人工芝について
隣家のお庭の外溝やサッカーコートなどで、青々としたきれいな人工芝をご覧になったことはありませんか?天然芝のデメリットをうまくカバーする人工芝とは、どんなものなのか、施工前に知っておきたいポイントをまとめて解説しています。
人工芝とは?
人工芝とは、芝生そっくりに作られた、ポリエチレンやポリプロピレンを素材とする人工の芝生です。従来の人工芝はまっすぐな葉がチクチク感じられたり、不自然に鮮やかな緑色だったりしたのですが、最近は改善され、見た目も手触りもより本物の芝生に近いリアルな質感のものが出回っています。購入者の口コミでは、DIY施工が簡単で水はけのよいタイプが人気です。
人工芝の種類
人工芝の色や素材には、さまざまな種類があります。その中でもDIYやガーデニングで注目を集めているのは、従来の人工芝のデメリット(欠点)をカバーする人工芝です。「火気厳禁」や「すき間から雑草が生える」などの欠点をカバーする人工芝は消費者の指示を得ています。その一部をご紹介しましょう。
防炎人工芝
防炎 人工芝 ロール 1m×1m 芝丈35mm
水はけをよくするための水抜き穴が開いていますので、雨が降っても安心ですね。
人工芝は火がつくと溶ける素材でできているため、従来は火気厳禁とされていました。最近登場した防炎タイプの人工芝なら、その心配は解消されます。日本防災協会が認定しているタイプもありますので、お庭でバーベキューや花火を楽しみたい方、暑い夏に高温になりやすいコンクリートの上に施工をお考えの方におすすめです。
防草人工芝
防草人工芝
これまで、人工芝をDIY施工しても、水はけよくするために芝生に空けられた穴から雑草が生えてきて、天然の芝生同様、草むしりしなければならないというストレスがありました。そこで登場したのが防草人工芝です。水はけよくするための穴が究極に小さく設計されており、雑草のないきれいな状態が長続きします。
カラー人工芝
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「人とは違った個性的な外溝をDIYしたい」「人工芝を使って芝生に模様を描きたい」といった要望をかなえる、グリーン以外の色の人工芝です。例えばモノトーンで統一したい外溝やガーデニングには、グレーやブラックの人工芝が人気があります。
人工芝の施工場所
メリットの一つでもある「敷く場所を選ばない」人工芝は、どこにでも施工できます。カッターナイフで施工したい場所に合わせてカットでき、お庭、屋上、ベランダやテラスはもちろん、土のないコンクリートの駐車スペースや室内でも利用可能です。色味のないコンクリートやブロックのスペースを、DIYで気軽にグリーンに変えられます。
人工芝のメリット①枯れない芝生
芝生のお庭でのガーデニングにあこがれて、外溝に天然芝を施工した結果、案外管理が大変で苦労した経験はありませんか?本物の芝生は、日なたと日陰で成長速度が違ったり、水はけの悪い場所があったり、一部だけ枯れたりと、むらなく美しく育てるのが難しいものです。
一年中青々とした芝生
一方人工芝は、メリットとして第一に挙げられるのが、枯れないという点です。天然芝は、種類にもよりますが暑い夏に色あせたり、冬季は黄色く枯れた状態になり、あまり見栄えがよくありません。一方人工芝は、一年を通して青々とした芝生の外溝を演出できます。
美しい外溝演出
美しい外溝を演出するのに、人工芝は便利です。天然芝を庭一面に敷き詰めるとなると、その成長を妨げないよう立ち入り禁止にし、人の足が踏まないようにしたり、水切れがおこらないように管理したりと気配りが必要になりますが、人工芝にはその心配がありません。DIYでも早く芝生空間を完成させることができます。
人工芝のメリット②芝生の管理が簡単
ガーデニング時間が増える
最も嬉しいメリットは、芝生の管理が簡単なことです。人工芝は、芝刈りや草むしりの必要がなく、高価な芝刈り機を用意したり、刈り取り後の芝の飛散に悩まされることがありません。人工芝の庭の一部を土の花壇に区画しておけば、暑い夏でも芝生への水やりは不要で、ガーデニングにかけられる時間が増えます。
水やり不要
人工芝は水やり不要なので、水道代が節約できます。よくゴルフ場などでスプリンクラーを目にしますが、天然の芝生は、成長促進のためにも水やりが不可欠です。ガーデニングという観点から考えても、かなりコストダウンできるのがメリットといえます。また、水やりの難しいコンクリートの屋上でも人工芝なら大丈夫です。
人工芝のメリット③敷く場所を選ばない
土がなくても施工できる
敷く場所を選ばないのが、人工芝のメリットです。人気の高い屋上テラスやベランダのコンクリートにもDIY施工できます。土の上に敷き詰めるのに比べ施工方法がはるかに容易なので、おすすめです。暑い夏場に高温になりがちな、コンクリートの反射熱をやわらげる効果もあります。
室内施工もできる
意外に人気の高いDIYとして、人工芝の室内施工があります。一室まるごと、あるいはリビングの一角を子どもコーナーにして、人工芝を敷き詰めるのです。室内での使用は、暑い季節でもカビや虫などの心配もなく、カーペット代わりに敷き詰めるだけなので模様替えも簡単にできます。
コンクリート施工もできる
コンクリートのバルコニーやガレージに人工芝をDIY施工すると、リゾートライクな空間が生まれます。個性的でくつろげる空間にしたい時に、人工芝はおすすめです。敷き詰める施工のほか、異なるカラーをミックスして模様にする外溝や、ガーデニングのアクセントとして一部だけ貼るDIYが人気があります。
人工芝のメリット④日陰でもOK
芝生の庭にあこがれて天然芝を敷き詰めたところ、思うように葉が伸びなかったり、成長がまばらで緑が均一にならなかったりとお困りになったことはありませんか?カビ対策をしっかりした水はけのよい人工芝なら、日陰でも均一にきれいに施工できます。
日当たりを気にしなくてよい
ガーデニングや天然芝においては日当たりは重要ですが、人工芝には関係ないので日陰でも施工が可能です。家の北側や建物の影など、グリーンをあきらめていた場所でも手軽にイメージチェンジできます。日陰に施工する場合は水はけをよくする通気孔を確保し、カビ対策を行うことが大切です。
人工芝のメリット⑤傷みにくい
お庭でパターゴルフ
人工芝をちぎろうとしてもなかなかちぎれないことから、その耐久性の強さは容易に想像できます。サッカーコートなどスポーツの競技場でも使用されているように、激しい使用にも耐えうるしなやかな強さが特徴です。例えばパターゴルフができるお庭、世のお父さん方大喜びですね。
サッカーコートの庭
男の子を持つご家庭に大人気なのが、お庭を傷みにくい人工芝のサッカーコートにDIYするアイデアです。広い庭なら一面をコートにして、白いラインもホワイトカラーの人工芝で施工します。狭いお庭なら、シュート練習のできるサッカーゴールを設置すれば十分です。
人工芝のメリット⑥おしゃれな外溝
リゾート風ガーデン
リゾート風のガーデン外溝を目指すなら、水はけのよい人工芝がおすすめです。芝生の上にガーデンファニチャーなどを置く場合、天然芝に比べ泥はねがつきにくく、クリーンな空間を保てます。コンクリートの屋上テラスや中庭でも、芝生ゾーンが実現できるのが魅力です。
アウトドアリビング
アウトドアライフを愛する方は、半屋外でくつろげる「アウトドアリビング」を人工芝で実現しましょう。芝生のメンテナンスが面倒、雨の日の泥はねが不快、といった欠点をカバーでき、暑い季節でも清潔であざやかな緑のリビングで、ガーデニングやバーベキューを楽しめます。
人工芝のメリット⑦泥がつかない
プール遊びに最適
お子さんのいるご家庭では、暑い夏は庭でプール遊び、というのが定番です。特に幼いお子さんは公営のプールよりも、トイレや休憩が簡単にできる自宅でのプール遊びの方が心配が要りません。カビ対策をした水はけのよい人工芝なら、泥がつかず後始末も簡単です。
ペットのいるご家庭におすすめ
ペットのいるご家庭では、庭をドッグランにしてあげたいものです。ですが、お家の中入る前に足を洗ってあげないと、家の中が泥だらけになるのが欠点です。水はけのよい人工芝のお庭なら、土や天然芝のお庭と違いワンちゃんの足裏に泥がつかないので、飼い主さんのストレスも減りますよ。
人工芝のデメリット①季節感がない
天然の芝には四季折々の変化がありガーデニングに重宝しますが、人工芝は一年中同じ外観です。それがメリットなのですが、季節感を感じたい方には欠点となります。具体的に見てまいりましょう。
欠点1:四季の変化がない
暑い夏も寒い冬も、鮮やかな緑色なのが人工芝の魅力ですが、四季の変化がないので微妙な違和感があります。これは、人工植物につきものの欠点です。この欠点をカバーする、自然に近い緑色の人工芝を選ぶとよいでしょう。さまざまな緑の混色や、ちぢれた質感の芝生がリアルでおすすめです。
欠点2:人工物の印象がぬぐえない
あまりに鮮やかな緑色の人工芝を選んでしまうと、庭の中で芝生だけが浮いた印象になってしまいます。緑色のカーペットのように見えないよう、適度に落ち着いた緑色を選びましょう。芝の長さは短いもの、長いものが混ざったタイプが自然な雰囲気が出ます。
人工芝のデメリット②DIY費用がかかる
安いものだと、幅1mのロール巻20mで、1万円ほどで販売されています。一方、通販サイトなどで評価の高いリアルな見た目のものは、同じ長さを用意すると3万円ほどになります。施工には、防草シートや固定用のU字ピンなどもさらに必要です。
高価でリアルな人工芝
リアル人工芝
高価ではありますが、本物に近い質感を再現したリアルな人工芝があります。人工の芝生にありがちな素材のテカリをおさえ、足裏にもやわらかいため人気です。カビ対策用の水はけをよくする穴が開いているタイプは、屋外での施工もできます。
人工芝のデメリット③DIY施工が難しい
人工芝はホームセンターやガーデニング通販サイトなどでも販売されており、簡単に購入できます。ですが、買ったものをそのまま敷き詰めればよいというわけではありません。しっかりと雑草対策をし、カビ対策として水はけをよくする穴の開いたものを選ばなければなりません。DIYで施工する方は、事前準備や情報収集が大切です。
カビの恐れ
人工芝をDIY施工する際、事前に防草シートを土の上に敷くケースがあります。この施行をしておかないと人工芝のすき間から雑草が生えてきたり、カビが発生する恐れがあるのです。防草シートを敷く場合は、カビの好きな湿気がこもらないよう通気性を確保するようにします。
人工芝のデメリット④劣化する
どのような劣化が考えられる?
使い続けることで考えられる劣化として、暑い夏の紫外線による色あせや変色が挙げられます。これが人工芝の欠点です。また、透水穴が少なすぎたり、詰まったりすると水はけが悪くなり、カビの原因になります。また、バーベキューや花火などでうっかり火種が飛ぶと、部分的に溶けたり焦げてしまい、復元することはありません。
高品質な人工芝の耐用年数は?
ホームセンターなどで取り扱う人工芝はリサイクル素材でできているため、カビなどが発生しなかったとしても耐用年数が約5年と短いですが、プロの施工業者が取り扱う良質の人工芝は、約8年です。それらは耐光性・耐久性・透水性に優れ、業者によっては10年保証をつけているところもあります。
人工芝のデメリット⑤火気厳禁
欠点:BBQや花火ができない
注意したいのが、人工芝は火気厳禁であることです。バーベキューや花火の火種が飛ぶと、接したところがこげたり溶ける可能性があります。難燃性で燃え広がる恐れがないものでも、部分的に損傷すれば復元が難しいため、じゅうぶん気をつけましょう。
防炎機能のある人工芝
防炎人工芝
防災認定がされている人工芝もあります。とはいえ、火種がついた箇所が変色しないわけではありません。どうしても人工芝の庭で火を使いたい場合は、外溝計画で庭の一部にコンクリートやタイルなど燃えない素材を床材にしたスペースを作ることをおすすめします。その上でバーベキューや花火をするようにしましょう。
人工芝のデメリット⑥表面温度
暑い夏に人工芝を裸足で踏むと、やけどしそうに熱く感じたことはありませんか?実は、暑い季節の炎天下では、人工芝の表面温度は60℃を越えるといわれます。土の上に施工する場合と比べ、コンクリートの上に施工する場合ではより温度が上がります。
人工芝の表面温度を下げるには?
暑い夏に人工芝で快適に過ごすために、どのような工夫ができるでしょうか。こまめに散水し、表面温度を下げるのも一案です。コンクリートの上へ芝生を施工する屋上などの場合は、ターフやパラソルを設置したり、大きな木を植えて日陰を作る。通常の人工芝より割高にはなりますが、遮熱効果の高い人工芝を選ぶのもひとつの対策方法です。
人工芝のデメリット⑦足裏が痛い
芝生の庭を素足で歩きたい。そんな想いで外溝計画を立てておられる方は大勢います。天然の芝生と比べ、どうしても化学繊維の人工芝は足裏が痛くなりやすいです。選ぶ際に、どういったところをチェックすればよいのでしょうか。
足裏が痛くない人工芝は?
やわらかい人工芝
「天然の芝生に近い質感」や「柔軟性」を売りにしている人工芝を選ぶのがよいでしょう。お店で選ぶ際は、お見せの許可があれば、見本品を素足で踏んで確かめてから購入します。草丈を混合しリアルな質感を再現したタイプがおすすめです。
人工芝のメリット・デメリット:まとめ
天然の芝生にもメリット・デメリットがあるように、人工芝にもメリット・デメリットがあります。ポイントはカビ対策・水はけ対策です。ここで挙げた人工芝の欠点をチェックし、きちんと対策がされたものを選ぶと、外構やガーデニングがより楽しくなりますよ。
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出典先:https://www.photo-ac.com/main/detail/1415685?title=%E8%8A%9D%E7%94%9F%E3%81%A8%E5%AE%B6_1&searchId=80038935