で、一般的なもので2.5ヶ月。ながければ3ヶ月の間採れます。そのため株疲れもおきますので大切なのは定期的な追肥。できるだけたくさん長い期間収穫したければ、忘れてはいけないポイントです。

まとめ

キュウリの育て方ポイントは植え方にあり

自分で種まきから育苗して育てるキュウリは植え替えなどの植え方に栽培のポイントがあります。キュウリの育ち方特徴に合った支柱やネットなどを用意して日当たりよく、収穫もしやすくしてあげましょう。ベランダなどの狭い場所でも上に育つ野菜だから少しのスペースでしっかり採れる作物。是非夏の野菜として自家栽培したキュウリを召し上がってみてくださいね。

植物の植え方が気になる方はこちらもチェック

家庭菜園での野菜の植え方・育て方だけでなくビオレなど寄せ植えに人気の花の特徴や管理方法、ディコンドラなど室内で育て冬越しもさせるような観葉植物の特徴や植え替えなどいろいろな種類やガーデニングの方法についてご紹介しています。